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『私の好きな詩』 「千の風になって」 日本語訳 新井満 私のお墓の前で 泣かないでください
子 :パパ! 父 :はい。 子 :太陽が出てきたけど、お月さまは家に帰ったの? 父 :そうさ。 子 :星が出てきたけど、太陽はどこに行っちゃったの? 父 :家に帰ったのさ。 3人:太陽、月と星は、仲良し家族なのさ
子 :ママ! 母 :はい。 子 :葉っぱが緑になったけど、花はいつ咲くの? 母 :そうね。夏になればね 子 :赤い花が咲いているけど、実はいつなるの? 母 :そうね。秋になればね 子 :その実を土に植えたら芽が出てくるの? 母 :そうよ 3人:葉っぱと花と実は、仲良し家族なのさ
子 :はい! 父、母 :パパは太陽のようにママを照らしているよ 子 :じゃ、ママは? 父、母:ママは緑の葉っぱの中の赤い花 子 :じゃ、私は? 父、母:あなたは芽生えた可愛い種 子 :そうか、分かった! 3人 :私達は、仲良し家族なのさ
●わーあ。素晴らしい。(拍手)(歌聴きたい?)聴きたーい。(♪CDを聴く) ●素敵。私も群読を国際会議場でやろうと思っている。良かった、私嬉しい。 ●今年中国でものすごく流行った歌で、誰でも知ってるんだって。で、何で私がこの歌が好きになったのかなって自問してみたんだけど、私が子供としては仲良し家族は経験できなかったからだと思う。それで、自分は早々と結婚して仲良し家族を作る努力をしてきたつもり。という事で、この詩の温かさに惹かれたのだと思う。 ●モンゴル大好きで、行ってものすごく感動した。 ●やっぱり自然がだんだん壊れつつあるので、そういう思いも込めて歌っている。 ●草原を見て涙ポロポロ出てきた。何にもない事に感動した。飛行機の中で知りあった家族に招待され、ホテルに迎えに来てくれた。本当にボロボロのアパートだけど、その人は議員さんらしくて家の中はピカピカ。モンゴルでしか食べられない料理をご馳走になった。 ●随分詩を読む事から遠ざかっていたので、困って本を探そうと思っていたら、たまたま1ヵ月くらい前に立ち寄った所で「こういう本を出したのであげる」って言った人がいる。詩を書いてるような人とは思えなかったけど、長い間通信を出していて、そこにコラム的に書いていたのをまとめたそうだ。(え?あのHさん?)今は車椅子の議員さんの事務所にいて、長い間、障害者の方達のパンを作る工房で頑張られた。詩集って書いてあるので、びっくりした。 「言葉」 堀田博之 言葉は風船 くるくると辺りを回って 大きく膨らんで遊び疲れるまで帰って来ない。 ぼくが言葉を口にした時、枝分かれして 曲がり曲がって思いもよらない花まで咲かせ ぼくの夕食の卓上の皿にのる。
人と言葉は知らぬふりしてすれ違う 言葉が口をついて出たとたんに 外気に触れて面白おかしく裏切られる 言葉は口から出たとたんに綿菓子になる。 口の中で噛み締められもせず唇にべとつく。 他人の頭の中で、頑固で動じない塊になる。 言葉は凶器となって爪をたて、 生き血を吸った 首から肩にかけての傷は消えない。 言葉よ 魂の森の深みに 帰って来い 生き血を吸ったなんてとこが彼らしいかなあって思った。今、市の計画で大きな公園ができるのだけど、命に代えてもと、立退きを拒否して頑張っている闘士。(すごい。田島征三が詩集に寄せてを書いてる)(いくつぐらい?) ●70代半ば。本当に何も持たないで暮らしていらして、市民運動の仲間で還暦のお祝いに参加した事があるけど、チャップリンの格好をして現れて皆を笑わせた茶目っ気もある人。 ●粗大ゴミの場所に行くのが好きで、広島の出身。飾らず、いつも自転車に乗っている。 ●<メール・FAX参加>を紹介する。最初は自作の詩。JR西日本の事故について。 ●人生の意義を 美しい旋律にのせて平易に説いた有名な詩です。 「人生の賛歌」 ワーズワース(Wordsworth) 悲しき歌もて 我に告ぐるな 「人生は空虚なる夢に過ぎぬ」と 眠れる魂は死せるにて 真は外見と異なるものなれば
人生は現実にして 真剣なり 墳墓は人生の終着地にあらず 「汝塵なれば塵に帰す」とは 魂に言へるにあらず
われらの運命の目的も方法も 喜びや悲しみにあらずして 今日よりは明日こそ優れんと 絶え間なく励むことなり
学芸は達し難く 光陰は矢の如し われらが心は よし強く勇ましくとも 所詮は布で包める太鼓の如く 墓まで葬送曲を鳴らすものなり
この世の広き戦場にありて また人生の露営地にありて 黙して追はるる牛となるなかれ 戦い挑む英雄となれ
いかに楽しくとも 未来に頼るなかれ 死せる過去は 死者に委せよ 心に勇気を 頭上に神を拝して 励めよ 励め この現在に
偉人たちの生涯を思えば われらが生涯も厳粛とならむ また死するに際し 足跡を 時の砂漠に残し得む
人生の厳かなる海を行く他の人が 寄るべなき難破せる同胞が ふと見て 再び勇気をふるい起すが如き 足跡をわれらは残し得む
さらば立ちて行へ いかなる運命にも 挫けぬだけの勇気を持ちて 常に成し遂げ 常に求めて
●ほーっ。すごいねえ。 「夜は一千の眼」 (Bourdillon) 夜は一千の眼 あれども 昼はただ一つの眼あるのみ しかも明るき 世界の光りは 日暮れと共に絶ゆ
感情はただ一つの眼あるのみ しかも暖き命の光りは 愛の終わり と共に絶ゆ ●ちょっと難しいね・・何回も読まないとね。でも激励されるような言葉もあった。 ● 不慮の事故で手足の自由を失い、僅かに動く口に筆をくわえて詩画を書き続ける星野さん。星野さんの詩画集を見ていると、命の尊さがひしひしと伝わり、やさしとは何かを考えさせられる。そして言葉の1つ1つが心にひびいて、自分自身を見直す事もできる。私の1日は、自室の壁に掛けてある星野さんの詩画カレンダーを見ることから始まる。《花の詩画集》から。 「鈴の鳴る道」 星野 富弘 1日は 白い紙 消えないインクで 文字を書く あせない絵の具で 色をぬる
太く 細く 時には ふるえながら 1日に1枚 神様がめくる 白い紙に 今日という日を 綴る 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 木の様に 歳をとれたらいいな 幹は白く なめらかに乾き 洞では ももんがが いねむりをしている
鳥を憩わせる枝は 大きく 横にまがり たまには ここに腰掛け 休みなさいと
歳を重ねて 老いるのではなく 木のように 歳をとれたらいいな 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ねこやなぎを 割ってみた 中から 宝石が でてくるような 気がして ●良い詩っていっぱいあるし、自分のその時の立場に合った詩もある。人生長いから。 1月30日(月)「心に残った年賀状」 テーマを大募集中!応募してください。 時間厳守・手土産厳禁。会費はお賽銭です。どなたでもご自由にどうぞ。 〒468-0057 名古屋市天白区御幸山2112-14-201 пEFax 052-834-9457 坂東弘美 bdk@dp.u-netsurf.e.jp がま口塾 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~bdk/ 紙面が余りましたので、懐かしい、がま口塾第一期 25の冒頭を貼り付けます。 |