タイトル■狼男の記録
書き手 ■谷田俊太郎
「狼はガガーリン空港へ行く」を主宰している男
の書いた制作記録でがんす。略して「狼男の記録」。
狼男といえば、「ウォーでがんすのオオカミ男♪」
でおなじみの「がんす」でがんす。でも面倒くさい
ので、本文では「がんす」は省略するでがんす。
>>これまでの記録
<68> 3月12日(火)
■■ 3ヵ月目は恋愛のように ■■
付き合い始めの頃は
そのこと自体がフレッシュだから
アッツアツ。
夢も希望も膨らみ放題。
電話やデートを何より優先で
コミュニケーションは活発に。ちょっと落ち着くと、
恋だけに割いていた時間割に
少し変化が生じてきて
ややコミュニケーション不足に。やがて付き合ってること自体が
当たり前になってきて、
マンネリ問題が浮上。
さらに相手への不満や疑問も
生じてきて、倦怠期突入。それが大体
3ヵ月目あたり。ここをどう乗り越えるかが
カップルの分かれ目?
(別れ目?)まあ、俺は恋愛評論家ではないので
よくはわかりませんが、
自分の経験および人に聞いた話などを
参考に考えると、恋愛って
わりとこういう流れなんじゃないでしょうか?で、恋愛に限らず
いろいろな物事の多くはわりと
同じようなパターンなんじゃないかな
とか思うのです。で、このウェブマガジン
「狼はガガーリン空港へ行く」も
そろそろ3ヵ月目に突入するんだけど、
ごたぶんにもれず
似たような状況かなと思うのです。日々更新コンテンツの減少、
休業コンテンツの増加、
「声」欄に届くメールも減少、
見ている人も、ちょっと飽き気味?
自分自身もモチベーション低下?それらによる停滞感、倦怠感の発生。
つまりマンネリ気味?最近、そんな状態のような気がする。
この状態をどう脱出するか?
新たな方向性を作れるのか?それをうまくできないと
やがては開店休業状態に
なってしまうんだろうなぁ。実際、そういうホームページは多いし。
そんなことわざわざ書くなよ、
と言われるかもしれないんだけど、
本来このコーナーの主旨は
「制作記録」だったよなぁ、
とふと思いだしので、ありのままを
書いているのであります。こういう時に必要なのは
「原点に戻る」ってことだろうな。んじゃ原点って何?
と記憶をたぐりよせてみると
「やりたいことをやりたい」だった。では「やりたいこと」って何?
これが結構、曖昧だったりする。
実は一番大きかった「やりたいこと」は
「インターネットで何かしたい」
「ウェブマガジンを作りたい」
という「場」作りだったのかもしれない。
ハード(器)作り自体が目的だったというか。でもそんなもん作ってしまえば
それで達成してしまうわけで、
本来、重要なのは
「やりたいこと」つまり、
「どんなソフト(中身)を作りたいか」
のはず。「中身」が先にあって
それを実現するための方法論
としての「器」を考える、が
物事の本来あるべき姿。「ゲームキューブ」やら「XーBOX」やら
ハード(器)はどんどん新しいものができるのに、
ソフト(中身)自体はあまり話題になるものが
出てこないように見える、
ゲーム業界なんかも同じような状況なのかも。
(想像ですが)いや、ゲーム業界に限らず
あらゆるものがそういう傾向にある気がするな。「器」を作ることが目的になってしまい、
「中身」に考えが及ばない。
でも、「器」は作ってしまったので、
それを維持するために、
入れるものを考えていかないきゃいけない。
いってしまえば、
「埋める」ために何かを作るという発想。それは本来、「ものを創る」
ってこととは違う気もする。「やりたいことをやる」とは
遠ざかっていく。それでも商業的なものは
「食っていくために」
それをやるしかないという側面も
あるわけだけども、
「食っていく」ためでない、
インターネットでの活動は
そのへんが難しくもあり、
また自由でもあるはず。なわけだから、原点に戻るなり、
今の自分の欲求を考え直してみるなり
するしかないでしょうな。それを反映した
オーガガのリニューアル、
コンセプトの見直しが
必要な時期だと思えるのだった。そんなことを考えたりしつつも、
確定申告やら仕事の締切りもあるし、
なんやかんやで日々が過ぎていってしまうのも
また現実なのだった。
いや、でも言い訳はやめよう。…と悩み盛りの若者(32歳ですけど)
らしく、悩んだりしている今日この頃です。つーか、前にも似たようなこと
書いたような気がするな。
その時から、前進してない模様…。でも、しかめっつらして、
深刻に悩んだって仕方ない。
もっと楽しくなるための
プランなのだから、
楽しんで考えなければね。
もうすぐ春だし。ところで、恋愛の場合は、
みなさんどうやって3ヵ月目の壁を
乗り越えてるんでしょうね?
俺の場合は乗り越えられないことが多かったです…(つづく)
[トップへ]