渡辺さんの俳句傑作選
2022年 10月の俳句
自問する嘘も方便いわし雲
嘘も方便とは政治家の得意技。
「そりゃあウソだろ」と言われて、
そのままウソと認めてしまっては政治家にはなれない。
まして大物には絶対になれない。
時と場合が山のようにある政治家なんて、
ウソを方便として使いまわすことができないと、
大物への道は閉ざされる。
ビジネスの社会でも、
あまりにそのままだと回らない事がある。
だから嘘も方便なんですね。
いわゆる馬鹿正直という言葉があって、
何事もそのまんまで良しとはならないのがこの世界。
話をうまく回すためには、
ウソも必要と考える人がほとんど・・・。
バカ正直になると、
いきなり会話が止まることがある。
いわゆる話が発展する前に、
ジ・エンドになってしまパターン・・・。
こういう時は多少話を盛ることも必要ということだろう。
これこそ嘘も方便という典型かもしれない。
盛った部分が回収できれば、
その話は面白くなるんですね。
回収できないと、
ただのウソになってしまうから要注意だ。
方便というのはそもそも仏教言葉ですからね。
高尚な単語なんですよ。
話の通りをよくするためには
話を少し違う方面から話すことによって、
その話を分かり易くする。
これは重要なことなんですね。
ただ噓も回収できないことになると、
ただの事件ということになる。
ウソも使い方次第でいい方にも、
悪い方にも転ぶんですね。
くれぐれも嘘も方便の使い方を、
間違えないようにしましょう。
ウソが通れば道理引っ込む・・・、
なんて言葉はないか( *´艸｀)
川越の菓子横丁や九月尽
川越というと学生時代は、
比較的近くの駅に住んでいた。
川越は結構降るから町並みは整っていた。
小江戸といわれるだけのことはある。
三代将軍家光ゆかりの喜多院がある。
喜多院にある百羅漢はなかなかすごい！
同じ顔がないのがこれまた脅威だ。
これだけ一か所に集めるのは、
かなり大変じゃなかったかと思う。
菓子横丁も川越の名物の一つですね。
お菓子の店が30件くらい並んでる、
エリアのことですね。
昭和の雰囲気がなかなかいいところでもあります。
石畳の上をゆるゆる歩いて、
お店を覗いてみるのもいいですよね。
昭和の雰囲気をたっぷり味わうことができますね。
子供のころの懐かしいにおいが漂っていて、
日本の情緒が濃いです。
瓦屋根のお店が並んでるのですが、
江戸時代を彷彿とした造りの店が、
またふっとした情緒感を、
湧きあがらせてくれるんですよね。
わたくしが学生のころは高いビルもなかったですが、
今はどうなのかな・・・。
小江戸の雰囲気が壊れるような建物は、
やめてほしいと思うのです。
もっとも今でも越戸は観光スポットになってるから、
下手は踏まないってことでしょうか・・・。
ビルの街に目が疲れたら、
ここは癒しには最高ですよ。
近くに住んでるころは気にも止めなかったんですが、
遠くになればなつかしさ満載ですね。
なんだか行きたくなりますね・・・。
朝寒や血圧計の針止まる
血圧という言葉が出てくると、
なんだか瞬間的にエッと思う。
特に高いということはないと思うが、
最後には計ったのが温泉に行った時、
もう十年以上前の話になる。
最近もいったのだがなんと血圧計が壊れていた・・・。
ちょっと残念に思ったのだが、
まあ低いと思っている自分の自信が、
揺らがないでよかったかなとも思う。
兄弟に高いのがいると、
なんだか気になるもんですよね。
いきなり気温が下がったりする昨今、
30度あった気温が二日後には13度まで急降下。
こういう自然の動きに反応するのが自律神経。
いつの間にか血圧が上がっているなんてこともよく聞く。
若い時はそういう話を聞いても、
自分は低いという自信があるから、
全然気にも止めなかった。
しかし、世も平成が過ぎ令和になると、
昭和人の自分に年齢も上がってくる、
なんか気になりだすんですよね。
朝なんとなく顔がほてったりしてると、
これは血圧が上がってるのかな、
なんてことをすぐ思うようになった。
血圧を測るものを買ったほうがいいかな。
今まで経験したことのないような気分が沸いてくる。
今年のように寒暖差が激しいと、
なんだか心配になるね。
ある日プチンと切れるんじゃないか、
なんてことがふと浮かんだりする。
血圧とおいうのは、
なかなか自分でコントロールする、
というのが難しいから、
説明しがたい気分になるんですよね。
あれっと思ったら早めの医者かな・・・。
コスモスの揺れて遠目に装甲車
ウクライナ戦争もずいぶん長くなりました。
一番困ってるのがプーチン氏なんだろうな。
三日で終わる予定がここまで伸びてしまっている。
結局アメリカとロシアの意地のぶつかり合いになってきました。
アメリカもここまでくると後には引かないでしょうね。
プーチン氏も後には引けない状況です。
だんだんいろいろ足りなくなってきて、
国民の動員を決定。
それにしても今まで不通に市民生活をしていた人を、
無理やり引っ張ってきて、
鉄砲を持たせて、
それ行けってのはなんだか無謀という気もしますが・・・。
実際少しテレビで訓練という映像が映ってましたが、
ドコドコドコと走ってきてライフルを撃つ・・・。
なんだかどう見ても素人の射撃って感じですね。
これは動員された人はたまらないって感じ。
ドコドコ走ってるうちに、
狙い撃ちされるんじゃないかな。
とにかく頭数そろえることに、
汲々としてるんですね。
今の時期日本ではコスモスが咲くころ・・・。
コスモスの花を眺めてると、
今どき戦争をしてる国があるということが、
なんとも信じられない。
地球規模でそれどころじゃないって気がしますけど・・・。
バングラディシュの洪水はいまだ解決されず。
水が引かないから蚊が大量発生してて、
マラリアが蔓延してるようです。
のんびり戦争してる場合じゃないはずですが、
一度振り上げてしまった拳は下せないんですね。
権力者の愚かな一面の代表ですね。
アメリカはロシアが侵攻するのを、
読み切っていたわけで、
ここで後に引くという選択洲はないんですね。
これから厳しい冬。
双方の兵隊は大変なことになりそうです。
暖房の聴いた部屋にいる権力者には、
想像できない事態なんでしょうな・・・。
現場は常に大変ですね・・・。
日経を丸めて乗車秋の朝
最近円安は空前の数字になってますね。
一時146円までいきました。
こうなると輸入品の値段は当然上がってきます。
食料自給率の低い日本の食糧事情は、
当然ながら値上げとなります。
輸出はもうかると言っても、
手に取る食品とは関係ないですからね。
食料の大半は輸入なわけだから、
財布に厳しくなるのは当然ですよ。
それでも日銀総裁は金利を上げようとしない。
金利の高いドルが買われるのは当然ですよね。
そうすると円は売られるわけだから、
当然ながら円安となります。
アベノミクスの負の遺産が噴出してきましたよね。
しかし、金利を上げると、
住宅ローンにしても企業の借り入れにしても、
一気に停滞するんですよね。
景気後退になるわけです。
日銀総裁はそれを恐れてるんですね。
自分は火の粉をかぶりたくないというわけです。
もうすぐ任期が切れるから、
そこまで頑張るかってことです。
次の総裁になる人は、
一気にアベノミクスの回収に、
走らなければならない。
損な役回りとなるわけです・・・。
しかし、誰かが今の状況を、
変えていかないといけないわけだから、
火中の栗を拾うの葉だけかってことですね。
大きく株も動くだろうし、
為替も大きく動くかもしれない・・・。
投資家にとっても、
次は神経質な行動をとらざるを得ないでしょうね。
昭和生まれにとっては、
とにかく値上げラッシュが、
終わってほしいと思うだけ・・・。
アベノミクスの負の回収。
はたして誰がこの猫の首に鈴を付ける、
役回りになるでしょう。
主催者吟
廃村の錆しポストや積む落ち葉
秋日和盲導犬の指示もよし
洞窟の奥の波音彼岸花
冷える雨金木犀や地を染めて
過ぎ去りし登山の写真セピアなり
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