タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎
「狼はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。
>>これまでの記録
<119> 5月29日(水)
■■ 一番泣けるマンガ ■■
あなたにとって一番泣けるマンガは何ですか?
…と唐突に書いたのは、
いま「がんばれ元気」を再読中なんですが
(いったい何度目なんだろうか?)
泣けて泣けて仕方がないっス!泣けるマンガはいくつもあると思います。
僕もいろんなマンガで泣きました。でも、多くの場合は、ある一瞬に
「ドッ!」と涙があふれるのであって、
1冊まるごと涙がでっぱなしってことは
少ないと思うんですよね。初めて「元気」を読んだ時、
最後の28巻目、元気と関拳児の死闘は、
最初から最後まで涙涙涙…!
それこそ洪水のように涙があふれ続けました。で、今また5度めだか6度めだかの
再読をしているわけですが、
これまで読んだ時よりも
泣ける箇所が飛躍的に増えているんです。元気に泣き
とうちゃんに泣き、
山谷さんに泣き、
三島さんに泣き、
芦川先生に泣き、
ともこに泣き、
のぼると町内の人に泣き、
おじいちゃん、おばあちゃんに泣き、
北さんに泣き…毎巻毎巻、泣きどころ満載!
涙と感動の波状攻撃!このままでいくと
全編泣きっぱなしということに
なりそうです!名作というものは
読むたびにコクが出てきて
泣ける場面が増えていくもんなのだなぁ!
…と改めて思います。今は、火山との決着を終えたところです。
元気の悲しさ、せつなさ、
火山の潔さにまた涙…僕にとっての一番泣けるマンガは
間違いなく「がんばれ元気」です!最近「ジョー&飛雄馬」なんて雑誌も出て
ついでにスナックまで出て、
「あしたのジョー」と「巨人の星」が
再び脚光を浴びていますが、
(もちろんどちらも大好きですが)
不朽の名作「がんばれ元気」もお忘れなく!
がんばれ「がんばれ元気」!!
どストレートすぎるタイトル、
パッと見、健全そうな絵を苦手に
思う人もいるかもしれませんが、
あくまでそれはイメージにすぎません。
人間の光と闇、やさしさと残酷さを
これほど緻密に、そしてリアルに描いた作品は
なかなかないと思います。だからこそ泣けるんです!
未読の方は、ぜひ一度は読んでみてください。
では、海道との運命的な闘いが
始まりますので、今日はこのへんで。
あ、よかったら
みなさんそれぞれの「一番泣けるマンガ」も
教えてください。
(つづく)