SCW 合宿 2005 〜モラトリアム〜


Yasu編 『合宿や 兵どもが 夢の跡』

観想記

(前書き)

金曜日、仕事から解放され、ものすごく緊張が走った。

ウイニングイレブン9でウエンブリーを作っていたからです。

自分の完成度的には7割ぐらいの出来であったし、もうちょっと時間がほしかった。

おっと、そういや俺幹事だったっけ?

まぁ・・それはどうでもいいとして、重い荷物と重い責任感を感じ三鷹に向かいました。

10時過ぎにキャップの家につく。

尾崎さんはまだきてなかった。早速PS2で、ウエンブリーをマスタリーグで進めていく。

キャップは、僕の血と独断と偏見で作ったウエンブリーを喜んでいてくれたようだ。

2試合ぐらいすると、尾崎さんが来たので、バーミヤンに向かい、

大事な3人の連携について語り合う。

それから、ウエンブリーのメンバー全員そろってなかったので、

何試合もやって、全員そろう。

3人とも自分で自分のプレイヤーをプレイすると、玉離れが悪くなり楽しんでいたw。

また、恒例の残り28分からアイマールOUT→杉森INで笑いこげていた。

実際のプレイも結構見れた。例えば、戸倉さんがイエローよくもらうし。

山口さんは、すかぶりをしていた。藤井さんの後姿も似ていると評価してもらい、

芝さんの細さもうまくできていた。

尾崎さんに「馬鹿だな」と高評価をもらい、うれしかった。

しかし、僕はまさか朝の5時まで本当にやるとは思っていなかった。

尾崎さんも体調良くはなかったのに、結構はまっていた。

キャップ「じゃあ、そろそろ行くか」

僕の心の中でやっぱ本当に行くんだ・・と思い、合宿に向かうのであった・・・。

(本編)

ちょっと世代の違う音楽を聴きながら車は進んでいく。

今は10月22日AM6時ぐらいだ。

浪越キャプテンの車に乗り、尾崎さんと3人で一番乗りを目指していた。

みんな一睡もしていないのに、それなりに元気だ。

ウエンブリーの事、時事ネタなどいろんな会話をしていたように覚えている。

ウエンブリーの事に関しては詳しくはいえないが、

まだ2年目の自分にとっては考えさせられるものだった。

高速をブンブン飛ばしていく・・・。

なんか遠いと聞いていたが、あっという間に高速を降りてコンビニに寄り朝飯をくった。

7時ぐらいだった。

キャップはかなりのスピードを出していたようだ。

そこから、OK牧場まで、尾崎さんと僕は睡魔におそわれ意識がなくなっていた。

目が覚めると、芝生のグラウンドが目の前に広がっていて車は止まっていた。

玄関開けたら2分でごはん状態だ。

8時あたりだったので、もう1回寝た。

11時あたりになっても他のメンバーは来る様子もなく、時間にルーズだなと落胆したw。

そこで、外に出て見たのだが、あほのように寒く、散歩して目の前の建物が宿舎だとわかる。

中はほんと合宿って感じであった。

そうすると、戸倉さん達が現れにぎやかになった。

しおりなどみながらいつもの様にどうでもいい雑談をしていた。

それにしても、しおりは良い出来だ。

戸倉さんさすがだね。それにしても杉森さんの身長は推定というよりも確定だと思うのだが・・・。

昼飯を食い、早速グラウンドに出た。

確かに、天然芝だ。テンションあがり、三上さんとボール蹴りをすると、珍しくすぐ息が上がる。

原因は二つ考えられる、酸素濃度と芝生に足が取られているからだと。

これは慣れるのを待つしかないな・・。

サッカーが始まると、みんなやっと真剣になる。

普段のおちゃらけムードがどこ吹く風である。そこが、自分にとっては素晴らしく好きなのだが。

遅刻の角田さんも登場し、売れないカメラマン米田さんも登場したw。

シュート練習、センタリング、2対2、3対3淡々と練習をこなしていく。

その間にあったパスゲームで、みんな会話もなくなるほど疲れていた。(やはり酸素不足?)

FK対決は、みんな惜しいボール蹴っていたが、ある男が決着をつける。

28番である(ビデオ参考)。

これで、来期のFKは早野君あたりに決定であろう。

みんな、いろんな意味で納得であった。

そうしているうちに、選挙でお疲れムードの伊藤さんが駆けつけた。

伊藤さんがサッカーできて良かった。幹事としてうれしかった。

そこで、レジェンド VS NEWウエンブリーという、紅白戦がはじまった。

メンバーは以下の通り。

レジェンド 撮影(村田さん)

浪越 戸倉 尾崎 越智 緒方 広瀬 杉森

NEWウエンブリー

芝 角田 三上 藤井 伊藤 Yasu 米田

試合はものすごい白熱しました。ここは自分目線で行かしてもらいます。

レジェンドは狭くNEWウエンブリーは広くサッカーをしていたと思う。

全体的に、レジェンドの方が攻めていた。ゴールまでは行かなかったが・・。

芝さんのカヴァーが素晴らしい。ボールをカットした後でも、ドリブルできるし、パスできるし。

今期の影のMVPではないかと思っている。

また、セロさんをじっくり見ることができた。

ジョー・コールと聞いていたが、どうみても、ボランチの中田(英)にしか見えなかった。

こんなに守備うまいんだと思ったし、回りに捌けると思った。

ウイニングイレブンで、データ変えなければ・・・。

個人的には後ろに尾崎さん前にセロさんがいて何もさせてもらえなかった。

腹は立ったがw、うれしくも感じた。今なら悟空の気持ちも分かる。

米田さんに関しては、ポジショニングが良いのとショートパスが丁寧である。

ウエンブリーで言えば、両サイドバック、両サイドハーフが良いだろう。

他の新発見は見つからなかった。

しかし、毎試合ごとみんなが堂々とサッカーしているなとの印象である。

成長という観点でみれば、藤井さんのデェフェンス能力がものすごく上がっていた。

ウイニングイレブンのデータを変えなければ・・・。

伊藤さんのプレイを山口さんに見てもらえればなと思った。

それにしても白熱した。こんな練習が結構できれば楽しくうまくなれるのに・・。

そんなこんなしてると、暗くなり、お風呂の時間になっていた。

夜飯は焼肉大会だった。

それは良いが「なんで外やねん」と思いながら、肉と会話とアルコールを放り込む。

山口さんと黒さんが駆けつけているらしい。

食事も終わり、お風呂2度目入っていると、セロさんがとうとう帰ってしまうらしい。

でも、忙しい中合宿参加してくれてありがたかった。

しかもである。お風呂1回目のとき、セロさんの体は明らかにビルドアップされていた。

おそらく、合宿参加してる中でも一番いい体をしていた。

来期は頼みますよ!

そんなこんなで、僕にとっては、初めての合宿の宴会が始まる。

そうしているうちに、ぐっさんと黒さんも到着。

18禁の会話を連発。藤井さんの流行語大賞「逝っちゃう?」が放送ぎりぎりだ。

杉森さんと戸倉さんは中学生から、そっちは成長していないようだ。

また、角田さんがその会話に中学生並に反応していた。

そして、宴会になると村田さんが暴走し始めた。

僕はやっと村田さんのキャラが見えてきた。

「何で〜〜?」というキラーパスは相手の笑いを破壊する。

笑いの師匠浪キャプでさえも、対応に困るほどだ。しかし、恐ろしくおもろい。

杉森さんが、村田さんの発言の拘束していたのも面白かった。

それにしても、こんな感覚中学生以来かも。

下ネタというのは幼かったあの時を思い出させてくれるのかな?

そうしていると、プレゼン交換の時間になる。

僕は、リフティングボールとサッカーボールの間みたいなボールを買っていたので

正直サッカー来る人にとって欲しかった。

戸倉さんに渡り、うれしかった。

自分はというと、

「こういう時こそ素直になれ」という今思いついた誰がいったか知らないが空耳を思い出す。

B&Dの袋を取る、尾崎さんのだった。

以心伝心だったと勝手に思い込み、ストッキングなどを有難く受け取った。

他の人で面白かったのが、技術の強要だw。

村田さんと角さんはそれぞれ、将棋とフットサルを交換していた。

二人とも、ゴミ箱にいくんだろうな。

おっと、米田さんがソシオ(会員制のバルセロナのファンお金を払っている)ということも知れた。

浪キャプよりファンなんだな・・ぼそ。

僕は初めてだったのだが、結構みんな良いものばかりだった。

やはり、プレゼント高値になっているらしい。

越智さんは終始寝ていた・・・。

後は、酒の強い人らは村田さんと飲み比べをしていた。
米田さんもすごい溶け込んでいて幹事の役目終了だと悟る。

あと、残ったメンバーでサッカー会話になった。

しかし、会話は、戸倉さん、浪越さん、黒さんが中心となって意見が交わされる。

3人とも引かない感じだった。しかし、こういう会話はいいと思う。

最初サイドハーフがしたいと言っていた芝さんが、いつのまにか、逃げるように寝ていたw。

決まった事は、適正ポジションを増やすという事。

ある程度は勝ちに行くこと。という風に社会主義的民主主義である。

サッカー話も少ないながらできたので、よかった。

もうー1時を越えていてそろそろ伊藤さんが選挙で帰るらしい。

伊藤さんのような魂のある人は、近くにいてくれると心強いのだが・・・。

TVで何度もみたことある顔で行ってしまわれた。安全にね・・・。

人が去るのは個人的にはなんか寂しい。実はこういうの弱かったりする。

もう起きているのは、浪キャプ 戸倉 三上 僕 杉森 八巻 山口 越智 って感じだ。

結構いるじゃん。

ぐっさんは幹事として、エクセルを駆使してメモ帳でできる事をしていた。

浪キャプと杉森さんはちょっと顔色が悪かった。キャップは1時間も寝てないのである。

そらそうだろう。越智さんなんか勝手に映画を見ていた。

音量も気にせず、さすがだ。

この後、みんなそれぞれの部屋に向かった。

宴会部屋に僕と杉森さんと戸倉さんで行くと、角田さんはもー寝ていた。

越智さんが当たった○っ○○ボールを杉森さんがさわりはじめる・・。

触りながら「家帰りたいわ〜」と言っている。

ほんとに、アホだなーと笑い転げる。

また戸倉さんが寝ている角田さんに○っ○○ボールを押し付け吸わせて笑い転げる。

かなり立ち悪いw。角田さん反抗する気力なく吸っていた。
ここから18禁の会話だ。

アホだなーと笑い転げる。

すると、戸倉さんがリアリティーのある会話をしながら、また笑いこげる。

それを永遠1時間半続く。

女性理論を二人から聞くと、面白いわ面白いわ。

ちょっと戸倉さんの帝王学は勉強になった。

杉森さんが家の奥さん美人と連呼するので場がしらけるが楽しい。

○森「likeでも俺はがんがんいくでー」

これも笑った(詳細は言えないが、二人はあくまで既婚者)

あんまり、深く書けないのが残念。

要するに独身の僕には、この人らアホだなと心のそこから思えた夜だった。

もうー5時になっており、睡眠に入る。

杉森さんが「俺こういうん最後やろうな、寝るの」と言って一番に寝ていた。

僕はというと朝のドッキリしないといけないが、このままだと2日で5時間しか寝てないことになる。

起きれるんだろうか、と考えているとイビキが始まる。副キャプテンの奴だ。

心の中で、ちょっとうざいなと思いつつ・・・。

寝たら、夢でもイビキが聞こえ、起きるとまたイビキ、精神安定剤がほしかった。

ZZZZZZZZZZzzzzzzzz。





起きたのは、恐らく2番目だった。(遅れてだが)

深夜笑いすぎて、腹筋が痛かった。朝は異様に弱い、でも合宿だと起きてから30分で起き上がれた。

快挙だ。

朝飯を食べたが、緒方さんはほとんど食べていなかったので野次馬どもが食い尽くしていた。
野次馬軽蔑だw。

黒さんとぐっさんがサッカーできていなかったので、午前は約束どおりサッカーをした。

村田さんも参加してくれた。いい事だ。
ウエンブリーの伝統ある10番が途中からいなくなっていたのが気になった。

シュート練習の後、3対3を始めたのだがあることを発見した。

黒さんは非常によい動きをしている。いつも近くで見るとわからなかったが、パスアンドゴーもしっかりしている。

組織的攻撃センスはかなり良いものをもっていたし、動きがよかった。

後は、ウエンブリーらしく、楽しくできていた。

それが終わったあと恒例の?w紅白試合が始まる。

レジェンド VS NEW ウエンブリー

レジェンド

浪越 戸倉 尾崎 八巻 村田 杉森 越智

NEW ウエンブリー

芝 角田 三上 藤井 山口 Yasu 米田

レジェンドは、疲れが目に見えていたw。

両チーム、ポジションをいろいろ試していたようだ。

相変わらず、白熱していたが、個人的には1日で芝生と気候になれたようだ。

走り方も変えたし、息が上がりにくくなっていた。(筋肉は悲鳴を上げていたが)

また、改めて思ったのは変化(癖?)のある選手がウエンブリーには不足しているような気がする。

結構直接的な人が多いかも。(性格的にもそうかもね 一途?)

杉森さんのようなプレイはだから活きると思う。

チームに変化をもたらすと思うから。

また、後半グッサンをFWにしてみたのだが、意外と普通にできていた。

これも発見である。ヘディングは元から強いので、ゴール前面白いだろうし・・。

後半は後ろから観察していた。

角さんに言ったのだが、相手との距離あるのに、すぐボールを蹴ろうとしているのである。

前が用意する時間もこれではなくなってしまうだろう。(危険な時はそれでOK)

もうひとつ、持てば景色は変わってくる。(大海原がそこに待っている)

自分がどうしてそのプレイをしたのか、を考えながらすれば大分変わるんだろうな。

デェフェンスできているからこそ、次の要求をしてしまうのだが・・。

両チームまじめに楽しくできていた。来期が非常に楽しみだ。

しかし、昨日の疲れだと思うが、筋肉の疲れで13時辺りで終了。

終わっていたのに、テリーさんや角田さん黒さんは練習していた。

心の中で、「がんばれ」と思う。(普段も思っているが、突っ込まないでほしい)

芝さんもセンタリング練習に付き合っていた。非常に微笑ましい雰囲気だ。

こんなウエンブリーはすばらしいチームだと感じる。

練習が終わり三上さんが早帰りのようだ。

ランチを食べる。

三上さんはほんとウエンブリーを後ろから支えてくれている。

サッカー的には正直一番必要な選手の一人だ。SGGKだね。

僕らも、それに合わせるようにOK牧場を去るようだ。

短い間だったけど、この風景と思い出は生涯忘れることはないでしょう。

その後、米田さんの車に乗り温泉に向かう。これもひとつの恒例行事らしい。

その車中の中、なぜか28番が乗ってきた。杉森さんが入ると会話もはずんだ。

まぁー僕との喋りが多かったわけだが、そこで貴重な意見を得る。

芝さんだ。みんな、普段の時のキャラについて話していた様な気がする。

「ウエンブリー笑いの激戦区じゃないですか、だから僕なんか無理ですよ」

それを聞いて、僕らは笑っていたが・・。サッカーのチームなんだが・・w。

芝さんも非常に神秘的な人だ。杉森さんに関西弁を振られしていたのも面白かった。
これを書くとまずいが、書かせていただくこれは心の声なんだ。

そうしていると、温泉につく。

温泉は富士山も見え、藤井さんも隣にいた。(藤井さんから見てもそうなるが)

髪の毛を久しぶりにべジータに変え、変態な部分もウエンブリーにわかってもらい安心したw。

基本的に、裸が好きなんだ(意味不明)。

その後は、時の人村田さんを胴上げした。恒例行事らしい。

村田さんもわざわざ名古屋から盗んだバイクで現地まで来てくれ、ものすごい面白かった。

さすが伝説だ。京都人の見方が変わった。友人多数いるのだが・・w。

最後は、カッコいい背中を見せながら走り去った。

僕らはというと、双葉で待ち合わせ夕食を食べた。

混雑しそうなので、今から出発するか、ここで1時間待つかを話し合っていた。

これも、いろんな人から聞いていた、結構話がこじれるらしい。

僕はどっちでもよかった。去年はなんか結構な時間待って帰ったらしいが・・。

今年は、速攻出発だった、なんか変な事故があっただけで、他は込んでなかった。

4人で快適なドライブだった。

石川でまたとまり、戸倉車と合流。テリーさんがこっちに乗るためだ。

本当にどうでもいい雑談をした。

ビデオ撮影も締めに入り、テリーさんとダブル藤井で完璧に締めた。

そこからは5人で、なんとなく寂しくもあり、東京砂漠に帰っていくのであった。




(あとがき)

最初、東京に行く事が決まったとき憂鬱でした。

友達や知り合いもほとんどいない、場所に行くのは初めてだったから・・。

文化も人の量も、これほど違うとは思いもしなかった。

最初の1,2ヶ月は、慣れるのに大好きなサッカーも忘れたほどだったんだ。

そう、空は同じ青なのにね。

サッカーはしたいのは当たり前だが、それと共に仲間が大事だと思う。

いろいろ参加したけど、心は枯渇していたんだろうな。

そんな時に、ウエンブリーに出会えたんだと思う。

びっくりするほどしっくりきた。

運命という言葉があるんだろうけど、こういうことなのかなと思えるほどにね。

僕は週末の楽しさを得た。

ウエンブリーには与えてもらってばかりだ。

そんな事から僕は背番号12を選んだ。

12番っていうのはよく言われるチームのサポーターナンバーなんだよね。



僕はウエンブリーをサポートしたい、こんな気持ちでいられるためにね・・。

このあとがきは、心の声なんでみんなつっこまないでほしいかもね。

だからこそ、ENリーグの最終戦は勝ちたかった。

ウエンブリーで形のあるものを残したかったからね。

でも、今思えば楽しみを残したと考えればいいんだろうね。

何よりも仲間とサッカーを楽しめればいいだろうし・・。

今年の合宿みたいに・・・。

今僕に唯一ウエンブリーにしてあげれることは存在なんかじゃなくGOALしかないのだから・・・。

こんな日々が永遠に続きますように・・・・。

みんなの最高の出会いがサッカーであればうれしいな・・・。



                                   自宅にて(2005年10月30日)

                                   ウエンブリー12番 藤井 靖大