ギター弾き語り健康論
〜五の段〜
日野原先生は、「音楽は右脳と関係していて、
心のバランスや健康造りに最適である」
と、ミュージカルセラピーの価値を常日頃述べられている。
現代社会は、言語など左脳中心に設定されていて、
この左脳重視・右脳軽視のアンバランスから、
様々な健康上のゆがみが生じていると解釈すれば、宜なるかなであろう。
音楽療法を一口で言えば、
「心身の障害や機能の改善に向けて、音楽を積極的に活用するもの」
ということになる。
音楽の効用は、人間の歴史と共に存在したのだろうが、
医療に取り入れられるようになったのは、
第二次世界大戦後のこと。
最初は、精神障害の治療方法とした発達したらしい。
その後、応用範囲が拡大し、
自動の発達療法や高齢者のリハビリ、
さらに身体障害の機能訓練にいたるまで多岐にわたっている。
音楽が治療の道具になる理由として、
直接情動に働きかけること、
音楽には一定の決まりごとがあるので、学習としての意味を持つこと、
そして、音楽を通して人とのコミュニケーションが図れること、
などが上げられている。
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