タイトル■シンガポール・ジモティ通信
書き手 ■かなぶん
シンガポールは淡路島と同じくらいの大きさの
小さな小さな国。この国に住む日本人かなぶん
さんによる、地元民だからこそわかるシンガポ
ールの魅力をお伝えするコラムです。行ったこ
とのない人も、一度行って「つまらない」と思
った人もご注目。本当はこんな国なんですよ!
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<第3回> おいしい!やすい!ローカルフード
シンガポールに住んでいます。っていうと大概の人に
「ご飯とかどうしてるの?」って聞かれます。
ということで、今回と次回では家の食生活について、
お話したいと思います。
食べることが大好きな私がもっとも楽しみにしてた&心配していた
ことといえば、やはりこちらの食生活についてでした。
ローカルの人々は、あまり自分の家で食事の支度をしないと
いいます。では、どこで食事をするの?っていうとこちらには
ホッカーズ(屋台村)という便利なものがあるのです。
沢山の種類と店の数があるので、毎日食べても飽きないうえに
ホッカーズの料理はどれもシンガポールドル(約72円)
2ドル〜4ドルくらいですので、金銭的にも負担にならない。
むしろ、家でつくるより安いかもしれないくらいなんです。
(という理由を付けて土日は私もほとんど料理をせず、
ホッカーズのお世話になってま〜す)
私がよく食べるのは、やっぱり日本人になじみの深いチャーハンとか
麺系が多いです。それでももう2年以上もいると、いろいろと
ローカルの人々がおいしそーに食べてるものも気になりだし、
「いっちょトライしてみるか!」とかなり見た目のグロイ物も
食べてみれば結構いけたりして、新しい発見が沢山あります。
それでも多分ローカルフードのメニューの1/3も制覇してないと
思います。それぐらい、種類も豊富です。
ここで、私がよく食べるメニューをご紹介します。
1 フライドホッケンミー(3ドルくらい)
これはいわゆる中華風のやきそばみたいなものです。
シンガポールにしかないものらしく、名前も
フライド(英語)ホッケン(福健=福健語)ミー(マレー語で麺)と
多国籍なシンガポールにしかありえないネーミングです。
イカやえびのダシが良く出てて、にんにく風味が豊かな一品2 プロウンミー(3ドルくらい)
いわゆるエビラーメンです。エビのいいダシがでていて
醤油味のさっぱりした味3 チキンライス(3ドルくらい)
いわゆる日本のケチャップライスではありません。
チキンスープとガーリックで炊いたタイ米の上に
蒸したチキンのぶつ切りを乗せて、
醤油とごま油ベースのタレやらチリソースで食べるものです。
この間まで(もう終わったかな?)ロイヤル○ストという
ファミリーレストランでやってましたが、結構本物味でしたよ。
ただ、値段はシンガポールの8倍くらいでしたが。
その他にも沢山ありますが、もしシンガポールにいらっしゃった際には
どうぞこの3品からローカルフードワールドに入ってください。
入門編ですが、あまりのおいしさと安さにハマること間違いなし!です。
ただ、お店によって全然味もレベルも違うので、一度おいしくなくても
よそで食べたらおいしかった!ってことも多々あります。
シンガポールの人々はとにかくおいしいお店をよく知ってます。
ほとんどを外食するローカルの人々は、やっぱり舌が肥えているし
同じお金を出すならおいしいところを探していこうと、
そりゃあシンガポールの隅々まで知ってます。それはシンガポールが小さい街で、
端から端まで40分ということもあるのでしょうが、
(日本だと大阪で「東京においしいお店があるよ」と言われても
すぐには行けませんが、シンガポールだと国内であればどこへでも
行けますからね)
とにかく中国人系が多いこともあって、食べることには皆貪欲です。
だからシンガポールのおいしい屋台は、ローカルに聞くのが一番かも
しれませんね。私もそうやって開拓したお店がいくつかあります。
ホッカーズについては、また追々お店やメニューなども紹介していきたいと
思っています。ご期待くださいね。
そんな感じで日本に比べると外食度はかなり高い食生活ではありますが、
やっぱり日本人には毎日ローカルフードというのは濃すぎまして、
日本人の多くは平日には家で日本食を作って食べています。
次回はその食材の調達方法など家食についてです。
お楽しみに!!
(つづく)
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