渡辺さんの俳句傑作選


2023年 5月の俳句

給食の脱脂粉乳麦の秋

脱脂粉乳とは懐かしい言葉が出てきた。
太平洋戦争が終わって給食が始まると出てきた。
給食には必ず出てきた。
昭和を代表する名前の一つかもしれない。
肝油というのもあったな。
今や高根の花となってしまった、
クジラのベーコンというのもよく食べた。
戦後の食糧事情というのを代表する。
脱脂粉乳というのは好き嫌いがかなりあった。
嫌いという人はほんと嫌いという感じで、
女子に多かったかな。
自分はというとこの脱脂粉乳に関しては、
特に何も感じずごくごく飲んでいた。
給食に関して好き嫌いはなかった。
しかし給食にはコッペパンが出るのですが、
今のようにおいしいものではなかった。
お腹が空いてるので、
残すということはなかったですが・・・。
昭和30年代後半からは普通の牛乳になったのかな。
今の60代以上が脱脂粉乳の世代だと思う。
アメリカの食糧援助で広まったということですね。
戦後の栄養不良改善を、
アメリカが援助したということらしい。
ただ国が援助したということでもなく、
民間団体の援助だったということですね。
コップに一杯というよりもっと大きな器に、
なみなみとついで飲んだ記憶がある。
現代ではホットケーキにも使われてるようですね。
給食で飲まなくなっても、
今も命脈を保ってるんですね。
小学校のころこの脱脂粉乳が嫌いな子は、
なかなか大変な思いをしてたみたいですね。
捨てるわけにもいかないから、
無理やり飲んでたのかなぁ・・・。
どうしていたのかという記憶はない・・・。
脱脂粉乳は60代以上の昭和の人間には、
懐かしい子供のころの歴史ですよ。
今は知らない人の方が当然多いだろうね。





大荒れの軍人将棋麦の春


軍人将棋というのは初めて聞いた。
これは普通の将棋ではなく、
対象とかを取るのではなく、
司令部というところを押さえたほうが勝ちとなる将棋。
日本だけでなく欧米にも、
似たようなゲームがあるみたいですね。
ロシア、ウクライナ戦争が始まって一年二か月。
どうせならこの軍人将棋で、
決着をつけてほしいですね。
この戦争どっちに転んでも、
圧倒的勝利というのはもうないですからね。
なんだか今年も、
だらだらやっていくような気がしますね。
人命だけが単純に失われていく。
プーチンにとっては割の合わない戦争になりましたね。
プーチンの思惑では、
ウクライナをロシアの一地方にしようとしたんですが、
欧米よりの国家になってしまった。
しかもフィンランドがNATOへ加盟してしまった。
スウェーデンも同じ道を行く・・・。
結局大して得るもののない、
戦争になったということですね。
結果を見ると、
つまらないことに人的資源を使ってしまったという、
なんともお粗末な結果になりそうですよ。
この侵略を見てて回りの旧衛星国も、
なんだか距離を取ってきた感じですよね。
いつ自分んtころが侵略を受けるか、
分からなくなってきましたからね。
プーチン氏はロシアの大国化を目指したと思うのですが、
技術や知的財産を持った若者が、
大量にロシアを去ってしまっている。
そもそも資源以外パッとした産業がない国、
ロシアにとって人的損失は、
今後ボディーブロウのように効いてくるでしょうね。
プーチン氏は上の年齢層には支持が多いようです。
年寄りに師事が多くても何の足しにもならないって、
これから国を創っていく層が重要なんですけどね。
個人の欲望というのは、
なんだか国を大きく作用させます。
独裁国家というのは、
変わりようがないところが怖いですね。
ま、結局ウクライナのちょっとしたところを奪って、
終結するんだと思いますが、
ロシアの発展には大して影響はないかも・・・。
軍人将棋でとりあえず勝敗を決めたほうが利口ですよ。





初めての入院手術黄砂降る

生まれて初めて入院を余儀なくされて、
しかも手術の予定が決まっている。
なんだかその日が迫ってくると、
ドキドキしてくるのではないか・・・。
しかも初めての手術となれば、
不安感も半端じゃないですよね。
失敗したらどうしよう・・・。
実際手術の失敗で死んだという話は、
結構ありますよね。
有名なのは群馬医大の腹腔鏡手術死。
なかなか解決しない大問題ですよね。
人の体にメスが入るというのは、
どんな小さなことでも危険がある。
盲腸の手術でも、
決して100%安全ということはないようです。
整形手術でも失敗は結構あって、
予後の悲惨さは凄いらしい・・・。
整形は自己責任もあると思います、
やらなければいいことですから・・・。
しかし、重病を抱えてしまえば、
手術を受けるしかない。
選択の余地はないわけです。
人間還暦を過ぎ古希を過ぎれば、
どっかこっか不具合が出てくるもんですよ。
それまで病院知らずという状況があっても、
還暦古希を過ぎれば、
何が出てきても不思議はない。
それだけ体を使ってきてるわけだから、
そういう認識は持ってないといけないのかもしれない。
しかし、人間というのは、
日常が無事すぎてれば、
あまり自分の体に関心が湧くことって少ないですよね。
今の健康がずっと続くと思ってしまうわけです。
まあ、さにあらずですね・・・。
もういっちまったら覚悟を決めるしかないのかな。
初めての手術で助かればまだましという考えで、
それでもあの世ということであれば、
それこそ天命ということになる。
そういう天命を呼び寄せないこと、
これが必要になってくるんですね。
一度手術を受ければ元の自分ではなくなるわけです。
そこからどうする・・・。
どうする家康じゃなかった、
どうする自分ですよ・・・。





リハビリのラジオ体操風ひかる

最近このラジオ体操が、
いろいろ注目されてるようですね。
夏休み早朝近くの公園のラジオ体操に、
参加したことが懐かしい・・・。
戦前からこのラジオ体操というのはあった。
しかし、目的は兵隊を意識したもので、
軍隊の都合というのも多分にあった。
戦後は子供たちの健康増進計画で、
全国的にやってたんじゃないかな。
首からカードをぶら下げて、
夏休み早起きして通いましたよ。
カードにハンコを押してもらうのが、
なんかうれしくて・・・。
今は子供というより中高年対策も、
かなり意識されてるのかな。
ラジオ体操から派生して筋肉体操とか、
いろんな動きを組み入れた体操とか、
より過激なジャズダンスとか・・・。
子供より大人が盛り上がってる感じですね。
椅子に座りながらのストレッチとか、
ワイドショーの最後にもなんだかやってますよね。
なんだか笑えるようなところが、
親しみが持てるのかな。
とにかくあの手この手で、
成人男女または中高年の、
健康増進を図ってますよね。
それだけ成人高齢者の医療費も、
バカにならないくらい上がってるんてことです。
あらゆる場面でのストレッチを進めてる感じですよね。
体操と同時に進んでるのがサプリメント。
特に膝関節のサプリメントが多い。
確かに膝は傷んできますね。
これはなかなか厄介で、
ほっといて治る場合もありますが、
治ってもまた再発・・・。
これを繰り返すんですね。
膝体操なんてのも出てきましたね。
日本列島体操ブーム。
しかし、子供というより、
中高年がといったほうが当てはまるかも・・・。
こう書きながらなんかやらないとなぁ・・・とか(*^^)v





常用の大草丸や心太


大草丸と言えば便秘。
若い時は薬を飲んでとかはまず考えなかった。
そのうち出る・・・で、
ほったらかしていたが、
ほんとに出てくるんですな。
しかし、齢を重ねるうちに、
簡単には出なくなってくる。
やはり腸も老化してきて、
機能が落ちてくるんだろうな。
まあ、若いころには、
それほど便秘薬の薬の種類というのは多くはなかった。
下痢だと正露丸ね。
便秘だと越中富山の赤玉・・・。
なにそれという意見もありましょうが、
ほんとにあったんですよ。
今もあるかどうかはわかりませんが・・・。
越中富山の置き薬には結構世話になったなぁ・・・。
子供のころは頭痛というとケロリンね。
銭湯の桶の下にもこの文字が書かれていた。
最近は見ることもなくなったけど、
頭痛というと母親が、
ケロリンでも飲んでおけと言っていた。
今は頭痛薬もいろいろあるし、
病院には片頭痛専門の科もあるということだ。
高い薬ではあるけど、
片頭痛をかなり長期に防ぐ薬もあるそうな。
片頭痛には苦しんだことがあって、
片頭痛は普通の頭痛と違って、
市販の頭痛薬が聴かないんですね。
ほっておくと酷くなる一方なので、
病人なみに寝ていたことがある。
便秘も歳とともにほおってけなくなると、
こういう大草丸のほとんどファンになる。
常に見えるところに置いておかないと、
気分的に安心できない。
便秘を軽く考えてると、
最終的にいちじく浣腸に到達する。
そうなる前が肝心!
すぐに手に取れるところへ大草丸ってことに・・・。
歳とともに薬の置き場所にも、
気を配らないといけなくなるんですな




主催者吟


幼き日コロッケ春の紙芝居

連休や妻と爆買い春夕焼け

若葉萌え膨らむ森の深呼吸

たんぽぽの群れて眩しき故郷かな

躑躅垣娘夫婦の振りむかず



topへ