タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

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これまでの記録


<112> 5月16日(木)

■■ プロレスvsサッカー ■■


狼ガガでもサッカーの話題が盛り上がり
ワールドカップも近づいてきたある日の
プロレスファンの飲み会にて。

世のサッカー人気に対してプロレスファンはどうすべきか!?
…とわけもなく対抗意識を燃やした俺は、
プロレスがサッカーに対抗できる魅力とは何かを考えていた。

といっても、俺はサッカーをよく知らないので
プロレスファンでありながら
サッカーファンでもある希有な存在
友人M(藤波ファンというプロレスファンの中でも希有な存在)に
とりあえず聞いてみることにした。

「ぶっちゃけ、PRIDEグランプリとワールドカップ、
 もし同じ日に開催するならどっちに行くんだ、ブラザー!?」
(ハリウッド・ハルク・ホーガンの口調で。マッスルポーズをとりながら)

Mは言った。
「いやぁ〜、そしたらワールドカップでしょう!」

「むむむ…!
 じゃ、ぶっちゃけ、桜庭と中田、
 どっちの方がすごいんだ、ブラザー!?」
(ハリウッド・ハルク・ホーガンの口調で。体を震わせハルクアップしながら)

Mは言った。
「いやぁ〜、それは中田ですね。
 イタリアであれだけ活躍するのはホントすごいことなんですよ」

「ぐむむむむむ…!
 なら、ぶっちゃけ、猪木の最高の試合とサッカーの最高の試合
 どっちが面白いんだ、ブラザー!?」
(ハリウッド・ハルク・ホーガンの口調で。着ていたタンクトップをびりびり引きちぎりながら)

Mは言った。
「いやぁ〜、そしたら猪木の試合でしょうけど…。
 でもホント、プロレスとサッカーだとスケール感というか
 世界的な規模が違うんですよぉ」

……あっさり完敗ではないか。
猪木はもうとっくに引退してるし。
どうするんだ、ブラザー!?

そして、俺はプロレスの魅力を再確認するために
その場にいた3人に聞いた。

「じゃ、ぶっちゃけ、これまで見たプロレスで
 自分にとってのベストバウトってなんだい、ブラザー!?」
(ハリウッド・ハルク・ホーガンの口調で。耳に手をあてながら)

友人M「いやぁ〜、新日正規軍vs維新軍の5対5ですよ」

友人S「猪木vs藤波だよ!横浜のフルタイムと東京体育館の“折ってみろーっ”の2試合。
    それか前田vsカレリン戦かな」

友人K「私は船木vsルッテン!明日また生きるぞ!」

……で、人に聞いておきながら
自分では挙げることができなかった。
1試合にしぼることがどうしてもできない。
正直、まいった!

翌日、プロレスファンの友人Yさんと飲んでいて、その話をした。
Yさんは俺と匹敵する、いやそれ以上のマニアに違いない人。

「…というわけで、俺は選べなかったんですよ。
 Yさんは選べます、ブラザー!?」
(ハリウッド・ハルク・ホーガンの口調で。バンダナを取り禿頭をあらわにして)

「1試合にしぼるのは難しいねぇ…」
「でしょう?今年に限って言うなら、ロックvsホーガンですが」
「そうだなぁ、天龍vs鶴田の天龍が勝った試合は思い出深いけど」
「天龍でいうと、サベージ戦も最高でしたよ」
「サベージとなるとレッスルマニアのホーガン戦もよかったし」
「天龍といえば、ドームの長州戦もゴツくて良かった」
「長州が初めて藤波に勝った試合は泣いたなぁ」
「天龍vs猪木は何度ビデオを見返したことか」
「シュツットガルトの猪木vsボック戦もいいし」
「猪木vsブロディも興奮しましたよぉ!」
「ブロディなら、鶴田戦がベストバウトかなぁ」
「ベスト興行でいえば鶴田、谷津組が新日のドームに出た大会かも!」
「小川vs橋本も捨て難い」
「近年だと桜庭vsホイスでしょう」
「桜庭vsホイラーも燃えたな〜!」
「高田vsヒクソンも忘れてはならない…」
「前田vsハンはすべてが名勝負といってもいいんじゃないですか」
「ハンvs田村もよかったし」
「田村といえば山本戦!そして前田戦!」
「田村vs高阪も良かったねえ、NKの」
「山本vsヒクソンほど燃えた試合もないかも」
「山本vsモラエスもある意味では印象深い…」
「渋いとこではキッド・スミスvsマレンコ・ブラザーズとか」
「カンナムとブルドックスもよかったし」
「外人同士なら、ハンセンvsアンドレの田コロで決まり?」

…とめどもなく話は続き、
結局、結論は出ないのであった。
それにしても、名勝負についての話はやめられない。

すっかり楽しくなってしまい、
プロレスの魅力を再確認しサッカーと張り合ってみる、
という当初の目的をすっかり見失っていた。

しかし、戦うためには敵(?)を知らねばならない。
ワールドカップはじっくり見させてもらおう。
でも前回は結構見てたけど、おもしろいんだよなぁ…
果たしてプロレスが勝てるポイントは見つかるのか?

というわけでこの戦い、第2ラウンドへつづく!


(つづく)





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