タイトル■闘魂猪木塾と何か?
書き手 ■谷田俊太郎

1999年5月に僕はあのアントニオ猪木さんと
「闘魂猪木塾」なるツアーでアメリカを一緒に
旅させてもらいました。これはその時の旅日記
です。「紙のプロレス」という雑誌に掲載され
た原稿をここに再録します。ひとつの良い思い
出にというかね。では、行きますかーーッ!?

※今年もこのツアーは行われます。2/28〜3/4でinパラオです。
詳細は「アントニオ猪木OFFICIAL HOMEPAGE」
http://www.inokiism.com/contents/cont_j.htm


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<迷わず行って、行けばわかった!>
「第3回闘魂猪木塾 INアメリカ大自然 自己発見の旅」報告リポート


その4  「終生、大衆に尽くす」は本当だった!

●4日目 グランドキャオン→ラスベガス●


この日は4時起き!はえー。

アッという間に最後の日になってしまいました。
グランドキャニオンの日の出を見に行くのです。
何度書いたかわかりませんが、これもまた素晴しくて大感激。

その後は、リムを下ったり、
険しい山道で念願の気合いを入れられたり、
(顔面ビンタです。マジで痛かった)
闘魂棒を使ったトレーニングを伝授されたりと
またまた充実のプログラム。

そしてグランドキャニオンを後にし、
ラスベガスに向かいました。
この車中では、遂に塾長の隣を獲得!

ガイドさんによる
「アメリカには税金がかからない州がある」
という話があると、塾長すかさず出題。

「風呂代がかからない州はどこでしょう?
 …ニューヨーク!ダハハハハハ」。

ルート66に入り、
名物兄弟がやっている床屋がある、という話を聞くと

「背が高いんだって?
……ジャイアント・バーバー!…ンムフフフ」。

まったくステキすぎること、この上なし!

この車中では、塾長のジャンボ鶴田観や、
全日5.2ドームに出場要請の話もあったという話、
ボックやルスカがいかに強かったという話、
はたまたアミン大統領戦について、
そして例のスキャンダルにまつわる話など、
実にいろんな話が聞け、機会があったら、
またみなさんに報告できればと思います。

ラスベガスに着き、
闘魂猪木塾終了証授与式になってしまいました。
この会では、一人ずつ色紙にサインをもらい、
最後にまた一人ずつ修了証書をもらいます。

この場面でもそうだったんですが、
この旅路でどんな場面でも常に塾長は、
みんなと記念撮影に応じてました。

一人とすると、必ず28人分しなくちゃいけないわけです。
他の観光客に頼まれても必ずそれに応じていました。

しかし、どんなに疲れていても
塾長は絶対に元気な笑顔を絶やしませんでした。

この文章ではほとんど割愛してますが、
誰かが真面目な相談をすると、必ず真剣に答えてくれました。

この会でのサインは、一人で何枚かお願いする人もいて
何人分したかわかりません。

みんなが飲んでいる時に
ひとりで廊下で大量の色紙を書いていた
塾長の姿を見かけこともあります。

めんどくせーな、正直そう思うこともあったずです。
サインの最後の方では、さすがに疲れが見えました。

しかし、全員分し終わるとまた
あの太陽のような、元気な笑顔に戻るのです。

そんな塾長を見ていたら、
「終生、大衆に尽くす」というあの塾長の言葉は思いだし、
あれは本物の言葉だったんだ、と胸が熱くなりました。

最後に、塾長の「道」を聞き、
1.2.3ダー!でお別れ。

最後のダーは、声が震えてうまくいえませんでした。

塾長はそのまま今度はキューバに向かい、
我々は翌日日本に帰国。
成田でもう一度ダーをやって、闘魂猪木塾は修了です。

今回参加した唯一のマスコミ関係者ということで、
浅草キッドの水道橋博士さんに勧められ、
紙プロにこの文を書くキッカケをいただきました。

この文章で、どれだけ「闘魂猪木塾」の魅力を
お伝えできたかわかりませんが、
「闘魂猪木塾」は猪木ファンなら、ますます猪木さんが
大好きになる催しであることは間違いありません。

次回は、「ブラジルでライオンタマリンを見る」というウワサ
(塾長、または我々の希望)ですが、とりあえず、
塾長自身が「お金のかからないようにやりたいね」
ということで、都内でセミナーを!と提案してくれました。

実現した暁には、みなさんもぜひ。

「道」

この道を行けば 
どうなるものか
危ぶむなかれ 
危ぶめば道はなし
踏み出せば 
その一足が道となる
迷わず行けよ 
行けばわかるさ

 
アリガトーーーーーーーーーッ!

(おしまい)





[谷田俊太郎の自己紹介・のようなもの]

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