「丹水第四号」が完成
昨年秋に会員・会友の皆さんにお願いして原稿をいただいた25周年記念誌「丹水第四号」ですが、幹事の泉久恵さん、三好まき子さんのお骨折りで上梓されました。
頒価は一冊 2,500 円です。
「丹水」の残部はありません。「丹水第二号」「丹水第三号」の頒価は一冊 2,000 円です。購入希望は事務局までお申し出ください。二〜四号とも送料手数料は別途申し受けます。
49丹水会例会報告
49例会は10月29〜30日、「中央分水嶺踏査」のため、丹沢を離れて群馬県嬬恋村バラギ高原ロッジを会場とした例会でした。
会場が遠かったのと開催時期が通常より早めだったので例会参加者は23名と少なめでした。
今回の例会では、登山道が中央分水嶺上を通っている四阿山東方の尾根を参加者全員で歩き、未確認だった四阿山頂の三角点の方位を確認、丹水会の中央分水嶺踏査を完結させました。
例会後、参加者全員の名前を記載した報告書を日本山岳会の中央分水嶺踏査実行委員会に提出しました。
日本山岳会百周年記念事業国内登山「中央分水嶺踏査」の取り組みについて
2005年秋、49例会での山行をもって、丹水会の「中央分水嶺踏査」分担区域の踏査を終了しました。参加の皆様お疲れ様でした。
丹水会の「中央分水嶺踏査」担当区域は、上信国境山田峠から鳥居峠の間で、一部を除き登山道が無くチシマザサなどの密生地帯です。仕事も現役ですと「楽しい藪こぎ」に時間を費やすことはできません。積雪期に地元出身の幹事を中心とする『若手?』グループで登山道のない箇所を踏査しました。
報告書は日本山岳会のホームページに掲載されています。
最終踏査には、「中央分水嶺踏査」実行委員会の事務局長や記念事業としての分水嶺踏査発案者も加わっています。23名もの参加は首都圏の中でも群を抜いて多く、また報告書には年齢の記載はありませんが、この丹水会例会での最高齢参加者は全国での踏査参加者の中でも、最高齢に限りなく近いのではないかと推察されます。
「中央分水嶺踏査」は2006年6月に最終踏査が行われ、全て終了します。日本山岳会では現在各支部から寄せられた報告を纏めています。丹水会でもこの全体記録用の報告書の提出を済ませました。
丹水会25周年記念パーティの報告
2006年4月23日、厚木アーバンホテルにて丹水会25周年記念パーティが開催されました。
丹水会の参加者は55名でした。来賓として日本山岳会から田邊壽副会長、49例会講師の古川純一さんにお出でいただきました。
古谷代表幹事による「丹水会25年の歩み」と題するスライド上映があり、参加者は懐かしい顔、若かった自分と対面、あらためて25年の長さを振り返りました。
また、25周年を期に古谷さんが事務局代表幹事を引退することを自ら表明、これまでの活動をねぎらい感謝状が渡されました。
参加者には25周年記念誌「丹水第四号」が配布されました。
古谷さん引退後の丹水会例会について
25周年を期に古谷さんが事務局代表幹事を引退することを表明したことにともない、幹事会では時間をかけて50例会以降の例会のあり方を検討する予定です。
25周年記念パーティで古谷さんが「新しい酒は新しい革袋に」「例会はしばらく休んだ後に再開します」とご案内したように、幹事会では新しい例会方針が決まるまでは『丹水会充電期間』を設けたいと考えています。
会員・会友・同人の活動
大森 久雄さん 平凡社ライブラリー「野中至 野中千代子|富士案内 芙蓉日記」を編著
会員の大森 久雄さんが平凡社ライブラリー「山 紀行と随想」大島亮吉に続き、「野中至 野中千代子|富士案内 芙蓉日記」を編著出版されました。
一般には新田次郎の「芙蓉の人」で知られる野中夫妻の富士山頂気象観測の記録です。今では気象衛星での観測でその役目を終えてしまった富士山測候所ですが、野中夫妻の努力は国による観測所設置の先駆けとなりました。
お奨めは、巻末の編者注と解説(本文はもちろんのこと)です。