「映画でひとこと」−『エリン・ブロコビッチ』
(初出 2003/2/8)

ジュリア・ロバーツ主演の映画で、DVDで観ました。
3人の子持ちで文無しの女性、エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)が、大企業の公害汚染隠しの事実に気付き、被害者のために東奔西走、最後には史上最高額の和解金を勝ち取る、というもの。
いきなりネタバレかいと思われるかもしれませんが、ラストを知っていても楽しめるからこそ言ったわけで、実際映画の宣伝時にも結末は明かされていたらしいです。
そう、結論から言えば私は結構楽しめました。
話の結末を知っていても、です。

この映画はとにかく主演女優への依存度が高いというか、おそらくジュリア・ロバーツが主演でなければあれほどヒットしなかったでしょう。
良くも悪くもジュリアに左右されるというか。
ジュリアが好きならこの映画も好きになれるんじゃないでしょうか。
嫌いなら逆ですね。
映画中ジュリアは上げてます、寄せてます、その胸を。
そして隠すことなく生で見せます、見せまくります、その脚を。
かなりセクシーなカッコしてるんですが、あれはあれでいいもんですな(コメントが完全に親父化してるな・・・)。
しかし正直言ってあのキャラクターはあまり好きではありません。
ああいう自己主張が強すぎる人って、苦手なんですよね・・・
接する以前に見てるだけでも不快になるというか。
私は優し〜いお姉さんが好きなのです。
ただ、その自己主張の強さ、彼女のバイタリティこそが、この映画の魅力の一つとなっていることは否めません。
その押しの強さで相手側の弁護士をギャフンと(まさにギャフンって感じ)いわせるところは、気持ちよかったです。
このシーンは間違いなく本作の見所の一つでしょう。

個人的にはジュリア・ロバーツよりも、弁護士役のアルバート・フィニーが良かったなぁと思います。
彼の役どころも演技もいいです。
どこがどういいの?と聞かれるとうまく答えられませんけど(笑)。
ちょっととぼけた感じとか、言葉が汚くてやかましいエリンにひるまないところなんかが好きなんです。
あぁ、本当にうまく答えられてませんねぇ・・・

あと、このお話は実話に基づいてるらしいんですけど、エリンが男と付き合って、別れるというシーンがあります。
で、『ミュージック・オブ・ハート』という、やっぱり実話に基づいたもので主人公が女性の映画があって、その中でも男との出会い・別れが出てきます。
こういう実話に基づいた話の中で出てくる男との出会い・別れって、なんか生々しくてイマイチ好きになれないことが多いです。
まぁ実話なんだからしょうがないっちゃあしょうがないんですけどね。
いっそのこと丸々カットしてしまうか、もっとロマンティックに脚色して欲しいと思うんですけど、私だけでしょうか。

なんか完全に雑感の羅列になってしまいましたが、ここで総括。
尺は2時間以上あって結構長いんですけど、私は飽きずに楽しめました。
爽快感もあり、ストレス溜まってるときや、ちょっと落ちこんでるときに観るのがいいかもしれません。
まぁ男性は、いや女性も、ジュリア・ロバーツの寄せて上げた胸元と、にょっきり伸びた生脚を見るだけでも一見の価値があるんじゃないでしょうか。

(映画データ)
『エリン・ブロコビッチ』(米)
原題:『Erin Brockovich』
公開:2000年
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:スザンナ・グラント
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジュリア・ロバーツ、アルバート・フィニー
管理人お気に入りポイント(★=1、☆=0.5。最高5):
★★★★

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