渡辺さんの俳句傑作選
2025年 3月の俳句
三月や○×で書くエンディングノート
昭和世代中期より前の世代。
いろいろ気になってくるところですよね。
定年はするそしてボケも気になる。
財産をどうしていくのか。
いろいろ心配事や気になることが増えてきますね。
現役の時とは全く違う世界が、
待っているわけですよ。
最近、素ドリフターズの加藤茶が、
テレビのコーマーシャルでやってますね。
なんだかぶつぶつ言いながら書いてるコマーシャル。
身につまされながら見ている人もいると思う。
ボケてしまうとどうにもならないから、
少しでも意識がはっきりしてる段階で、
自分の気持ちなどいろいろ残しておきたい。
三月という月は季節の変わり目。
寒いと思っているといきなり気温がグッと上昇して、
なんだか体が対応できなくて、
気分が低空飛行を始めます。
こうなると先行き悲観的な気分が、
ムクッと頭をもたげてくるんですね。
自分の始末を考えて、
一番手っ取り早いエンディングノートを広げるわけですよ。
三月の天気というのは、
それまで寒いとしかなかった気温が、
いきなり暑いという気温に一日にして変化する。
こうなると体がついていけなくて、
ドヨ~~~ンという体調になるんですね。
いっきに悲観の世界へと、
身を沈めてしまうわけですよ。
そうなるといきなり遺言書とか、
エンディングノートを用意しようかとか、
マイナス世界へ一気に身を沈めてしまうんですね。
項目がざっと書かれたエンディングノートは、
頭を絞ることもなく、
書いてある項目に〇、×をつけていくだけ・・・。
これはそれほど頭を使わなくていいので、
単純に最後まで到達すると、
書き終えた達成感と、
逆にこれで終わりだという悲観の底に、
ズブズブと、沈んでいくんですね。
なんだか団塊の世代の悲哀を、
まともに映像化した感じですね。
エンディングノートという言葉が、
簡単に受け入れられてしまう、
自分自身がなんだ複雑な気分になることは確かかな・・・。
啓蟄や妻と見せ合う検診結果
なんだかいやに身につまされる一句ですね
夫と妻と連れ立って検診に出かける。
団塊の世代では普通の風景。
いろいろ検査を受けてお互い顔を見合わせると、
なんだか相手の検査結果がいやに気になる。
これはしごく当然かな。
この検査結果が描かれた一枚の紙。
下手をするとフウフウともども奈落の底へ・・・。
昭和の団塊の世代は、
楽天的に物事を見るのが苦手・・・。
全部が全部ではないですが、
なんだか深刻な場面に対しては、
いきなり気持ちに蓋をしてしまいがち。
あまりオープンになれないのが、
昭和の団塊世代。
一つ一つの項目で正常値が出ていると、
ホッとするんですよね。
一つでも異常な値が出てると、
この世の終わりみたいな雰囲気になる。
昭和20年代生まれの団塊の世代は、
真面目な親に真面目に育てられてるから、
何事にも真面目という単語がついてくる。
それ自体は非常にいいことだとは思いますが、
いざ健康についてのことだと、
一気に気持ちが揺れてしまう・・・。
まあ、悪い方へ考えてしまうわけですよ。
夫婦そろって何か一つ悪い結果が出てると、
お互いに暗い気分を共有してしまうんですね。
生かし、奥さんパワーというのは、
こういう時に発揮されるんですね。
旦那が落ち込むのを見るや、
その場のどんよりした空気感を、
いっきに打ち破る声のパワーがあるんですね。
一つくらい悪い数値があっても、
なんてことないという気分に方向転換させるパワー。
旦那のほうはその声に引っ張られて、
なんとかという感じなんですね。
春の不安定な天気の時は、
検診結果は見せ合わないのが、
ベストかもしれない。
よほど悪いければ話は別ですが・・・。
片づけの苦手な妻や三月尽
植木等の歌で「はいそれまでよ」というのがある。
~貴方だけが、生きがいよ、
お願い、お願い捨てないで~~。
という出だしの歌。
一番最初聞いた時は、
植木等の歌にしてはずいぶんメローだな・・・、
と、思ったらその後は、
植木節に大きく方向転換。
大笑いになるわけですよ。
~炊事洗濯まるでダメ、
一言小言を言ったなら、
プイと出たきり、
はいそれまでよ~~・・・。
まあ、聞いた後はゲラゲラ笑えるんですね。
昭和の御世の男性は、
炊事、洗濯などほぼまったくやってきてない。
昭和の母親はそういうすべてを、
一手に引き受けてやっていたんですね。
そういう委環境で育っている昭和世代は、
炊事洗濯というと、
自分は外で眺めてるものという、
絶対観念しか持ってない。
片づけ、洗濯、料理の苦手な妻を見てて、
ただイライラしてちょっと声を荒げたりする。
しかし、今の若者の世はそうではない。
そんなことでは夫婦はやっていけない。
出げいこに行っている教室がある。
ここは昼間の時間は子供の学習塾をやっている。
まあ、終わりころ行くと、
お父さんが赤ん坊をおぶって、
手に荷物を持って、
学習塾の生徒の子供を迎えに来る。
そういう状況に自分がなったことがないので、
なんとも言えない気分になりましたよ・・・。
買い物袋に食料品が入っていたので、
返ってから料理もする予定なのかな。
なんだかけなげな感じのお父さんで、
子供をおぶって塾帰りの子の手を引いて帰る、
今の時代のお父さんには、
悲哀というものは感じられない・・・。
令和の時代になると、お父さんと言えども、
料理もできないといけないんですね。
料理番組のアシスタントもダイゴがやってる。
料理、洗濯が女性の仕事という概念は、
完璧に捨て去ったほうがいい。
愛猫にマタタビ与え遅日かな
猫にマタタビを与えると、
なんとも言えず、
うっとり感のある表情になるということですよね。
ただ過度に与えたりすると、
興奮度が上がって、
手が付けられなくなったりするようです。
なんだか紙一重的なところもあるんですね。
猫には花の近くにマタタビに対するいい感じの期間があり、
そこでマタタビの匂いを感じると、
うっとり感のある表情になるようです。
政治家の金銭に対する感覚も、
似たようなところがあるのかもしれないですね。
政治家もお金が懐にどさっと入ると、
いい感じの多好感があるようです。
それが行き過ぎたのが今の自民党かな。
キックバックされたお金の山に埋もれると、
なんとも言えない多好感があるんでしょうな。
これでいい思いをしたおっさんたちも、
結構いたんでしょうな・・・。
それに引き換え今の若手には、
そういうことが×になってるぶん厳しいかもしれない。
最近10万円が世間の感覚からずれていると、
批判されてる報道がありますが、
まあ、永田町感覚から、
脱し切れてなかったということですね。
でも厳しいのは、
むしろもらった若手議員のほうじゃないかな。
以前ならそのままもらっちゃっても、
どうということはなかったんだろうけど、
なんとも悪い時代に新人になったもんですね。
悪い時代というのは、
今の状況の自民党ということですね。
猫にマタタビの状況というのは、
くれぐれも気をつけないと、
とんだいけない状況なんでしょうな・・・。
逆にマタタビを与える方になって、
いい感じを引き出すというのもあるんでしょうな。
けっこうマタタビの変りは、
酒席ということになるんでしょうが、
こう見ていくとマタタビの変化版というのは、
けっこう巷にあるもんだなと思います。
この先日本の政治は、
どうなるんだろうと思いますけど・・・(。´・ω・)?
欄春や嵌るネットのオークション
最近めっきりAmazonを利用することが多くなった。
まあ、街の中にお店がめっきり少なくなって、
ちょっとした買い物もなかなか難しい・・・。
けっこう駅をまたがないと、
買い物ができないという状況が、
目の前に広がっている。
近くにあった本屋さんも結構前に閉店。
文房具屋さんも閉店。
本一冊買うのも隣の駅に行かないと買えない。
ボールペン一本でも同じ状況だ。
そこで重宝するのがAmazonだ。
朝注文するとその日の夕方には届く。
ボールペン一本でも来るからね。
そうなるとほぼAmazonで買いものって状況になります。
最近CDもあまり買わなくなりました。
YouTubeで大体は聴けてしまうんですね。
以前は一曲聴きたいがために、
CDを買ったりしましたが、
今やYouTubeでオッケーってことですよ。
ただ古い演奏家の録音となると、
まずお店で買うことはできないですよね。
そこで威力を発揮するのが、
ヤフーオークション・・・。
今はまず手に入らない昔の名演奏家のCDが、
ザクザク出品されたりしてる。
まあ、これには嵌りましたね。
ジャクリーヌ・デュプレの、
ドボルザークのチェロコンチェルトのCDなんかは、
まず普通ではもう手に入らないですよ。
しかし、ヤフーオークションには出てくるんですね。
それ以外にもディヌ・リパッティーの演奏なんかのCDは、
まず一般では手に入らない。
しかし、ヤフーオークションでは出てくるんですよね。
かなり貴重な録音のCDを買ってしまいました。
偉大なギタリストのセゴビアのCDも、
今はかなり手に入りにくくなってます。
オークションで検索すると、
結構貴重な録音も出てくるんですよね。
しかし、怖いのは次々手を出して、
終いには収拾がつかなくなることですね。
まあ、安いということもあり、
ついつい…と言うところでしょうか(#^.^#)
過ぎ次買いすぎてしまい、
置き場所に困りレンタルのロッカーを、
借りたなんて話もありますからね・・・。
これはこれで注意が必要かも・・・。
主催者吟
春霞並ぶスマホや本を出す
春雨や階下に響く児等の歌
柔らかき病院の窓春陽かな
若葉風ワシャワシャ園児徒競走
廃業の店の跡地に黄水仙
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