渡辺さんの俳句傑作選

2025年 3月の俳句

囀りやオムレツうまく膨らます

オムレツと言えば卵で野菜をくるんで作る。
ま、簡単に言えば、それだけのことなのですが、
このオムレツも色胃rな種類があって、
けっこう多彩な味わいがある。
若かりし頃、自炊してた頃、
ひとつ作ってみようとしたことがある。
たいした知識もなく、
とにかく卵を割って薄く伸ばして、
いい感じになったところで、
ひき肉、玉ねぎを卵のベースに広げる。
なんだかいい匂いはしてきて、
なんだかニヤニヤの状況・・・。
そして卵でくるもうとすると、
なんだか中身がはみ出したり、
卵が少し破れたり、
これはやばいなと思ってまとめようとするが、
どうにもなかなかうまくいかない。
まあ、とにかく卵で丸めてお皿に移し、
ケチャップをかけて食べる。
美味しかったとはお世辞にも言えなかったが、
自分で一品作ったという充実感はあった。
だいぶ経ってレストランで、
オムレツを注文してその姿を見た時は、
その見た目もおいしさも感動レベルだった。
そのオムレツを味わいながら、
自分で作って見たことがプラスだったな、
と、1人なんとなく納得させるものがあった。
オムレツがうまく膨らんだ時って、
小鳥の囀りのような、
ちょっと繊細な気分になるんだろうな。
オムレツも今はいろんな種類があって、
スペイン風とか北欧風とかあるようですね。
それぞれのお国柄の味わいがあるということです。
オムレツのあのふんわりした見た目と、
ジューシーな味わい・・・。
ふっくら膨らんだ見た目は、
何となく心穏やかにしてくれますね。
ここのところ食べてないので、
美味しいレストランがあれば、
財布のひも緩めて食べに行きたいな。
そんなふうに春の陽気に、
誘われるのも悪くないかな・・・(^^♪





春の闇チェスのナイトは動かざる


チェスというと西洋将棋と言われることがありますが、
実際は将棋とはかなりルールも違いがあって、
似て非なるものといったほうがいいような気がする。
将棋の感覚ではないのかな・・・。
ただ相手のキングを追い詰めていくのは、
同じと言えるようだ。
ただ将棋のように一度とった駒は、
また使えるということはない。
そうなるとやはり相手の作戦を読みながら、
自分の作戦を展開していく。
かなり細かい読みが必要のようだ。
日本にもチェス連盟みたいなものが、
あるみたいですね。
将棋より国際的なボードゲームのようです。
発祥の地はインド。
そこから西洋に伝わったようです。
将棋もその流れの中にあったようですね。
チェスと言えばテレビ朝日のドラマ「相棒」で、
主人公の杉下右京と、佐野史郎が、
チェスの盤面を見ながら、
事件を追っていくというストーリーがあった。
二人のチェスのコマの動かし方で、
事件から逃げる方と、
追いつめる方が表現されていて、
コマを動かすと、
少し事件の顛末が佐野史郎側に動き、
それに対して杉下右京が駒を動かすと、
そこでまた少し解決の糸口が出てくる。
それが一時間続いていく。
佐野史郎は天才事件氏。
杉下右京はそれを見破りながら、
相手のコマを追い詰めていく。
追い詰める場面と、
事件の場面がリークされていって、
最後には杉下右京が相手の事件のからくりを、
突破するという内容だったと思う。
これがなぜ将棋じゃないのかなとも思ったが、
将棋だと細かく手が展開して、
収拾がつかなくなる感じがする。
時間も限られているからってこともあるのかな。
最初から最後まで二人が向き合っている場面と、
事件の解決の進行が映っていくという、
ドラマも一つアイデアなのかなとも思う。
いわゆる知恵比べですよね。
ちょっと普通にはないドラマ仕立てだった。





のどけしやデイサービスの送迎者

デイサービスと言えば、
日帰りで入浴、食事、レクリエーションなど、
サービスを受けることができる。
この施設を利用する人が、
自宅でも暮らせるように援助していく施設ですね。
このデイサービスを受けるためには、
バスの送迎が必要です。
必要とする人を回って施設に連れてきます。
施設にはいろんなプログラムがあるようで、
来た人に合ったプログラムが適用されるようです。
実際のところを見たことはないのですが、
いろんな人の話を聞くと、
プログラムはかなり充実してるようです。
この施設に通うための運転手もいるわけで、
決まった時間に送迎していくんですかね。
ただ送迎してる間には、
余計なことは言わないことが大事なようです。
こういう状況にいる人というのは、
当然普通の社会生活はできない人なので、
軽々に言葉には気を付けることが、
重要なようです。
いろんな場所へ出向いていくので、
それなりに神経の疲れがあるようですが、
運行上の問題がなければ、
特に問題が起こることはなさそうです。
やはり怖いのは、
事故に遭遇したりすることですかね。
気を付けていても、
事故に遭遇する確率がないとは言えない。
のどかに運転するということが、
どのくらいあるのかなぁ・・・。
病院の送迎バスの運転手は、
わり割と入れ替わりが早いと、
聴いたことがある・・・。
病院と所定の場所往復だから、
楽なのかなとも思うが、
どうなんだろうな・・・。
デイサービスの運転手は、
のどかになれる時があるのかな・・・。
送迎バスでも場所によって、
いろんな気の使い方の違いがあるんだろうな。





マッチングアプリ見ている男雛

3月と言えばひな祭り。
梅の香薫る青空が広がる日のひな人形。
お雛様を出して並べる時も、
なんだか自分が主役でもないのに、
うきうきした気分になりますね。
サトウハチロウ作のひな祭りの歌を、
聴きながらひな人形を並べると、
なんとも言えないうれしさがありますね。
この一瞬の気分というのは親ならではで、
娘はなにを思うやらです・・・。
毎年同じ時に並べられるひな人形。
常に横にいるのは変わりなしのお相手。
まあ変わる可能性はないですよ。
人形同士はたして仲がいいのだろうか?
毎年出されては仕舞われて、
まったく変化もなく飾られてるんですよね。
飾られてる時は、
神妙にお互い前を見て座ってますが、
時がすぎて箱に仕舞われて、
誰も見てるものもない、
空間になるわけですよ。
この仕舞われてる時というのは、
全く見るということは無いわけですよ。
人形というのは、
魂が宿っているということが言われてます。
この箱の中の空間で、
実に仲良くしてるのかどうか・・・。
誰も知らないということですよ。
まあ、仲の良いひな人形同士も、
中にはいると思いますが、
気が合わないというひな人形同士も、
いると思うんですね。
しかし、お相手を変えるということも、
できないですから、
今ならマッチングアプリを活用して、
この子がいいな、
なんてことを思ってるのかもしれない。
時代はそういう時代に入ってるんですね。
ひな人形は別ってことは無いですね(*ノωノ)





家事分担滞りがち冴え返る

昭和人にとって、
家事というのは奥さんがするものという感覚が、
相当根強く意識に刷り込まれている。
まあ、昭和の後半に行くにしたがって、
この概念は徐々に崩れていき、
家事も子育ても夫婦半々で、
という意識に変わっていった。
今、令和の時代、
夫が家事育児をほったらかすというのは、
殆ど禁じ手でまずその意識は通らない。
ただ昭和も戦後すぐの意識だと、
こまごま動く母親の姿を見てるから、
なかなか自分が家事を担うという、
意識に乏しい・・・。
この意識の入れ替えが、
徐々に若い層に浸透していき、
今や共働きが普通のこととなっている、
令和の時代では、
家事、育児は妻と夫で折半する、
というのが普通になっている。
つい先日知り合いの学習塾にいると、
若いお父さんがあかちゃんをおんぶして、
小さい子の手を引き、
お姉さんを迎えに来ていた。
まあ、後姿を見ていると、
大変だなぁ・・・、
と思う気持ちが湧きましたが、
そんなことを言うと怒られそうだ・・・。
令和の時代では普通の風景なんだろうな。
昭和の中期の人間からすると、
さあ、家事をやれという割れると、
どこから手を付けていいか分からない。
謎解きのような生活になる。
歳とともに家事というのは、
ある程度分担しながら、
夫も覚えていかないとダメだ。
昭和中期の母親のイメージを持っていると、
後に行くほど厳しい現実を突きつけられるね。
分担もしっかりスッキリ、
納得してやっていかないと・・・。
今やそういう時代に入っているということを、
認識しないといけない。
できるだけ日々の生活を、
平和に保っていかないといけないのです。





主催者吟


ギター弾く犬が答える春日和

シクラメン散って季節の新たまる

梅の香の過ぎて風吹く駅に立つ

畔の角小さき地蔵雪帽子

園児らの声と膨らむ桜の芽



topへ