今日は電気系の駅伝大会でした.年に一度,全力疾走する日です.結果はAチー ムが8位.大健闘でした.
そういうわけで,今日はその打ち上げがありまして,アルコールが入ったままで の鑑賞.アルコール入りなのは「トレイン・スポッティング」以来です.ああ, これもセントラル.
ほんとは飲み会の後すぐ帰ろうと思ったのですが,「あゆみBooks」に初めて入って 観察しているうちに今日は土曜日であることに気づく.早く帰ろうと思ったのは アルコールを早く抜きたいためだったというのもあり,この際今年最後のセント ラルレイトに行くことにする.
ちなみに,この「あゆみBooks」.私にとってはあまり役たたずな品揃えでした. 売れ線および雑誌に強いといった印象.駅前のアイエの方が使えるかな,私には.
さて,今日はサイレント映画2本.「成瀬巳喜男/サイレント映画時代」だそうで す.
まず一本目「腰弁頑張れ」.1931年作品.保険の外交員をしている男とその家族 をコミカルタッチを交えて描く.そして二本目は「夜ごとの夢」.1933年作品. こちらは最初は母親が主人公.やはり家族物.
サイレントなので寝てしまわないか心配でしたが,無事見終りました. さすがは戦前の作品.横書きは右から左に文字を読みます.さらに,旧字体旧か な使い.いわゆる台詞部分が特徴ある文字なのも加えて,ちょっと慣れるまで時 間がかかりました.
どちらの作品も共通しているのは,「親と子のあり方」といったところでしょう か.さらに,どちらも子どもが事故にあいます.対称的なのは結末でした.
サイレントなので,観客の動く音が結構めだちます.自分もなんかお腹とかなっ たりしたら聞こえそうで.普段は大音響が響く映画館が静まりかえっているとい うのはちょっと新鮮です.台詞がなくてもかなり話が分かるものなのだなと感じ ました.
ところで,サイレント映画といえば,上野耕路が「Music For Silent Movies」 というアルバムを出してまして,実際にあるサイレントムービーに音楽を付けて います.以前から,機会があったらこの中にある作品を見てみたいと思っている のですが,そんな機会はめぐってきておりません.
ちなみに上野耕路という人はヤプーズの戸川純といっしょに「ゲルニカ」という バンドをやってる(た?)人です.分かりにくいか.パール兄弟のサエキケンゾウ らとハルメンズをやってた人です.ますます分かりにくいか.「帝都大戦」のサ ウンドトラックを担当したり.「オネアミスの翼」のサントラにも参加してます.