「SCW 伊豆ツアー2003 〜 再出発 〜

第7章 サバイバル

ビンゴ大会には後へ続くもう一つのストーリーがあった。

名古屋から参加のMTにはプレゼント交換の連絡が行っていなかったようで
彼は商品を用意していなかった。
そこで持ち物の中から商品を出してもらうことになったのだが、昨年の旅行記
からもわかるようにMT趣味の囲碁セットは当然持参しており
【ヒカルの碁】
の碁盤が商品に入ることになった。

碁盤は8位の商品だっただろうか。
引き当てたのは小春。
強制的にMT囲碁教室へ参加することになった。
さらに今年MTと初対面のツノッチも直々に指名され、3人で囲碁教室が開始
された。



それを見ていた酒に弱い28は早々に熟睡モードに入り、俺を含めたその他の
6人は人生ゲーム大会へと突入した。



人生ゲームは銀行を勤めたオガから時計回りに

オガ
キャプ
TOK
マッツン&フルタチチーム
OZA
OTTI

で開始された。
ビンゴの調子の悪かった俺だが、人生ゲームでは早々にスポーツ選手になり順調に
トッププレイヤーへと成長。
そのまま波に乗って優勝した。
オガはエリートサラリーマンの道を選んだが堅実な人生は歩めなかったようだ。

だが問題はOZA。
前日から仮眠程度しか取らず遊びまくってきたせいもあり、途中で自分の番が
回ってくるまで起きていられなくなってきた。
最初のうちは毎回起こされてルーレットを回していたがついには起きられなくなり
途中リタイアということになってしまった。
人生ゲームでリタイアする人を初めて見たよ。
リタイアしたのがゲームでホントによかった。

囲碁教室の様子を見ると先に対局が終了したらしい小春が限界に来て爆睡していた。



28、OZA、小春が脱落し、もはやサバイバルの様相を呈してきた。
しかし夜はまだまだこれからだった。