阪神タイガース１９８５年優勝録

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(優勝マジック１０)

池田、今季２度目の完投勝利

目標を失った巨人と阪神とでは、もう勢いが違う！
池田が１２７球で完投し、８勝目をマークした。
マウンドの上で思わず｢ヤッター！！｣。
打の方では、あのカムストックの低めをライトに掛布が３５号ソロ、
さらに３回に、真弓も３２号２ランで援護する。
残りの１点は、巨人の２エラーでもらった１点だ！
スタンドの熱い声援に支えられて１２０％の力を発揮した。

(優勝マジック９)

Ｖの灯が見えた。マジック一ケタ

優勝するときなんてこんなもの。みんながスターになる。
岡田が３２号３ラン、巨人戦に強い木戸がトドメの１３号
２ランだ！守っても中西が、熱投で１６セーブ目をあげれば、
平田は、超美技でしびれさせる。
忘れてはいけない、３回途中からリリーフした工藤は、３
イニングを粘りの投球で１点に抑えて、今季５勝目をあげる。
スタンドはもう、Ｖ気分だった。

(優勝マジック７)

ミスタータイガースを証明した掛布の２発

やはり、掛布はミスタータイガースだ！
６回には同点ホームラン、９回には逆転決勝ホームラン
の２発だ。今日までバースは、チョット元気が無く、
マジックも停滞ギミ。
そこは、やはりここぞというところで最強の４番打者、
男ぞ掛布が大丈夫かと心配するタイガースファンの声を
「炎の２発」で吹き飛ばした。

(優勝マジック６)

バースのＶアーチで猛虎復活！

前日、同じヤクルトに１点差負けを喫したタイガース。
それを跳ね返したのが、調子を落としていたバースだ！
いや〜なムードを吹き飛ばしてくれた。
バースは、１回裏に１８日ぶりの４８号先制２ランを放つ！
この一打で勢いに乗った猛虎打線。
２回には、３安打で２点。５回には得意の一気攻撃の４長短打
で４点をもぎとり、リードを広めた。

(優勝マジック５)

池田、今季初完封！これで一気に秒読み開始！

バースが先制、掛布が３８号ホームラン、そして平田が
初体験のグランドスラムで７号と自慢の打線が爆発した。
池田は、北村、吉竹のファインプレーに支えられて今季
初完封勝利。
特に北村は、２回表ヤクルトの小川のホームランボール
を、フェンスによじ登って好捕！お見事！！
タイガースファンにとって感激のフルコースだ！！