タイトル■ニューヨーク貧乏 〜金が尽きたら、さようなら〜
書き手 ■マイティー井上Jr
現在ニューヨーク在住のフォトグラファーによる
貧乏生活報告を含めた、ニューヨークの今を伝え
る身辺雑記です。あくまでも1個人のみの視点で
お送りするエゴイズム通信であります。「セプテ
ンバーイレブンで激減した観光客を1人でも多く
ニューヨークへ呼び戻したい!そんなピュア−な
気持ちもありますよ」という、そんな企画です!
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第27回
■■■ 変化する時期!? ■■■
今回の滞在中はよく移動した。
東京、千葉、大阪、京都をじつに行ったり来たりし、
そのおかげで永らく会っていなかった人とも会う事ができた。みんな30歳後半になり、ほとんどが口を揃えたように
転換の時期だと言っていたのが印象に残る。仕事では経験も積み、ベテランとして脂がのる時だが
景気の影響で思う存分力を発揮できず悶々としたり、
上からと下からの板挟みで神経を使ったりと大変な時期なようだ。家庭、仕事での地位など、何かしら安定したものを手に入れてはいるが、
「では次は何か?」と考えはじめて気持ちが不安定、
良くも悪くも変化せざるを得ない、そんな時期なのだろうかと感じた・・・。でもって、さらなる変化を求め、
何気なくヘドロ氏の誘いもあり共に禁煙をやってみる。これはヘドロ氏がやっているフットサルの試合に出て
自分のあまりの腑甲斐無さに面喰らったからであった。
運動だけは昔から自信があったのになあ〜。3年前はスポーツするのは苦でなかったが
今回は苦痛以外の何ものでも無かった。
「3分やればもう十分!結構です。勘弁して下さい。
体が自分のものでなくなりました。」
と悲鳴をあげる。息切れではなく、
体が動かない・・・金縛りに近いものがある。「俺の体もこんなにダメになってしまったか!!」
で、禁煙。まあ禁煙も要因だけど、
俺としてはそんなことではなく、筋肉に問題がある。
東京にいた時よりニューヨークに来てからは毎日よく歩いているのに?
そんな曖昧な気持ちであったため結果は・・・。他人事だが、ヘドロ氏は外食三昧であった。
確定申告の際に交際費という名の食費の多さに唖然としたのか
少なからず支出を減らすべく変化を試みた。で、貧乏生活を送っている俺に指南をあおいできたので、
「1食コンビ二かファーストフードだと最低でも500円前後はかかる。
食パンなら一斤食べても170円!
トースターで焼いてバターを塗れば?」と享受。手始めにトースターとバターナイフ、お皿などを購入していただく事になった。
なんと夜中の2時、しかも飲んだ帰りに
大久保のほぼ24時間営業のディスカウントストアーで。ヘドロ邸には食に関する装備が何もなかったが
これで少し気分も支出も変化がでるだろうと思ったが…彼にとっては、パンでは満足できなかったらしく
食パンは単なる間食に成り下がり、
結局出前を頼んだりして、自分で「太った!」とぼやいていた。俺は毎日食パンを2回は食べ、1食だけ500円前後の外食をし、
東京の滞在費をおかげで削れた。「あ〜、俺も思う存分、食べてみたいな〜」
と思ったが、働かざる者喰うべからずで
「欲しがりません勝つまでは!?」
と自分に言い聞かせたのであった。
これも前とくらべれば変わらざるを得なかったことだ。ここ2年間での変化はなんであったかと考えるこの頃である。
先ずは、更新を週1ですることか!
(つづく)
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