タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎
「狼はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。
>>これまでの記録
<41> 2月5日(火)
■■ 2001年に見た映画 ■■
愛用している近所の映画館
「ヴァージンシネマズ市川コルトンプラザ」から
シネマイレージレポートが届いた。シネマイレージ会員に1年に1回
届けられる年間映画鑑賞の記録である。
見てもすぐ忘れてしまうので、
こういうサービスはありがたい。個人的な思い出としてここに
書きとめておくとしよう。2001年1月1日から2001年1月31日までに
この映画館で見た映画は以下の19本。寸評と五つ星評価もつけておこう。
<1> レッドプラネット 1/21
火星ロマンは好きなので嫌いではないけど
「ムチャだろ!」という展開が目白押し。評価:★★
<2> BROTHER 1/27
ヤクザ=滑稽を徹底して描き、凄みに昇華。
北野節を堪能。でも「ソネチネ」の方が好き。評価:★★★
<3> ダンサー・イン・ザ・ダーク 1/28
現代の膠着感そのもの。出口なしの絶望感。強烈!!
2001年を代表する1本。けど、泣く映画じゃない。評価:★★★★
<4> アンブレイカブル 2/10
ギャグにしか思えなかったが、これが本気だとすると
ある意味スゴイ。世間での高評価が謎!評価:測定不能
<5> ザ・セル 4/21
かなり期待していったけど、肩すかし。
表面だけのアート風映画?映画には魂が必要。評価:★★
<6> ハンニバル 5/11
ラストシーンは出色のカッコ良さ。これこそ映画。
女優の魅力は全然だけど、終わり良ければすべてよし。評価:★★★★
<7> メトロポリス 5/26
今さらなんでレトロフューチャー?と思ったが、
もう一度別の見方で見てみたい。寝ちゃったし。評価:保留
<8> みんなのいえ 6/10
それなりに面白かったが、正直物足りなさも。
もっと泣きたかった。評価:★★
<9> A.I. 6/23
スピルバーグのキューブリックへの思いにジーン。
ストーリーより、その思いの本気っぷりに感動!評価:★★★★
<10> A.I. 7/3
再び。不可解な終盤の謎ときこそ、この映画の
醍醐味。昨年最も考える喜びを感じられた一本。評価:★★★★
<11> 狂った果実 7/5
古い映画だが、最高にクール!北原三枝も色っぽい!
「カッコいいとはこういうことさ」な、ド名作!評価:★★★★★
<12> 風速40米 7/12
再び裕次郎。そして北原三枝!昔の大人はカッコ
よかったなぁ。古い映画はフォントも色もステキ。評価:★★★
<13> 千と千尋の神隠し 7/21
宮崎駿、怖るべし。さすがだ。でも意外と記憶に
残ってない。「もののけ姫」を見直してみたくなった。評価:★★★★
<14> 猿の惑星 7/28
シャレかもしれないが、全然ノレなかった。
勝手にやってろってかんじ。ワースト1!評価:★
<15> ジュラシックパーク3 8/5
遊園地に行くより楽しい。十分堪能。
映画=娯楽を再確認。いい仕事してる。評価:★★★
<16> 初恋のきた道 9/23
回想はカラーで現実はモノクロという構成が見事。
記憶だけが美しい、という人生の本質を再認識。評価:★★★★
<17> GO 10/21
疾走感に快感。走りだしたくなる映画だった。
「汚れた血」や「逆噴射家族」の系譜に連なる。評価:★★★
<18> 陰陽寺 11/4
野村萬斎の異様な存在感がこの映画のすべて。
寝てしまったので、偉そうなことは言えんが…評価:★★
<19> ハリポッターと賢者の石 12/22
おもしろかった。これはこれいいんでは?
寝てしまったので、偉そうなことは言えんが…評価:★★★
*****
この劇場以外でもいろいろ見たけど、それは割愛。
(思い出しきれないので…)
で、去年見た映画で個人的なベスト1は何かを考えてみた。これだけ書いておいてナンだけど、
この劇場以外で見た「式日」と「リリィシュシュのすべて」
のどちらかで悩んだ結果…
かつてないリアルな中学生描写で、
完璧な閉塞感の中に一条の光を見いだせた、
希望の映画「リリィシュシュ」に決定!評価:★★★★★
今年はターンエーになるといいなぁ。
公開まであと3日!
(つづく)
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