妙の時・鳥居

妙の時・鳥居

解説

文章 最終更新
2003年07月17日

私は妙の時が好きです。

「妙の時」とは昼でも夜でもない、そのはざま、朝方や夕方のことです。

妙という言葉には「他と違った」「不思議な」「並外れて素晴らしい」という意味があります。また、その文字を分解すると「少」「女」となります。

京都で大文字焼きがあるでしょう。その中に「妙」という字がありますね。あれは少女という意味です。子供でもないし、大人の女でもない。その中間で少女です。そこに神の命を見るというのが「妙」なんです。

神道と日本人』より引用。 [ 葉室頼昭(はむろよりあき)著 春秋社 ]

他と違い不思議で言葉にできないくらい素晴らしい。そして、そこに神を見る。それが「妙」という言葉です。

夕暮れ時、夜のとばりに包まれはじめるころ、昼とも夜とも違った不思議な感覚を覚えます。雄大でもあり儚くもあり、光と闇のふたつの世界を結ぶ不思議な時。いつしか「妙の時」と呼ぶようになっていました。

作品情報

タイトル
妙の時・鳥居 (みょうのとき・とりい)
大きさ
188KB
541×750
イメージ形式
JPEG
公開
2003年01月15日
最終更新
2004年03月03日
バージョン
ver02-02
製作ソフト