□□ 緊急連載コラム第2弾! □□
「白線流し」大激論!?
〜ロビー田中+タニタの往復書簡〜

「白線流し」というドラマ、見てました?
…まあ見てなくてもかまわないんですが、
ドラマに関する連載コラムを予定している
ロビー田中さんからの1通のメールを
引き金に、ロビーさんと僕の間で、
「白線流し」について、ここしばらく
ちょっとした議論(?)をしています。

一緒に飲みに行くと激しい議論になりがちな(笑)
二人なんですが、今回はメールのやりとりで。

で、それがやがては企画会議っぽく
変化したりもして、つなげて読んでいくと、
ある企画ができるまでのやりとりや過程が
わかるような内容になっていたりもします。

なので「とあるウェブマガジン準備号」らしく
その過程をしばらく連載してみようかと思います。
ちなみにこのやりとりは
現在進行系で続いているので、
どう決着がつくのかわかりません。

行方のわからぬ、この連載
さてどうなるんだろう…!?


<01>
頭の中が「白線流し」で占領されている

まず今回は「届いたメール」にも掲載した
ロビーさんからの問いかけメールと、
それに返信した僕のメールから載せてみます。

________________________________


ロビー田中 → タニタ (01.11.09 11:19)

*****

ども。

準備号も少しずつ更新が続いているようで。
おめでとさんです。

どんなウェブマガジンになるんだろうね。
ちょっとワクワクしてきました。

自分はどんな風に参加できるのか、
考えつつも生活のために忙しく働いてます(笑)

ところで最近、仕事をしながらもぼんやり考えてしまうことが…

10月末に放送された「白線流し」のことなんだけどさ。
見た? 見たよね? 長野県人の義務として(笑)

スペシャルの前に連ドラ版が再放送されていて、
それを見てたら、やっぱり「白線流し」っていいドラマだなあ、
なんて改めて思っちゃったりして、
そんで過去2回のスペシャルもビデオで見返しちゃったりして…
とにかく、頭の中が「白線流し」で占領されてるわけです。

ツッコまれそうだから最初に言っておくけど、
別に今回のスペシャルが完璧な出来だとは思ってないよ。
明らかに2時間では7人のその後を描くには足りなかったし、
かなり強引な展開もあった。

でもさ、「白線流し」というドラマそのものの意味というか、
存在について考えちゃったりしてるわけよ。
ドラマに関しては真摯に向かい合ってるからね、オレの場合(笑)

で、タニタ氏は今回のスペシャル、
あるいは「白線流し」全体をどう見てるのかな、と思って…

まあ、今後このウェブマガジンに参加する予定のひとりとして、
ちょっと聞きたかっただけなんだけどさ。

気が向いたら返事ください。
では。

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タニタ → ロビー田中 (01.11.10 17:35)

*****

どうもです

>とにかく、頭の中が「白線流し」で占領されてるわけです

…って、いや、なんかすごい状態ですね(笑)

僕も今回のスペシャルは見ました。
とりあえず僕の感想としては
「みんな老けたなぁ…」ということ

たとえば最初の放映の頃には
酒井美紀に、妙なオーラを感じたんですよ
「この娘、意外に化けるんじゃないか?」
とかって。

でも、その後を知っているせいか
今回の彼女には
そういうオーラを感じられなくなっていて
それが見ていてなんだかツラかったです

「若い頃ってやっぱ輝いてるもんなんだなぁ…
 年を取るってツライことなんだなぁ…」

みたいな諸行無常感とでもいいますか、
そういう印象が今回は強かったですね

「年を取るとはそういうことである」
今回のドラマは、そのあたりを
主題に据えていましたよね。

社会の厳しさであったり、
大人としてやっていくことの難しさ?
若者の希望と挫折?

それは実際そういう面も
あるのは確かなんだけど
僕としては軽い反発を感じながら
見てました。

「大人だっていいことも
 楽しいこともあるぞ」

そう言いたかったですね。

自分はもうその時期を通過して
しまったことと、
最近、青春回帰願望が (←謎)
強くなっていることもあって
余計にそう思ったのかもしれません
一種の嫉妬?

ただ自分自身、20代前半の方が
今よりしんどかったのは確かなので
そういう意味じゃ
等身大の若者像を描くという意味では
このドラマはリアルだったのかも

…というのが
とりあえずの僕の感想ですけど
ロビーさんがそこまで
ひっかかってたり
考えたりしていることは
何なのか?
それに逆に興味があります。


(つづきます)



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