室内から窓に取り付けられる目隠しパネルのDIY 風通しもOK!


2024/11/3 作成


窓から風を取り込みたいけどしっかり目隠しもしたい場合のお話です。
  • マンションの廊下側の窓を開けると風通しがよくなるけど、夜は中が丸見えになってしまう
  • カーテン閉めると当然風は入ってこない
  • 樹脂製すだれを使っていたことがあるが、思うほど風が入ってこない
  • 目隠しルーバー(既製品)をいろいろ探してみたけど外付けしかなく、マンションの廊下側は共用部なので取り付けNG。そもそも格子があるので取り付けできない
  • オーダーメイドで内側に取り付けられるサッシがあるけど、値段が高いし暗くなりそう      
  • 比較的安いの見つけたけど、製造元に問い合わせたら廃番とのこと
というわけで半分あきらめてたんですが、内側から取り付け可能な既製品が新発売されていないものかと気が向くたび探してたら下記ブログを発見しました。

 マンションの内廊下でも使える!窓の目隠しパネルをDIY!暗くならない!

「これこれ求めてたのはこれや」ということで、上記ブログを参考に自分も作ってみました。
 ※ブログ主さまありがとうございます

  
外寸:幅440mm、高さ1150mm
アクリル板は13枚でちょうどよい感じに
外からは全く見えない
下からのぞき込むようにしても天井しか見えません

用意したもの

アクリル版(縦:120mm 横:400mm 板厚:5mm)13枚
幅が400mmなら厚さは5mmで十分だと思い5mmを選択しました。色は透明マットを選択
角が鋭利だとケガするかもしれないので面取り加工はしています。
※半年ほど経ちましたが特に反りとかも発生していないので厚さ3mmでも大丈夫だったかもしれません

アルミチャンネル(厚さ:1.0mm 幅:7.5mm(内寸:5.5mm) 高さ:10mm 長さ:3640mm)1本
追加料金で120mmへのカット(×25)を依頼しました

1×4木材(1200mm)2本
1035mmへのカットサ-ビスに加えて塗装も依頼しました。なるべく楽したいです

木材丸棒(910mm)1本
直径24mmを選択。こちらも405mmへのカットサービスと塗装を依頼

1×4アジャスター 2個
平安伸銅工業 1×4アジャスター アイアン ラブリコ
※平安伸銅工業はプラ製のもあって見た目はよさそうでしたが、設置後締め付けができなそうだったのでこちらを選択しました

皿木ネジ(M4.1 長さ:45mm)4本
1×4木材と丸棒接続用


アルミテープ
アルミチャンネルに合わせて幅10mmの物を購入

超強力両面テープ
幅19mmを購入。アルミチャンネルの幅が7.5mmなので切って利用


アルミ板(縦:200mm 横:300mm 厚さ:0.3mm)1枚
アルミテープだとアクリル板を支えきれなかったのでアルミ板に交換

薄手強力両面テープ
アルミ板貼り付け用

用意した工具

1×4木材と木材丸棒の固定は皿木ネジとし窓枠にぴったり設置したかったので皿取りすることにしました。
結果それなりの出費に。


電動ドリル

1×4木材と木材丸棒を木ネジで止めるための穴開け用
このためだけに買いました

ドリルビットセット

1×4木材と木材丸棒を木ネジで止めるための穴開け用
これもこのためだけに買いました

皿取錐ビット


これも・・・以下略

プラスドライバー
ありもので

カッターナイフ

両面テープカットのため

PカッターL型

アルミ板切断用

想定外だったこと

アクリル板とアルミチャンネルを追加購入
アクリル板の枚数をExcel方眼紙でこんなもんやろと適当な図を書いて見積もって注文した結果、数が足りず間隔がスカスカになったので追加注文することに。
またアルミチャンネルの端材は店で廃棄を依頼していたため追加アクリル板のためにもう一本買う羽目に。

1×4木材に固定するアクリル板の角度は寝かしすぎないようにするのと、正面から見てアクリル板が1/4程度かぶるくらいにしておくと、外からは窓に張りついて中をのぞこうとしない限り見えることはないです。
このあたりは実際設置してからでないと検証できないんですよね。

アルミチャンネルの幅が細すぎた

内寸5.5mだと皿面取りできるビットがM6からしかないことに後になって気づきました。
当初皿ネジ2本で1×4木材にアルミチャンネルを固定する予定でしたが超強力両面テープで代用することに。
アクリル板の厚さが5mmでさほど重量がないのと、超強力両面テープでしっかり固定できているためこれについては特に問題はありませんでした。

アルミテープが弱い
内側から窓の開け閉めするので、アクリル板を付け外ししているうちにアルミテープがアクリル板の重みで切れてしまい何度も貼りかえる羽目に。
テープを二重にしてから貼ったりして強化してはいたんですがすぐ切れてしまいます。
アルミチャンネルとアクリル板の角が鋭利なのも影響してそうです。

キリがないのでアルミ板を購入しカットして両面テープではりつけることで解決しました。
実はアルミ板のカットとアルミテープからのはり替えに一番手間がかかってたりしてます。
アクリル板の付け外しを頻繁にすることが想定される場合は強度を考慮したほうがよさそうです。

アクリル板の取り付けが少しキツい
アルミチャンネルの厚さ(1.0mm×2)を考慮してアクリル板の幅は1×4木材間の幅より少し短め(5mm程度)にしていましたが、1×4木材が多少反っているようで、場所によっては木材を広げながらでないとアクリル板をセットしにくい箇所があります。
アルミチャンネルの高さは10mmなので、もっと短めの幅にしておけばよかったですかね。
両面テープで0.6mm×2かさ増ししてるし・・・。

さいごに

はじめはDIYで解決するつもりはなかったのですが上記ブログを見てこれなら自分でもできるかもとなりました。でも慣れてないのでなんだかんだと完成までに手間はかかっています。

設置後はアルミテープが切れやすいことを除いては良好で特に不満はないです。
アクリル板が風にあおられてカタカタうるさいかもと思っていましたがそんなことは全然ないですね。

普段DIYする人間ではないのでせっかく揃えた工具も他に使う機会がありません。
工具購入のコストとかかった手間を考えると、3万円以内でオーダーメイドしてくれるところがあるなら迷わず購入していたといったところでしょうか。