渡辺さんの俳句傑作選
2025年 7月の俳句
百日紅今日のバイトはビラ配り
ビラ配りのバイトで思い出すのは、
自分の若かりし昭和の御世の時に、
駅前でチラシ配りのアルバイトをしたことがある。
このバイトはその当時としては時給がかなり良かった。
一回やると一週間の食費が出せるくらいだった。
週に二回くらいやっていた。
しかし時給はいいものの夏は暑く、
冬は寒い・・・。
そういう条件で駅前で立ってチラシを配るというのは、
なかなかつらいということもあった。
だから時給がいいということだったんだと思う。
チラシを手渡しすると、
すぐに捨てていく輩がいるんですね。
時間がきて終わる時に、
その捨てられたチラシを、
一枚一枚拾っていかなきゃならない。
それも含めての時給の高さだったのかな。
梅雨時期雨が続くとチラシ配りは中止。
これがまた収入源が全くなくなるので、
これもまたなかなか厳しかった。
昭和の梅雨は、
いまより雨が多かった気がする。
気温も低い日が多かった。
今の猛暑の状況で駅前に朝から立ったら、
一発熱中症だろうな・・・。
最近はチラシ配りのバイトも、
なんだか減ったような気がする。
あまりに気象条件が厳しすぎるというのもあるね。
朝から猛暑なんだから、
ちょっとやばいとって気がしないでもない。
それでも今参議院選挙の真っただ中で、
暑くてもなんだかチラシを道行く人に配ってるね。
選挙が多いせいかもらうのも億劫になってきて、
まず素通りって感じかな。
チラシ配りが大変だというのは分かってますが、
分っちゃいるけど受け取るのも億劫ということ・・・。
まあ、歳のせいもあるかな・・・。
昨日も最近話題の政党が、
駅前でチラシを配っていた。
若い子なんで受け取ろうとしましたが、
なんとなく手が出ず素通り・・・。
チラシは受け取らないけど選挙には行きますよ。
この後に・・・(-_-;)
KOUBANを探す外人さるすべり
日本を訪れる外人さんの数が、
今の段階で去年を上回ったと、
ニュースで話題になってますね。
まあ、テレビで観光地を映すと、
外人さんが隙間なく歩いてる様子が分かる。
それにしてもひどいところでは、
昭和の朝の電車のラッシュ並みに人で埋まっている。
この暑いのにこの人の波をテレビで見ると、
出かける元気がなくなるね。
しかも、お店関係も、
外人さんの富裕層をターゲットにしてるから、
なんだか値段が高い気がする。
実際そんなことはないというのだろうけど、
やはり高い気がする・・・。
観光地のお店は、
日本人を相手にしなくなってきてるのかな。
日本人はお金持ってないもんな・・・。
北海道のスキー場だとホテル代も凄い値段だし、
お店の値札も日本人の間隔では、
高!!って感じらしい。
有名観光地で日本人かなと思うと中国人。
何年か前に北海道の青で有名な湖に行きましたが、
回りを過酷道がいっぱいで、
なかなか前に進めなかった。
顔はみな日本人みたいですが、
話す言葉は中国語で、
日本語の会話ってほとんど聞かなかった。
なんだか自分が外国に来てる気分だったな。
なんだか日本の観光地は、
日本人が行くところじゃなくなってる。
テレビに映る日本字の子連れはみな若い。
昭和生まれな感じの人はいないね・・・。
交番も日本人より外人さんを相手にすることが、
多いんじゃないかな。
KOUBANね。
掲載間の方も多種多様な言語で訪ねてくる、
観光客相手だとなんだか辛そう・・・。
地図を見せながら説明してるのを見たことがある。
交番でよかった時代は過ぎにけりかなぁ・・・。
もちろん道を聴くだけじゃなくて、
いろんなことに対処を迫られるから、
警察官の方も悩ましいところじゃないかな。
日本の交番は優れてはいるけど、
外人観光客があふれる今は大変だろうな・・・。
炎天が追いかけてくるビル谷間
今や梅雨のさなかに猛暑がある。
台風5号が発生して日本に近づいてきたとたん雨。
それも連日すごい降り方をしている。
シトシトと降る日本の梅雨の雨はどこに行った?
なんだかスコール的に降る雨。
昭和の時代の梅雨の時期は、
なんだか曇りの日が続いて、
シトシト降る雨が特徴だった。
谷崎潤一郎とか志賀直哉なんかの、
純日本的な小説の原点は、
こういうしっとりと湿った、
空気感の中で生まれたんじゃないかな。
川端康成なんかもそうなのかな・・・。
この人たちが今の時代の気候に生きていたら、
あの小説は生まれなかったんじゃないかな。
その国の小説というのは、
意外にその国の持つ気候に影響を受けていると思う。
シャーロックホームズなんか、
やはりイギリスの気候の中でって感じがする。
八墓村とか金田一耕助が活躍する小説も、
やはり日本の気候風土の中で生まれてるんですよね。
同じ探偵ものですが、
雰囲気は全く違いますからね・・・。
そういえば検査のために並ぶ病院バス停留所。
まあ停留所といっても特に何もないのですが、
指定された店の前で並んで待つわけですが、
これが陽を遮るものがないんですね。
短い時間ではありますが、
猛暑の中で立っていなきゃならない。
それほど混むわけでもないですが、
暑いんですよ!!
仕方なくすこし離れた街路樹の下で待つんですが、
人は関係なく並んでいくので、
乗る時は一番最後・・・。
補助椅子組になってしまうわけです。
ラッシュということもないですが、
朝の病院息のバスはけっこう混むんですね。
補助椅子になっても日陰で待ちたいのです。
そのまま日向に立っていると、
病院に行くまでに体調が悪くなりそう・・・。
とにかくどこに行っても強烈な日差しなので、
なんだかほんと逃げ回ってる感じかな。
ちょっとの日陰を見つけながら歩く。
日本の熱帯化はどこまで行くんだろう・・・。
昭和世代がいなくなるころには、
食生活も全く別物になってるんだろうなぁ・・・。
冷やし胡瓜塩振りかけて半夏生
梅雨が終わると猛暑の夏が待っている。
半夏生の頃というのは、
梅雨も終わりに近いころですよね。
それにしても熱くなると、
胡瓜が異様においしく感じるのはなぜでしょうか・・・。
胡瓜はいまやだいたい通年食べることができる、
いわゆるお手軽野菜になってる感じですが、
暑くなってくると値段も下がって、
買いやすくなりますよね。
5本まとめていくらなんて感じです。
まあ、暑くなればなるほどおいしく感じますね。
塩を振りかけて食べるのは、
一つの食べ方ですよね。
味噌を塗って食べるのもよくある食べ方です。
猛暑になれば毎食食べたくなるんですよね。
胡瓜自体には特に味はないんですが、
水分の多さと歯ごたえが、
とにかく心地よいのです。
暑くなればなるほどおいしさが増してきます。
そもそも無味に近いので、
塩を振っても味噌を塗ってもそれ以外でも、
とにかくいろんな味わいを楽しめるのも、
けっこうメリットな野菜です。
半夏生というとよくタコを食べると言いますよね。
しかし、これも地方によっていろいろあるようです。
どっちにしても豊作を願ってのことなのかな。
昔ながらの風習というのは、
だいたい食にまつわることが多いですが、
それだけ昔は食べ物の出来が、
最重要事項だったんじゃないですかね。
まあ、不作になれば今のようにどかの国から、
持ってくるなんてこともないわけで、
どうにもならなくなるんですね。
天明の飢饉の絵図を見ると、
まさに地獄絵ですよ。
今はそんなこともないです。
ま、値段が高くなりすぎたということはありますが・・・。
これは人為的なもので、
昔のような自然がもたらすコメ不足とは違いますね。
高ければほかの国から輸入すればいいという、
なんとも簡単な論理になるんですよ。
昔はそんなのないですから、
無事に育つような風習が生まれたんですね。
暑い夏に白いご飯と冷えた胡瓜。
塩だ味噌だの味わいのせて、
食べられる今の時代はほんといいですね。
ところで、貴方は塩派、味噌派、
しかして全く別なマヨウネーズ派・・・?。
ベビーカー愛犬乗せて夏の昼
最近ペットを連れている人を頻繁に見かけますね。
朝夕は、散歩タイムなのかけっこうすれ違う。
今は大型犬より小型犬が多くなっている気がする。
大型犬だとそれなりのスペースが必要だから、
買いにくいというのもあるのかな・・・。
しかし、知り合いの女性に借りてる部屋で、
秋田犬を飼っているという方がいる。
秋田犬だからでかいと思うのですが、
でかいわりに性格はおとなしくジッとしているそうです。
両足を持ち上げて立つと、
飼い主より大きいですね・・・。
それでもなくことがないので、
回りを気にすることなく飼い続けてるそうです。
秋田犬といえば忠、
犬ハチ公を思い浮かべますね。
なんでもアメリカで映画にもなったそうです。
リチャード・ギアだっけ、
忠犬ハチ公をモデルにした映画がありましたよね。
まあ、ここまでくると秋田犬も国際的ですね。
フィギャアスケートのザギトワにも贈られたですよね。
その秋田犬も数が減って危ないようです・・・。
猛暑の日中にすれ違うベビーカーに、
時々犬が乗っている。
大体は小型犬ですが、
あれって思うことがないわけではない。
愛犬ももちろん家族同然だから、
暑いさなかだったら、
外を歩かせるもの不憫に感じますよね。
アスファルトは熱くなるからよけいです。
出も若干違和感を感じるのは自分だけかな・・・。
ベビーカーには赤ちゃんという、
確固たるイメージがある昭和人には、
ベビーカーから顔をのぞかせるのが、
お犬様というのはどうも違和感が少しある。
平成、令和と時代が進み、
ペットと人間の距離がすさまじく縮まってくると、
ベビーカーがペットの日よけに使われても、
なんの違和感もなくなるんですかね。
昭和人の感覚だと、
犬は庭で番犬という概念が強いので、
ベビーカーに見る犬というのは、
どうも、いまいちしっくりは来ないですね。
この猛暑の中の外出となれば、
仕方ない現象なのかな・・・。
主催者吟
ひまわりやアイスコーヒブラックで
昼寝覚め風鈴の音語る風
一条の朝陽に光る山の苔
路地裏の隅を朝顔灯しけり
サイダーが五臓に沁みる昼寝後
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