ギター弾き語り健康論
〜七の段〜
手や口の動作がいかに、
脳の刺激になりうるかに関しては、
カナダの外科医ペンフィールド先生の有名な脳地図を見ると理解できる。
少し学問的になり恐縮ではあるが、
大脳には前頭葉に運動領野、
頭頂葉に体性感覚野といわれる大きな領域があり、
互いに近接している。
この部分の脳細胞と、
それが受け持っている筋肉や皮膚を対比させてみた図がそれである。
手っ取り早くいうと、
手指と口を受け持っている脳細胞の数が極端に多いのである。
脳細胞の数に比例させて、
人間の体を再構成すると、
手指と口だけが巨大化し、
胴体などいかにも小さなグロテスクな怪物となってしまう。
実際ペンフィールドはこの怪物を脳の断面に描いて、
分かりやすく発表したのであった。
こうした事実から、弾き語りという行為が、
脳の活性化やボケ防止にいかに有効であるかが、
分かろうというものである。
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