Pulau Penang (Malaysia) ・・・ペナン島(マレーシア)

滞在期間 : 2001/4/2〜4/5

・マレーシアで最も有名な観光地として知られるペナン島です。ペナン州はペナン島と、マレーシア本土の一部からなり、そういう意味では香港島と九龍半島からなる香港と似ています。ケーブルカーで登るペナン・ヒルも、香港のヴィクトリア・ピークを思い出させます。

・船でペナンに着いて、すぐにペナン名物ともいえるトライショー(自転車のタクシーみたいなもの。下の写真参照)に乗り、チュリア・ストリートという安宿街に行きました。トライショーのおっちゃんに紹介してもらった宿に泊まったんですが、これがキレイで安くて、しかもそこの従業員がまたいい人だったんでラッキーでした。なんでもできてまだ半年だとか。どうりでキレイなわけです。シングル一泊で18リンギット(=約540円)。タイに比べると高いんですが、マレーシアでは安い方です。

・ペナンへ行くのにアロースターという街から長距離バスに乗ったんですが、そこのチケット売り場の看板が私の目をひきました。"KAUNTER TIKET EKSPRESS"と書いてあったのでした。なぜ"COUNTER TICKET EXPRESS"ではないんでしょうか?マレー人は"C"や"X"が嫌いなんでしょうか?現地の人に聞くのを忘れてしまい、真相はわかってませんが、私が思うに多分外来語表記なのではないでしょうか。つまり日本のカタカナに当たるもので、マレーシアは多民族国家なので外来語表記にアルファベットを使っていて、その表記法則では"KAUNTER TIKET EKSPRESS"となるのではないか、と。違うかなあ?クアラ・ルンプールで買った電車のチケットには同じように"KAUNTER〜"と他に"COUNTER〜"と英語表記もしてあるので、英語のスペリングミスではないのは確かなんですが。誰か知ってる人がいたら教えて下さい。

・ご飯は宿のそばの中華料理を主に食べてました。これが安い。一食フレッシュジュースもつけて4.5リンギット(=約140円)。しかもうまい。フレッシュジュースも新鮮な果物をそのまま使ってるから、おいしいことこれに如くはなし、でした。ここだけじゃなくて、タイでもシンガポールでもどこでもフレッシュジュースやシェイクはよく飲みました。本当に果物そのものの味がするんですよね。オレンジからアップル、すいか、いちご、メロン、マンゴ、やしの実・・・日本ではあまりフレッシュジュースを飲む機会がないように思ってたので、ここぞとばかりに飲んでました。日本では飲めても高いですしね。最近は南海線なんば駅のプラットホーム1,2番線手前にあるジューススタンドのミックスジュースをよく飲みます。150円でかなりいけます。イチゴミルクもかなりいけます。


Goddess of Mercy Temple ・・・慈悲の女神寺院

ペナンで最も古い中国寺院です。この「最も古い」とか、「最も大きい」とかに観光客は弱いです。もう無条件に行ってしまう。逆に「最も新しい寺院」とか、「最も小さい仏像」とかっていうアピールもあってもいいと思うんですけど。中には慈悲の女神・観音仏がまつられてます。「関公」もまつられてました。

City Hall of Penang ・・・ペナン州庁舎

別に観光ポイントでもないんですが、強い日差しのなかで真っ白な庁舎がきれいだったので撮りました。背景も結構きれいだと思います。

Monument of Soldiers ・・・兵士の記念碑

左端に写ってるのが兵士の記念碑なんですけど、単に海が撮りたかったんです。ペナンの海は、他のアジアのビーチリゾートに比べると汚いと言われてますが、まあまあきれいでした。確かにサムイに比べるとイマイチではありましたが。

Trishow? ・・・トライショー

トライショーというのは、写真に写っているような、自転車の前輪部分に座席がついたもので、行き先を伝えて料金交渉してから利用するものです。概してタクシーより安く(交渉次第)、速度はかなり遅いのですが、荷物が重いときなんかには便利です。実はこの写真はトライショーに乗りながら撮ったものです。つまりトライショーの視点からトライショーを撮ったもの。なお、英題についてるクエスチョンマークは、綴りがわからないのでつけたものです。

View from the Top of Penang Hill ・・・ペナンヒルからの眺め

ペナンヒルはペナン島のほぼ中央に位置し、標高約830mあります。観光でペナンに行く人はまずここは訪れるでしょう。頂上には名物のケーブルカーで行くんですが、途中でひどい雷雨になって、上に着いたときには雲で視界ゼロの状態でした。乗ってきたケーブルカーに乗ってそのまま帰る人も大勢いましたが、せっかく来たんだからとしばらく待っていると、サーっと雲がひけていくではありませんか!これが結構壮観でした。景色よりもその雲が開けていく様が圧巻でした。

Kek Lok Si ・・・極楽寺

1890年建立の「マレーシア最大の」仏教寺院。写真右手の高さ30mの塔(パゴダという)がちょっと変わってて、上部がビルマ様式、中部がタイ様式、下部が中国様式らしいです。沢木耕太郎は著書「深夜特急」の中で、「マンガチックな」と形容していたような記憶がありますが、的を射ていると思います。ちなみに日本語読みすると「ごくらくじ」ですが、向こうでは「ケッロッスィ」といいます。英語の綴りを見ると、「ケックロックシ」と読んでしまいそうですが。

Buddha in Kek Lok Si ・・・極楽寺の仏像

上の極楽寺の中にあった、非常に趣味の悪い仏像です。あまりの趣味悪さに写真に撮りましたが、写真ではあの派手派手さは伝えきれません。残念です。

In Butterfly Farm ・・・蝶園にて

ペナンにあるバタフライ・ファーム、日本語で言えば蝶園に行ってきました。40m平方ほどのケージに、3000〜4000匹の蝶が飛びまわっています。蝶のほかにも面白いものがたくさんあって、例えばサソリだとか巨大ヤスデだとか気持ち悪いものから、葉っぱにそっくりなコノハムシやら茎にそっくりのナナフシなんかの珍しいものまであり、かなり楽しめました。昆虫の標本もあって、その昔昆虫好き少年だった私は長い時間標本を眺めてました。撮った写真ですが、初めての接写ということもあって、あまりうまく撮れてません。ピントが花の方にあってしまってて、ボケてるのがわかります。まだまだ修行が足りません。

Campbell Street ・・・キャンプベル通り

ペナンの中でもこぎれいな通りで、全然違いますけど横浜の石川町にあるオシャレな通りを思い出してしまいました。売っているものはちっともオシャレじゃなくて、安いスリッパとか日用品とか、身近なものを売ってます。看板は漢字ばかりですが、マレーシアは多民族国家で、中国人は全体の35%を占めるのでこういう風景は珍しくありません。中華街はいたるところにあります。

Kapitan Kling Mosque ・・・カピタン・クリン・モスク

地球の歩き方によれば、「マレーシアで最も美しい」モスクだそうです。私が行ったときには改修中で中に入れませんでした。確かにかなりボロボロになっています。写真で見てもそれがわかります。

The Roof of Sri Mariamman Temple ・・・スリ・マリアマン寺院の屋根

ペナンのスリ・マリアマン寺院の屋根です。わざわざ「ペナンの」と言ったのは、スリ・マリアマン寺院という名前のお寺がクアラ・ルンプールにもシンガポールにもあるからです。かなりメジャーな名前みたいです。日本で言えば「観音寺」みたいなもんでしょう。ヒンズー教のお寺なんですが、これを見る限りインドの人達は「色の統一感」というのは考慮の外みたいです。シンガポールにもクアラ・ルンプールにもこういうお寺がいくつかありました。ただ、本場インドではこういうお寺は見なかったんですが・・・