| 1月も終わりに近づくと、日当たりのよい庭先では、ほっくりとした白や紅色のつぼみが少しずつほころび始めます。それに続いて、2月になると山深いお寺の梅たちも咲き始めます。まだまだ寒い日が続きますが、梅の花は春の訪れを一番最初に伝えてくれる花です。
 鎌倉にはいくつか梅の名所となっているお寺があります。この季節はしんと冷えて寒いからか、あじさいや紅葉のシーズンと違って若干お寺もすいているように思います。
 
 今回は、北鎌倉から亀が谷坂切通しを通って市内に入るルートで梅を楽しみます。
 
 
 
               
                |  | 東慶寺
 縁切り寺として余りに有名な東慶寺。ここの梅は圧巻です。山門から寺の奥の方まで道沿いに梅の木が連なっています。手前の方が日当たりがいいようで、満開の時期に時差があるようです。
 山門前の大きな白梅には蜜をすいに、めじろがたくさん遊びにきていて、まさに「目白押し」状態でした。
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                |  | 海蔵寺
 東慶寺から、建長寺の方面に歩き、線路を渡ってしばらくしたところを右折します。(鎌倉駅方面という看板があります。)
 亀が谷坂切り通しという、大変きつい坂を登って下ると、扇が谷に出ます。
 ここ扇が谷にある海蔵寺は四季折々どんな季節に訪れても楽しむことができます。
 紅梅と白梅が折り重なるようにして咲いていました。
 
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                | 宝戒寺
 萩のお寺として有名な宝戒寺ですが、この大きな枝垂れ梅も見事です。
 たわわに花のついた、枝の内側に近づくと、白い大きなカーテンの中に入ったようです。
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 |  地図(梅を見る)北鎌倉から、東慶寺、海蔵寺、宝戒寺をめぐる、今回の散歩ルートの地図。
 他にもこのルートでは、浄光明寺、英勝寺などで梅を見ることができます。
 
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