タイトル■カメとプレの不思議な世界
書き手 ■加藤さこ

ヌマガメ、リクガメなど4匹のカメ、
そしてプレーリードッグを飼っている彼女が、
カメやプレーリーを飼うことになった経緯や
野生動物としての彼らの現在の状況、
不思議な生態と格闘する楽しさと厳しさ、
いろんなエピソードを語ってくれるコラム。
ある意味、知られざる世界の入口かも。

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【第3回】  ジレンマ


3月になっちゃいました。
これから暫く、カメ好きな私にとって
実はちょっとつらい時期なのです。

日本は今、世界一の動物密輸国なのですが、
その中でもカメ、特にリクガメは
殆どが密輸で入ってくるといわれてます。
現地で体調を整えさせてからではなく、
無理矢理連れてこられちゃうから、
輸送している間に弱ってしまう。

密輸ガメを仕入れるショップは
店で死なせるのが損だから、
入荷するとすぐに売りつけちゃう。
それも、飼い方のわからない人を
カモにしちゃうんだよね。

この時期は、なるべくペットショップには
行かないようにしてます。
可哀想だからと買ってしまうと、
来年もまた、同じように
密輸されてしまうから。
でも、すごくジレンマを
感じてしまいます。

良心的なショップは、
必ずカメにWC、CBという
表示を出してます。
WCは、ワイルドキャプティブ。
野生で捕まえたカメたちです。
CBはキャプティブブリードと呼ばれて、
飼育ガメから生まれたカメたちのことです。
CBの方が値段が高いから敬遠されがちだけど、
寄生虫や病気を持ってる確率が低いし、
日本の気候に馴染みやすいので、
すごく飼いやすいです。

もし、これからカメを飼おうと
思ってる人がいたら、
CBの方を選んだ方が、後々お得ですよ。
数が少ないので、探すのに
ちょっと苦労しそうだけど…。





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