タイトル■ニューヨーク貧乏 〜金が尽きたら、さようなら〜
書き手 ■マイティー井上Jr

現在ニューヨーク在住のフォトグラファーによる
貧乏生活報告を含めた、ニューヨークの今を伝え
る身辺雑記です。あくまでも1個人のみの視点で
お送りするエゴイズム通信であります。「
セプテ
ンバーイレブンで激減した観光客を1人でも多く
ニューヨークへ呼び戻したい!そんなピュア−な
気持ちもありますよ」という、そんな企画です!


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第18回

 久しぶりの日本 ■

オオガガ関係者、並びに読者の皆様、お久し振りでございます。
個展開催中は皆様にお越しいただきありがとうございました。

初日は戦後最大といわれた台風に見舞われ
出だしは良くありませんでしたが、
多くの方にお越しいただき終了日まで
いろんな方にお会いできお話ができた事を嬉しく思っております。

微力ながら、事件を通じて
何かを感じていただけたらと思い
開催した個展ですが、
少なからず成果があったと思っています。

今後もニューヨークを通じて
なにか発表できればと思っていますので
その際はまたお越し下さいませ。


9月17日の夕方、成田に到着。
天候は小雨の降るどんよりとした鉛色の空だった。

ニューヨークに1年半前に来た時も
こんな天気だったことを思い出した。

天気は人の気持ちを左右すると私は思っている。
時差ぼけはないみたいだが
どうもウキウキとした気分になれない。

すでに東京に住処がないという疎外感なのか、
変わりようへの恐れなのか分からない。

…などと書くとカッコいいが
実は、個展に展示する写真がまだ完全に完成しておらず、
帰国そうそうプリントをしなくてはいけない
という焦りなのだった。

カメラマンのT氏かW氏に連絡をとり
暗室を借りる手はずになっている。

帰国直前、W氏はバリ島におでかけ中で
メールで「アシスタントに連絡を」と伝えていただいたが、
どうもメールアドレスを私が書き間違えたらしくて
連絡がつかない。

頼みの綱はT氏のみ。
彼には以前アシスタントをしてもらっていたいたが、
今はフォトグラファーとして活動していて仕事もあるので、
暗室を個展までに専有できるか不安であった。

そんなことを成田エクスプレスに乗りながら
見覚えのある風景とともにぼんやりと考えていた。

とりあえず新宿についたら
連絡をすることにする。

新宿に着いたので
公衆電話を探すが

……ない!!

IC電話という見なれないやつはあっても
グレーかミドリのやつがない!!

探すこと15分、やっと発見する。
今どき公衆電話を使う人は日本ではいないのだと
早くもギャップを感じる。

まずN氏に連絡をして、今日の宿を確保する。
N氏は駆け出しの頃から世話になっている人で、
T氏とも懇意なのでとりあえず
N氏のところに落ち着いてから、T氏には連絡をすることにした。

それにしても
電話を探すのだけで
こんなに疲れるとは・・・。

丸の内線に乗り換えてN氏の事務所まで行く。

途中で思ったのは背広を着ている人、
あと携帯でピコピコメール送っている人が
なんと多いことか!

以前からある光景だが、改めて驚いた次第であった。

(次回につづく)





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