渡辺さんの俳句傑作選


2023年 2月の俳句

マニキュアに四苦八苦中猫の恋

今は冬の季節。
しっかり乾燥してますね。
女性の悩みでよく聞くのが、
爪が割れたり折れたりが頻繁に起こること。
ギターなど弾くときは特に深刻で、
爪が揃ってないとなんとも弾きにくい。
特に薬指の爪が折れると、
メロディーを弾く指なので、
けっこう悩ましい事態になる。
イラン注意を受けて憮然とした気持ちになるようだ。
男だとそのへんの細かな事情は、
あまり理解してない。
水仕事をして乾燥してしまうと特によく割れるらしい。
弾くのを聴いていても、
あれっ?と思うとつい言葉に出してしまう。
なんだか悩ましそうな感じの答え・・・。
爪の保護にマニキュアを塗る、
ということもあるらしい。
ヨーロッパの童話なんかに出てくる、
魔法使いのおばあさんは、
長い爪に黒いマニキュアを塗っていることが多い。
なんだかそれだけでも、
しっかりぴったりな雰囲気を醸し出す。
高貴な姫なんかのマニキュアは、
薄いほんのりした色合いが多い。
これもその雰囲気を醸し出すのに、
絶大な威力を発揮する。
男がマニキュアすると、
どんな雰囲気になるんだろう・・・。
今テレビに出てくる若いタレントにいそうだけど、
いまだ具体的に見たことはない。
昭和の人間にはチョイ刺激が強いかも・・・。
爪に塗るマニキュアひとつにも、
その人の個性が色濃く反映されるようだ。
女性もなかなか大変だと思う昭和人・・・。





オロナミンC飲んで聞く猫の恋


ドリンクのコマーシャルで、
若手俳優と有名女優が、
それぞれ店の前と列車内で、
ドリンクを飲み干して動き始める。
かなり頻繁に流れてますね。
ドリンク市場も今や過当競争の時代。
けっこう各社必死になって売り込んでますね。
ドリンク一本飲んで、
体が元気凛々になるとも思えないですが、
繰り返し見てるとなんだか飲んでみたくなるのも確か・・・。
繰り返し効果とでもいうのかな。
オロナミンCと聞くとなんだか懐かしさはありますね。
けっこうドリンクとしては昭和の時代からあって、
この世界ではかなり古株かな。
猛暑の夏になって平成くらいまではよく飲んだ。
量的にちょうどいいというのもあって、
コンビニで買っては、
ヒヤッとする感触に癒されたりした。
名前が定着した成果、
ここのところコマーシャルに登場しなくなった。
それと同時に飲むこともなくなった感じ・・・。
元気はつらつオロナミンC!のコマーシャルも、
いつのまにか消えましたね・・・。
猛暑は辛い元気も出ない。
そんな時に一本というのが昭和人はオロナミンC。
オロナミンC一本で猛暑を吹き飛ばせるわけでもない、
ということが分かってしまって、
むしろタウリン何千という売り言葉のドリンクが、
どんどん出てきている。
タウリンなんて言葉が出てくると、
なんだか効果がありそうな感じがする。
寝てる間に疲れが取れるなんてのも出てきた。
猛暑になってドリンク世界も、
戦いの世界になってきてる。
しかし、オロナミンCは泰然自若。
昭和からのネームバリューが絶大!
気軽に一本というと、
つい買ってしまう昭和人が多いかな('◇')ゞ





ロシアへの白いうさぎの年賀状

2022年2月から始まったウクライナとロシアの戦争。
いまだに終わらないですね。
一年が過ぎようとしてます。
一人の独裁者の妄想が戦争を引き起こす。
第二次世界大戦に発展した、
ヒトラーがいい例です。
今やロシアはプーチン氏の独裁国家ですね。
こうなるとだれも止められない。
言論の自由もないわけで、
独裁者の都合のいい情報しか出てこない。
戦争を食い物にする輩も出てきたりするから、
ますます泥沼化する。
一年経っても、
ロシアの完全勝利にはならないということは、
これはロシアの一方的勝利はないということですよ。
ウクライナ軍もどんどん強化されていくわけだから、
ここですでにロシアの一方的な勝利の芽は、
消えたということですよね。
ウクライナへの西側の援助について、
あーでもこーでもないと、
声高に言いはじめるということ自体、
完全勝利は消えたと、
認めてるようなもんですからね。
プーチン氏の失敗は、
この戦争によって、
NATOに参加する国が増えてしまったこと、
ウクライナが永久に新ロシアにはならなくなったこと。
ロシアに近い国々に疑心暗鬼を生んでしまったこと。
この戦争が長引けば長引くほど、
ロシアの没落は深度を深めるでしょうね。
今年はウサギ年、
ロシアに年賀状の習慣が、
あるかどうかは知らないけれど、
白いうさぎの年賀の挨拶状を送って、
いい加減に矛を収めろということですな。





六法と戦う吾子や冬木立

だいぶ前ですが、
NHKの朝のドラマで、
「ひまわり」というのがあった。
若い女の子が弁護士を目指すという物語ですが、
松嶋菜々子の出世作となったドラマです。
最終的に弁護士資格を取って、
ひまわり弁護士事務所を開設するというオチでした。
なかなか面白かったという記憶がありますが、
なんだかチョイ割り切れない気分があったのが、
比較的簡単に弁護士資格を取得したことですかね。
まあ、ドラマだからそこは魚心あれば水心なわけですが、
ちょこっと引っかかった・・・。
ドラマが面白ければいいわけですが・・・。
若かりし頃の松嶋菜々子がきれいで、
印象に残ったドラマでした。
今や知名度抜群の女優さんですよね。
以前、東大法学部の女性がいて、
在学中に司法試験を突破しましたよ。
東大も現役突破ね・・・。
こういう人ってとにかく優秀って感じ、
話してると普通の女の子なんですが、
ギターを習っても、
すぐに人の何倍のスピードで習得してしまう。
すぐにやることがなくなるという凄まじさ・・・。
世の中こういう人もいるんだなと、
なんとも驚いたことがある。
まあ、こちらにとって弁護士資格は遠い花ですが・・・。
当然か・・・('◇')ゞ
遠い花どころが遥か見えない遠さだっていうの・・・( *´艸`)
冬の寒風吹きすさぶこの季節でも、
一心不乱に六法全書を読み下す。
弁護士の道はなかなか厳しい・・・。
庶民の味方になってくれる弁護士に、
合格のあかつきには、
ぜひなってほしいですね(^^)v







コンビニへ朝の買い物ちゃんちゃんこ


今はこの冬一番の寒さ。
今年は正月明けから暖かな日が多かった。
ずいぶん自由な正月だなと思いましたが、
最近になってその揺り戻しなのか、
いっきに気温が急降下。
かなり寒いのです!!
早朝買い物に出る・・・。
なかなか地獄ですね。
しかし、どうしてもということになれば、
ぬくぬく暖かい部屋を出ていくしかない。
いきなり寒いなぁ!!
という気分というか感想というか・・・。
やはり早朝の気温は冬将軍の天下という気温。
上着がないととてもコンビニまでは歩けない。
そのコンビニも近くにあればまだ救われますが、
結局そうは問屋が卸さない距離にあるのです。
この寒い中千鳥足で歩くのです。
背中は丸まるのです・・・。
この状況では、ちゃんちゃんこの出番かな。
このちゃんちゃんこで、
子供のころから寒さから身を防いでいた。
子供のころの写真を見ると、
兄弟皆ちゃんちゃんこを着て、
炬燵に入って笑ってます。
昭和の中期くらいだからまだ白黒写真ですね。
兄弟三人とも子供ですね・・・当然か。
しかし、このちゃんちゃんこなるもの、
平成後半から令和にかけての若者には、
どのくらいの認知度があるのか。
若い連中との会話の中で、
ちゃんちゃんこという単語は出てこないな・・・。
ヒートテックとかという単語は頻繁に出てくる。
防寒に関してもちゃんちゃんこという単語は、
壊滅的に出てこない。
今の若い人にはなじみがないのかな・・・。
昨今の暖冬傾向にあまり必要性がないのかな。
極暖のヒートテックに重ね着をすると、
おおよそ寒さからは身を守れる。
ちゃんちゃんこを着てコンビニに飛び込むと、
驚かれるという世相になってきたかも・・・。




主催者吟


病み呆けや透きし葡萄の別世界

洞窟の奥の波音雪止まず

歯磨きの歯に沁む冬の痛さかな

トタン屋根猫の毛ふわり冬日和

厳冬のウ露につながる藍の空



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