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7. 処理指令


  処理指令    = pio, システムデータ, pic        ―(44)
  システムデータ = 文字データ                 ―(45)

 処理指令は,文書の移植性を減少させるので,推奨しない。どうしても使わなければ ならない場合は,処理指令を実体として定義して,そのシステムデータを前書きの中に 閉じ込めることで,その文書を受け手が容易に検出し変更することができるようにし ておくことが望ましい。

 データを返す処理指令は,SDATA実体として定義した上で実体参照を通して使わなけ ればならない。データを返さない処理指令は,PI実体として定義することが望ましい。  システムデータの中では,それを終わらせる区切り子を除いてマークの認知を行わ ない。

備考 システムデータとして使う文字及びその文字の解釈は,システムが定める。 非SGML文字又は区切り子picをシステムデータに含める必要がある場合には, 文書の中にそれらの文字が直接に現れないで済むような代替の方法を用意す ることが望ましい。

7.1 量的制限

 処理指令の長さは,その区切り子を除いて,量PILENの値以下でなければならない。 処理命令の案内へ戻る。 SGML規格の案内へ戻る。 8.共通の構成要素へ続く。