(C)1996,1997 NCALS, All rights reserved. Guide to Authors,Latest updated 17 July 2015

NCALSはん用技術文書の論理規定(案)

NCALS Standards - Structure of Technical Documents

          ================================
          Document status = working draft
          ================================



------------------------------------------------------
内容の見出し(部分選択できます。)

序文(preface)

1.適用範囲(scope)

2.引用規格(references)

3.定義(definitions)

4.一般原則(principal)

5.文書の論理構成(logical structure of documents)

表1 文書の区分け

改版記録

Standards index(関連規格に戻る。 ------------------------------------------------------

序文(preface)

技術文書を作成するに当たっては,その文書が電子的に格納・検索・転送・再生・ 再利用されることを念頭におかなければならない。その論理構造・表現の記述方 針を統一することによって,文書類別を表現する文書型定義が定義可能となり,その 型を用いて作成者の誘導,検索の利便性,再利用の促進などを図るために,このNCALS 規定を規定する。
Return to top(見出しへ戻る。)

1.適用範囲(scope)

この規定は,NCALSに関係する技術文書の構成について規定する。 参考 この規定は,応用別の文書規定を抽象化して得られる規定(要求定義書)で あって,文書型定義(coding)は,この規定を元にして作成される。 この規定が応用に適合することを保証するために,更に上流(利用者寄り) の応用別の文書規定(利用者要件)が生成されることを期待している。
Return to top(見出しへ戻る。)

2.引用規格(references)

次に掲げる規定は,この規格に引用されることによって,この規定の一部を構成する。 これらの引用規格は,その最新版を適用する。  JIS Z 8301 規格票の様式  
共通符号に関するNCALS規定  NCALSはん用文書型定義 JIS X 4151 文書記述言語SGML Return to top(見出しへ戻る。)

3.定義(definitions)

JIS X 4151 文書記述言語SGMLの用語の定義を適用する。 Return to top(見出しへ戻る。)

4.一般原則(principal)

文書を論理的に編集し,かつ,理解,引用及び適用を用意にするために,記述する内容 及び規模に応じて,
表1に示す区分けを選んで文書を組み立てる。  文書の使用者の便宜のために,それぞれの使用者が必要とする事項を,別個の箇条,章 又は部に,更には別文書としてまとめるように配慮するのがよい。       表1 文書の区分け ========================================================== 呼び方     番号付けの例(規定外)   対応英語  ========================================================== 巻        第1巻 volume 前部 front 体部 body 後部 rear 部        第1部 document part 章        第1章 chapter 節 1.1 section 段落(順序付き) 1.1.1 paragraph (順序なし) paragraph 細別 a) sub paragraph 細分化した細別 1) step 更に細分化した細別  1.1) 1.1.1) 1.1.1.1) ========================================================= 参考 1.巻,部及び章の最終表示は,割付け処理の後の例を示す。 2.採番の方法は,JIS Z 8301(規格票の様式)にならった。 Return to top(見出しへ戻る。)

5.文書の論理構成(logical structure of documents)

----------------------------------------------- 論理構造の要素の一覧(部分選択できます。)。

5.1 一般(general structures)

5.2 文書(document)

5.3 巻(volume)

5.4 部(document part)

5.5 前部(front)

5.6 体部(body)

5.7 後部(rear)

5.8 章(chapter)

5.9 節(section)

5.10 段落(paragraph)

5.11 表題付き副段落(sub paragraph)

5.12 段階(step)

5.13 並び(list)

5.14 挿絵(figure)

5.15 表(table)

5.16 数式(mathematic notation)

---------------------------------------------- Return to top(この文書の頭へ戻る。 Return to Standards index(関連規格へ戻る。

5.1 一般(general structures)

   (to be defined)

5.2 文書(document)

文書は,巻(volume),前部(front),体部(body)及び後部(rear)から構成する。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。) gical

5.3 巻(volume)

巻は,文書発行年度などのように,論理的に他の部分と区別した方が望ましい場合に 使用する。  巻は,部(document part),前部(front),体部(body)及び後部(rear)から 構成する。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.4 部(document part)

部は,次による。 a)部は,同一の分野・主題を分割して別々に規定した文書とする。 b)部には,一連の他の各部と区別するために,文書の名称の"補完部"に相当する題名を 付け,文書の名称に連記する。 c)部は,前部(front),体部(body)及び後部(rear)から構成する。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.5 前部(front)

前部は,その文書を他から参照するための情報,表紙を生成する場合の情報,文書断片 の参照の情報(目次,図並び,表並び)及び改版情報を記述する。  前部には,その文書の識別情報(identifier)として,文書の表題(title)を付け なければならない。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.6 体部(body)

体部は,次による。 a)体部は,章(chapter)の繰り返し及び章差分データ(改版データ)の繰り返しで 構成する。 b)体部は,変更情報をどこに含めてもよい。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.7 後部(rear)

後部は,次による。 a)後部は,附属書(appendix),用語集(glossary)及び索引(index)から構成する。 b)後部は,変更情報をどこに含めてもよい。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.8 章(chapter)

章は,次による。 a)特別に大量の情報であって,文書の使用上幾つかの箇条にまとめるほう が都合がよい場合に,章としてまとめる。 b)章には,アラビア数字の番号及び表題(title)を付ける。 例 1 一般 第1章  一般 2 諸元 第2章  諸元 3 検査 第3章  検査 c)章は,節の繰り返し又は表題付き段落の繰り返しから構成する。 d)一つの章の中の箇条番号の最初の数字は,その章の番号と同じとする。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.9 節(section)

節は,次による。 a)節は,章の中にあって,一連の段落を他の部分と区別するために,表題を付けて明示 する場合に用いる。 b)節は,表題(title)を付ける。 c)節は,表題なしの段落(序文程度)又は表題付きの段落(通常の段落)の繰り返し から構成する。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.10 段落(paragraph)

段落は,次による。 a)段落は,表題なし段落及び表題付き段落の二とおりとする。 b)段落は,次の順序で構成する。  1)表題(title,表題付き段落のとき,強調による表題), 2)文面(text), 3)並び(list), 4)挿絵(figure)及び表(table)は,段落のどこえ含めてもよい。 c)段落は,表題付き副段落(sub paragraph)として,3階層(副段落3)まで入れ子 にしてもよい。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.11 表題付き副段落(sub paragraph)

表題付き副段落は,次による。 a)表題付き副段落は,表題に続いて,表題なし段落を繰り返してもよい。 b)表題付き副段落は,表題なし段落を7段階(step7)まで入れ子にしてもよい。 c)表題付き副段落は,さらに,表題付き副段落を3階層まで入れ子にしてもよい。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.12 段階(step)

段階は,次による。 a)段階は,表題なし段落を最大7段階まで入れ子にできる。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.13 並び(list)

並びは,次のいずれかとする。 a)順序付き並び(sequencial list) 順序番号又は箇条番号の付いた記述の繰り返しであって,番号(number),表題 (title)及びその項目(item)の三つ組で表現されるもの。 b)順序なし並び(randam list) 順序番号及び箇条番号の付かない記述の繰り返しであって,表題(title)及び 項目(item)の二つ組で表現されるもの。 c)定義並び(definition list) 用語及びその定義の組の並びであって,用語の集団に表題を付けてもよい。 用語は,強調文字(emphasis)として表す文字列の他,相互参照(cross reference),脚書参照(foot note reference),索引登録標識(index flag),図(figure),数学的文面(mathematical text),下付き文字(sub script),上付き文字(super script)の組み合わせに更に脚書(foot note)を 含んでもよい。  例  Cではじまる用語      CALS continuous aquisition and logistic supportを いわれとする活動の規範,流儀又は標語
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.14 挿絵(figure)

挿絵は,次による。 a)挿絵は,生成される環境及び対象によって,次の符号化方式を使い分ける。  1)走査図形(raster graphics,ITU-T.6圧縮) 2)タイル状走査図形(tiled raster graphics) 3)CGM(主に計算機生成のベクトル図形) 4)JPEG(高精彩図形又は写真) 5)MPEG(動画) 6)audio(音響)  7)IGES(立体図形)
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.15 表(table)

表は,次による。 a)二次元の表を論理的に表現する。 b)表には,表題を付ける。 c)表には段落が入れ子になってもよい。 d)表には,図(graphic)を含んでもよい。 参考 3次元の表であって表胞(cell)が式をもつ算表(spread-sheet)は, 現在,取り扱っていない。
Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)

5.16 数式(mathematic notation)

数式は,次のいずれかを表現可能とする。 a)D.KnuthのTeX(テフ) b)eqn

改版記録

1.作業案段階(WD) a)1996年9月26日,NCALS/SWG31に作業案を上程し,その修正意見を   反映した。
Return to Standards-index(関連規格へ戻る。 Return to top(見出しへ戻る。) Return to logical(論理構造の見出しへ戻る。)