エスニック

イスラムの国イランの見どころ



これからイランへ旅行する人のために、いくつか私たちが印象に残った場所について、記しておきます。参考にしていただければ嬉しいです。



イスファハン


・イマーム広場
イマームの広場  ここはとーっても素敵だった。私たちはイスファハン到着の夜、ここへ行ってみたのだが、ライトアップされた大〜きな広場の芝生で、大勢の人々がくつろいでおり、子供たちは、 ボールや自転車で遊んでいた。馬車も通っている。私たちはここが気に入って、翌日の  昼間に、もう一度行ってみた。




・Sio-se-pol 橋
Sio-se-pol橋の写真 
 夜はライトアップされ、とってもロマンティック&幻想的で、美しい。チャイハネ川の下では、オープンスペースでチャイハネがやっており、人々はチャイを飲んだり、水タバコをしたりして、くつろいでいた。それはとってもいい感じで、私は何となく、ベニスを想像した。そこには、イランの音楽(木琴のような楽器の音色)が静かに流れ、とってもイラン的!!ちなみに、私も水タバコに挑戦してみたが(終章の写真参照)、炭くさいというか、煙の味というのか、まずいものだった。



シラーズ

・ペルセポリス
 朝早くに、チャーターしたtaxiで、市街から約1時間かけて行った。バスも出ているらしいが、時間的に遅くなってしまうので、taxiにした。ペルセポリス
 ここは、とっても良かった。B.C.512年に建てられたこの都は、イランのハイライトである。そんな大昔に建てられた宮殿が今は崩れ去り、その残像がとても不思議な気分にさせた。この同じ場所で、大昔、どんな物語が繰り広げられたのか?かつての人々が作り、触り、見ていたものが、今もここに残っている。時の流れ、歴史の流れ、栄華と衰退、あらゆるものをのみ込んで、今なお残っているペルセポリス。とっても感慨深かった。石を削って作られた壁画がまた素晴らしかった。
 しかし・・・暑かった。早朝に行ったにもかかわらず、陰のないところでは1分ももたない。

・シャー・チェラグ聖廟
 ここは、モスレムの人以外は、売店でチャドルを借りないと入れない。(ちなみに、ほとんどのモスクは、モスレムの人しか入れない。)私は、イラン人が行くチャドル屋さんで買ったコートを着ていたにもかかわらず、やはり、売店のチャドルを着るように言われた。なんでー?!茶色のチャドルだったからダメなのかな?黒じゃないとダメなのかな?と思いきや、渡されたのは白い花柄の、ただの布だった。なんじゃー?ますますもって、私の服 装がダメな理由が分からなかった。ガラスのモスク
 さて、モスクの中にくつを脱いで入ると、ガラス張りの天井のきらびやかさがすごかった。
 それ以上にすごかったのは、におい!!ここにいるイラン人全員の足のにおいが、特 に入り口付近ではホットなため、ものすごい!死にそうだった。私たちはここを、「足くさ聖廟」と名付けた。(熱心なモスレムのかた、ごめんなさい・・・。)
 中には、サイイド・ミールアフマッドの棺の安置所があり、そこに行くまでの通路は、男女別々に二手に分かれていた。私は主人と分かれて奥の方へ。安置所の所では、熱心なモスレムが、棺のガラスをなでたり、泣いたり、お祈りしたりと、熱気ムンムンで、大渋滞。さらに奥には、祈りの間があった。
 帰り際、入り口付近は相変わらず、脱ぎたてホットな足のにおいで、むせかえっていた。
 入り口を出る時に、イラン人は後ろ向きに後ずさりして出るらしい。



追記

東京では、毎年夏に「ペルシャン・ナイト」というものが開催されています。
これは、Iran Air、イラン大使館などが主催しているもので、イランの観光spotの紹介から始まり、イランの楽器やコーランの披露、そして最後には抽選会にて絨毯やイラン旅行が当たるなど、盛りだくさんの内容になっています。これは、日本人にイランをもっと知ってもらい、観光誘致のために開かれているもので、私たち夫婦も98年以来毎年行っています。そういうわけで、ここ最近めざましい勢いでイランへの観光客が増えてきているようです。(ちなみに、ペルシャン・ナイトに来ている人たちは、在日イラン人の方、イランに親戚などがいる方・イランに行ったことのある方などがほとんどでした。イラン人もきっと、ペルシャンナイトに参加して、故郷に想いをはせているのでしょうね。)            


あなたも一度、イランに行ってみては?
質問・その他ございましたら、メールお待ちしています。

トップ アイコン
トップ


エスニック