2月27日(木) 〜鴨居〜

渋谷で「2」の打ち合わせ。
その後、3人で飲む。
やけに楽しかった。


2月26日(水) 〜マイケル・ジャクソン〜

確定申告の準備をはじめる。

…とそんなことよりも
『マイケル・ジャクソンの真実』!
あれは凄かったなー。

デイヴィッド・リンチの映画より奇妙で
スピルバーグの映画よりも壮大なスケール。
マイケル・ジャクソンという事実は
どんなフィクションも超えている。

夢と現実の境目がなくなった現実。
そういうものが本当に
この世の中に存在してるんだよねぇ。
ファンタジーとはこういうことさ、なのだ。

そして、巨大な孤独。哀しみ。
ブラックホールのような心の空白。
痛々しいほどの無邪気さ。
…泣けた。

マイケルと友達になりたい。

けっこう気が合うような気がする。
まずはネバーランドを探しに行く?



2月25日(火) 〜確定〜

確定しない案件がいろいろあって
わさわさと落ちつかない日がつづく。

ひとつだけ確定してることは
…… 確定申告の期限!!


「明日こそやるぞ」と
今日も心に誓う俺だった。



2月24日(月) 〜林檎〜

雪です。

椎名林檎『加爾基 精液 栗ノ花』
かなりいいです。好きです。


2月20日(木) 〜前田復活〜

本屋でゴングの表紙を見てビビった
うおーっ前田日明だ!!!!

驚いたよゴング、大スクープですよ!

リングス解散から1年
前田が遂に沈黙を破ったということは
リングス復活の日は近い…?

けれど、一体どんな風に…?
期待と不安が交錯する。


でも、とにもかくにも

サップvsミルコ決定!
ノゲイラvsヒョードル激突!
桜庭もPRIDE25出場!
田村が旗揚げ!長州も旗揚げ!
そしてリングスも復活!?

…と役者もようやく出揃ってきたし、
やっと2003年が面白くなってきた



2月18(火)〜19日(水)

ずっと家でシゴト
書くことないっす



2月17日(月) 〜資本主義社会〜

知り合いの知り合いの知り合いに
年収2億円という人がいるそうな。

ジュースを買いにいっただけで
10万円くれるそうです。

徒歩5分以上の距離は
タクシーを使うそうです。

マンガみたいだ。
思わず「カツアゲ」という言葉が
脳裏をよぎったよ。

さ、現実現実。
確定申告まであと1ヵ月…。



2月14日(金) 〜新世界〜

朝10時から高幡不動の方で
個人教習所をしている女性をインタビュー。

今年は免許でも取ろう!
なんて漠然と思っていたので
実にグッドタイミングの取材だった。

というわけで早起きし
東京横断、一路日野市へ。

このあたりは4才頃まで住んでいた場所なので
おぼろげな記憶しかないものの、なんだか感慨深い。

浅川の土手で、川のせせらぎを聴きながらインタビュー。
遠くに真っ白な富士山は見えるし、
春みたいにあたたかいし、最高に気持ちよかった。
こんなロケーションで取材するのは初めての体験。





免許を取ろうかなと思い始めて以来、
車を見るのがおもしろい。

これまで自動車に対して興味ゼロだったから
どんな車も「ただの車」にしか見えなかったけれど
“買うならどれにしよう?”なんて考えながら
意識するようになると世界が変わった。

世の中にはこんなにいろんな車があったのか!
とか、いまさらながら感心している。

「あれがマーチか!
「あれがキューブか!」
「これはバジェロっていうのか!」

なんていちいち気にして覚えようとすると
これが実に楽しい。
車はどこにでもあるから退屈しないし、
おまけに知識皆無なので、すべてが新鮮。

興味の対象が広がると
世界が新しく見える。

“車”という新大陸を発見したような気分。

しばらくは自動車の名前と形を覚えるだけでも
けっこう楽しめそうだ。

今のところ欲しいと思うのは
キューブかウィルサイファ。

ま、まずは免許を取ることだが…




2月13日(木) 〜移動時間が長いと本が読める〜

“ねんドル”(粘土+アイドル)
岡田ひとみさんをインタビュー。

彼女の作るミニチュアフードは
驚異的な小ささにもかかわらず驚異的に緻密、
かつ可愛い。驚くほどよく出来ている!

これを独学で作れるようになったというから
たいしたもんだよなぁ。


それにしても
20代前半の若い女の子と話をしたのは
一体いつ以来のことだろう…。





「広告批評」“特集しりあがり寿”おもしろかった〜。


特に、アシスタントの人たちによる評伝漫画
“誰も書かなかった しりあがり寿”がサイコー!

これまでずっと深い森のように謎にみちていた
しりあがり先生のダークサイド(?)が遂に明らかに!

…なったような気がする貴重な読み物。
しりあがり先生ファンは必見でしょう。

思わず吹き出してしまいました。






ずっと探していた文庫本
庄野潤三の『プールサイド小景・静物』を遂に発見。
とりあえず「舞踏」と「プールサイド小景」を読む。

淡々としてるのに、妙に情景描写が記憶に残る。
で、えらく庶民的な内容なのに、印象は非常にクール。
そこにしびれる憧れる。好きだなぁ、この人の文。

「プールサイド小景」の最後なんて
まるで映画のエンディング。すっごくカッコイイ。

でも、なんでカッコイイのかわからない。
そこにまた惹かれる。

こんな文章が書けるようになりたいものだ。





2月12日(水) 〜大乱歩〜


このところずっと江戸川乱歩再読ブームである。
今日は「虫」「石榴」「防空豪」。


「虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫
 虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫」


の部分しか記憶になかった「虫」が、かなりよかった。
こんなにロマンチックで哀しい恋の物語だったのか!
主人公が狂ってるだけに、余計に心にしみる。
…と書いてしまうのは問題かもしれない物語だが。

なんだか退屈で仕方ない…と倦怠感を感じる今日この頃。
それゆえに乱歩が心地いい。シンクロ率バリバリ。

この妖しい世界の愉しさ
ずっと忘れていたような気がする。




2月11日(火) 〜鯖〜

おにぎりの具で一番おいしいのは何か?

これは意見が大いに分かれる議題だと思うが、
個人的には“サバ”に一票。

ハラスも梅もみそも好きだけど、
やっぱりサバだな。

10代の終わり頃、バイト先(庄屋)のまかないで
毎日サバのおにぎりを食べていた。
未体験の味だったが、これが実に旨かった。

ほかほかごはんとサバの脂(醤油も少々)
この組み合わせがなんともいえない
コクと甘みを引き出すのだ。

他のおにぎりにはあまりない
濃厚な旨味なのである。


今日、久しぶりに食べてみたが
やっぱりおいしかった。

サバのおにぎり。
あまりメジャーじゃないでしょうが、
おすすめです。



2月10日(月) 〜雪〜

2〜3日都心から離れていた。
車窓はずっと雪景色。きれいだった。

街のはずれに雪かきされた
雪の山があった。
泥まみれの雪は汚なかった。


2月6日(木) 〜ミスターピザ〜

風が強そうだったので
家から一歩も出なかった。

最近、焼そばか焼うどんばかり食ってる。
夜は一人だったのでデリバリーのピザ。
近所でいちばん安い「ピザステーション」の。

かつては“ミスターピザ”と呼ばれ、
連日狂ったようにミニストップのピザばかり
食ってる時期があったが、
最近はめったに食べなくなった。

久しぶりに家で食べるピザは
独身の味がした。


2月5日(水) 〜バーニングフォーム〜

重版決定!という知らせを聞き、
御茶の水で祝杯、および今後の相談。

それはそうと
倒すべき“敵”の姿が明確に見えてきた。
敵が見えると、燃えてくる。
メラメラメラ…!

やっぱりモチベーションを高めるのに
最も有効なものは“敵”と“怒り”ですな。



2月4日(火) 〜変わる天気〜

曇りのち雪のち晴れのち曇りのち雨。
天気のフルコース。

家から一歩も出なかった。

『サバイバー』のお父さんに感動。
あなたは男だよ!
僭越ながら、高田賞を贈呈したい。

2月3日(月) 〜イメージ〜

よく行くイタリア料理屋さんに
携帯電話を忘れてきてしまった。

電話すると、いつも見かける美人の店員さんが出て
「あ、もしかしてプロレス雑誌を読んでる…」と。

以前に「何を読んでるんですか?」と聞かれたので
「プロレス雑誌です」と答えたことがあったが、
俺といえば「プロレス雑誌を読んでる人」か…。

存在を覚えていてもらったことは嬉しいのだが、
「プロレス雑誌を読んでる人」ね…。

そういえばカルボナーラを注文したときには
「カルボナーラ好きですね」とも言われた。

あの店における俺のあだなは
「プロレス」か「カルボナーラ」だな、間違いなく。
さえないよね、どう考えても…。
ま、事実そういう人間だから仕方ないけど。

こんなことなら
もっとオシャレ人間っぽく演出しておけばよかった!
と後悔するものの、何を読み、何を食べれば、
オシャレ人間なのか見当つかん。

ともかく赤面しつつ、店へと急いだ。



2月2日(日) 〜ヤマトナデシコ七変化〜

掃除しながら『KYON3 コイズミ・ザ・ベスト』聴く。

“流行歌手”という言葉はとっくの昔に死語だけど、
小泉今日子こそ、まさに流行歌手だったのかも。

流行った獲物(作曲家・ミュージシャン)は逃さない
トレンドハンターぶりなんて、まさしく“怪盗ルビイ”。

1曲ごとに当時の流行が見事に反映されているので、
80年代、90年代の音楽史やら風俗史を振り返りつつ、
己の青春プレイバックもできて甘ずっぱくなった。


2月1日(土) 〜乱歩映画祭り〜

12時20分開始の『恐怖奇形人間』を見るために
朝もはよから池袋へ。新文芸座の場所がわからず、
市役所やお巡りさんに聞いて探しまわる。

それでも11時には劇場に着いたのに、
もう満席で入れないとのこと。乱歩人気おそるべし。
14時50分の回に来てくれと言われる。

蕎麦屋でカツ丼を食ったりして時間をつぶし
14時10分からのトークショーを見るために
13時すぎに再び劇場へ。今度はさらに長蛇の列に…。
もう立ち見もできず、トークショーも見られないといわれたが、
それでも並ぶことにした。

でも結局、帰る人もいたので劇場に入れ、
しかもトークショーの後には真ん中の席も獲得!
待った甲斐があった。
『奇形人間』のデタラメっぷりを満喫したが、
同時上映の『黒蜥蜴』が予想以上に良かった。

監督・深作欣二。主演・丸山(美輪)明宏。
戯曲・出演・三島由起夫、とキャストもスタッフもゴージャス。
三島の出演シーンは、らしすぎておかしかったし、
美輪の妖しさは最高だし、松岡きっこもかわいかった。
明智小五郎(木村功)だけイマイチね。

『恐怖奇形人間』は別格として、
『盲獣』(異様さ全開!増村保造監督作品)
『屋根裏の散歩者』(1976年版:ラストが笑撃!)
につづいて、またひとつ乱歩映画の傑作を発見だ。

そうそう、知らなかったけど
石井輝男が「奇形人間」に続く乱歩映画を撮っていたらしい。
タイトルは『盲獣vs一寸法師』(2001年)! 
み、みてえ!!






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※狼男=狼はガガーリン空港を主宰している男の略