タイトル■ニューヨーク貧乏 〜金が尽きたら、さようなら〜
書き手 ■マイティー井上Jr
現在ニューヨーク在住のフォトグラファーによる
貧乏生活報告を含めた、ニューヨークの今を伝え
る身辺雑記です。あくまでも1個人のみの視点で
お送りするエゴイズム通信であります。「セプテ
ンバーイレブンで激減した観光客を１人でも多く
ニューヨークへ呼び戻したい！そんなピュア−な
気持ちもありますよ」という、そんな企画です！
＞バックナンバー
第12回
■■■ 4月になると必死な学生ばかり ■■■
まだ、１２回。
１００回こなした夢羽眠はスゴ〜！！
たぶん俺の方が書く時間はあるのに。
まあ、催促されないし気ままにやれるのが、
このオオガガの良いところ。
でもウルフ谷田は気を揉んでいるみたいだけど。
たぶん暇な時に原稿が来ず、
忙しい時に限ってたくさん来る、
人生の縮図を垣間見ながらやってんだろうな〜。
ところで、１１回ではコートが欠かせぬ日
と書いていたが、現在猛暑だよ！！
摂氏３４度ですよ！
こちらは華氏なので９７度！
１０６年ぶりに記録を更新したそうです。
クーラーが欲しい〜！！
こちらのクーラーは非常にローテクで
＄２００ぐらい（３万円）。
ハイ、ミドル、ローしかなくおやすみタイマーもない。
日本のクーラー及び家電製品はすばらしい！
炊飯器だって炊くだけの機能しかない。
ナショナル製なのに。
２０〜３０年は違うね！ホント。
＜前回のつづき＞
そんなこんなでアッという間に４週が過ぎた。
４月に入り、日本人の短気の学生は帰国し
長期居残り組みだけになる。
短期の学生は皆若く、
期間をエンジョイするため毎日お祭り騒ぎで、
楽しそうだったが、
長期の学生の大半は、社会経験者でシリアス。
将来の仕事に繋げようと頑張っている。
彼等もいずれ日本に帰国し、改めて就職する。
そのためにもＴＯＥＩＣという
英語検定でハイスコアーをとって
外資系など英語を必要とするところへの
就職を目指しているらしい。
必死な者同士になり、学校も少し落ち着いた。
決して短期の学生を目障りだとは
誰も思ってはいなかったが
「状況、立場、金銭の違いはあるよ」と皆口にしていた。
長期派は大抵、自腹で来ていたから、
金銭感覚も短期派とはずいぶん違う。
特に春は。
４週でクラスがアップするのだが
現状維持を志願、同レベルを２週間受け、
その後相談し、
上がるかどうかを判断してもらうことにした。
仲良くなったクラスメートとは別の校舎になるが、
生徒の入れ代わりの激しい
語学学校ではまあ当たり前のことで、
ＧＯＯＤ ＢＹを何度言った事か！
次のレベルから校舎がダウンタウンに移り
ハイレベルの授業でハイレベルの生徒を教えるそうだ。
コワ〜！
それまでに達するには精進が必要とされそうだ。
取り敢えず、復習を兼ねて同じレベルをやる。
ジョンからエイミーと言う女性の先生に変わり、
テキストは同じだが教え方も違うので、
わりと新鮮に授業を受けれた。
理解度も深まり残って正解だったと思う。
前のクラスより生徒が若く、
彼等を見ていると
「物覚えの良い若いうちに真面目にやっとけばな〜」
と思う事しばしば。
嘆いてもしょうがないが
ジャパニーズ、コリアンはどうも英語のセンスがない。
ともに文法が英語とは違うのが原因、
あと共に撥音に弱点を持っている。
日本人はＲとＬの区別や爆裂音を苦手とするが、
コリアンはザジズゼソなど濁音が苦手。
ＩＳをイジュと撥音する人が多い。
ちょっと幼児ぽくってかわいらしい。
まあどの国の人も皆、癖がなかなか抜けないけれど。
スパングリシュに代表されるように
文法ができても撥音が悪いと理解されない。
最近、特に痛感させられるマイティーなのである。
［マイテイ−井上Jrの自己紹介］
［トップへ］