タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎

はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書く生活記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。

>>
これまでの記録


<164> 9月12日(木)〜13日(金)

■■ 続々・海辺のカフカ ■■


昼すぎに、陽当たりのいいイタリア料理店で
海老とブロッコリーのクリームソース・スパゲティを
食べながら、「海辺のカフカ」を読了。

で、夕方また「森の家」へ。

今日の「森の家」は
主婦コンビがふた組+女性客一人と
なかなかのにぎわいだった。

いつもの静けさは味わえなかったものの
うれしいことがあった。

俺が席についた瞬間に
ナカタさんは、店全体の
照明を明るくしてくれたのである。

「ナカタはいつも本を読むお客さまのために
 電気を明るくしたのであります」

と思ったのかどうかは
あまりにも無表情かつ無口なだけに
まるでわからないけれど、
こういう心配りって、うれしい。

でも申し訳ないことに
今日は読書をしなかった。
ただぼけっと考えごとをしてた。

次に来た時には
明るくしてくれるのだろうか?

さて、ここから今朝の話。
恒例となったカタリョウさんからのメール
「今日のカフカ」が届いた。

***************************

おはようございます。

今朝の通勤電車から
いよいよ下巻に突入しました。

いやー
ナカタさん、いい味出してますねー。
最初、どうしても中田ヒデが頭を離れず、
(彼がちょっと「おじいさん顔」ということもあり)
苦しかったんですけど
あのこと(!)があった辺りから
やっとヒデの呪縛から逃れることができました。

ところで、
「海辺のカフカ」公式ホームページの中で
村上春樹はこう問いかけてます。

もし『海辺のカフカ』がお芝居になるとしたら、
あなたはどの役をやりたいと思いますか?

ちなみに
ポール・オースターとかの翻訳でおなじみの
柴田元幸さんはナカタさんだそうです。

わたしは・・・、
うーん。
大島さんかな。
役柄はすごく難しそうだけど
緑のロードスターに乗りたいです。(単純)

さて。
物語がどんどんひとつの場所に向かって
集まり始めたところに
今、わたしは立っています。

お昼休みが待ち遠しいです。

では。

***************************

おお、いよいよ下巻に突入ですか。

お楽しみはこれからですね。
読み終わってしまった今となっては
ちょっとうらやましい。

俺もナカタさんは
とても好きです。

でも、役を演じるとなると
うーん誰かなぁ。

思いきって
ジョニー・ウォーカーに
してみようかしらん。
インパクト重視ってことで。

ところで
ベートーヴェンの「大公トリオ」は
もう出てきてますでしょうか?

「海辺のカフカ」を読みながら
どんな曲なのかずっと気になっていたんですけど、
偶然、レコード店のワゴンセールで
400円(!)で売ってるのを見つけました。
もちろん即買いです。

残念ながら百万ドル・トリオの演奏ではなく
スーク・トリオという人達のですが、
なかなかすてきな曲であります。

ではでは

ハイホー!





(つづく)





[トップへ]