渡辺さんの俳句傑作選


2021年 5月の俳句


ソーラパネルずらっと並ぶ麦の秋

ソーラーパネルと言えば孫社長。
言わずと知れたソフトバンクの社長です。
自然エネルギーの話が出始めた時、
ソーラーパネルで電気ということを、
最初に言い始めた陶器がする。
実際にソーラーパネルを、
敷き詰めてる映像を見た気がする。
しかしそれはそれだけでその後のことは特に何もない。
そのころ怪しげなセールス電話がよくかかってきた。
超電導での発電に成功したから、
その株を公開前に買わないかみたいな・・・。
結構元気のいいおばさんの声でまくしたてるわけ・・・。
(そんな話があるかよ)と適当に聞いていたが、
大体そんな大きなことが出てきたら、
テレビのニュースに出るだろということだ。
資料を送るだとか、
なんとか大学の教授の話を出してきたり、
まあ、次々いろんな話を出してきた。
適当に聞いてたら電話もかかってこなくくなった。
こんな話に乗ってしまう人もいるんだろうなぁ…と、
なんだか呆れた・・・。
日本の休耕田も相当なものがあるという。
農業に従事する人の高齢化と、
農業だけではなかなか食っていけないというのが理由で、
農業から人が離れてしまうらしい。
妻の田舎の青森でも農業を離れて街に出る人が多く、
放り出された畑が多く存在するという・・・。
こういう休耕田にソーラーパネルを設置したらどうか、
という話もあるようですが、
実際は小規模の畑が多く難しいらしい・・・。
イタリアに行った時に広い丘陵地帯に、
多くの発電用の風車が建てられていた。
やはり高い山があまりないので、
広く土地が使えるって感じだった。
日本は山が多くて土地が狭いから、
なかなか難しい感じがする。
日本で自然エネルギーの話が、
なかなか進まないのはわかる気がする。
掛け声高らかにしかし進まない・・・。





青鷺やイチローいつも一家言


イチロー氏が引退してアメリカでの野球の話題は、
大谷くん一色。
投打兼用だからインパクトは凄い。
アメリカでも話題になってる。
顔も可愛いし体もでかい!
いいキャラの要素が満載なのだ。
しかも、ホームランも今リーグ一になっている。
なんだか強烈ですよね。
こちらの歳くらいになると、
生涯賃金はどのくらい稼ぐのかなぁ・・・。
なんて下衆の勘繰りが頭の大勢を占める。
ほかにも大リーグで活躍してる選手はいるのだが、
まずは大谷君から流していく感じ・・・。
大谷君で話を盛り上げてあとはそれなりに・・・。
まあ、…しょうがないか(。´・ω・)?
イチロー氏に話を戻すと、
いまだにテレビコマーシャルに出てますね。
現役時代から出てるコマーシャルですが、
結構よくテレビに流れる。
少々大谷君に押されてる感はありますが、
まだまだ存在感はありますね。
引退会見の動画をいまだに保存している。
なかなかいい言葉が出てくるんで面白い。
やはりあれだけの活躍を長くしてきてる選手の言うことは、
説得力がどこか違う・・・。
まあ、人種差別的なこともあったろうし、
それをはねのける活躍を常に求められる。
相当タフでないと続かないし、
奥さんも大変だったと思う。
イチロー氏が言っていたのは、
シーズンが終わると奥さんは、
力が抜けてぐったりしていたとのこと・・・。
あれだ兼選手の奥さん業はやはり大変なんですね。
日本の長嶋、王の奥さんも結構短命だった気がする。
イチロー氏が一家言を得るために、
犠牲になってる人たちのことを、
ちらっと考えるんですね。





野心など無縁の吾と雲の峰

野心などという言葉は今となっては、
自分の中では死後になってる。
久しぶりに聞く言葉であるんですね。
野心は無縁なだけど、
雲の峰は勢いがありますよ、
雷を運んでくるじゃないですか。
野心という言葉と雲の峰は、
どうにも一緒にはなりにくい。
道を歩いていて雷が鳴り出すと、
やはり恐怖を感じる。
雷に変な野心を持つなよ…と、
言ったところで聞きそうにない・・・。
自分の中で野心を持つような状態になって、
言葉を発すると、
妻は平気で「年寄りの冷や水よ」っと一蹴してしまう。
一気に気分はしぼんで、
普通の老人って感覚になる。
若いころは、ああしてやろうとかこうしてやろうとか、
闘志を燃やしていくのですが、
まあ、若い時というのは、
あまりうまくいくこともないんですね。
そこで闘志を燃やして野心的行動にも出るわけですよ。
ようするに燃えてくるわけです。
今や野心的行動自体がほとんど化石化してる。
化石化してしまってることはに無縁になるんだろうな。
さだまさしの無縁坂とはちょっと違うか・・・。
季節柄は今ですが、
内容が違いますね・・・(*^^)v
昭和の時代の人間の野心というのはもう消えてますね。
紀州のドンファンみたいにいつまでも野心を引きづっていると、
まあ、ろくな死に方はしないというところですよ。
同情よりも呆れる話ではあります・・・。
野心というのは捨てるべき時が来たら、
さっさと未練を残さず捨ててしまうのが、
最良のようですね・・・。





禅僧の失敗話半夏生

禅と言えばじっと目をつぶって、
ジッと瞑想するというイメージですね。
時々映像で見るのは、
ズラッと並んで瞑想する姿が写りますよね。
後ろでは長い細板を担いで、
お坊さんが行ったり来たりゆっくり歩く、
時々瞑想してる人の肩に細い板を乗せて、
パンパンと盛大な音を立てて叩く。
叩かれた人は合掌してお辞儀して、
また瞑想に入る・・・。
なんで叩かれるのかなぁ・・・と思うのですが、
目無垢なったり雑念が大きくなったりすると、
喝を入れるんですね。
禅僧の失敗話ってなんだかおもしろそうですよね。
神妙な様子で足を組んで、
自問自答するのが禅宗の修行。
壁に向かって瞑想してるところを見たことがある。
前が壁だと薄目を開けても壁なので、
集中しやすいんですかね。
禅僧の失敗と聞いて真っ先に浮かぶのが居眠り・・・。
長時間同じ姿勢で、
じっとしてれば朝の早いお坊さんだと、
うつらうつらしてくるんじゃないのかなぁ・・・。
まあ、こういうふうに考えるのは下世話すぎる人なのかな。
脚を組んで座って何を考えてるのかなぁ・・・、
と、よく思うのですが、
少なくとも今日の晩御飯はなにかな、
なんてことは考えないですね。
お坊さんの食事ってもう決まってるんですね。
食の楽しみはもうないんです。
色物に対する感情もないということです。
そう考えると何を楽しみに生きてるのかなぁ・・・、
と、思ってしまいますね。
煩悩の塊の人間だから、
たとえ禅宗のお坊さんでも、
ついつい人間的な煩悩が出てしまうということも、
あるんじゃないかなぁ・・・。
それを一つ一つ開陳していけば、
なんだか可笑しい話になるんですよね。
スペシャリストの失敗談というのは、
どんな世界の人でも笑える話にはなるんですよね。
普通の人の日常にない話というのは、
面白いもんですよ。







入梅や友の苦言が身にしみる

今年の梅雨入りは遅くなるという予想がありますね。
5月の終わりにだいぶ天気の悪い日が続いて、
これで梅雨入りかなと思っていたら、
梅雨入り宣言は出ませんでした。
6月に入って今度は晴れの日が続いて、
まあ、5月の梅雨入り宣言を出さなくてよかったかな・・・。
去年は6月11日が梅雨入り宣言でした。
今年はそれより遅れという話ですよ。
それに支店連日30度超えは厳しい。
まあ、梅雨入り宣言がいつ出るのか、
なんとなく注目してしまいますね。
注目しても今どきの梅雨はほとんど雨が降らないから、
昭和の記憶は通用しないのかな。
今の子供たちは梅雨といっても、
ジメジメ梅雨寒というイメージは、
あまりないみたいです。
spレより運動会などの行事が6月にあったりするから、
そっちの開催か中止かの方が関心が高い、
梅雨のシトシトと雨自体には関心を持たないんですね。
しかし、昭和の人間は梅雨というと、
なんだか心が沈むイメージがしっかりある。
こういう心理状態の時に入ってくる事柄とか言葉には、
結構しっかり反応する。
猛暑の時の大畑というのはあまり残っていかない。
暑さの方に気分が向いてしまって、
簡単に忘れてしまったりするんですね。
苦言がより身にしみるというときは、
この梅雨の時期ですよ。
あまり強烈に言ってしまうと、
残りすぎて電車に飛び込んだりするから、
気をつけないといけない。
結構人身事故が多いのもこの時期ですよ。
言う方も聞く方もこの時期は、
結構気をつけないといけない。
歌にしても雨おはいる歌は、
あまり明るい歌ってないですよね(。´・ω・)?




主催者吟


五月晴れ言われて気づく令和人

梅雨入りの覚悟は昭和雨降らず

深酒の覚めての頭痛芙蓉咲く

梅雨の雨語る昭和の遠さかな

パソコンのわずかな故障梅雨の闇



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