永遠のガンダムシリーズVol.2




2004年3月30日発売予定/¥1300(税別)株式会社カンゼン

 
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【主な内容】
シャアの魅力とは何か?自分にとってシャアとは? そしてガンダムとは……?
ガンダム世代のクリエーター8名が通常の3倍の熱さで語るシャア専用トーク集。

<トークの内容例:たとえばこんな永遠の謎について>

シャアの「ララァはお母さん発言」
を聞いて、正直どう思いました?

<本書における解答例>
「シャアにはそんなこと言ってほしくなかった…」
「シャア、あんたは勘違いしてる!!」
「あれは取り乱した心のあらわれでしょう」
「典型的な日本のオヤジ発言」
「アムロをビックリさせるための単なる意地悪」
「シャアだって一人の人間だもの。大人だなぁ、深いなぁ…」

本書はこのように、ガンダム世代の“永遠のカリスマ”シャアの人間性を多角的
に解き明かしていく、おそらく古今例がないシャア専用読本であります。

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【シャアを語る強力トーク陣】
『機動戦士ガンダム』が最初に放映された1979年当時、すでにマスコミで活躍
していた人から、当時はまだ小学生だった人まで、年令も職業も育った環境も異
なる8名が登場。それぞれが考える個人的なシャア観、ガンダム観が炸裂します。


安田朗(『∀ガンダム』キャラクターデザイナー)
『ストリートファイター2』の絵師として知られ、ゲーム業界で活躍していた安田朗さんが、
『∀ガンダム』のキャラクターデザイナーとしてアニメ界に彗星のごとく出現したのは1999年。
その後、03年には『OVERMAN キングゲイナー』のメカデザインを担当し、今では富野由悠季監督の
最重要パートナーの一人となった。自ら大のガンダム好きを公言し、「アムロ原理主義」を標榜する
安田さんが、アムロの最大のライバルであるシャア・アズナブルについて大いに語る。赤と白の風が吹いた…!

寺田貴信(『スーパーロボット大戦』ゲームプロデューサー)
古今東西のスーパーロボットたちの夢の競演を実現させた、人気ゲームソフト『スーパーロボット大戦』シリーズ。
そのチーフ・プロデューサーを務める寺田さんは1969年生まれ。幼少期にマジンガーZに出会い、
小学校高学年でガンダムブームに直撃。以後、人生の大半をロボットアニメと共に過ごすことになった世代の代表だ。
寺田さんは言う。「シャアよりクワトロ・バジーナの方が好きなんですよ」。
クワトロ、そして問題作『Zガンダム』の魅力とは何か。君は刻の涙を見る…!?

樋口真嗣(映像作家・平成ガメラシリーズ特技監督)
平成ガメラ3部作で知られる、特撮界の希望の星・樋口真嗣さんは、ガイナックスという
ガンダムに極めて近いフィールドに所属していた時期もありながら、ガンダムの制作に直接関わったことはない。
けれど、その創作活動の原点にはガンダムが大きく存在しているという。
ファンとしてガンダムを見守り続けてきた映像人・樋口さんにとって、シャアはどんな存在なのだろう。
2005年公開予定の超大作映画『ローレライ』の撮影準備中に話を聞いた。キーワードは「尊大」だった。

大徳哲雄(元『月刊OUT』編集長・現『ガンダム・ヒストリカ』編集責任者)
80年代のアニメブーム華やかなりし頃、読者投稿とパロディでカルト的な人気を誇ったアニメ誌『月刊OUT』。
大徳哲雄さんは自ら“宇宙編集者アウトシャイダー”に変身して読者を爆笑に誘う一方で、
緻密な科学考証とアカデミックな視点からガンダムを捉えた画期的なムック『ガンダム・センチュリー』を
作ったりと、驚くべき硬軟両刀使いで活躍した伝説の編集長である。
大徳さんは語る、「シャアは最も重力に魂を引かれていた人ですよ」。さて、その理由とは…!?

小牧雅伸(元『アニメック』編集長)
『アニメック』は批評主体の硬派な内容で、80年代のコアなガンダムファンから圧倒的支持を受けていた伝説の雑誌。
「大人がアニメを真剣に語ってもいい」という時流を生みだした名物編集長・小牧雅信さんは、
まさにアニメ界の生き字引。アニメック恒例の富野監督インタビューの聞き手としてもおなじみだった小牧編集長が、
独自のシャア論はもちろん、ガンダム誕生以前のアニメ黎明期から、熱狂のガンダムブームに至る舞台裏まで
ビッシビシと熱く語る。君は、生き延びることができたか…!?

涼平(俳優・仮面ライダーゾルダ役/『機動戦士ガンダムSEED』声優出演)
『仮面ライダー龍騎』の北岡秀一こと仮面ライダーゾルダ役で、俳優として鮮烈なデビューを果たした涼平さん。
03年には自らの希望で『機動戦士ガンダムSEED』にオルガ・サブナック役で声優出演。
ガンプラファンとしても知られ、複数の専門誌でコラムも連載している。
アニメよりプラモからガンダムを好きになったという、新しいガンダム世代・涼平さんの目には
シャアはどう映っているのだろう。「戦わなければ生き残れない」という共感か、それとも…?

ササキバラ・ゴウ(編集者&ライター/『それがVガンダムだ』著者)
『それがVガンダムだ』や『教養としての<まんが・アニメ>』『戦争と平和』など数々の著作で
鋭い富野由悠季論を展開してきた、編集者でありライターのササキバラ・ゴウさんが、
80年代の『ダイターン3』から90年代の『Vガンダム』、そして03年の『キングゲイナー』まで、
縦横無尽に富野アニメ史を語りながら、シャアという突出したキャラクターの正体に迫る。
マスクの本当の意味、ガンダムの黒歴史をシャアが象徴していた理由とは? ササキバラ流シャア論、「見てください!」。

福田己津央(『機動戦士ガンダムSEED』監督)
ガンダムシリーズの最新作であり、またファーストガンダム以来の社会現象を巻き起こした
大ヒット作品『機動戦士ガンダムSEED』。原点回帰しつつも新しい意匠を凝らした
“21世紀のファーストガンダム”は若い世代から絶大な支持を集める一方で、旧世代のファンの間では
激しい賛否両論も呼んだ。まさに時の人、福田己津央監督に、初期ガンダムシリーズの象徴である
シャアについて聞いた。世代の壁を越えろ、ガンダム!! もといシャア!!

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【充実のシャア専用企画】
トーク以外にもシャア専用企画が通常の3倍以上。シャアの底知れぬ魅力に迫ります。

<巻頭二色カラーグラビア>
シャアに関する関係者証言集 
  アムロ・レイさん&カミーユ・ビダンさん&レコア・ロンドさん&ナナイ・ミゲルさん&ギュネイ・ガスさん…他多数

<シャアに関する素晴らしきムダ知識>
シャア専用トリビア MS編/小説編/マンガ編/ゲーム編/etc
<シャアの名セリフ究極セレクション>
シャア語録 百式
<シャアの生みの親・言霊クロニクル>
富野由悠季発言集 〜シャア専用アーカイブ〜

表紙イラスト=あきまん(安田朗)描き下ろし

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ご注意:この本に載ってないもの

設定資料集/ストーリー解説/特製フィギュア/シャア専用グッズ紹介/難しい評論文/
富野由悠季監督インタビュー/安彦良和さんインタビュー/池田秀一さんインタビュー/
※これらの内容をお求めの場合は、別のガンダム書籍をご覧くださいませ。


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<関連リンク>
発売:株式会社カンゼン
購入:Amazon.co.jp  Jbook /

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本記事作成:谷田俊太郎(構成&インタビュー担当者)
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