がま口塾
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がま口弘美の日記 がま口塾便り

18,2003年11月25日(号)『嫉妬』      

参加者ありました!3名も!(自分も入れてなのに、この無邪気な喜びようは如何なものでございましょうか。はっはっは)。かなりの雨で寒かったもんね。無事集った3名で、じっくりおしゃべりしました。メール参加も電話参加も手紙参加もあって、この冬初めて焚いたストーブのように、あったかいがま口塾でしたよ!

●嫉妬って言うとちょっといやらしい意味がある。(どっちかって言えば陰湿・・・)そう。私は嫉妬心が塵芥くらいある。努力で何とかなることは嫉妬しないよね。どうにもならない天性のもので、自分が劣ることには嫉妬がある。
私は巨人が嫌い。(笑い)野茂やイチロウに続いて松井が大リーガーに行ったら急にどのチャンネルも報道が松井から。読売系がそれをやるのは仕方がないけど、せめてNHKくらいきちんと順序正しくやってほしい。自分が姑息かと思っていたら、新聞のコラムで名だたる人が同じことを書いていた。横綱と大関の順番を守れって。それから気をつけてNHKも見てるけど改まっていない。許せないので、これも嫉妬かと思う。(笑い)何でもお金で解決するジャイアンツは諸悪の根源。それをはばからない渡辺オーナーは、何でもほしがる。偏ったら面白くない。巨人に関わった人は全部嫌い!
   長島も?

●あーんな日本語の分からない人嫌い!(爆笑)言葉が重複する。いい人とか思えない。眼中にない!(笑い)心の狭い自分が嫌だったけどコラムニストも言ったからいいの。
●イチ
ローとかは松井に嫉妬してないかしら。

●うん。記者がイチローにそういう質問をしたことがある。笑って「僕は力で勝負」って言った。ますますイチローは横綱だと思った。松井が悪いんじゃない。メディアが悪い。

●嫉妬心がない。(ほんと!?)羨ましいとは思うけど妬みとは違う。いい車に乗っててとか、いい家に住んでてとか、いい仕事しててとか、あんなことができて・・それこそイチローや松井はとてつもなく羨ましいのだけど、それは嫉妬の対象にならない。(かけ離れすぎてるよね)(笑い)僕の望んでいることは些細なこと。
 それって楽じゃない?

●競争の対象になるから嫉妬するかもしれない。僕はそこから下りてるところがある。若い女の子に今度「嫉妬」ってテーマで話し合うよって言ったら「面白そうですねえ!」ってメラメラ燃える眼で言ったので(爆笑)、今日は女性のドロドロした気持ちを聞いてみたいと思って来た。(ごめんね、こんなおばさんで)いやいや(笑い)

●私は変なものに嫉妬する。引っ越したばかりの時、隣の家の電話の声に嫉妬した。遠い地に引っ越して誰も友人から長距離電話がかからない。話す手だてがある人に嫉妬したの。聞こえよがしに話してるとさえ思った。先日は電信柱のてっぺんに止まって「カアカア」鳴いているカラスに嫉妬した。あんたは上から私を見て笑ってるんでしょ!って。

 人を見下したみたいだもんね。でも、実はあの人達も気楽な稼業じゃない。餌を自分で探して食べていかなくちゃいけない。年金ないよ。カラスの世界に。(笑い)

●そういえば彼らはどうやって死ぬのかな。死の姿見せないね。

●山へ行くと傷ついた鳥がいつも休んでいるところがある。人が入って行くと逃げる。又行くといつも同じ場所で横たわっている。ああやって傷つけられない所に身を隠して死んで行くのかな。(鳥達も嫉妬してたりして・・・)

●カラスも人間に嫉妬して、いいな雨のかからない家にいて・・・(笑い)

●嫉妬してる時って何か自分がイライラしてる時。(そう。自分に力がない時)男女の嫉妬の類もあったがもう卒業した。

●そうそう。そういう意味で年をとるって有り難い。生々しいことから遠ざけられて。

●まだ、経験してないからどうしよう。(恋愛?)そう。

●男女の嫉妬は経験するといいよ。(苦しいよね。辛いこと)うん。辛い。1日中そのことが頭から離れなくて。相手をどうやってやっつけてやろうという思いばっかり。

●だから、好きにならない方がよかったなあって思ったことある。夫とは何回も別れたいと思った。でも、夫に悪い所がないから家庭裁判所に行ったら負ける。敵は毎日決まった時間に帰宅。真面目ならいいってもんじゃない。友達のご主人は午前様だと言ってブーブー。私は夫の忘年会が待遠しい。(笑い)私、淫らなことができない。毎日結婚て何だろうって・・・。こんなにも背負い込んで身動きできないものかって。忘年会に行っても実家の法事に行ってもほとんど食べない。料理が乾いているって。家で食べるっていうから、私はカーッ。又家へ帰ってから作るのお!残ったもの貰っていってチンしたいくらいなのに!(笑い)入院中も家庭料理を運ばせた。(男のあり様に嫉妬したんだ)

●<手紙参加>「嫉妬」。まず第一に、この文字を見る度になぜ2文字とも「女偏」なの?と腹が立つ。漢字を作ったのは男なのだと改めて思う。「嫉妬」は、
 @男女間の感情、やきもちの類、
 A地位や権力、才能等の優越者に対する憎悪の感情、妬み

に大別されるようだ。Aの場合は勿論、@の場合も根深く、激しいのは男の方だと思う。ドラマ、映画なども、女の嫉妬が侮蔑・嘲笑の対象として、よくてもからかわれて描かれることが多いが、現実の犯罪事件を見れば、女の嫉妬からよりもはるかに多く、しかも陰惨なのは男の嫉妬がなせるもの。

 愚かなる男の嫉妬と言えば、シェイクスピアの『オセロ』が思い浮かぶ。部下の奸計(この奸も女偏とは!)に為す術なくはめられ、最後は妻を殺し、自分も死ぬという悲劇。当事者でないから、冷たく批判できると言われればそうかも知れないと思うが。

 幸か不幸か・・・いえいえ大いなる幸と言わなければならない。私は結婚して45年、嫉妬に苦しめられた事はない。私の母も夫の母も明治生まれの「女を囲うは男の甲斐性」「据え膳食わぬは男の恥」の倫理観、道徳観の時代に生きた夫を持ってそれぞれ悩み、苦しんだ結婚生活を送った。そういう両親を見て育ったことが、大いに影響していると思う。両親が反面教師だった。
 映画『阿修羅のごとく』を観てきたところ。八千草薫の扮する母親の姿が私の母と重なった。

●その時代の女の人が男の人に絶対服従をやってきたつけが、そうあってはならないと育てた、今の、女に迎合するような甘い男になってきた。でも、女偏がつく字に恨みつらみが多いね。(言われて気がついたわ)男偏のつく字はすくないね。甥ぐらい?女が操られちゃっている。女なんかまあ、こんなもんだって。

●地位や権力、才能等の優越に対してってことだが、昨夜の「ニュースステーション」で、ケネディの暗殺者については諸説紛々だが、実はジョンソン副大統領が犯人だとする、証拠をあかし、かつてのジョンソンの弁護士が書いた本が出版されたって。

●どうしてジョンソンなの?
●自分よりうんと若い人が大統領になってしまったし、ベトナム戦争をもう止めた方がいいとケネディが言ったから、軍需産業に関わっている側近や自分達は困ると。
●私も違う観点から聞いた。あんな無防備で、正論をはいてはいけなかったって。身内にジョンソンのような気持ちをメラメラ燃やしていた人があったのに、テキサスをあのようにのどかにパレードをしたのは間違いだったと。運命というか、敵を恐れない人柄というか。今のラムズフェルドもそう。自分の親戚、皆軍需産業。

●歴史というものは嫉妬が引きずる。嫉妬が時代を作っているかもしれない。

●みっともないね。こういう嫉妬。根深い。ダイアナ妃の死も。大奥の嫉妬物語もある。どんな世界にも嫉妬はある。昔、私は自分にないものが何でも羨ましかった。自分が表現できないものが。自分のできの悪さも情けなかった。何でこんな風に生まれたのだろうと。でも、人から見たら、丈夫さとか粘り強さが羨ましいと言ってくれる良い物を持っているのに、何しろ、若いころは、人が持っているものが羨ましかった。

●若い時は成績も1点2点で嫉妬した。
●親の立場だとそれで子供の人生が変るような気がしてね。

●<メール参加>「嫉妬」の文字を書こうとして、正確に書けない自分に気がついた。いかに普段使わない、書かない文字であることか。そういえば、このところ嫉妬心を感じる事がほとんどない。
 嫉妬心・・・(やきもち、ねたみ)やきもちは、男女間の問題に多々発生する気がする。
ねたみ、自分と同等の能力を持った人に対して感じるくやしさかな。そうすると、嫉妬することがなくなったと言う事は、つまり、男女間の問題は既にないということ?(永年連れ添った自信か、それともどうでもよいのあきらめか)そして、人へのねたみがなくなったという事は、羨望を伴う、くやしさを感じる事がなくなったということ?(ライバル心がなくなったのか)
 年を重ね、人は人、自分は自分、と思う事が出来るようになったのだと思う。若い時代には嫉妬心も必要かもしれない。嫉妬する気持ちをプラス方向に向けて、自分の実力を上げる力に変え、自己を研鑚する。嫉妬を感じるのは苦しい事だが、成長の糧に出来たらいいな、と思っても、時、既に遅し
●そうそう。やっぱりある年代になるとそうなのね。年をとるのは楽だなあと思う。ゆずり葉も下へ譲るようにね。

●ちょっと嫉妬について勉強しないといけない。嫉妬をしてる人の話聞いて。(?仲のいいカップル見て嫉妬しない?)あ、今日地下鉄で若い女性見ていいなあと思ったけど。(笑い)
●それは憧れという。

●昔は自分の子どもだったけれど、今は孫。よその孫がシャカシャカできて家の孫ができないと羨ましい。これが暇で高ずると嫉妬になって行くと思う。余裕のある人は嫉妬しない。

●若い時はゆとりがない。ライバルが良い仕事をするとたまらなく妬ましい。
●仕事のポジションによっては営業成績でグラフが書かれたりすると、メラメラと嫉妬に燃える。それは生存競争で、生きるための嫉妬。
●あの子は奇麗だからとか、何か他の手を使っているのではとか。夫の入院中に見舞いに行ったら、会社の若い女性に肩揉んでもらってた。(爆笑)滅茶苦茶怒って嫉妬した。今なら「良かったね。有り難うございます」って絶対言えるのに。その時は余裕がなくて踵を返して家に帰った。(若さだねえ!)しばらく口きかなかった。夫も大変だったろうね。その女性社員に弁明したり、慰めたり・・・。今は恥かしさがこみ上げてくる。
●誰からも相手にされない人よりそういう人のほうがいいのにね。

●独身の娘の友達から、娘に結婚式の招待状が来ると複雑な心境。うちの子にもこういう日がくるかと羨ましくなる。休日も遊びに出ない娘を家において、バスツアーの集合場所に行ったことがある。その場所には、むせ返る様に若い人達がデイトしたり、賑やか。それを見てもう元気がなくなり家に帰ってしまった。外ではしゃいでいる若さに嫉妬したんだと思う。帰ったら娘がびっくりして「どうしたの?気分が悪いのなら私が料理してあげる」。それが嫌で帰ってきたのに。
姪も40代で結婚する気がない。マンション買って30年返済をもう5年で半分以上返したって言ったので嫉妬した。自分の子も同じ年なのに、こんな生活。

●阿修羅のごとくのこと、『婦人公論』で読んだばかりなので、観たいと思う。
●人間って一皮剥いたら汚いものだと思う。(思う!)我が身さえよければいいという私利私欲の塊でね。我が身さえ良ければいいというのがあって、それを辛うじて教養でカモフラージュして、自分が正直に考えるとすごく汚いけれど、人に迷惑かけないで自分の心の中の葛藤だけで済ませているから『まあいいや!許してもらおう!』(私が知ってるだけ・・・)
子供も長じ、自分も年をとって、欲をかいてもあの世に持っていけるわけでなし、と、この年になってやっと嫉妬がなくなった。若い人は嫉妬しなきゃだめよ。

●欲望がないと嫉妬もない。(そうそう!)
●健康な時は何とも思っていないけれど、ちょっとどこか悪くなると、急にピチピチしてる人に嫉妬する。ぎっくり腰でサッと立てなかった時、ドラマで女優さんがパッパパッパと動くのを見て『いやーだ。どうしてそんなに動けるのオ!』(私に見せ付けるように動いてる!)そう。(笑い)あんなに大袈裟に立たなくても静かに手をついて立てよ!(爆笑)
●人間って優しい気持ちもあるけれど、汚いね、心の中。
●自分より弱い、庇ってあげなければいけない人には優しくなれる。そこがいやらしい。

●婿は「寛大」が歩いているような人。娘は婿と結婚したことで、今まで世の中の羨ましかったことが、全てなくなったって言う。ちょっとした事で娘がクヨクヨ言うと、どんなに疲れていてもウンウンと聞いて、全部聞いてから、「大きな宇宙のちっぽけなことで悩むんじゃないの。僕を見てご覧。こんなに頭に毛がなくても平気で生きている」。(爆笑)娘が恥かしがってかつらをつけるように言うと、「かつらをつけてることがそんなに素敵なことなの?行く末皆こうなるって教えてあげればいいんだよ」。絶対隠さない。娘は今、その禿げに感謝している。『あの人がふさふさの髪だったら、他の女性にとられてた』って。(爆笑)。チビ・ブス・ハゲの三大要素も考え方次第で愛すべきことになる。

●その方はきっと嫉妬なんてしたことないね。
●虫を愛し、花を愛し、家族を愛し、友を愛し。身内を褒めるのは憚れるが、大きい。
●嫉妬をする時は未熟。嫉妬がないというのは最初から大きいのね。

●いや、きつい環境で生育し、それに耐えて1人だけで生きてきた。自分は人とは違うということだけを・・・虐待で絶えず殺されるのではないかという恐怖があった。(反面教師にされたの?すごく穏やかにみえるわ)怒りの感情がまだ麻痺している。馬鹿にされ、けなされても、『どうぞ』って譲ってしまう。(嫉妬も麻痺してるんだ!)そう。
子供がちっちゃい時泣くっていうのは、お母さんに来てほしくて泣くのかも知れないけど、僕は泣いたって誰も来ないことが分かってるから、泣かない。初めて泣いたのが
37歳の時。(何で泣いたの?)それは・・・ふられたから。(大爆笑)(拍手)いや、ふられたのが哀しかったのではなくて、いいなと思った子がいたけど、その子を誘えない自分が哀しかった。その子がこれから恋愛して奇麗になっていくんだろうなって思った時、そこで勝負できない自分が哀しかった。10年来つきあった友達も僕の怒ったところを見たことないと言う。

全体的に感情が麻痺してる。でも、このところセラピーにでると、表情がでるようになったって言われる。感情が戻ってきたんです。これがうまく進めば嫉妬に狂えるかな?(じゃ、嫉妬できたらいいね!)がま口塾へ初めて来たのが、ちょうど1年前。あの頃はここへ来るだけでも呼吸困難で辛かった。今は体力が回復して元気になってきた。これから嫉妬できるのを目指す。(笑い)

何も感じない」ことで今の辛さを生きのびるという自己防衛を、虐待された人はする。能面。泣きもしない。笑いもしない。感情を取り戻す練習をして、最初に戻る感情は恐怖感。(ひえーっ)人が怖いって思えたら、おめでとう!って言われる。そうやって回復して世間に出て行った人は何人もいて、それなりに適応しても、生きる虚しさを感じている人はいっぱいいると思う。安全に話し合える場が必要。

●あなたのお母さんを育てた人は?
●旧家で、お手伝いさん。親からネグレクトされてた。
●貴方は冷静で立派ね。(もともとすごくいいものを持ってて、頭がいい方ね)
●この前がま口塾に参加してからものすごく楽になった。(大拍手)皆さん温かかった。
●壮絶な過去を見ず知らずの人に打ち明けられるっていうのはすごい大らかな人格だと思う。(いいものもっていらっしゃる)(飛びぬけちゃってるから)自信を持ってね。
●仲間が必要だと思う。一人ぼっちだとマイナス感情に溺れちゃう。仲間がいると一人ぼっちじゃないと思える。母親も可哀想な人だと思う(わあ。優しい)。表現できないけど、僕のことを心配してる。(親子だね)子供の時は、その心配を表現できなくて、暴れたり虐待という方法になった。母を治療する施設が日本になかったのが悲惨。僕が生まれる前にきちっと治療されていれば良かった。(時代背景が問題としてあるね)

●今まで命があって良かったね。(偉いねえ)(何かに守られたね)
●母は実の姉の凄まじい苛めにあっていた。その姉はお手伝いさんに苛められていた。そのはけ口を妹にぶつけた。
●資産家であることが災いしたのね。お手伝いさんは、幸せな姉妹が妬ましかったと思う。
●彼の話から気付かされることってすごく多いね。
●言葉のコミュニケーションが存在しないところに育ったのでこういう場所で吸収したい。

●告白すれば、子供が桁外れに遅い就職をして、やっと「お子さんはどんなお仕事されていらしゃるんですか?」に答えられるようになった。よく「うちの子滑り止めに××高校受けといたの」なんておっしゃる人あったけど、その高校へ必死に入った子の親だと、惨めで悲しくて嫉妬で辛くなる。人にはそれぞれのスパンがあると思って慰めてきた。
●人生はこうあるべきだなんて思わなくてもいい。そして、自分以外の人と少しでも多く触れ合うことが大切だね。嫉妬をどうやって隠そうと思って生きてるのに、嫉妬をすることが出来ない人の存在を知った。
 自分の努力で自分が人より劣ることに対して嫉妬をするのはみっともないと思う。天から授かった遺伝とか、生れ落ちた家とかで嫉妬をするのはしょうがない。人間1人1日24時間以外は全部差がある。

●あ、それ僕嫉妬する。(ナニナニ?)僕は特殊な家庭に生まれて人並みのことが何もできないけど、このごろ周りがちょっと見えてきた。競争で嫉妬はしてないけど、その世界にいつかは行きたい行きたいと思って憧れている。(嫉妬があって良かった!)
●そこから。嫉妬は。(笑い)結婚する時、母が夫に「このオヘッチャーで小さくて色黒で何にもいいとこがない娘を・・」と言ったら、夫は「彼女の責任じゃないでしょ、それは。それを言ったらかわいそうでしょ」と言った。それで、私は彼と結婚を決めた。
●やっぱりテレビドラマでは勉強にならない。ここは生の世界。
●私も何でこんな大根足でチビでと思うけど、歩いてる!

<メール参加>

●ホームページを簡単に作成できる方を羨ましく思うと共に、軽い嫉妬を覚える。ハンドルネームに堂々とURLを出してみたいものだ

●私の心に長く根深く居座っている嫉妬の気持ちは妹への嫉妬。母としたら父・舅・姑からの関心が薄い妹が気の毒らしい(それでも、私は息子に恵まれなかった家で、長男代わりに見られていただけ。長女としての私の姿の向こうに、長男を夢見られていた)。家の中での自分の姿に重なるのか、母はとにかく妹を気の毒に思い、甘い。一番受け入れて欲しい母から、根本的に受け入れてもらえない自分を感じていて、イマダに自分にとってはしんどい。

最近は私の息子への接し方が、妹への接し方に思えて、自分との関係の違いに耐えられなくなってしまう。息子に嫉妬するなんて情けないのだけれど、今年は正月から長年の恨みを口に出してしまい、母との気まずい1年・・・。1年がそのまま終わろうとしている。あぁ、正月の帰省、どうしよう・・・。
 夫への嫉妬もある(嫉妬というより、恨みか)。結婚しても、親になっても、自分という存在を崩すことなく自分を保っていられる。私はというと、自分なんてものを持つ余裕はなくなった。

あとは、息子の成長に一喜一憂。この一喜一憂の中にも他の子、他の家庭と比べた嫉妬とか、そういった感情の行き来があったと思う。この3年、のびのびとした幼稚園に関わって、だいぶ他に翻弄されない自分になってきた。が、来年の息子の就学、明日就学前検診を前にして、どこか、自信のもてない自分がいる。就学するのは息子なのに・・・。「私は私」が、もう少しもてたら、こういう嫉妬とかの気持ちは減るのかなぁと思っている。

<電話参加>

●プライベートなことだから言えないが、嫉妬には苦しんだ。これは人間の本能だと思う。嫉妬が色々な形に変る。これがなかったら幸せだと思う。

 どんなグループに入っても嫉妬がある。習い事、上下の関係、皆がわきまえていればいいけれど。

<突然の夜の部>

●気付かないけど嫉妬心は絶対ある。嫉妬心は、自分に向き合うのがとても怖いし、自分が絶対傷つきたくない。だから、人には見せないように覆い隠して暮している。身も心も焼くのが嫉妬。みっともないことって自分で知っている。自己開示しないと本当の自分とは出会えないのかも知れない。 相手が私に対して嫉妬で向ってきて、それによって仲間が分断された。私の方があなたより能力があるのに、地位が逆転しているという嫉妬。嫉妬で向われると人間を愛せない。(苦しいね)

●幼い時、可愛い従姉妹がいて、「Sちゃんは可愛い」と誰もが言った。私のことは誰もそう言わなかった。小学校の時はRちゃんが可愛いと言われた。

保育園の時、ケンちゃんという人形と一緒に腹話術のおじさんが来た。演じ終わって、おじさんが「ケンちゃん、じゃ、皆にさようならして箱に入って帰ろうね」と言う。ケンちゃんは「イヤ!僕、あの子と一緒に箱に入る」と言って、Sちゃんを指差した。腹話術の坊やまでSちゃんが可愛いのだと思ったら嫉妬心でいっぱいになったことをハッキリ覚えている。小さい時からまるで行事のように私は可愛いと言われなかった。

子供の頃から、よく育ち、よく鏡を見る子だった。(爆笑)そして嫉妬からSちゃんやRちゃんや周りをいじめ倒した。「可愛くないのか、私は!」。可愛いと言われた子は皆おとなしかった。「おとなしくないのか。私は!」。その結果、私は開き直って表現する癖がついてしまった。

嫉妬というのは高度なものだと思う。姉はまつ毛がクルッと曲がっていた。まつ毛にマッチ棒を乗せて目を瞑っても落ちなかった。私はマッチ棒がそもそも乗らない。(爆笑)自分が認められないことで嫉妬に燃える。 

●人間は問題が問題として見えないときが苦しい。ここに問題があると確信に触れた時には前向きに明るくなれる。対処の方法が見える。