田舎駅作成日記(その1)


ボードは370mm×1200mmを2枚用意し、縦につなげる構造に決めた。ホームセンター(Jマート)で適当な板を購入。線路を並べていった。
メインで走らせる場所には新規で線路(TOMIX灰色)を購入し、メインでない場所には数十年前に購入した旧線路(TOMIX茶色)を使用することにした。線路の固定にはユザワヤで発見したHOの犬釘(HO 犬釘 SHINOHARA)にし、ペンチで押し指して行く。接着剤等は使用しなかった。
線路を並行にできるか心配だったが、TOMIXの場合は線路と線路の間に線路を置けばTOMIX規格の37mmになるので問題はなかった。左の引き込み線には55.5mmの幅が必要だったので島式ホームを利用して幅を合わせた。
電動ポイントや信号機のケーブルはボードに穴をあけて下に通す様にした。



もう一方のボードにも線路を配置し、数十年前に購入した駅を木工用ボンドで固定していった。11両編成が止まることができる長い駅だ。
この状態でちょっと試運転(EF65-1037 前期形JR貨物2次更新車色)。カーブや勾配がある訳ではないので全く問題なし。
ちなみにTOMIXの旧線路(茶色)は犬釘等でとめるための穴が2つしかない。中央のDCフィーダーを設置するためのへこみを利用して中心を犬釘でとめることにした。



線路とボードの高さがある。駅周りは高さがない方が良いと判断し、木材(カワイバルサウッド)を購入して埋めた。バルサは柔らかくて簡単に切ることができる。色は土をイメージしてタミヤカラーのフラットアース(XF-52)にした。後に草木を植える予定。



バラストはTOMIXのシーナリーバラストのF・ミックス(8149)にした。枕木の間もまくか悩んだが、ここは引き込み線なので実験でまいてみた。小さなスプーンで少しずつまき、筆で整形した。
バラストの固定にはTOMIXシーナリーボンド(8100)を利用。水で薄めてスポイドでたらすが、これが難しい。特に枕木の間にまいたバラストの整形が困難。竹串で砂利を一粒ずつずらす等の作業が必要になった。結局、隙間だらけになってしまったが、線路と同じ色なので遠目で見れば問題なし。バラストに色を塗る予定がないのであればバラストと線路は同色にした方が良いだろう。



メインの路線は列車を走らせることを重視し、枕木の間にバラストをまくのをやめた。もの凄く時間がかかりそうだし。
KATOの側溝(23-227)も設置してみた。



やってみたかったのが駅員用の踏切。木材(カワイバルサウッド)を適当に切って貼った。ここで気がついたのは、バルサには木目があるので縦に切るのは簡単だが、横に切るのは難しいこと。色はタミヤカラーのNATOブラウン(XF-68)とホビーカラーのクリームイエロー(H34)。ちょっと濃いめの色だが、そのうちウェザリングして落ち着かせようと思う。カーブレール(C541-15)の上を通ることになり、削りながら調整した。
TOMIXの対向式ホームセット駅(4001等)に付属の看板シールだけではつまらないので、手元にあった鉄道博物館のパンフレットを切り取って張り付けてみた。そのうちちゃんと考えようと思う。
TOMIXの線路際アクセサリーセット(3075)に入っているATS地上子(新は白色・旧は灰色)をパラパラと設置した。



津川洋行のはしご(LA-18)やグリーンマックスの三燈式信号機(81)に色を塗ってキュービクルを設置した。これらはバラストをまく前に設置する必要がある。
グリーンマックスのストラクチャーキットシリーズは魅力的な商品が多いが、自分で色を塗る必要があるのでつらい。信号機を数多く設置する予定なので、安く済むのでチャレンジしてみた。信号機は結構苦労した。色塗りの技術が乏しいので残念である。本当は全て電動の信号機にしたい。



引き込み線の線路をタミヤカラーのNATOブラウン(XF-68)で塗ってみた。電車の集電が悪くなりそうだし、設置してしまった線路を塗るのは面倒なので本線はそのままにすることにした。
土としてTOMIXカラーパウダーのブラウンミックス(8114)をまいた。まく前にTOMIXシーナリーボンド(8100)をたらしてみたが、木材なので吸収されてしまう。吸収されないように木工用ボンドを先に塗る方法もある様だが、既にバラストまでまいている状態なので無理。カラーパウダーをまいた後に無理やりシーナリーボンドをたらした。
駅側の草はKATOフォーリッジの緑色(24-317)を選択。適当にちぎって引き延ばして木工用ボンドで付けていった。フォーリッジはほとんどが線(ネット)でできており、ちぎると緑の粉が落ちてしまう。つる草や雑草にするのには適当でも結構リアル。



引き込み線の線路をタミヤカラーのフラットアース(XF-52)を薄くしてウェザリングしてみた。枕木の間にもバラストをまいたからだろうか、なかなか良い雰囲気。本線にも適応したくなったが我慢した。
このころ、色塗りのためにエアーブラシが欲しくなった。色を変えるのに洗うのが面倒だと思うので、とりあえず我慢。ベランダでスプレーするのも厳しいし。
グリーンマックスの三燈式信号機(81)に付属しているATS地上子を白く塗って設置してみた。



本線の架線を駅に設置する方法で悩んだ。とりあえず架線の下を切り取り、切り取ったステイの部分を逆さまにして架線にアロンアルファーで固定し、駅にピンバイスで穴をあけて刺してみた。しかし、逆さまにしたステイは平たんではなく、いまいちのできばえである。そのうち駅に直接刺すように変えるつもりである。


田舎駅作成日記(その1)