渡辺さんの俳句傑作選


2024年 2月の俳句

真冬日や頭痛肩こり関節痛

気温の落差の激しい今年の冬。
この落差の大きさについていけないと、
体調に変化が・・・。
高齢化日本は特にこの体調の変化で、
具合を悪くする人続出。
主に血圧系に異変を感じる人が多い。
年とともに血圧というのは変化しやすい。
いっきに急上昇という話をよく聞く。
気温の上げ下げに、
ついていけてないってことだと思う。
後聴こえてくるのは心臓系に、
若干不具合のある人。
そして最も多いのが、
朝起き抜けですでに頭痛が始まった話。
一晩で十度の上げ下げがあると、
さすがに副交感神経がついていけずに、
片頭痛の始まりだ。
頭の血管が膨張して起こるわけですが、
これはどうにも防ぎようがない。
寝てるうちに片頭痛のスタートが始まってしまう。
朝起きると頭ズキズキだ。
これは専用の薬を飲むしか方法はない。
バッファリンじゃ治らない。
肩こりもひどくなる傾向ですね。
思わず整骨院に言って肩もみをしてもらう。
針なんかもいいようですね。
とにかく無事にはすまない。
目の奥がズキズキの場合もある。
とにかく今年の冬は、
いろんな痛みを訴える人が多い。
顔を合わせるとどこが痛いかという、
問答から始まる会話・・・。
関節痛も結構聞きますね。
特に膝・・・。
いきなり予告もなく痛みが走る。
こうなると階段が大変。
いきなりだから準備ができていない。
恐る恐る手すりにつかまりながら降りる。
しかし、これが不思議に天気が安定すると、
スーッと痛みが消えたりする。
なんだか痛みに翻弄される老人国家日本。
何も感じないのは政治家さんたちだけかも・・・。





立春のハングライダー急降下


雲一つない青空。
こういう空に似合うのが、
熱気球とかハングライダーだろう。
真っ青な空にカラフルな熱気球が浮かぶ。
写真の材料にはよくなりますね。
そういう景色がよく似合います。
ハングライダーも人気ですね。
比較的簡便に空を飛ぶことができますからね。
時々テレビでやってます。
空を飛んでる姿を見ると、
「いいなぁ」と思いますが。
自分がやるかというと、
まず無理・・・。
普通の旅客機でも、
地面から離れていく瞬間というのは、
ちょっと緊張します。
重力に逆らって行動するというのは、
なんとなく不安感を覚えますよね。
その不安感と緊張感を楽しむというのが、
ハングライダーとか熱気球なんでしょうな。
まあ、下から見てるのが一番いいかな。
時々落ちたというニュースもありますからね。
やはり自然任せのことというのは、
どこかに危険があるんですよね。
まあ、人間には、
どこか危険に対するワクワク感というのがあるから、
こういうことが出てくるわけですね。
そういう危険に対する、
ワクワク感を満足させようという、
人呼んでチャレンジ精神。
ま、このことが人間世界を、
前に進めてきたんだと思う。
ただそういう一員にはなりたくはないですが・・・。
冒険というのはリスクがあるから冒険何であって、
自分がそのリスクに身をさらすというのは遠慮したい。
リスクが大きければ大きいほど、
人にはできないから関心も高まる。
しかし、所詮危険度はめちゃくちゃ高いから、
タイタニック号探検ツアーのように、
潜水艇もろとも消えてしまうというリスクがある。
まあ、自分としては外野で、
眺めているのが一番かな・・・。
度胸がない・・・。
それで充分です('◇')ゞ





歯に衣を着せぬ言い方薄氷

あの人は歯に衣着せぬ言い方をする。
なんて話をよく聞きますよね。
歯に衣着せぬ言い方というのは、
だいたい厳しいことを言われた場合に、
よく言われますよね。
普通の会話というのは、
大体というかほぼすべてというか、
当たり障りない言葉の羅列になりますよね。
まあ、日本人特有というか、
察する精神が前面に出るんですね。
その察する精神を無視して、
普通は言いにくいことをズバッという。
これは歯に衣着せぬ言い方となります。
特に相手の人格に触れるようなことを、
チョイ言っても大変!
それが事実であってもまず無事にはすまない。
その時はなんとなく過ぎても、
後からだいたい仕返しというのがある。
自分のことを歯に衣着せずに言われると、
まあ、だいたい根に持つんですよね。
そしてここだというところで、
逆襲に転じたりします。
前の言った本人というのは、
歯に衣着せぬようになぜ言われたのか分からず、
これまた根に持つんですね。
そんなことを繰り返すのが人間なんですよ。
ハマスにしてもプーチンにしても、
根に持ってることが深くあるんですよ。
それが一気に噴き出して、
今の状況があるんですね。
人間というのは歯に衣着せぬ言葉、
それをほろうのない状態にしてほっとくと、
痛いしっぺ返しを食らうんですよね。
ご用心ご用心!!
人間って実は常日頃、
薄氷の上で生活してるんですよね。





ばあちゃんの鍋焼きうどん従妹会

自分の従妹が今どうしてるか、
即座にわかる人ってどのくらいいるのかな。
自分の親の兄弟とかの子供たちってことかな。
親が生きてる時って、
それでも顔を合わせることもありますが、
親世代がいなくなると、
めっきり交流も減ってきますよね。
子供時のイメージというのは結構残っている。
親も元気で交流もあった。
爺ちゃん婆ちゃんも元気でいたと思う。
世代が減ってくるとだんだん交流も減ってきて、
顔を合わせた時に「あれ?」
ってこともありますね。
ずいぶんイメージが変わっていて、
子供の頃のイメージはなくなっている。
それでも子供の頃のイメージしかないから、
会話に窮したりして、
意味不明な笑顔を作ったりして、
その場をなんとか切り抜ける。
子供の時はなんということもなく、
遊んでいたのになんともはやの変りよう・・・。
子供の頃というのは、
だれでも境目ってほとんど感じることなく、
すぐに打ち解けて遊びだす。
これは子供の特権なのかな。
大人になって血のつながりがあっても、
なんとなく近寄れない境界線というのができている。
こういう時こそ、
子供の頃に一緒に食べた、
食べ物が出たりすると、
一気に境界線は崩壊したりしますよね。
そこから話に共通項が出てきて、
盛り上がっていくというのは、
よくあることですね。
食べ物の味わいというのは、
不思議な力を持ってると思います。
美味しければ盛り上げるし、
不味くても盛り上がりますね。
食べ物のというのは、
ある種不思議な力を持ってますね。
テレビで食べ物だけで、
一つの番組ができるのも納得します・






日向ぼこ五臓六腑がくすぐったい


お日様の暖かさを実感するのは今の季節。
天気の悪い寒い日があると、
その後の青空とお日様がほんとにうれしいです。
ちょっと外に出てベンチに腰掛けて、
お日様の光を顔に感じてると、
なんだかホッとしますよね。
特に冬の日向は気分を柔らかくしてくれます。
幼稚園児のお散歩の列を通り過ぎていくのを、
目で追っていくと、
普段あまり感じない気分が、
フツフツッと沸いてきたりしますよね。
時にうるさいと感じる幼稚園児の声も、
頬が緩んでくるアイテムになります。
お日様の暖かさというのは、
感性を柔らかくほぐしますね。
このまま目覚めぬ眠りがいいかな、
なんて危ないことを考えたりするのも、
お日様の暖かさがいい具合に、
感性に入り込んでくるんでしょうね。
少々硬く縮こまった感性を、
緩めて外の情報をを入りやすくするんですね。
(嫌だなぁ)と硬くなった気分をほぐして、
そこから新たな何かを生み出していく、
そういう力を与えてくれますね。
毎日いやなことが繰り返される、
大人の世界・・・。
五臓六腑が縮みあがるようなことの連続にあって、
なんとか持ちこたえていけるのも、
お日様の明るさが理由の一つですね。
子供のころ聞いた、
北風とお日様という童話がありますが、
北風がどんなに強く吹き付けても、
固く閉ざした気持ちを、
どうこうすることはできなかった。
しかし、お日様の暖かさは、
あっ!という間に固く閉ざしていた心を開放してしまう。
個のhなしは人間の悠久の時流れで、
変わらないことの一つだな。
自分の五体をお日様の光にさらすことは、
必要不可欠の一つに数えられていいな。





主催者吟


改札出匂う故郷の商店街

陽だまりの園児の声の目覚めかな

嫁ぐ娘の振り返るなく冬薔薇

燃え尽きし市場に老婆ないの冬

航空機目で追い雪の能登遠し



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