タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書く生活記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

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これまでの記録


<157> 8月25日(日)

■■ シュシュッとザ・夏休み映画 ■■



新宿を歩いていると
なにやらすごい行列が。
「なんだなんだ?」

どうやら映画「ピンポン」に
並んでる人たちの様子。

自分「すげえな〜。でもピンポンって、
   そこまで面白かった?」
家人「面白かったんじゃない?」
自分「ふーん。そっか」

同じ映画館で「仮面ライダー龍騎・エピソードファイナル」と
「ハリケンジャー・シュシュッとTHE MOVIE」もやっていた。

自分「じゃあさ、ピンポンと龍騎、
   どっちが面白かった?」
家人「そりゃ、龍騎でしょう!」
自分「おお〜」

自分「じゃスターウォーズ(エピソード2)
   と龍騎は?」
家人「龍騎。とにかく、私は龍騎が
   いちばんおもしろかったよ」

すごいぞ、龍騎!
ついこないだまで仮面ライダーも特撮も
1ミリの関心もなかったオナゴに
ここまで面白がられるとは。

でも、俺としては
この夏いちばん面白かった映画は
ハリケンジャー。
自分でも意外だけど。

ふだんのテレビでは
弱くて弱くてしょうがない
ハリケンジャーが映画では強くて
ちゃんと主役だったことが
とても嬉しく(子供みたいな感想…)

最初から最後まで
1秒たりとも小さい子供も飽きさせない
作りに非常に感心し
(実際、飽きて騒ぐ子供がいなかった)

「みんな〜っ!おれたちと一緒に唄おうぜ!」
というハリケンレッドの呼びかけから始まる、
登場人物全員で主題歌を合唱する
エンディングが最高だった。

いつもはクールなゴウライジャーまで
一緒に唄って踊ってる姿に大笑いしつつ、
なぜだか少し涙ぐんでしまった。

というか、もっと正直に言えば
全編を通じてずっと涙ぐんでいた。

泣くような映画
じゃないとは思うんですけど。

そんな話をしていたので
夕暮れの新宿を
ハリケンジャーの鼻歌を
唄いながら歩いた。

みっつの心を合わせたら
信じた未来に頑張ろう〜♪


家人「恥ずかしいから、やめなよ…」




(つづく)





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