3月21日(金) 〜原爆による反戦運動〜
●昨夜、ふとまた見たくなって、
『太陽を盗んだ男』をビデオで。原爆を作って、それをネタに国家をゆすり、
自分の願いを叶えようとする沢田研二。
だが、いざとなると要求すべき願いが思い浮かばない。
…というところがこの映画でいちばん好きだ。もしも今、俺が原爆を持っていて
それをネタに脅迫するなら…と考えた。
1)ブッシュにイラク攻撃をやめろと要求する。
2)フセインに生物化学兵器を捨てろと要求する。
3)小泉首相にアメリカ支持をやめろと要求する。もしも要求が受け入れられないのなら、
それぞれの国内で爆発させると脅したら
彼らは戦争をやめるのだろうか?国連もデモも民意も人間の盾も無視したのだから、
原爆によって国民が人質に取られたとしても、
それでも彼らの「正義」だかを貫くんだろうか?ま、この要求自体が本末転倒なんだけど
願いが叶えば、誰も死なずにすむはず。
自分が逮捕されるだけだ。ただ、これってテロリストの発想なんだよな。
けど、あらゆる抑止力がきかなくなった今、
もうそれしかないじゃん、とか思ってしまう。恐ろしい時代になってしまった。
3月20日(木) 〜開戦〜
●ついに戦争が始まってしまった。
●南阿佐ヶ谷の『萬福本舗』という
とんこつラーメンのお店に取材。
かんじのいい御夫婦がやっており、うまい!
久留米風スープに博多風めん、
コクがあるのに、すっきりしてる。
近くにあったら通いたいんだけどな…。
●冬木が死んでしまった。
本当にそこまでガンが進行していたとは…
正直アングルだと思っていた。
最後までプロレスラーらしい生き様だった。
御冥福をお祈りします。
3月19日(水) 〜青の炎〜
●『青の炎』を観た。奇妙な映画だった。
主演の二人、二宮くんも松浦亜弥もいい。
秋吉久実子もいい。山本寛斎の怪演もいい。
映像もいい。ロケーションもいい。
緊張感の漂う演出もいい。
が、ストーリーがダメダメくん。
というか、ラストがひどい。
まさかとは思ったが、結局それか。
一気にシラけてしまった。
この映画、いったい何を言いたかったんだ?
全然せつなくない。ただむなしいだけ。
…って、それが狙い?
まあ、それはともかくとして、
女優・松浦亜弥はかなりいいと思った。
3月18日(火) 〜悪について〜
●「悪について思う」(仮)
という文章を書く。
メモのつもりでなんとなく書き始めたら
とりとめもなく長くなってしまった。
でもアップしなかった。
理由は自分でもよくわからない。
3月17日(月) 〜馬に蹴られて死ね〜
●先週、アメリカのイラク攻撃に反対する
署名運動のメールがまわってきた。
知り合いからだったし、異論はないので署名して人にも送った。が、それが悪質なチェーンメールだったことが判明。
平和を願って署名の輪を広げていたその知り合いは、
大変ショックを受けていた。
他人の善意をもてあそぶ、卑劣な連中がいる。
「知り合いのペットショップが倒産したので、
百匹の犬が明日殺されてしまう、
誰か一匹でも引き取ってくれる人はいませんでしょうか?」
…と知人にお願いされ、自分は飼えなかったので、
急いで何人かの友人に相談したこともあった。が、それもまた悪質なチェーンメールだったらしい。
素直なその知り合いもだまされていたのだ。
たしかに、この手の話は胡散くさい。
信じていいのか疑わしいと思う。
それをよく調べもせず鵜呑みにしてしまったのは
軽率な行為だったかもしれない。けれど、知り合いからお願いされれば
無視できないし、協力できなければ、罪悪感も残る。
だから可能な範囲で協力しようと思う。
奴らはそれも計算済みで、そこにつけこんでいるわけだ。何の目的なのか知らないし、知りたいとも思わないが、
こういったくだらない連中のおかげで、
本当の善意の行為も胡散くさい色に染まり、
どんな話も信じられなくなっていく。
不信は連鎖する。不信の輪を広げる人間の罪は重い。
馬に蹴られて死ね、と思う。
もちろん思うだけで、また日常に戻る。
3月16日(日) 〜世界のはじっこでアイを叫んだケモノ〜
●『555』8話 <夢の守り人・後編>
きた、遂にきたよ。これだよ!
「夢を持つと、時々すっごい切なくて、時々すっごい熱くなる、……らしいぜ。
俺には夢がない。でもな、夢を守ることは出来る!」
これまで、やる気のなさとひねくれた子供じみた言動ばかりが目立ち、
しかも、車上荒らしはするわ、免停にはなるわで、
各方面でヒンシュクを買いまくっていたイヌタクが、遂に主人公らしい言葉を!
これで彼もやっとライダーたる資格を得た。目頭が熱くなった。
「夢っていうのは呪いと同じなんだ。
途中で挫折した者はずっと呪われたまま、……らしい。
あなたの罪は、重い」
一方の勇治も、前々回の「俺の仲間を傷つけるな」に続く名台詞を。
敵役にもかかわらず、君はヒーローにしか見えない。胸が熱くなった。
「夢」というテーマを巡る、様々な人間模様の最初のクライマックス。
海堂が奏でるクラシックギターのメロディが、美しくもせつない。
夢を持てない者、夢を失った者、夢を掴み始めた者、夢を阻む者、そして夢を守る者。
夢をめぐる青春群像劇『555』のプロローグは終わり、物語が本格的に動きだした。
俺にとって『アギト』に匹敵する名作になる予感。
Open your eyes, for the next φ's 。熱いぜ。
●PRIDE25をPPV観戦。やった、やったー、やったぜ、ヒョードル!
やっぱり世界最強の男はリングスが決めた!
見たかコノヤローッ!
思わず、そう世界中に叫びたくなったよ!
あまりにも強かったヒョードル、しかし心は折れなかったノゲイラ、
二人のKOK王者の激闘は、早くも今年のベストバウト候補だ。
この試合を見ながら、末期リングスの風景が心の中で甦ってきた。
閑散とした代々木第二、横浜文体、有明コロシアム…。
閑古鳥の鳴く暗く寂しい会場で、俺たちはずっと奴らを見続けてきたんだ。
「なんでこれがわからん!」と世間(?)に苛立ちながら、
いつか認めさせたる!と信じて、俺たちはリングスを見守ってきたのだ。
あの屈折した日々の思いが、今夜報われた。感無量だ。
リングスへの無念の気持ちが成仏した、記念すべき夜。
●しかし、しかし、まさかサクが負けてしまうとは……!
あれだけ圧倒的に力の差を見せつけていたのに、あんな結末が待っていたとは…!
茫然とするしかなかった。どうなってるんだ一体!?
3月15日(土) 〜バカ?〜
●『GOTH』読了。が、最後の『声』のオチがわからなかった。
犯人は誰だったのだろう…?
読み直してみたが、それでもわからない。バカなの、あたし?
どなたか読んだ人がいましたら、教えてください。
●新しくできた焼肉屋へ。おいしくない。ハズレだった。
焼肉屋をはずすと、かなりむなしい。
3月14日(金) 〜井上光春〜
●大崎と蒲田で取材。夜は大久保で井上さんを囲んで朝まで飲む。
盛田さんが「今年はやる」という勝負宣言。嬉しい。
●『GOTH』佳境に突入。いやーおもしろいわ、この小説。
読書熱に火がついたので、古本屋でネクスト探し。
●井上光春という作家の『大胆な生活』『神様入門』『動物墓地』を購入。
なんの知識もなかったのだが、タイトルと装丁にビビビッ!ときてジャケ買い。
で、ネットで調べてみたら、井上光春というのは、あの『全身小説家』の人だった。
なんでも、虚実めちゃくちゃな人で、妻に語っていた経歴さえも嘘だらけだとか。
すてきだ。本を読み終わり次第、映画も見てみよう。
なにしろ、あの『ゆきゆきて神軍』の監督作品。胸が踊る。
3月13日(木) 〜気分爽快〜
●今朝、確定申告を終了!なんてすがすがしい気分なんだ。
心は澄みきった青空のよう。
去年と比べると寒かったけど、空も快晴だ。
税務署からの帰り道、
自転車から見えるすべての風景が素晴らしく見えた。
この気分が味わえるので確定申告は嫌いじゃない。
還付金ももらえるし。さあ、もうすぐ春だ。
しかし、世界は戦争に向っている。
3月12日(水) 〜暗黒系〜
●『GOTH リストカット事件』(乙一)を読み始める。
おもしろい。「犬」にはやられた。
3月11日(火) 〜くる。きっとくる。〜
●『サイボーグ魂』の女子格闘技大会に大興奮。
これは近い将来、必ずブームになる。
ブレイク間近なものだけが持つ独特の空気を感じる。
男の格闘技には感じない、瑞々しさ、必死さ、身近さがある。
くる。きっとくる。
で、やっぱり水野裕子ちゃんはいい。
身体能力、勝負度胸、凛々しさ、しなやかさ、文句なし。
そして、かわいい。大事なことだ。
グラバカ所属ってのが唯一の不満だけども、
今後とも応援していこう。
3月10日(月) 〜若い翼〜
●『金八先生4』が、依然アツイ。
「若い翼」を合唱する話は特によかった。
この歌、中学のクラス・テーマ曲だったので
歌詞を思い出しながら(でもあまり思いだせず)
3Bの生徒たちと一緒に唄った。
が、声が震えてしまってうまく唄えない。
自覚している以上に感動していた模様。
3月9日(日) 〜笑った〜
●四国特集の「BRUTUS」に『CUBE』の続編が公開されるという嬉しい情報が。
『CUBE』は近年の映画で最も面白かった作品のひとつ。期待が膨らむ。
●画太郎先生の「ZOO1」新刊も購入。相変わらず素晴らしくくだらない。
大いに笑う。犬が巨大化した見開きの絵が最高。
しかし、もっと爆笑してしまった衝撃の本が……!
●それは『北朝鮮版 力道山物語』(キム・テグォン作/朴正明訳)!!
文字どおり北朝鮮の雑誌に掲載されたというマンガの日本語版なんだけど
こんなに笑ったプロレスマンガは過去にないです。
まず絵のヘンテコさがすごい。(花くまゆうさく氏をヘタにしたかんじ?)
力道山は別として、他の登場人物は「似てねー」というレベルを遥かに超越。
とりあえずは、デストロイヤーの顔だけでも見てほしい。
ほっかむりしてるだけで顔がむきだし。覆面じゃないです。
もちろん(?)技の描写もすごい。四の字固めを腕にしてるし…。
話もすごい。ある程度の偏りがあることは想像できたものの、
「俺は偉大なる首領金日成将軍様を戴いて生きる朝鮮人だ」(by力道山)
というセリフが何度も何度も何度も何度も何度も脈絡なく登場。
史実そっちのけで、オリジナルストーリーが爆走する。
各ページ下にある中田潤氏のコメント(ツッコミ)も絶妙だ。
ただ、今の日本人の視点だとギャグにしか思えないわけだけど、
この作品の背景を考えると笑ってばかりもいられない。
いろんな意味で考えさせられる貴重な本。
3月8日(土) 〜顔〜
●NHKのユーミンのドキュメントを見た。かなりの見ごたえ。
ユーミンってやっぱすごいなと思う。詞のセンスなんて特に。
それにしても、前から思っていたのだけど
ユーミンの顔って、何度見ても覚えられない不思議な顔だ。
特徴がないというか、匿名的というか、似顔絵に向かないというか。
見ているときでさえ、ヘアスタイルや服装以外は記憶できない。
声はかなり個性的なのに。これも才能のひとつか。
●注目してたマイケル・ジャクソンの反論番組は、期待したほどじゃなかった。
新証言などもあったけれど、前回の番組の時点で
バシール(だっけ?)の偏見にみちた態度は既に明らかだったので、
今回改めて感じることはそれほどなかった。
でも、顔を整形していようがいまいが、そんなのどっちでもいいじゃん、
と思うんですけどね。
ただ、本当に整形じゃないとすると、余計にファンタジーが膨らむので
マイケルの言葉を信じてみたい。
ジャーメインはすっかり老けてましたね。
3月5日(水) 〜バタバタママ〜
ばたばたした日がつづいていて
更新も滞りがちなのだ。
で、こういう日記みたいのってさ
習慣が途切れちゃうと
書くのがけっこう面倒になってきますな。
なに書きゃいいのか
わからなくなってくるっつーかね。
★
そんな中でも見逃せないのは金八の再放送!
1と2はもちろんだけども
初めて見た3も地味ながら良かったし、
今やってる4も早くも名作の予感!
ストーリーのおもしろさは当然ながら
なんといっても小沢澄子が出てるし、ヤズミも出てる。
ほかにも気になるキャラが目白押し。
2話だか3話の金八とカンカンの会話もグッときたし、
広島ミカの動向も気になる。乙女ちゃんが心配だ。
4、目が離せない!
★
そうそう、3.4 DEEPのマッハvs上山!これはいい試合だった!!
上山の急成長ぶりならもしや…?と期待したけど
やっぱマッハは強いわ。こんなに強かったのか〜。
全盛期のダイナマイト・キッド対“青春のエスペランサ”高田伸彦、
そんなイメージの試合だった。なんとなく。
あと三島★ド根性ノ介もいい!田村戦がより楽しみになった。
★
もうすぐ春ですね。そういう匂いがしてきました。
3月2日(日) 〜そして今日も〜
春の訪れを感じさせてくれる快晴。
昨日に引き続き、今日はゼロワン両国観戦。
我ながら、見すぎだっつーの!と思う。
天狗×小林サンの「なんじゃこれ?」な不可解試合が
ツボにはまって、笑いが止まらなくなってしまった。
以降、ラストの大乱闘に至るまでなごやかムード一色。
…かなり楽しかったけど、それだけでいいのか?
疑問と心配、二つ我アリ。
で、本日なんといっても感慨深かったのは
一世一代の大ブレイクのチャンスを逃した嵐。
破壊王から大金星を奪えたかもしれない、
しかも橋本自身もそう望んでいたと思われる、
レスラー人生でおそらく最も重要な瞬間に
タイツをあげたりなんかしてボサッとしていた嵐。
そして武藤が与えてくれた三冠挑戦という晴れ舞台も
すっかり台なしにしてしまった嵐…。
これが一流と二流の差というものか、としみじみ痛感。
男は(女も)イザという時やらなければならない。
しかし、いつ何時もイザだと思って鍛えておかないと
イザというチャンスが来ても生かせない。
サボってきたツケはそういう形で訪れる。
…そんな人生の教訓を学んだ気がした。
3月1日(土) 〜満腹〜
大雨。嵐のような1日。
16時からTBSのK-1煽り番組。
19時からK-1 WORLD MAX中継。
21時からPPVでWJ旗揚げ戦。
ついでに深夜はテレ朝で新日。
ゲップがでるほどプロレス三昧。
印象に残ったことを簡単にメモ。
K-1では、やはり須藤元気。
天才性を感じる人間は見ているだけで気持ちがいい。
結果は残念だったけど、然して問題じゃない。
元気には、総合でももっと試合して欲しい。
PRIDEのミドル級戦線に参戦して
次代のスターとして大々的に売り出されるべき。
あれだけの逸材はなかなかいないよ。
へたれキャラが完全に定着してしまった小比類巻も
妙に印象深かった。今後の行方を見守っていきたい。
WJでは、素手でボコボコに殴りあう異様な第1試合。
あれには目ん玉が飛びでた。これぞど真ん中プロレス?
思わぬ掘りだしもの、ダン・ボビッシュもグッドです。
長州vs天龍・懐かしの昭和メロディは
内容はこれまで通りながら、今見ると逆に新鮮なかんじも。
この二人はさすがに格が違う。
問題は、大仁田や谷津、ウォリアーズなどのロートル勢。
あのへんの試合がなければ全体の印象はもっと違っていた。
WJの課題は今後そこらへんをどうするかだろう。
新日は、…犬小屋
まあとにかく、お腹いっぱいの1日だった。