タイトル■はなびの“は”
書き手 ■こばみ

普段何気に足を運ぶ花火大会ですが、
花火大会って無料ですよね。無料なら、
いっそお得に見物したくないですか?
そこで“花火フェチ”の私が
自然と身に付けた花火大会の観覧方法。
素敵でお得で役に立つ花火大会の必勝法を
お伝えできたらと思っています!

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<その2> 
花火大会の歴史 〜花火は和食!〜

10月に入ると早くも情報誌がこぞって始める「クリスマス特集」。

最近思うのですが、その対抗馬が現れたのではないかと・・・。
それは「花火」。
5月の後半には、すでに「Can Doぴあ」や「Walker」系
で特集が始まりました。
早いぞ!

さて、まずは花火大会の歴史を少し調べてみました。

日本で最初に花火を見たのは徳川家康だとか、
伊達政宗だとか諸説がありますが、
その後8代将軍の吉宗の時代に、現在も有名な隅田川の
『両国川開き』で花火大会が始まりました。

当時は大川と呼ばれていたそうで、地元の人は今でも
「大川の花火大会」と呼んでいるそうです。

掛け声で有名な「たまや〜」「かぎや〜」というのは当時の2大花火屋さん。
今でも残っているのは、たしか鍵屋のほう。
何年か前、女性のおかしらになったという
ニュースを見たことがあります。

明治時代になると、文明開化で
海外から発色の原料でもある炎色材が入ってきて、
赤や青などの美しい彩色を備えた花火になったのです。

(昔理科の実験で「炎色反応」というのをやったの覚えていますか?
 バーナーの炎にナトリウム板などを近づけると炎の色が変わるやつ。
 あれが花火に色がつく仕組みなんですよ!)

現在、日本は「世界一の花火大国」と言われるほど成長してきました。

花火というは、和食のような気がします。

小さなお皿に乗った芸術。
きちんと面取りされ、素材の味を生かす薄味。
一口で終ってしまうほどの量だか、順番に出てくる
和食にはきちんと作り手のストーリーが組み込まれている。

まさに花火です。

一瞬の光の中に、細かな芸や配色のバランス、そして
実はストーリーがあるようなプログラム。

細かい心遣いを“美”とする日本だからこそ、
花火は今日に至るほど成長したのでしょうね。



※次回は「花火大会にいく時間帯」についてお伝えしますね!





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