The LF/MF Club of Japan [全日本長中波倶楽部]
JARL登録クラブ11-4-82
Activities in 2017 [2017年活動記録]
Copyright (C) 2017. The LF/MF Club of Japan. All rights reserved.
7L1RLL(若鳥)
18 September 2017, V.1.0.3
Exhibiting Booth at HAM Fair 2017 [2017年度展示小間での説明員記念写真。]
上の写真の左側からJI1CBW, 7L1RLL, JR1OAO, JA1HQG, JF1LKS, 挿入左側からJR1ARY, JA5FP, JG1CCL, JF1DMQ,(離席中:JG2VSF,JA1QUM)
1.Abstsuct[概要]
1.1 HAM Fair 2017出展
The LF/MF club of Japan
(here after the club) attended JARL HAM Fair 2017
which had been held at Tokyo Big Sight (Tokyo International Conference Center) in Tokyo, Japan on 2-3 September 2017.
全日本長中波倶楽部[英語名:The LF/MF Club of Japan]
は,2017年9月2-3日,東京ビッグサイト(正式名:東京国際展示場)
で開催されたJARLハムフェア2017に出展しました。小間(J-40)への来場者に御礼申し上げます。
2. Results of Our Exhibitions at HAM Fair 2017[2017年出展報告]
2.1 Photographs[写真]
展示小間での説明員/同好者の記念写真は,冒頭に示す。
2.2 Exhibited Items[展示項目群]
- 3.5MHz Down Converter to 136kHz and 3.5MHz Down Converter to 476kHz[3.5MHz/136kHzダウンコンバータ及び3.5MHz/476kHzダウンコンバータ] by JF1LKS
周波数範囲:136kHz, 476kHz。送信モード:CW,QRSS,FSK-CW,DFCW,WSPR,OPERAなど親機のモードによる。
出力: 20W(136kHz D級PA及び3.5MHzから476kHzへのダウンコンバータ D級PA)。 周波数精度:1Hz以内(GPS受信器によって常時修正)。
136kHz帯をJARDの保証認定を経由し免許を取得。更にその後,476kHzバンドを追加申請して
(臨局検査なし2段階で)476kHz帯免許を取得した(V.1.0.3)。
これらの周波数変換器のロ―カル周波数を安定させるためのGPSロック部(内部)を次の写真に示す。
なお,親機はFT817で発振器をTCXOに替えている(V.1.0.3)。
長中波帯でCW以外のDFCW,QRSS,WSPRなど0.1Hzの変化が受信側で見えるモードでは,周波数安定度が重要である。
- 475kHz Down Converter from 10MHz[476kHzダウン変換器] by JA1HQG,JA1GNY
HF10MHz帯から475kHzに周波数変換する装置。この解説は,”別冊CQ ham radio, QEX No.24 2017 09 Autumn”誌の68~77ページに掲載されたものの実物。
10MHz,1~4Wを入力すると,475kHz 20Wの出力を得る。詳細は,該誌参照。
- Direct Reading Matching Network for LF/MF[LF/MF用直読式インピーダンス整合器] by JA1HQG
長中波用直読式アンテナインピーダンス整合器であって,アンテナインピーダンス(Ω)ツマミによってインピーダンスを整合させ,
出力電力(ワット)を最大にする装置。
- Automatic Antenna Tuner[自動同調追随器] by JR1OAO
可変Lを電動しアンテナ同調を自動でおこなうと同時に,インピーダンスの整合状態をLEDで表示する。
ハムフェア2017自作品コンテスト入賞作品の関連作品
この展示では,136kHzアンテナ整合器の疑似負荷として高圧コンデンサと並列の大型バリコンを接続し, そのバリコン軸
にBC放送局の垂直接地アンテナを模した垂直棒を接続し,アンテナ線の揺れを模擬した。送信機から小電力を送りながら
アンテナ線を左右に変化させれば,アンテナ整合器のバリオメータが追随するという仕掛けを見せた(V.1.0.2)。
- Sample of 476kHz Transmitter[476kHz送信機見本] by 7L1RLL
何回か展示したものだが,組立キットJUMA TX500に送信スプリアス低減と受信時に中波放送波を低減するための
500kHz低域通過フィルタ(LPF)によって疑似負荷50Ωに出力させる展示を行った。この送信機は,関東総合通信局の臨局検査に合格している。
- 136kHz QRP Transmitter[136kHz用QRP送信機] by JG2VSF
市販部品で組立てられるQRP送信機実物と回路図
- Sample of 136kHz/476kHz Antenna Tuner and Antenna[136kHz/476kHzアンテナ整合器及び傘型アンテナの見本] by 7L1RLL
写真下は,2016年に出展した2バンドアンテナ整合器(リッツ線巻)を透明なプラスチック製箱に納めたもの。主コイルとヴァリオメータとを構成し,
インピーダンス変換トランスも組み込んである。476kHzの場合はヴァリオメータから直接アンテナに接続し,136kHzの場合は主コイルを
直列に接続する。従来からの改良点は,車両内運用などのとき,車の屋根もカウンターポイズとするために,コイル接地極
と電源接地側とを短絡する端子を設けただけである。
写真上に136kHz/476kHzの垂直接地型(マルコ二型)アンテナ(長中波の世界では,傘型(umbrella)アンテナと呼ばれる)も展示した。これは,垂直10mのガラス繊維柱
に黒枠に10mの高圧電線,2個の黄色枠にすずメッキ線10m,その先に絶縁タグ(ここまでが476kHz用),更にワニ口クリップで8mのすずメッキ線部分を接続すれば136kHz用に
なる。片側18mの導体の先には更に道糸を10m程度伸ばして,アンテナ容量環の地上高さを2m以上に保持している。
すなわち,476kHzのとき垂直:10m,容量環:20m,136kHzのとき垂直:10m,容量環:36mの傘型アンテナを構成する(V.1.0.2)。
2.3 Backwall Pictures[写真群展示,写真抜粋]
- An Example of Transmit Antenna for 136kHz[136kHz送信アンテナ見本 by JA1NQI
次の写真は,送信アンテナでアンテナ鉄塔に斜めに伸び,更に頂上でT型となり水平線がある。塔の中ほどから左にもう一本ワイヤーアンテナが伸びている
(その上空に成田空港への着陸姿勢に入った航空機が写っている。)(V.1.0.2)。
備考:この写真は,2017-01-14(土)秋葉原での全日本長中波倶楽部の新年会で7L1RLLがもらった写真群の1枚である。
- An Example of Receiving Antenna for 136kHz/476kHz[136kHz/476kHz受信アンテナ見本 by JA1NQI
次の写真は,アンテナ柱の頂上にPA0RDTのMINI-WHIP活性アンテナが取付けてあり,受信アンテナ全体を示す。このアンテナは,設置環境を含めて日本国で屈指の受信力をもつ(V.1.0.2)。
備考:この写真は,2017-01-14(土)秋葉原での全日本長中波倶楽部の新年会で7L1RLLがもらった写真群の1枚である。
- Antenna Coil[アンテナコイル] by JA1NQI
次の写真のアンテナコイルは,プラスティック(塩化ビニル)200L管に千鳥足状に巻き,隣接線との容量を減じている(V.1.0.2)。
備考:この写真は,2017-01-14(土)秋葉原での全日本長中波倶楽部の新年会で7L1RLLがもらった写真群の1枚である。
- 135kHz 30 Station Award [135kH 30局賞] by JA1HQG
135kHzCW30局のNo.3の30局賞。これは関東地方で当初から運用していないと到達することができない水準。
- Award All Chiba Contest[オール千葉コンテスト賞状] by 7L1RLL
2016-10-16日に行われたJARL千葉県支部のオール千葉コンテスト県外電信136kHz部門の1位賞状。実際は,JH3XCU上林さんと二人が1位だったもの。
- Shirase 5002[しらせ5002での運用]by 7L1RLL
2017-05-28(日)元南極観測船SHIRASE5002の船橋で136kHzの運用を行った。このときのコールサインはJH1YMC(横浜みどりクラブ)で
機材は今回展示した2バンドトランシーバと自動同調追随器とで,OPは7L1RLL及びJR1OAOが担当した。
- 475kHz WSPR DX[475kHz WSPR遠距離送信] by 7L1RLL
日本国神奈川県横浜市青葉区下谷本町から送信した476kHzのWSPR信号をハワイ諸島の実験局WH2XCRが受信解読。
このときの7L1RLLのアンテナは垂直10m,水平部合計20mの傘型アンテナで,送信機はJUMA TX200改(35W)であった。その後,他の局も成功されている。
- 475kHz Permitted Locations[許可された476kHzの運用場所] by 7L1RLL
475kHzの運用場所は,半径200mに人家又は事業所がないことで許される。ただし,承諾を得た場合を除く。
全日本長中波倶楽部では,緯度・経度を記入するだけでアマチュア無線家に許可される場所を集めて
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~7l1rll/LF_MF_Permitted_Locations.xmlで公表している。
今回は,新潟市の運用場所が4か所追加されている(画像省略)。
2.4 Visiting Book[芳名録]
2日間合計で,88名(外国人:12名含む)の方から記帳いただきました。全日本長中波倶楽部の出展小間の訪問に御礼申し上げます。
2.5 Financial Report for Fiscal Year 2017[2017年度会計報告]
現物提供されたものを除き,事務局の預金及び現金(単位:JPY)だけの収支を次に示します。
収入事由 | 収入金額 | 支出事由 | 支出金額 |
前期繰越金 | 59,724 | 出展費(JARL) | 34,020 |
寄付(8人) | 36,000 | 送金料(JP) | 130 |
| | 搬入車両代(JARL) | 3,000 |
| | 電気工事費(飯田電機) | 6,696 |
収入合計 | 95,724 | 支出合計 | 43,846 |
| | 差引残高 | 51,878 |
なお,ご寄付いただいた方々の内訳は,10,000*2+6,000*1+2,000*5でした。
3. Declaration of Finish and The Future[活動終了宣言及び今後の活動]
3.1 Declaration of Final[活動終了宣言]
2017年9月10日をもって,2017度のハムフェア出展の活動は終了します。
2017年度の差引残金(JPY51,878)は,次年度のハムフェア準備委員会に繰越し予定です。
3.2 Plans for The Future Activities[今後の活動予定]
- 出展反省会,研究会, 長中波フィルドディ
1.オール千葉コンテスト135kHz電信部門参加(2017/10/15T12:00-18:00JST)
2.元南極観測船SHIRASE5002の船橋での136kHz移動運用(2017/10/29T9:00-16:00),場所:晴海ふ頭(横浜みどりクラブと共同)
3.JARL東北地方本部主催の東北復興ハムフェア(仙台市,2018/3/11)に出展予定
4.長中波フィールドディ(2018/5/19-20)
- 情報交換会,食事会予定
2018年度も,新年会を兼ねて,レストランで勉強会・情報交換会を開催する予定。
時間(JST),時間,会費:未定
4.History[履歴]
-
2017.9.15,First Release[開示]
公開開始した。
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2017.9.17,Version 1.0.1[写真変更]
1部の写真を撮影直し差し替えした。
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2017.9.18,Version 1.0.2[記述変更]
JR1OAO局及びJA1NQI局の写真の文言を変更した。
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2017.9.18,Version 1.0.3[記述変更]
JF1LKS局の3.5MHzからのコンバータの文言を修正した。
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Amateur Radio Activities by RLL[RLLのアマチュア無線活動]
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