渡辺さんの俳句傑作選


2023年 4月の俳句

追従の巧みな女花の冷え

女性は怖いなと思い知るには、
40歳は過ぎないとなかなか難しい。
あんまり若い時からそんなことを悟ると、
人類滅亡の危機に直面するのかも・・・。
歳とともにわかってくると、
無用に女性に近づかなくなるってことも重要なのかな。
大体ここらへんで無防備にお近づきになると、
なんとも問題を起きる。
追従巧みなんてところでは、
なんだか危険が歩いてるようなもんだね。
男族と女族はそもそもまったく別の種族であって、
交わるなんてことは無いわけで、
なんとなく理解して、
一緒にいるだけってことじゃないかな。
若い時ってそんな深くも考えず、
別の種族の雰囲気に興味をもって、
男も女も惹かれていくんでしょうな。
そんな時って何も分からない年代限定なんですね。
そういう時にくっつかないと、
子孫は残せないわけですよ。
まあ、昔はいいも悪いもなく、
親が決めてくっつけてしまうが普通だった。
ほっとくとなんだか分かってきて、
くっつかないからなんですね。
それで日本の人口は増えてきたんですよ。
今の少子化というのは、
自由恋愛とかいう言葉に引っ張られてしまって、
くっつく機会もない人が増えたってことなのかな。
男族に対しては女族のほうが圧倒的に、
接し方がうまいわけですよ。
植木等の歌で、
「あなただけが、生きがいよ」
なんて出だしの歌がありましたが、
男女ともこのフレーズが切り札なのかな・・・。
男族、女族の生きざまというのは、
太古の昔から大して変わってないんですよね。
子孫繁栄ということのみで、
ひとくくりになってるんですね。
今の所しか問題・・・。
解決しないんじゃないかなぁ・・・。





春の雷付箋の多き医薬本


医学に関しては、おおよそちんぷんかんぷん。
その覚える量に関しては、
膨大な量なんだということは察しがつきます。
自分の脳みその容量ではとても無理。
薬に関しても、
いったいどのくらいの種類があるんだろうと思います。
それぞれの分野で分かれてるとは思いますが、
これも膨大な量があるんだろうなと思います。
ドラッグストアを覗いても、
なんだかすごい量の薬類が並んでます。
薬の種類を覚えるだけでもかなり大変。
脳みそに余裕のある若いうちから、
やらないとダメっていうのが分かりますね。
医学に関しても専門分野に分かれてるとはいえ、
一つの分野にどのくらいの量があるのかと思うと、
気が遠くなりますね。
だいぶ前のテレビドラマで、
花岡青洲の妻というのがあった、
有吉佐和子の原作のドラマだったと思う。
世界で初めて麻酔を使って手術をしたという、
偉業の前に嫁姑の確執描いていたと思う。
医学の世界では常に世界初というのがあって、
その都度覚えることが増えていったと思う。
常に新しい知識が更新されていくわけだから、
それを覚えていくというのも、
並大抵じゃないのかもしれない。
付箋の量も膨大なものになりそうです。
その常に膨大になる情報を、
蓄えていくお医者さんの脳みそというのは、
凄いなと思いますね。
薬剤師さんも同じかな・・・。
今となっては目先のことも忘れてしまう。
脳みその余裕のなさを感じる、
今日この頃です('◇')ゞ





英文法学ぶ蛙の目借時

英文法と言えば、
昭和の昔はグラマーという授業があった。
英文法の授業でした。
なんだかもう一つよく分からず過ぎた気がする。
お昼を食べた後の5時間目の授業だと、
半分以上居眠り状態だった。
今頃になって、
もう少し真面目に授業を受けてればよかった・・・。
こういうのを後のまつりっていうんでしょうね。
もう少し真面目に頭に叩き込んでおけば、
ほんの少し英語が分かるようになっていたかも・・・。
そうでもないかもしれないけど・・・。
文法というのは言語に関しては、
必ずついて回るものではありますが、
そもそも日本語の文法も実はよく分からない。
よく分からず日ごろしゃべっている。
文法があるのに、
これが全然わからずしゃべっている。
なぜしゃべれるのかなぁ・・・と、
疑問に思うのですが、
ここが人間のすごいところ。
環境への順応というのがあるんですよね。
日本語をしゃべっている環境に常にいて、
その言葉の音を常に聞いていると、
その一言一言の音質を覚えていくんですね。
頭でというより体で覚えていくんですよね。
言葉の音質に体が反応して、
脳に送り言葉となって覚えていく。
英語の環境に入れば、
英語の音質の世界の中で、
音質の違いを区別して、
一言一言の言葉として覚えていく。
徐々に言葉のつながりとして積み重ねられていく。
文法は関係なくしゃべれるようになるのは、
言葉のつながりの積み重ねなんですね。
最初は音として入ってきた言葉を、
体に積み重ねていって言葉のつながりとして、
会話ができるようになるんですよね。
文法は後になって理屈で覚えるものなんですよ。





3Dのプリンターとや万愚節

3Dプリンターが出てきたときは、
けっこう騒がれました。
これがあれば金型職人はいらないとか、
拳銃も作れるとか・・・。
いろいろ出てきましたよね。
でも、結局そこまでのことは起こらず、
今に至るでしょうか・・・。
最近ほぼこの話題はなくなりましたね。
ま、収まるところに収まったということでしょうか。
今はどうしてるんだ3Dプリンター。
何しろ値段が高いから、
一般化はしなかったということかな。
出た時はいろんな可能性を、
テレビでは解説していた。
拳銃も作れるというのには驚いたが、
実際に作ってしまった人もいたようだ。
即座に御用となってしまったみたい。
自由自在に大量生産ができるものなら、
物騒で大変ですよね。
結局そうはならなかった。
実際は作られているのかもしれないが、
ニュースでは取り上げないのかな・・・。
ニュースで取り上げると、
一気に広がってしまうから、
自制されてるのかもしれない。
3Dプリンターで作ることもなく、
実際の取引でわりと簡単に手に入ってしまうのかも・・・。
値段もそれ相応で、
3Dプリンターで作る手間とコストを考えると、
実物のほうがコストが安いのかもしれない。
やはりいまや3Dプリンターというのは、
特別な場所で使われてるのかもしれない。
テレビで取り上げられなくなったから、
ほとんど一般からは消えた感じ・・・。
普段は忘れてしまってるから、
こういうところで目にすると、
ハッとして、どこに行ったんだろう・・・、
って、思いだすんですね。
まあ、もう表に出てくることはないのかな。
少なくとも自分が使う可能性は、
当然ながらゼロかな('◇')ゞ





恋人は遠距離にいて春の虹


遠距離恋愛なんて今でも多いのかな。
昭和の時代に一世を風靡した、
トレンディードラマにはありましたね。
石田純一なんかその申し子みたいな俳優さん。
今はお騒がせ俳優として独自の地位を築いてる。
コロナ感染の出来事は、
ワイドショーのネタになっていた。
東京都知事選にも意欲を見せたり、
なんだかトレンディードラマから離れたら、
独自の世界を切り開いていってるみたい。
息子さんもなかなかのお騒がせで、
その個性を発揮してる。
元奥さんの松原千秋がハワイで64歳で死去、
のニュースは結構ワイドショーで話題になっていた。
ハワイと日本だけど遠距離恋愛にはほど遠い・・・。
今の奥さんの石田理子は元西武の投手、
東尾だからちょっと怖いかな。
遠距離恋愛から、
とんでもないところに飛びましたが、
今の時代遠距離恋愛が、
どこまでが言えるのかなぁ・・・。
大阪だと日帰りできる時代。
朝一番のの新幹線で、
結構長い一日を過ごせるんですね。
大阪より西に行くと、
飛行機となるからちょっと大変かな。
それこそ虹の橋を渡って行きたい、
そこでロマンが生まれるわけですよ。
昭和の中期くらいまでは、
静岡くらいでも遠距離恋愛といってました。
青森と東京だと地の果てって感じでしたから・・・。
リニアモーターカーが開業したら、
遠距離恋愛という言葉自体、
死語化していくかも・・・。
昭和の言葉で死語化した言葉って、
結構ありますが、
遠距離恋愛という言葉も、
その仲間入りする可能性大ですね。
この昭和の時代に情感溢れる言葉も、
令和の時代中に、
死語になっていく言葉が、
どれくらいあるのかなぁ・・・。




主催者吟


春の蝶雲のったりとまったりと

公園の芽吹きや子等の声高く

雨止んで春の竹林スパークル

一句出ぬ森川山は春の色

若き日の下宿の跡や菜花咲く



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