ボイス PHONE (2002) |
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2003年5月 | |
ジャーナリストのジウォンは以前スクープした援助交際の記事で脅迫電話に悩まされていた。親友のホジュンは携帯の番号を変えるよう勧め別の自宅を貸してくれた。 ある日、誰も知らないはずの携帯が鳴り出しホジュンの娘ヨンジュが電話に出てしまう。ヨンジュは絶叫しその日から様子がおかしくなり、ジウォンの周りでも怪奇な現象が起き始める。 ネタバレ→援助交際と心霊現象のすごい組み合わせだなと思ったら、結局ホジュンの旦那チャンフンが援助交際してたのが原因じゃんってオチだった。← しかし韓国の子役もすごいね。韓国の女ハーレイ・ジョエル・オスメントと言ってもいいんじゃないか?ブサイクだけど。様子がおかしくなってからの彼女の演技はもう最高。ディズニー系のおとぎ話を聞いて、「くだらない」と切り捨て、さらに舌打ちをしてその場を去るという演技をする恐るべき7才児。 前半はほとんど物語の核心とあまり関係なくて無駄が多いんだよなぁ。脅迫電話の相手は結局どこへ行ってしまったんだ?とかそいつに襲われた刑事はどうなったんだとか中途半端なところが多くって・・・ この子役の演技に助けられてなんとか持っているって感じがしました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ハ・ジウォン (ジウォン) |
勝気な松たか子って感じなんですよねー。このジャーナリストが・・・ |
キム・ユミ (ホジュン) |
幸せなはずなのにどこか恨めしい感じがする親友役には、鷲尾いさ子で。 |
チェ・ジヨン (ジニ) |
不幸な女子高生、いつまでもそんなイメージの持田真樹で。 |
抱擁のかけら LOS ABRAZOS ROTOS (2009) | |
2010年2月 | |
映画監督のマテオはある日オーディションにやって来た女優志願のレナと恋に落ち、レナが主演の映画を撮り始めるのだが彼女は嫉妬深い大富豪エルネストの愛人で・・・ ペドロ・アルモドバル作品常連のペネロペ・クルス主演のドロドロとした恋愛劇。 アルモドバルは大抵がいいか生理的に受け付けないかはっきりするので今回はどっちかなと身構えて観たのですが大丈夫でした。時間遡り形式で展開して序盤は割と退屈で嫉妬深い大富豪が息子にペネロペをが何をしているのか全て録画してこいと命令して四六時中ペネロペを監視する辺りは「トーク・トゥ・ハー」っぽい気色の悪さが前面に出ていてこれはダメかもと思いましたが妙にドラマチックだったのでやり過ごせました。 ということでスペイン人の愛情表現は濃厚だし、嫉妬深い大富豪の地獄の底まで追いかけてきそうな執念深さ。ペネロペに振られそうになったらペネロペを階段から突き落とすなんてまるで大映ドラマみたいな分かりやすい展開で中盤以降が結構面白くなっていったなと思います。 マテオの世話を焼いている昔からの仕事仲間のジュディットも密かにマテオに恋をしていて突然現われたペネロペに抱く嫉妬心とかアルモドバルらしい展開がてんこ盛りで見応えたっぷりなのですが個人的なみどころはやっぱりアルモドバルと安定したコンビネーションを見せるペネロペの女優魂みたいなところでしょうか。 ペネロペも笑顔が素敵で劇中の主演のちょっとナンセンスっぽいコメディ映画も何だか面白そうです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ペネロペ・クルス (レナ) | こういう役は若尾文子がぴったりです。 |
ルイス・オマール (ハリー・ケイン/マテオ・ブランコ) | 人の良さそうな山村聡で。 |
ホセ・ルイス・ゴメス (エルネスト・マルテル) | 中村雁治郎あたりにお願いしたい。 |
ボウリング・フォー・コロンバイン BOWLING FOR COLUMBINE (2002) |
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2003年9月 | |
アカデミー賞ドキュメンタリー長編部門を受賞したマイケル・ムーア監督のアメリカの銃社会を皮肉と批判を突撃取材とともにみせるドキュメンタリー映画。 コロンバイン高校に歌謡少年2人が突然銃乱射し生徒や教師を殺害、負傷させその後自殺するという事件を起こす前ボウリングをやっていたことからこのタイトルがついたといいます。この高校生達の起こした原因にアメリカの人々は過激なTVゲームやバイオレンス映画や家庭崩壊や銃社会だからだと騒ぎ立てますが、日本だってTVゲームは流行っているし、バイオレンス映画だってどこの国の若者も観るし、家庭崩壊はイギリスの方が多いしカナダじゃほとんどの人が銃を持っている。なのにアメリカだけこんなに銃による犯罪が多いのか?こんな自らの疑問を解決するべくマイケル・ムーアは自分の足で取材をするわけですけど、こういったところに焦点を当て分りやすく面白くまとめたマイケルはすごいなと思いましたね。 実際にコロンバイン事件の被害者で障害を負ってしまった高校生達が銃の弾を売っていたスーパーマーケットに乗り込んで行って弾の販売中止まで持っていってしまうところなんてマジですか?と思ってしまいましたが、このスーパーも今となってはとても誠実なスーパーとして鼻が高いんじゃないでしょうか?なんてったてアカデミー賞とっちゃいましたからね? 銃を愛する大御所チャールストン・ヘストンの自宅に押しかけ、6才の少年が6才の少女を撃ってしまう事件のことをどう思うかってしつこく聞くわけですけど、「そんなの知るか!俺は銃が好きなだけなのになんでそんなこと答えなきゃいけないんだ?」と言いたげだったのが印象的だった。自分も銃を愛していたら同じ事を思うかもしれない。なんでこんな奴家にあげてしまったのかって。 銃のことはよくわからないけどこの手の解りやすい社会はドキュメンタリーならいつでも大歓迎なのだと思うのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
マイケル・ムーア | 前田忠明で。梨本さんよりは社会派って印象がしたもので・・・ |
ホーカス ポーカス HOCUS POCUS (1993) |
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2004年4月 | |
とある小さな町に引っ越してきた高校生のマックスは妹のダニーにハロウィンのお菓子集めを付き合うはめになるが、町で伝説となっているサンダーソン三姉妹の家に憧れのクラスメートを誘い魔女が蘇るという黒い炎のろうそくに火をつけると魔女達が蘇ってしまい・・・ オープニング、よぼよぼの三姉妹が子供の精気を吸い取って若返るってところまではまぁまぁだったけど、いざ本編に入ったら・・・ ベット・ミドラーが出っ歯の特殊メイクでがんばってはいるもののミドラー毒気やパワフルさが全くないじゃんと思っていたらこれディズニー映画かぁ。どおりで内容が子供向けだと思ったらそういうことか。 「SEX and the CITY」でいまやおしゃれなセレブの代名詞(なんでしょ?)のサラ・ジェシカ・パーカーなんて劇中ずっとラリってるかと思わせるバカな魔女役でおまけに当時20代だったにも関わらずがきんちょにババア呼ばわりされる始末。サラ・ジェシカになんつーことさせるんだと腹が立ったのでありました。それに後半魔女の歌声で子供達を寄せ集めるシーンじゃサラ・ジェシカが歌うっていうか多分口パクだと思うけど、ここは「天使にラブソングを」で歌の経験ありのキャシー・ナジミーにするべきなのです。 主人公のマックスの妹役がどこかで見たことあるなと思ったらソーラ・バーチで、収穫といったらそれだけだったのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ベット・ミドラー (ウィニー) |
ミドラーに負けず劣らずパワフル(だと思う)な泉ピン子で。 |
サラ・ジェシカ・パーカー (サラ) |
あっさり系の篠原涼子を入れてみようと思う。 |
キャシー・ナジミー (メリー) |
ミドラーより重量級のキャシー・ナジミーにはやはり森公美子で。 |
ホースメン HORSEMEN (2008) | |
2009年11月 | |
猟奇的な殺人事件を担当することになった刑事のブレスリン。彼は母親が殺された被害者の養女のクリスティンを気にかけていたのだが、クリスティンから突然衝撃的な告白をされて・・・ チャン・ツィイーがシリアルキラーに扮したサイコサスペンス。はっきり言ってビデオスルーでも問題ない感じです。 宣伝でチャン・ツィイーがレクター博士になりえるかもしれないみたいな感じのことが書かれていましたが、とんでもない。頑張っていはいたけれど悪い子っていう印象です。シリアルキラーですが。 吊り具で吊るして殺人という見た目的にはエグイのですが、何だか話がビジュアルに追いついていない感じでチャン・ツィイーもデニス・クエイドに最初、子ども扱いされて「私は子供じゃない。」なんて言っていたりするのは置いといて、話がいまひとつピンと来ないんですよね。ただでさえ黙示録なんて縁遠いもので犯人が殺人を繰り返していくのに、いちいち父子家庭のデニス・クエイドの子供はほったらかしという家庭問題が間に入ってきて分かりにくい。(この家庭の事情も話に絡んでくるのですけどねぇ) オチももしかしてあの人が?と思ったらやっぱりだったのですが何だか無理やりでそんなことはないだろうとも思ってしまいました。 チャン・ツィイーも迫真の演技をしている割には出番が少なくてもったいない。警察に捕まってからのチャン・ツィイーはものすごい性格悪そうで面白いのですが。 製作がマイケル・ベイということで大型アクション映画とかそうじゃなかったら若者向けのホラーとか娯楽映画の方が向いていると実感しました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
デニス・クエイド (エイダン・ブレスリン) | 仕事一筋という感じの柳葉敏郎で。 |
チャン・ツィイー (クリスティン) | 雰囲気としては映画版「踊る大捜査線」の小泉今日子といった感じ。 |
ボーダータウン 報道されない殺人者 BORDERTOWN (2006) | |
2008年10月 | |
新聞記者のローレンは上司からメキシコとアメリカの国境の街で起きている女性の連続殺人事件を命じられる。最初は乗り気でないローレンだったが奇跡的に生き延びた被害者のエバという少女と出会ったことで真実を伝えようとするのだが・・・ 実在の出来事をベースにした社会派サスペンス。 実際に15年くらい前からフアレスでの連続殺人事件が起こり始め見つかっただけでも500人の犠牲者。実際は5000人を超えるのではないかと言われていてフアレス周辺で起きている事件のことは全く知らなかったのですがこういったテーマの映画に知名度の高いジェニファー・ロペスとアントニオ・バンデラス、マーティン・シーンが出ていて世間に知ってもらうことは問題提起にもなっていいことだなと思いました。 逃げ延びた少女を守りつつジェニファー・ロペスと元彼のアントニオ・バンデラスが事件の核心に近づくと何者かに命を狙われ始めるという何か陰謀めいた大きな力が働いている感じの展開で内容の方も分かりやすく作られているところはよかったです。 ただやっぱりスターのジェニファー・ロペスが主演ということもあってロペスも子供の頃のトラウマがあって時折過去の出来事がフラッシュバックしたり、たまにロペス主義な展開になるのでここはそういうのを一切そぎ落としてストイックな内容にまとめればもっとシリアスになってよかったんじゃないかと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェニファー・ロペス (ローレン・エイドリアン) | キャリアウーマンの役が多い篠原涼子で。 |
アントニオ・バンデラス (アルフォンソ・ディアス) | ストイックな感じの椎名桔平で。 |
ホームドラマ SITCOM (1998) |
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2004年8月 | |
フランスのとあるブルジョア一家。ある日一家の主ジャンが実験用のネズミをペットとして購入して以来、息子のニコラが突然ゲイをカミングアウトしたり娘のソフィが夜中に飛び降り自殺を計ったりと次第に家族の様子がおかしくなり始め・・・ フランソワ・オゾン監督のとんでもなくブラックな?コメディ。 父親の誕生日を祝う一家に突然鳴り響く銃声と悲鳴。これはただ事じゃない雰囲気というオープニング。そこから時間は巻き戻りこうなるまでの顛末が描かれるわけですが本当にただ事じゃない起こっていた、いや起こりまくっていました。 ゲイに目覚めた息子、自殺未遂を繰り返す娘だけでもただ事じゃないっていうのに家政婦の夫もゲイに目覚め息子とその仲間で乱交パーティーしまくっているし、家政婦も娘の彼氏を誘惑する始末。妻も息子をストレートに治すとかいって一緒に寝ちゃうし。父親も唯一まともそうに見えるんだけど子供達の一連の行動に「思春期にはよくあることだ、時が解決する。」の一言で片付けちゃって実は一番まともじゃないかもしれないし。 こんな出来事が次々と起きてブラック・コメディの枠どころかこれはもうカルトの世界にいっちゃっていてついて行くのがやっと・・・というかかなり取り残されていたかも。 オープニングの銃声もネタバレ→父親の妄想で←これはどうやってオチがつくんだ?と思ったらここはフランソワ・オゾン。この時すでに「スイミング・プール」で見せた大どんでん返しをやってくれました。しかも今回のは本当にとんでもなかった。ネタバレ→ネズミを電子レンジで調理して食べた父親が巨大なネズミに変身して一家を襲うけど一家団結してネズミと化した父親を倒して家族は平和になりました・・・←とちょっとSFちっくな展開に、これどうコメントしろと?と言いたくなるようなラストでした。 |
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この奇妙な一家を | 「渡る世間は鬼ばかり」で唯一まともな家族だと思われる野田家の面々で。 |
ボーン・アイデンティティー THE BOURNE IDENTITY (2002) |
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2003年2月 | |
嵐の海で意識不明のの男が引き上げられる。男は名前さえも覚えていなかったが、体内に埋め込まれたカプセルに記録された口座番号を手がかりに、自分がジェイソン・ボーンだということを知る。 やがて暗殺者達がジェイソンの命を狙い始めていた・・・ ハリウッドの優等生マット・デイモンがアクション映画に挑戦。てことでアクションもしっかりこなしていた訳ですが、アクションシーンが期待していたより少なかったっていうのが正直な感想。 まぁ、出演してる俳優さん達が、アクション系というよりかは、演技派系の人たちなので優等生が作ったアクション映画です。という雰囲気が出まくりでした。 マット・デイモンなんでもアメリカじゃ女性に大人気らしいですが、なるほどよく見ればかっこいいかも。と思いました。ただし笑わなければってことで。 ヒロインのフランカ・ポテンテはヒッピー系?の役にはまっていたと思うんですが、地味なんですよね顔が。(嫌いじゃないけど) ここはキャーキャー叫びながら、一緒にデイモンと逃げるようなヒロインだったほうが、映画全体に華やかさが出たと思うな・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
マット・デイモン (ジェイソン・ボーン ) |
TOKIOの城嶋茂で。サル顔っぽいところが。 |
フランカ・ポテンテ (マリー・クルーツ) |
磯野貴理子なんかどうですか?ハリウッド版同様、地味さに拍車がかかります。 |
クリス・クーパー (テッド・コンクリン) |
クリス・クーパー、小松政夫にそっくりです。顔が。 |
ボーン・スプレマシー THE BOURNE SUPREMACY (2003) |
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2005年2月 | |
CIAのパメラ・ランディが率いるチームは内部で起きていた横領事件を担当していたのだったがあと僅かのところで何者かに襲撃されて任務は失敗してしまう。一方その頃ジェイソン・ボーンとマリーは人目を避けインドで暮らしていたのだったが・・・ 「ボーン・アイデンティティー」のその後を描いた続編。濡れ衣を着せられたボーンが何も知らないCIAのパメラに追われるという大まか流れなのですが、内容的には前作の方がマット・デイモンがアクション?という新鮮さがあって好きです。出演者もクライヴ・オーウェンやらクリス・クーパーの渋めなところが出ていましたし。今回も続編だからといって新キャラに下手にスターを使わずにジョアン・アレンにカール・アーバンと渋いけどちゃんとしている人でまとめてくれているのがよかったです。 ジョアン・アレンは普通の主婦から政治家までこなすかなりの女優だと思うんですけど今回もCIAの諜報部員という役どころでブライアン・コックスにも自分の主張はしっかりとする毅然たる態度はかっこよかったです。 殺し屋のカール・アーバンも「リディック」に続き悪役づいちゃっているんですが印象に残る俳優になりつつあってなんだかうれしいです。ちょっと可哀想だなと思ったのが台詞がほとんどなかったのとあったとしてもロシアの殺し屋?なのでロシア語ってところ。誰かカール・アーバンにいい役回してあげて。と思っていたらビデオゲーム「Doom」の映画化で主役ですよ。何か微妙ですがぜひともこれで全米No.1をとってじゃんじゃん活躍して欲しいところです。 前作の内容はすっかり忘れていましたけど出てきたらまず悪役間違いなしのブライアン・コックスもジュリア・スタイルズも出ていたんですね。「ボーン」シリーズって意外とよく出来ていたりするんですね。 ブライアン・コックスがネタバレ→真犯人←というのは一目瞭然でその後のエピソードが案外しっかり作ってあって以外でした。ネタバレ→最後、ボーンのトラウマとなっている最初のミッションで両親を殺した娘にモスクワまで懺悔しに行くけど自己満足のために死の真相を一方的に話して去っていくなんて←案外身勝手だなと思ってしまいました。というか変装もせずに逃げ続けている人だからあまり何も考えていないのかな?ボーンという人は。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョアン・アレン (パメラ・ランディ) |
バリバリのキャリアウーマンをやらせると倍賞美津子は最高です。 |
ブライアン・コックス (ウォード・アボット) |
生きていれば佐分利信はこれくらいのこれくらいの貫禄は余裕で出せたと思います。 |
カール・アーバン (キリル) |
今井雅之は素手で殺しそうな殺し屋っぽいなぁ。 |
ボーン・アルティメイタム THE BOURNE ULTIMATUM (2007) | |
2007年11月 | |
ジェイソン・ボーンは自分の過去を探っていた。そんな中ボーンの居所を掴んだノア・ヴォーゼンは執拗な追跡を始め・・・ 一応シリーズ完結編。 今思うとシリーズを通して画作りや出演者は地味というか玄人志向といった感じでアクションシーンはガチャガチャしていて若干分かりづらいところもありましたし、ボーンがすごいといっても神出鬼没過ぎるとか思うところもありましたが全体的にクオリティが高かったなぁと思います。 確かにマット・デイモンが主役で失われた記憶を探る旅に出ているわけですが完結編は新たにデヴィッド・ストラザーンが加わりさらに渋みを増しジョアン・アレンとのプライドをかけた?エリート同士の火花散るアダルトな感じの戦いみたいなところが個人的には一番の見所だったし、ジョアン・アレンもこんなに活躍するとは思っていなかったので嬉しかったです。役どころでも一番おいしかったし。 ジョアン・アレンは普通の主婦からこういうバリバリのキャリアウーマンまでこなすことが出来るから観ていて飽きません。一旦ボーンの捜査からはずされてまた復帰した時の見事なまでの指示出しと的確なアドバイスときたらテキパキと仕事をするとはこういうことを言うものです。 ジュリア・スタイルズも何気に前作出ていますが地味目のルックスがこのシリーズの作風にあっていたと思います。(黒髪は微妙でしたが・・・) ひとつだけ注文をつけるとしたら一作目ではクライヴ・オーウェン、二作目はカール・アーバンと殺し屋の中に一人は有名どころを入れて欲しかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリア・スタイルズ (ニッキー・パーソンズ) | 木村佳乃あたりがぴったりな気がします。 |
デヴィッド・ストラザーン (ノア・ヴォーゼン) | 非情な役もいけそうな松本幸四郎で。 |
ホーンテッドマンション THE HAUNTED MANSION (2003) |
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2004年5月 | |
不動産の仕事に追われるジムは週末に家族旅行を計画するも同じ不動産の仕事をする妻サラの元に仕事の話が舞い込んでくる。ジム一家は旅行に行く途中で話のあった屋敷に寄るのだが・・・ ディズニーランドのアトラクション、「パイレーツ・オブ・カリビアン」に続いての映画化。終了後「あんまり怖くなかったねー。」とのお子達。そりゃそうだ、これはディズニー映画だからファミリー映画なのは当然だし、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のみたいな本格ホラーだったら泣いちゃうぞ!子供達は。 と言うわけでこの物語の本質はネタバレ→人種を超えた愛←ってことがもうオープニングでバレバレなんですけどまぁ最初っからファミリー映画ってわかっていたんで内容は個人的には可もなく不可もなくって感じでしたね。 エディ・マーフィの人柄は嫌いじゃないけど作品はなぜか苦手なんですよね。ということで今回もちょっとダメかもと思ったら今回は家が主役のようなものだし家族もそれなりに見せ場があるからエディは意外とあっさりだった。 思ったんですけど主役は白人の俳優にした方が絶対よかったと思う。なぜならネタバレ→オープニング召使の黒人は館の主(白人)と結ばれずに死ぬけど。それが現代になってその生き写しと思えるジムの妻が館に呼ばれるわけだから旦那役は白人だよなぁこの場合。← |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
エディ・マーフィ (ジム・エヴァース) |
笑顔がエディ・マーフィのような濃さの竹中直人で。 |
僕が結婚を決めたワケ THE DILEMMA (2010) | |
2011年2月 | |
ベスと長年付き合っているロニーは理想の親友夫婦のニックとジェニーヴァに後押しされついにプロポーズを決意するのだが、ある日ロニーはジェニーヴァの浮気現場を目撃してしまい・・・ ヴィンス・ヴォーンの結婚コメディ。 コメディなんですが、ヒロインたちがジェニファー・コネリーとウィノナ・ライダーといういかにも辛気臭い感じなのでコメディなのにコメディじゃなくなっています。シリアスムード満点です。 メインのヒロインはジェニファー・コネリーなのですがそれより目立っていたのが、ウィノナ・ライダー。久しぶりにこんな大きい役で見ましたがさすがに存在感があってよかったです。浮気がばれてヴィンス・ボーンにヴィンス・ボーンに問い詰められてあっさり白状するも早速逆ギレ、そして嘘泣きで逆にヴィンス・ヴォーンを脅すというシーンが楽しかったです。 最近こんな役が多いですが、何だかんだあったのでウィノナ・ライダーにはこの路線で頑張っていってもらいたいと思いました。 ネタバレ→最後は結局自分達は結婚して友人夫妻は離婚。これヴィンス・ヴォーンがバラしたからからですよね。ものすごく身勝手な終わり方でスッキリしませんでした。自分だったら親友の妻の浮気を見たら言わないと思います。← | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヴィンス・ヴォーン (ロニー・ヴァレンタイン) | 宮迫博之あたりにお願いしたい。 |
ケヴィン・ジェームズ (ニック・ブレネン) | イメージはドランクドラゴンの塚地武雅で。 |
ジェニファー・コネリー (ベス) | サバサバしていそうな米倉涼子みたいな人の方が合うと思います。 |
ウィノナ・ライダー (ジェニーヴァ) | 藤原紀香あたりにやってもらうと楽しいと思います。 |
ボクシング・ヘレナ BOXING HELENA (1993) |
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2004年11月 | |
かつて一度だけ肉体関係を持った魔性の女へヘレナが忘れられない医師のニックは執拗にアプローチするものの気の強いヘレナに相手にされずにいた。しかしある日へレナが目の前で事故に遭った時ニックは自宅で彼女の足を切断し監禁するのだった・・・ これ以前からあらすじだけは知っていてデヴィッド・リンチの娘の監督作品だしぜひ観てみたいと思っていてようやく渋谷で見つけて借りられたんですが期待はずれだったなぁ。(ラジー賞の監督部門を受賞していたりIMDBの点数もかなり低かったからもしかしたらと思ったら案の定で。)キム・ベーシンガーも降板したりして話題だったけどベイシンガー降板して正解でした。ヘレナは男を手玉に取るような身勝手で奔放な女だから当然ベッドシーンもあってこれが悪い訳じゃないんですけど安すぎるんですよベッドシーンが、いきなり官能的なところはスローモーションになっちゃたりして。 ニックもただの変な人になっちゃっている。子ども時代の母親のトラウマからくると思われる潔癖症、ヘレナの両足切断、婚約者との破局と絶対面白くなりそうな要素がてんこ盛りなのにそれが活きていないのがもったいないしつらいところでした。だからニックの行動がいちいちムカついてしょうがないんですよね。なにかっていうと「ヘレーナ、ヘレーナ」ってヘレナの後ろを付いてきてヘレナ自信じゃなくてもうざいって感じです。 ラストのネタバレ→夢オチ←もデヴィッド・リンチならありだと思えるけれど娘にはまだこの終わり方はまだまだ早いと思ってしまいました。 そんな中ヘレナに何かとコケにされる恋人約のビル・パクストン。最初のベッドシーンでもいいところでヘレナに気分が乗らないから帰れと言われて、俺のテクニックがが忘れられなくなるぜ的な負け惜しみを言うけどビル・パクストンだからなんか微妙に説得力なくって笑えました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリアン・サンズ (ニック) |
佐野史郎くらい危うい雰囲気をかもし出さないとだめですね。 |
シェリリン・フェン (ヘレナ) |
女王様全開の杉本彩にぜひ。 |
ぼくセザール 10歳半 1m39cm MOI CESAR, 10 ANS 1/2, 1M39 (2003) |
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2004年8月 | |
最近転校してきたサラに恋心を抱く10歳半のセザールが親友モルガンとの友情と板ばさみになりながらも3人だけでモルガンの父親をイギリスに探しに行くロード?ムービー。 子供が主役の映画って苦手なんですけどこれはなかなかよかったですよ。物分りのいいエリートのよい子ちゃんや、ただの生意気なガキじゃなくってちょっと生意気で人生楽な方にいこうとする考え方は大人の10歳半のセザールがいいんですよ。なんてったって、1番だと嫌われるしビリだと親に怒られるからってわざと普通でいるような子供ですから。しかも子供の目線てことで1m39cmのセザールの視点から徹底的に撮られている点がいいです。 劇中に登場する親達もひどいもんです。セザールが勘違いして父親が刑務所にいると思い込んだことがばれたら父親、セザールに一発ビンタを喰らわせて「これが刑務所式のあいさつだ。」だって。ひでー父親。ベン・スティラー似のサラの父親も顔もうっとうしいくらい終始テンションが高くこれじゃ子供にウンザリされるしバカにもされます。 後半イギリスに着いたセザールを何かと助ける謎のオバサンにアンナ・カリーナ。この人ゴタールのミューズだった人でしょ?「気狂いピエロ」と「アンナ」位しか観たことないんですけど、このころとはもう別人。鼻にピアスなんかしてアン・ルイスみたいになっちゃってこの人本当にアンナ・カリーナだよね?と思ってしまいましたもん。同じフランス人女優カトリーヌ・ドヌーブはゴージャスな方向に年とったけど人間いろんな年のとり方があるんですね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アンナ・カリーナ (グロリア) |
そのまんまアン・ルイスでいけちゃいます。 |
ぼくのエリ 200歳の少女 LAT DEN RATTE KOMMA IN (2008) | |
2010年7月 | |
いじめに遭っているオスカー。彼が中庭でひとりつぶやいていると隣に引っ越してきたエリという少女と出会い親しくなるのだが、その頃から街では猟奇的な事件がたびたび起きはじめて・・・ スウェーデンからやってきたヴァンパイア映画。 ギレルモ・デル・トロも大絶賛ということでタダのヴァンパイア映画ではないなと思っていたのですが、あぁデル・トロ好きそうだなと思いました。子供が主役でホラーだけど単なる血みどろ映画にとどまらないところが上手いなと思います。未見なのですが「小さな故意のメロディ」的な雰囲気もありますし。 登場人物もみんな個性的。主人公のオスカーはいじめられっ子なのですが、今どきハナタレ小僧がいるんだと思わずにはいられないハナタレっぷり。そしていじめに遭っても親に言えず一人苦悩するってところがはまりすぎてよかったです。 ヴァンパイアの女の子もしっかりした顔つきでどことなく少年っぽいのですが、それがあっさり顔のいじめられっ子とバランスがとれていてピュアな感じも引き立っていました。母親との関係、父親との関係なんかもさらっと描いているのですが、これも上手いと思います。 基本的にヴァンパイアの女の子は父親?が殺して採ってきた血を飲んで生活しているのですが、このお父さんがけっこうドジばっかりやって、この仕事何年もやっているはずなのに初歩的なミスを次々としでかすのでちょっと呆れてしまいます。 北欧ヴァンパイアの伝説というかしきたりを分かっていないのですが(受け入れる、受け入れないといった日本じゃ馴染みのないおまじない?)ここのところを理解して観ていたらもっとこの映画の良さが分かったんじゃないかなぁと感じました。 ハリウッドリメイクが決まっているようなのですが、これは正統派なリメイクをやるなら子役で成功が決まると思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (子供が主役なので今回はなし) |
僕の大事なコレクション EVERYTHING IS ILLUMINATED (2005) | |
2006年5月 | |
家族にまつわる品物を集めることが趣味のユダヤ系アメリカ人のジョナサンは祖母から祖父と一人の女性が写った写真を渡される。ジョナサンはそんな彼女が写っている祖父の故郷ウクライナへと向かい・・・ 「僕の大事なコレクション」っていうからにはいったいどんなとんでもない物を集めてしまうのか?とワクワクしていたのですが家族にまつわる秘密というか歴史というかそんなものを探しに行くちょっと風変わりなロードムービーでした。 ジョナサン・サフラン・フォアという実在の小説家の役をイライジャ・ウッドがやっていて原作は傑作ユーモア小説らしく確かにクスリと笑えるところはあるかなぁと思ったのですがそんなクスリと出来るシーンもそれほどあるわけではなくウクライナが舞台なだけあって北欧ちっくな音楽がなんだかとってもまったりとした雰囲気をかもし出し眠くなるのをこらえるので必死でした。 ウクライナの旅はウクライナのオダギリジョーみたいな通訳兼ガイドのちょっと天然風の青年と運転手にそのおじいさん+吠えすぎの犬というスタイルで犬の名前がサミー・デイヴィス・Jr.Jr.ってところが最初はちょっと面白いと思っていたのですが毎回ウクライナのオダギリジョーがフルネームで呼ぶからだんだんうっとうしくなってきたり最後のおじいさんの取った行動は本当に本人しかわからないようになっているところとかちょっと嫌な意味で気になるところがあって悪くはないんだろうけど全体的もうひとつ好きになませんでした。 で、この作品の監督はあのナオミ・ワッツの彼氏でリーヴ・シュライバー。初監督なんですがやっぱり俳優の初監督作品って自分だけに分かるテイストにこだわって世間的には今ひとつといった出来になるのかなぁなんて思うのでした。 イライジャ・ウッドは相変わらずというかなんだか顔色ものすごく悪いなぁと思ったらベジタリアンで人のことあんまり言えないけどもっと肉を食え。床に落としたジャガイモをジップロックする前に。そしてそのジャガイモはどうなったのかそこのところはものすごく気になります。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
イライジャ・ウッド (ジョナサン・サフラン・フォア) | こういう目的もやりとげてくれそうなえなりかずきで。 |
ユージン・ハッツ (アレックス) | ウクライナのオダギリージョーといった感じ。 |
ボリス・レスキン (祖父) | 雰囲気的には長門裕之といった感じ。 |
ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール MA FEMME EST UNE ACTRICE (2001) |
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2004年10月 | |
35才のスポーツ記者のイヴァンの悩みは妻が人気女優のシャルロットということ。街を出歩けばサイン攻めでイヴァンはうんざりしていた。そんなシャルロットの次の仕事の共演者がプレイボーイのジョンでしかもヌードシーンがあると知ったイヴァンは・・・ 妻が人気スターだったら・・・ていうのをちょっぴりコミカルに描いたこの作品。そうそうレストランとかで食事をしている時に急に見ず知らずの人がサインくださいって言ってきたり、会話の途中で割り込まれたりきっと現実もこんなストレスたまりそうな日々の連続なんだろうなぁとイヴァンに共感できそうなシーンの連続でしたけど無神経な一般人を見ていたらどっと疲れました。 と前半は中々興味深く鑑賞できましたけど中盤以降、映画の撮影でシャルロットがイギリスに出かけてからはイヴァンがプレイボーイの俳優ジョン(テレス・スタンプはちょっと枯れすぎていてプレイボーイという感じはしなかった)に嫉妬するわけですが心配するのは分かるけどなんかいきなりイヴァンが女々しくなりすぎて共感度が一気にさめまて逆にシャルロットに同情してしまいました。こんな夫をもっていろいろ気苦労が絶えないねぇと・・・ まぁイヴァンも演劇学校に通って俳優の気持ちを解ろうとする努力する姿は中々いい奴でしたけどそれが元で演劇学校の生徒にキスをせまられてキスしているところをシャルロットに見られてやばい事になるけど、イヴァンが「本気じゃないんだ。」というとシャルロットも(仕事でラブシーンをする事に対して)「私も本気じゃないのよ。」といい、何か知らないけど仲直りというかそれ以上に二人の絆は強くなってたりします?という展開で。人気女優と結婚すると軽い浮気はオッケーという特典がどうやらついているみたいです。 実際のイヴァンとシャルロットの間にも子供がいるそうでイヴァンめ、にくい奴と思うのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
シャルロット・ゲンズブール (シャルロット) |
小林聡美と三谷幸喜夫妻でやったらちょっとした喜劇になりそうな気が・・・ |
イヴァン・アタル (イヴァン) |
僕のニューヨークライフ ANYTHING ELSE (2003) | |
2006年1月 | |
コメディ作家のジェリーは一目惚れしたアマンダと同棲生活を送っていたがアマンダの気まぐれな性格に悩まされていた。そんなある日アマンダの母やが二人の元に転がり込んできて・・・ 「アメリカン・パイ」シリーズのジェイソン・ビッグスとクリスティーナ・リッチ共演で観る前はウディ・アレンぽくないんじゃないかと思っていて実際クリスティーナ・リッチの気まぐれすぎる性格に奴は彼女のどこが女神なんだ!?とめちゃくちゃムカつきます。 さらに母親も娘に輪をかけた自己中心的な性格でジェリーの人のいい性格も手伝ってか彼の周りに集まってくる人間はウディ・アレン以外ははた迷惑な奴らばかり集まって最初はなんかイライラするなぁと思ったけれどとことん迷惑すぎて笑えてくるから不思議です。 いつもと違う感じがすると思いましたけどジャズとウディ・アレンやストッカード・チャニング、ダニー・デヴィートが出てくるとやっぱりウディ・アレンの映画というか独特の世界観が出てくるので最終的に安心して楽しめました。 最後はネタバレ→ジェイゾン・ビッグスとウディ・アレンがコンビを組んでニューヨークを出そうになるのですが最終的にはウディ・アレンだけがニューヨークに残る結末は、やはりウディ・アレンが捨てるわけないという安堵感とあの終わり方はウディ・アレンの狂言として受け取ると親心が感じ取れてすがすがしかったです。← 昔はウディ・アレンの作品って個人的に当たりハズレがはっきりしていたのですがここ最近はどれも普通に楽しめるようになったのはやはり歳をとったからなのか?とふと思っていしまうのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイソン・ビッグス (ジェリー・フォーク) | 見た目というか雰囲気が佐藤隆太そっくりだと思う。 |
クリスティーナ・リッチ (アマンダ) | 自由奔放そうな若槻千夏で。 |
ウディ・アレン (デイヴィド・ドーベル) | ちょっとくたびれた感じの橋爪功で。 |
北北西に進路を取れ NORTH BY NORTHWEST (1959) | |
2010年11月 | |
広告代理店で働くロジャーはある日ホテルで見知らぬ男二人に拉致されタウンゼントと名乗る男から脅迫されるが観に覚えがなく人違いであるため事情が理解できずにいた。やがてロジャーは開放されるのだったが・・・ ヒッチコックの有名な巻き込まれt型サスペンス。 前々から観たかったのですが、2時間超えなのでちょっと躊躇していて思い切って観てみたら面白かったです。オープニングの一目観てわかるソール・バスのデザインもセンスが良くてワクワクします。 ケイリー・グラントが単にやくざ関連の人たちに人違いされて大変な感じになる話かと思いきやものすごくスケールの大きいエンターテインメント要素の大きいサスペンスで娯楽作品としても十分な感じでさすがヒッチコックだなと思いました。 今となってはベタな展開が多いのですが当時を思うと相当面白いはずです。普通のサラリーマン(とはいっても金持ちですが)に彼を助ける謎のミステリアスな冷たい感じの金髪美女。そして謎の組織との戦いとスリリングな展開が飽きさせません。 それに農場での飛行機に終われるシーンや有名なラシュモア山でのクライマックスとこれだけ詰め込んでもまとまっているところもすごいなと感じました。 ケイリー・グラントはユーモアもあるのでこの緊迫した状況の中でのちょっと笑いを取れたりするし雰囲気があるから主役も納得、ヒロインのエヴァ・マリー・セイントもあの冷たい感じが実は○○という役どころン合っているのですがケイリー・グラントの相手役には若すぎるかなと思いました。ケイリー・グラントの娘みたいにたまに見えるので。 個人的には悪玉の右腕の殺し屋役のマーティン・ランドーが非情に優秀勝冷徹で印象深かったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ケイリー・グラント (ロジャー・ソーンヒル) | イメージは唐沢寿明というところでしょうか。 |
エヴァ・マリー・セイント (イブ・ケンドール) | 雰囲気としては小雪のようなクールな感じの人。 |
ジェームズ・メイソン (フィリップ・ヴァンダム) | 豊川悦司あたりにお願いしたい。 |
僕らのミライへ逆回転 BE KIND REWIND (2008) | |
2008年10月 | |
レンタルビデオ店で働くマイクはある日、店主のエルロイに店を任されるのだが、発電所で事故に遭い磁気を発する体質になってしまったジェリーのせいでビデオは全て消去されてしまい・・・ ミシェル・ゴンドリー監督のじんわり感動系コメディ。 世間的に評判がいい「エターナル・サンシャイン」が苦手でどうもミシェル・ゴンドリーとは個人的に相性が悪いと思っていたのですがこれはよかったです。 最初、今回のジャック・ブラックはクドいかなぁと思ったのですが手作りビデオを作り始める頃からクドさも薄くなった感じで面白くなってきます。「ゴーストバスターズ」のテーマ曲もいい加減で「ワチャゴナドゥ、ゴーストバースターズ!」(バースターズの所は高音になるところがポイント)そして手作り感満点のチープさがいい味出しているし「ライオン・キング」はものすごく無茶なんですけど楽しいです。映画を作っているシーンは本当に楽しそうでよかったです。 最初は三人だけで撮っていた映画も最終的には人種も世代も性別も違う町の人が一体となって作り上げてそれを観ては一喜一憂する姿が微笑ましくも温かいなぁと感じました。 こういう手作りリメイク、映画好きの仲間でやったら面白そうだなぁとも思ったし、個人的にやるんだったらやっぱり「キル・ビル」あたりをやりたいなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジャック・ブラック (ジェリー) | 劇団ひとりあたりにお願いしたい。 |
モス・デフ (マイク) | お気楽な感じの佐藤隆太で。 |
ホステージ HOSTAGE (2005) |
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2005年6月 | |
かつては凄腕の交渉人だったジェフ・タリーは一年前の事件で失敗して今では田舎町の警察署長として働いていた。そんな小さな町で人質事件が起きてしまう。ジェフは一度は捜査を外れるのだったが、何者かが家族を誘拐し、事件現場にある資料を回収するように要求してくる・・・ オープニングタイトルが「シンシティ」風というかそのまんまじゃないの?という感じでこれだけはちょっと好きなんですけど、感じたのは家族が誘拐されて別の犯人が絡んでくるという「24」っぽいのと犯人達が立てこもる家が防犯設備がすごい家という「パニック・ルーム」的なところがミックスされていて総合的にいろんな映画のいいとこどりをしようとして大雑把になってしまったという印象。 ブルース・ウィリスが一年前に失敗して人質を死なせてしまって号泣するし家族を誘拐されてうろたえたりするんですけど、ブルースウィリスに内面演技を求めちゃいけないんですね。全く感情移入できないところがある意味すごかった。強盗に押し入った無軌道な若造達も一人を除いて頭足りてないから行動一つ一つを見てもアホちゃうか?と思ってしまうというか観ていて腹が立ってきましたよ。情けなさ過ぎて。唯一凶悪な若造は姿としては正しいんですが、最後火炎瓶持って炎の中から現れる奴の姿が「クロウ」そのままじゃないの?と思わせる登場の仕方はうけました。 あんまり関係ないのですがこれ本物の娘も出ているけど顔は確かにデミ・ムーアなのにどう見ても二人の悪い遺伝子受け継いじゃったみたいなところがずーっと気になって仕方なかったのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ブルース・ウィリス (ジェフ・タリー) |
内藤剛士もなんとなく感情移入できないところがある。 |
ホステル HOSTEL (2005) | |
2006年11月 | |
アメリカからやってきた大学生のバックパッカーのパクストンとジョシュは旅の途中に出会ったアイスランドのオリーとヨーロッパの旅を続けていたがスロバキアに刺激的なホステルがあると聞き早速向い快楽三昧のひと時を過ごすのだが・・・ 「キャビン・フィーバー」でデビューしたイーライ・ロス監督2作目のサディスティック・ホラー。 陽気な街の人に美女がわんさかおるホステルを紹介してもらい行ってみたらそこはその通りなんだけど気がつけば・・・みたいなところがパンフレットにも書いてあったのですが全体的な雰囲気が都市伝説っぽくてどこかリアリティがあってよかったです。 一人ずつ仲間が消えていくのですが探しに行って足を踏み入れたところが小さな村なのに拷問ミュージアムという徹底したこだわり好きです。 色んなところを切断される話題の残酷描写はもちろん恐ろしいのですが、ネタバレ→バックパッカーを商品として金持ちに一人何万ドルで殺人できるというシステムを提供しているアンダーグラウンドな商売をホステルのある村の住人が一丸となってやっているところが怖いし物乞いするストリートキッズたちも不気味で怖かったけど最後にこいつらがちゃんと絡んでくるところもツボを抑えている感じがしてよかったです。← ひとつ気になるところといえば日本人の女の子2人組みも出てくるのですが「堪忍してください。」とかいまどきの日本人じゃ絶対言わないことを言ったり(しかもかたこと)でやっぱり本物の日本人じゃないんですよねぇ。特別出演で三池監督が出ているんだったからここもちゃんと日本人を使って欲しかったです。 早くも続編決定でイーライ・ロスは新世代のホラー監督として目が離せません。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイ・ヘルナンデス (パクストン) | 浅黒いところで坂口憲二を。 |
デレク・リチャードソン (ジョッシュ) | 奥手そうな袴田吉彦で。 |
ホステル2 HOSTEL: PART II (2007) | |
2007年9月 | |
ローマに留学中のベスは親友のホイットニーとホームシックにかかっているローナを誘い旅に出るが途中天然温泉の話を聞きスロバキアのホステルへ向かう。一方スチュアートは殺人クラブの会員となりベスを落札しスロバキアにやって来て・・・ ここのところ何かと話題のイーライ・ロス監督の「ホステル」シリーズ第二弾。 前作は男子3人組が恐ろしい目に遭いますが今回は女子3人組。今回は殺される側と殺す側の日常生活も描かれていてスロバキアにやってきたのはいいけど中々殺しが出来なかったりと前作よりはストーリー重視になっています。 今回の注目はなんといっても衝撃的なデビュー作「ウェルカム・トゥ・ドールハウス」や「プリティ・プリンセス」シリーズでアン・ハサウェイの親友役でお馴染みブサイク系のヘザー・マタラッツォが出ているところ。普通この手の真面目なキャラクターは結構生き残っちゃったりするのですが今回は真っ先にやられています。しかも全裸の逆さ吊りで。真面目そうなのにやることは大胆です。 個人的には前作の方が若干好きかなぁと思うのですが前作のネタバレ→生き残りのその後や主人公の女の子が金持ちということが序盤のさりげない会話で出てくるのですがこれが最後に有効になっていて自分を買ったスチュアートを逆に買って復讐を遂げるというところが個人的には好みだし←努力して続編作りましたというイーライ・ロスの頑張りが感じられたところがよかったです。 処刑部屋に連れてこられたミラ・ジョヴォヴィッチ系の顔つきの主人公の女の子は最後やけくそで大暴れするのですがジョヴォヴィッチっぽいので負ける気がしないところが笑えます。 前作もそうですが街全体がこういう殺人クラブと密接に関わっていてホステルに泊まりに来た人たちを次々と処刑部屋送りにして運良く逃げられても刺客が狙っていたりと泊まったら最後、蟻地獄に抜けられないというところが殺人シーンより怖かったりするのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ローレン・ジャーマン (ベス) | 案外強そうな滝沢沙織で。 |
ロジャー・バート (スチュアート) | 見た目とキャラが勝村政信ぽかった。 |
ポセイドン POSEIDON (2006) | |
2006年6月 | |
豪華客船ポセイドン号が海上で新年を迎えてまもなく大津波に襲われ船は転覆してしまい・・・ ここのところ密かに注目しているマシュー・マコノヒーの偽者みたいなルックスでお馴染みのジョシュ・ルーカスとカート・ラッセルがダブル主演で「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。 オリジナル版ちゃんと観たことないのですが全く別物という印象を受けました。何というかこれだけ人が出てきて一緒に船から脱出しようとしているのに人間ドラマが全くといっていいほどなくてものすごく大雑把。感動するところがないところがないのが逆にすごいしキャラクターもプログラムによるといろいろと書かれているのですが実際そんな設定が活かされていたっけ?と思うところもありそのくせリチャード・ドレイファスのキャラは多分ゲイで恋人に捨てられて自殺願望があるという妙な設定だけはしっかりしていたりしてやっぱり細かいところを観ると変な映画だなと思うのでした。 話の展開はちょっと・・・という感じですけど船が転覆シーンから大津波ザッパーンとなったり船内で次々と起こる大爆発などのアクションシーンはさすがにダイナミック。そしてもちろん水の中を息を止めて泳がなきゃいけないお約束のシーンもあるのですが観ているこっちも思わず息を止めてしまったりするのですが、みんなみたいにあんな長時間息を止めていられません。極限状態になったらあれぐらい平気なのでしょうか。 前半、なぜかカート・ラッセルにからんでくるチンピラ風の男が妙にマット・ディロンに似ていると思ったら弟だそうである意味得した気分でした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
カート・ラッセル (ロバート・ラムジー) | ファイト一発!という感じの渡辺裕之で。 |
ジョシュ・ルーカス (ディラン・ジョーンズ) | ちょっと胡散臭い感じのするところがTOKIOの松岡昌宏っぽくて。 |
墓地裏の家 QUELLA VILLA ACCANTO AL CIMITERO (1981) | |
2010年12月 | |
不吉な噂の絶えない家にボイル一家が引っ越してきた。やがて奇妙な出来事が起こり始めて・・・ ルチオ・フルチ監督お馴染みのスプラッターもの。 「ビヨンド」はホテルに改築しようとした家プラスαで惨劇が起きるのですが、これはほぼ普通に住むための家という閉鎖された空間で話が展開されているので割と地味な感じなのですがそれがそれがどことなく日本的な雰囲気も若干感じられてなんだか怖かったです。 やっぱり家の中だから逃げ場がないというシチュエーションが効いているのかなと思いました。それに謎の地下室というのが怪奇ムードを高めてくれています。 残酷描写は相変わらずの職人芸でオープニングの後頭部からいきなり包丁で突き刺して口から包丁の先端が出てくるなんてまさにルチオ・フルチ的。そしてフルチ的といえば他にも男が何となく頼りにならないというか現場にいないで後半ようやく現場に戻ってくるので一人奮闘するのは決まってカトリオーナ・マッコールだったり、相変わらず最後は意味不明だったりと全体的に途中から観てもこれはルチオ・フルチの映画だ。と分かるところはすごいと思います。 ラストは意味不明なんですけどネタバレ→最終的に息子だけが生き残ってどこかに消え去っていくというところはものすごく印象に残りました。← | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
カトリオーナ・マッコール (ルーシー・ボイル) | 水野真紀あたりにお願いしたい。 |
パオロ・マルコ (ノーマン・ボイル) | 地味だけど存在感がある堺雅人で。 |
墨攻 墨攻 (2006) | |
2007年2月 | |
住民4000人の梁城に趙の猛将、巷淹中が攻め込もうとしていた。梁王は戦闘集団の墨家に助けを求めるが現れたのは革離と呼ばれる一人の男だけだった・・・ 香港の大スター、アンディ・ラウと韓国のいぶし銀アン・ソンギが好敵手となるアクション大作で「二つの塔」に通じるものが若干あったように思えます。 今回のアンディ・ラウは天才カリスマ戦術家という役どころなのでワイヤーで吊られて戦いまくるという見た目に派手なことはあまりしないのですがそれでもやっぱり日本映画と比べるとスケールが格段に違っていてこの差はいったいなんだろう?といつも思ってしまいます。 最初は信用していなかった梁城の王子と信頼関係を気づいていくところや弓矢の名手の子団を抜擢するところやもちろん宿敵アン・ソンギがアンディ・ラウを好敵手と認め純粋にこいつに勝ちたいと思う男のドラマが熱くてここのあたりは良かったです。(弓矢の名手はどこの国でもオーランド・ブルーム系なのですね)自分のことしか頭にない梁王と一部の村人の脱走なんかのイラッとする感じもちょうど良かったのです。 唯一気になったのはヒロインが小娘過ぎているところ。小娘のくせしてアンディ・ラウに意見するところはどうしても納得できなかったしアンディ・ラウもこんな小娘に惚れるとは・・・ヒロインはマギー・チャンあたりの落ち着いた大人の女性にしてもらいたかったものです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アンディ・ラウ (革離) | 年齢の割りにさわやか過ぎるところがアンディ・ラウとかぶる東山紀之で。 |
アン・ソンギ (巷淹中) | 松本幸四郎のような渋さがあった。 |
ワン・チーウェン (梁王) | 感じ悪い時の生瀬勝久という感じでした。 |
ファン・ビンビン (逸悦) | 歴史劇に松浦亜弥が突然出てきたような感じ。 |
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! HOT FUZZ (2007) | |
2008年7月 | |
優秀すぎて田舎に飛ばされた警察官のニコラスはなにも事件の起きない田舎町にうんざりしていたが、あるときから不審な死が相次ぎニコラスは事件性を疑うのだが、所長たちは事故死だと言って取り合ってもらえず・・・ 「ショーン・オブ・ザ・デッド」ファミリーによるアクション・コメディ。 基本的にはとても面白かったです。ただこの手のジャンルとして120分は長すぎると思いました。 監督のエドガー・ライトという人はタランティーノ並の映画オタクだそうでいろいろマニアックな要素を取り入れているところがグッときます。マニアックな要素とは違いますがケイト・ブランシェットも顔出しなしで序盤に登場するところも素敵です。 前半から中盤はもうひとつテンポが欲しかったのですがクライマックスの銃撃戦が楽しすぎます。おじいちゃんおばあちゃんたちが銃乱射。それに対応してサイモン・ペッグも容赦なくおばあちゃんの顔面にとび蹴りをするところがとても楽しいです。個人的には自転車に乗りながら二丁拳銃で襲ってくるおばさんが一番よかったです。それでいて誰も死なないというところがいいなぁと思いました。 町の重鎮たちもすごすぎる顔ぶれ。相棒のニック・フロスト(相変わらず口が半開きで頭悪そうなところがいい。)のお父さん役はジム・ブロードベント。この人、アカデミー賞は受賞しているし「インディ・ジョーンズ」とか「ナルニア」も出ているのにこういうジャンルに出ること自体が信じられません。明らかに怪しいティモシー・ダルトンも元「007」なのに最後あんなことまでやって色々と考えるとこの映画ミラクルです。 この映画を観たとき、ちょうど字幕監修をやった町山さんのトークショーがあったので大盛況で大爆笑だったせいかそっちが気になってちょっと集中できなかったのかも。確かに面白かったのですが個人的には一人でくすりとしたかったなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
サイモン・ペッグ (ニコラス・エンジェル) | 唐沢寿明あたりにお願いしたい。 |
ニック・フロスト (ダニー・バターマン) | 抜けてる雰囲気にぴったりな温水洋一で。 |
ジム・ブロードベント (フランク・バターマン) | 渋い感じの笹野高史で。 |
ティモシー・ダルトン (サイモン・スキナー) | 濃い顔の藤竜也で。 |
HOTEL HOTEL (2001) |
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2003年9月 | |
ヴェニスのとあるホテルでおこる従業員の怪しげな行動と、そのホテルに宿泊する映画撮影クルー達の順調とはいえない舞台裏を同時進行で見せる一風変わった映画。 一言で表現するならよくわからなかったってのが正直な感想です。ジョン・マルコビッチが怪しげな従業員達にとらわれてしまうオープニングはひょっとしたら面白いかもしれないかもとちょっぴり期待したんですが、ネタバレ→カニバリズム的←思考を持つ従業員達のエピソードと映画クルーのエピソードがほとんどと言っていいほど絡み合わない(平行線)で進んでいくのでわからなくなってくるんですよね。こういう映画もありなんでしょうけど、個人的にはダメでしたね。 ホテルの従業員のエピソードは結構ミステリアスで好きだったんですけど、映画クルーのエピソードは内輪もめを延々と見せられているだけという感じで観ていて疲れてしまった。 出演者が結構豪華で、サルマ・ハエック、バート・レイノルズ、デヴィッド・シュワイマー、リス・エヴァンス、ルーシー・リューなんかが出ているんですが、ほとんどがカメオ状態でキャラ設定がつかみづらかった。 そんな中、唯一と言っていいほど出ずっぱりのサルマ・ハエックと後半ちょっと登場するルーシー・リューの取っ組み合いぎりぎりの喧嘩シーンだけが楽しかったのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はキャラ設定がつかめなかったのでなし) |
ホテル・ルワンダ HOTEL RWANDA (2004) | |
2006年2月 | |
1994年アフリカのルワンダでフツ族によるツチ族の大量虐殺が起こる中、ミル・コリンホテルの支配人ポールは次々と逃げてくるツチ族の人々をかくまうのだが・・・ 署名活動でようやく日本公開となったこの作品。たしかにこれはすごい事件だと思うのですが、劇中でホアキン・フェニックスが言う印象的な台詞に「世界にこの現状を伝えても【怖いね】で終わっちゃう。」に尽き、全くそのとおりだと思いました。 今は観たばっかりだからいろいろ考えさせられましたけど、あと何日か過ぎたらまた10年ちょっと前に起きたばかりのこのすごい事件の記憶も多分薄れていくと思います。あまりにもかけ離れた世界の話のような気がして・・・ 多数派のフツ族が少数派のツチ族が憎むようになったきっかけも劇中ではあまり説明されていないし、二つの種族間でポールのように結婚している人達もいるのでなんでここまでという思いがあるけどこういう民族問題って多分当事者間でしか分からない何かがあって最終的にこういう狂気の行動に広まっていったんだなぁと感じました。 あとこれは実際にあった事件でホテルの支配人ポールとその家族は生き延びるっていうのは分かっているのですがそれでも全編を通して緊張感がとぎれることがない作品って珍しいので久しぶりにものすごく疲れました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ドン・チードル (ポール・ルセサバギナ) | 若い頃の三國連太郎にやってもらいたい。 |
ホネツギマン THE NAKED MAN (1998) |
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2005年3月 | |
昼は整体師、夜はプロレスラーと活躍するエドワードは生まれてくる子供のために開業しようと故郷に帰りかつての両親とのわだかまりも解け幸せに満ちていたが、両親の薬局買収に失敗したスティックはエドワードの家族を皆殺しにしてしまう・・・ 「THE NAKED MAN」を日本向けに強引にホネツギマンにしていたりするからアホっぽい映画かと思っていたけど結構残酷な内容だし、皆殺しも酷かったけどエドワードなんてそのショックで記憶を失って暴走レスラーになっちゃうし、さらにはスティックスに麻薬を注射されて精神病院に送られたりしてさらに酷い事になっているし、悪党のスティックスが車椅子の障害者ってところがさすが脚本にコーエン兄弟のイーサンが絡んでいるだけあって普通じゃないなぁと思いました。 ホネツギマンのコスチュームは全身タイツに人体模型の絵柄を描いてあるし心臓は取り外しの出来る立体的なオブジェとなっているところがなかなか素敵です。葉っぱもついていてなんかはっぱ隊を思い出してしまいました。 マイケル・ラパポートは久しぶりに観ましたけど相変わらずどこか間が抜けている感じがよかったし、本当人がよさそうなんですよね。ここ数年見かけなかったけど最近ウィル・スミスのラブコメに出ているみたいなので久しぶりにラパポートをスクリーンで見られるかな? ラパポートを助ける不良少女にレイチェル・リー・クックと意味なく微妙に有名どころが出ていたり変なところや突っ込みたいところも結構あるのですが全体的に意外とちゃんとしていました。ネタバレ→スティックスが背骨を矯正されて立てるようになるのは分かっていたけど上手くまとまっていたと思います。← |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
マイケル・ラパポート (エドワード・ブリス・ジュニア) |
どこか間が抜けているけどいい人そうな新庄剛志で。 |
マイケル・ジェッター (スティックス・ヴェローナ) |
忌野清志郎とか車椅子でキレたら恐そうです。 |
炎のメモリアル LADDER 49 (2004) |
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2005年6月 | |
消防士たちの活躍を描いた作品。 原題の「LADDER 49」から「炎のメモリアル」って・・・と思っていたのですが、ネタバレ→救出中に爆発に巻き込まれた瀕死のホアキンが消防署に入隊してからの思い出が走馬灯のように蘇る←というところがメモリアルであながち間違っていないと思いました。 これ日本でもアメリカでもあんまりヒットしませんでしたけど、ネタバレ→いきなりクライマックス←からのオープニング←はスケールが半端じゃなくすごいですよ。ビル丸ごと燃えるし爆発するしその周りをヘリは飛ぶはでやっぱりハリウッドはすごいと改めて感心しました。 基本的に消防士達が火災から人の命を救ったったーというエピソードと仲間が救助(消火)作業中に事故にあって時には死んだり重症になったりのエピソードの繰り返しで常に薄ーくしんみりし続けているというちょっと疲れる感じに仕上がっているんですけどもう一つ感動しなかったのはあれですね、ホアキンの中間達がロバート・パトリックとか「24」のシーズン2でドメスティック・バイオレンスなキャラでキムを困らせるお父さんとか悪役顔した面子だからですかね。まぁ思い起こしてみればトラヴォルタやホアキンも悪役もこなしますからある意味チームワークは抜群かと思います。お互いからかったりして本人達は男子校のノリで楽しそうなんですけどみんな顔が恐いから冗談なんだか本気なのか分からないところに凄みを覚えました。特に最年長のロバート・パトリックがはしゃぐとちょっと引きます。 ラストは意外にもネタバレ→ホアキン死んじゃうんですけどお葬式で←スケールのでかい曲が流れて「アルマゲドン」のラストで流れたエアロスミスの曲にそっくりな印象でなんか男臭い映画観たなぁという気分になったのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ホアキン・フェニックス (ジャック・モリソン) |
オダギリジョーあたりがいい感じかな? |
ジョン・トラヴォルタ (マイク・ケネディ) |
中丸忠雄にしか見えなくなってきました。 |
ボビー BOBBY (2006) | |
2007年3月 | |
ロバート・F・ケネディがアンバサダーホテルで暗殺された日、その場にいた人々の姿を描いた豪華俳優多数共演のアンサンブル作品。 内容はその日アンバサダーホテルに偶然いた人々を描いているのでこれといった本筋となる話はないのですがそれでもこれだけのハリウッドスターが出ていると内容は真面目でもスクリーンを見ているだけで楽しいです。 いろいろなエピソードがありましたが個人的にはホテルの厨房のエピソードでこの時代黒人よりもメキシコ系が差別されていたようで差別を平然と行うクリスチャン・スレイターをウィリアム・H・メイシーが干すというシーンは何故かスカッとしました。クビになったかと思いきやウィリアム・H・メイシーとヘザー・グラハムの浮気現場を嫁のシャロン・ストーンにチクルったりとただでは転ばないところを見るとクリスチャン・スレイターは終わったなと思っていましたけど案外嫌われ者の嫌味キャラに徹すればまだまだ生き残っていけるんじゃないと思います。 生真面目そうなヘレン・ハントとラブコメ系のヘザー・グラハムが同じ画面に出ていたりシャロン・ストーン、リンジー・ローハン、イライジャ・ウッドというジャンルの違う面子が顔を揃えるというレアな絵図らは圧巻です。 極めつけはデミ・ムーアとシャロン・ストーンというラジー賞常連組みのツーショットは最初で最後であろう超レアショット。個人的にはこの組み合わせで格闘し合うようなラジー賞向きの映画でお目にかかりたかったけどそんな映画があったら濃すぎて疲れてしまいそうでこのくらいの共演時間が案外ちょうどいいんじゃないかと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (出演者多数なので今回はなし) |
ポリーmy love ALONG CAME POLLY (2004) |
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2004年11月 | |
神経質で物事に対して慎重なルーベンは結婚したばかりのリサに新婚旅行先で浮気をされ失意のどん底で帰国する。そんなある日親友のサンディに誘われて出かけると中学時代の同級生ポリーと偶然再会し意気投合するのだがポリーはルーベンと正反対の性格で・・・ 面白いのにこれ日本未公開なんですよね。ベン・スティラー普通の人多分知らないもんなぁ。 内容はいつものベン・スティラーものだから安心して見られるところもいいしシットコムからジェニファー・アニストンとデブラ・メッシングとエミー賞の主演女優賞候補の常連の二人が同時に見られるなんて得した気分です。TVのコメディ女優をスクリーンで見るとやる気が感じられてうれしくなります。 それになんと言ってもフィリップ・シーモア・ホフマンが噂どおりよかったです。スティラーの親友なんですけどかつて子役で一本だけヒットしただけでろくに仕事もないのにいまだにスター気取りの役。自分勝手でテンション高いから最初これってジャック・ブラックの方が合っていると思ったけどラストを見てこれはシーモア・ホフマンで正解と納得しました。それにしてもシーモア・ホフマンとジャック・ブラックかぶっていそうで微妙にかぶっていないところが絶妙な存在です。(二人とも歌も歌えるし・・・) ベン・スティラーは相変わらず駄々をこねる感じの演技が楽しいけど来年40才で駄々こねて許されるのベン・スティラーくらいですよ。しかもラテン系の踊りをマスターして(したつもり)アニストンの前で張り切って踊りだすシーンはスローモーション入って笑っちゃいましたよ。ここだけ「ズーランダー」っぽくて。 他にもスティラーの上司にアレック・ボールドウィンにデブラ・メッシングの浮気相手にハンク・アザリアと脇役まで豪華。特にハンク・アザリアなんておかしなアクセントで話すマッチョのフレンチおやじなんですけど前々からハンク・アザリアは面白い奴かもしれないと思っていたけどやっぱり面白かったなぁ。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ベン・スティラー (ルーベン・フェファー) |
勝村政信も案外駄々っ子キャラいけるかもしれません。 |
ジェニファー・アニストン (ポリー・プライス) |
さばさばしていて高感度のある飯島直子で。 |
フィリップ・シーモア・ホフマン (サンディ・ライル) |
無駄知識を押し付けてきて周りはちょっと迷惑かも知れない予感の伊集院光で。 |
デブラ・メッシング (リサ・クレイマー) |
鈴木砂羽は以外と面白いんですよね。 |
ホリデイ THE HOLIDAY (2006) | |
2007年4月 | |
ロスで映画予告編を製作する会社を経営するアマンダ、イギリスに住む新聞記者アイリス、共に失恋した二人はインターネットで知り合いお互いの家を2週間好感することになり・・・ なんだかとてもトレンディな雰囲気をかもし出している豪華スター共演のロマンティック・コメディ。 「恋愛適齢期」が面白かったので期待していたのですがナンシー・メイヤーズはこの手のジャンルが得意なようで、今回は二つのカップルの話が同時進行でしたが無理なく手堅く仕上がっていてさすがだなと思いました。 個人的にこの作品が気に入ったのはキャメロン・ディアスの職業が映画予告編を製作する会社社長という設定だけあって劇中でリンジー・ローハンとジェームズ・フランコ主演の架空のアクション映画の予告編を作っているところやケイト・ウィンスレットのエピソードで登場する老脚本家が昔のお勧め映画を話なんかをするのですがその中で出てくる「レディ・イヴ」のエピソードが出てきた時、あっこのビデオ持ってると思いちょっと嬉しかったです。女詐欺師のバーバラ・スタンウィックと御曹司のヘンリー・フォンダが繰り広げるロマンティック・コメディですがこれはとても面白いです。と全体的に(特に)ケイト・ウィンスレットのエピソードには映画業界の話題がちりばめられているところが映画好きにはたまりません。 あと期待していたジャック・ブラックはケイト・ウィンスレットを誘ってOKもらった時に小さくガッツポーズをして「Yes!」というくだりはいかにもジャック・ブラックというリアクションでよかったのですが思っていたより出番は少なめ。やっぱりあんまり個性を出しすぎると目立ちすぎちゃうから控えめにしたのかななんて思ったのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
キャメロン・ディアス (アマンダ) | 日本語吹き替え版は藤原紀香がやりそうで。 |
ケイト・ウィンスレット (アイリス) | いかにもついていないとい感じの寺島しのぶで。 |
ジュード・ロウ (グラハム) | 泣いても許されそうな谷原章介で。 |
ジャック・ブラック (マイルズ) | 見た目はアンタッチャブルの山崎弘也という感じ。 |
ボルベール <帰郷> VOLVER (2006) | |
2007年7月 | |
失業中の夫の分まで働くライムンダ。ある日娘が夫を殺してしまい娘と死体を隠す。そんな中、伯母が息を引き取り隣人のアグスティナから死んだはずの母イレネを見かけた人がいるという噂を聞き・・・ ペネロペ・クルスが付け尻をしてアカデミー賞にノミネートされたペドロ・アルモドバル監督の人間ドラマ。 のっけからテンションの高いスペイン女性の迫力に押され議身で今回もアルモドバル作品はダメかと思いきや殺人は絡んでいるものの身内のしかも女ばかりの話なのでなんだかちょっとミステリーの入った橋田壽賀子ドラマを観ているような気がしました。 ペネロペのお姉さんだけお母さんが生きていて一緒に暮らしているのでペネロペが突然やってくると決まって大声を張り上げるベタな展開とかスペインの風土とかいかにも女性向け映画という感じがしてもうひとつ乗れなかったのですがアルモドバル作品では普通に観ることが出来ました。 アルモドバル作品と言えば、アルモドバル作品と知らずに観た「ライブ・フレッシュ」と主人公の行動が生理的に受け付けなくて全くダメだった「トーク・トゥ・ハー」の2作品しか観たことがないのですがやっぱり性豪になって恨みを持つ女を性によって復讐するという奇想天外な内容の「ライブ・フレッシュ」(ハビエル・バルデムや若い頃のペネロペも出ている)の頃が一番いいんだろうなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ペネロペ・クルス (ライムンダ) | オセロの中島知子あたり肝っ玉母ちゃんという感じがして。 |
カルメン・マウラ (イレーネ) | 面倒見のよさそうな野村昭子あたりで。 |
ロラ・ドゥエニャス (ソーレ) | ナイス脇役のふせえりで。 |
ポロック 2人だけのアトリエ POLLOCK (2000) |
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2003年12月 | |
エド・ハリスが監督、制作、主演を兼ねたアメリカのモダン・アート界のスタージャクソン・ポロックの半生を描いた映画。 正直ジャクソン・ポロックというアーティストの存在も知らならなかったんですけど、エド・ハリス、マーシャ・ゲイハーデンという演技派二人の共演(しかも二人ともアカデミー賞にノミネート、マーシャの方は見事、助演女優賞受賞)だったので観にいきました。 エド・ハリスが10年もかけて絵を勉強し、役になりきった演技はたしかにすごいな、とは思わせるけれど、アルコール依存症で精神状態が不安定という設定の前置きがないままストーリーに導入してしまっているため、ジャクソン・ポロックという人物に共感が出来なかったところが惜しいところだと思いました。 それと、アート界で通用するような業界用語が素人というかモダン・アートにゆかりのない自分にとってはぴんと来ませんでしたね。ポロックの描くアートも絵の具をたらしているだけで誰でも出来そうに思えたけど、見る人が見ると違うんだろうなと芸術の奥深さを堪能しました。 リー・クラズナー役のマーシャ・ゲイハーデンはいつもどおりしっかりした女性を好演しつつも今回は感情むき出な演技もしていて、こういう演技もするんだと感心しました。 ポロックの愛人役でジェニファー・コネリーが出演していたけど、ちょっとした役だったけどやっぱり上手いなと思いました。しかも1950年代の洋服やハイレグとは真逆の水着がまた似合うんですよね。 さらにヴァル・キルマーがほとんどエキストラか?というような役で出演していましたけど、久しぶりに見たヴァルキルマーはオーラがなくなっていたような気がしました・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
エド・ハリス (ジャクソン・ポロック) |
奥田瑛二で。なんとなく芸術家気質のような気が・・・ |
マーシャ・ゲイ・ハーデン (リー・クラズナー) |
結婚しても自分のしたいことはしっかりやりますって感じの中田喜子で。 |
ホワイトアウト WHITEOUT (2009) | |
2009年11月 | |
南極の観測基地で帰国間近の刑事のキャリーの元に他殺体の発見との情報が入る。事件を調べていくうちにキャリーや国連の捜査官ロバートも何者かに襲われて・・・ ケイト・ベッキンセールが南極で殺人事件を解決するサスペンス。 織田裕二と松嶋菜々子の「ホワイトアウト」がハリウッドでリメイクされたのか?と思いきやホワイトアウトの部分をクライマックスに使ったタイトルだけ同じの刑事ものでした。 外は寒くて危険な感じとか孤独感とか南極ならではの出来事を盛り込んでサスペンス要素を盛り上げるも話が進んでいくにつれて実はよくあるタイプのサスペンスになっていてちょっと残念。ダーク・キャッスル作品なので最後にとんでもないことが起こるかなと期待もしたのですが最後まで普通でした。ただ死体のはさすがダーク・キャッスルだけあって気合が入っています。 ケイト・ベッキンセールは「ヴァン・ヘルシング」の時はドスドス走っていて綺麗なんだけどドン臭いというイメージがあったのですが、今回は綺麗に?走れていて見苦しくなくてよかったです。よそから来た捜査官で最初はいがみ合うけれど段々とお互い信頼しあっていくというオーソドックスな相棒には「ザ・スピリット」のガブリエル・マクト。恋愛ものじゃないからベッキンセールの相手役は大スターってよりはこれくらいの人がベストだと思うのですが、悲しいかなガブリエル・マクトがメインに近い映画ってもうひとつヒットしないんですよね。個人的にはテレビ時代を知っているので応援しているのですが・・・ | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ケイト・ベッキンセール (キャリー・ステッコ) | 最近刑事ものをやっている米倉涼子で。 |
ガブリエル・マクト (ロバート・プライス) | 爽やかな徳重聡で。 |
ホワイト・オランダー WHITE OLEANDER (2002) |
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2003年3月 | |
美しい母親イングリッドと暮らしている15才のアストリッドは、ある日突然イングリッドが恋人を殺害し刑務所に入れられてしまう。 一人になったアストリッドは里親の元へと引き取られるが、次々と災難が起き里親を転々とし、強くなっていく。そして彼女はイングリッドの歪んだ愛情と決別を誓うのだった。 この豪華キャストで内容はいたって地味。それだけ内容重視ってことでしょうか? 主演のアリソン・ローマンの役を本来、有名若手演技派って言われているキルスティン・ダンストとかアンナ・パキンなんかがやりそうなところですけど、ほとんど知られていない彼女が抜擢されて正解だと思います。これだけのキャストに娘まで有名な女優を使ったら絶対バランス崩れると思いますからね。 今回、ミシェル・ファイファー45才でこの若さって見所もありましたが、断然レニーゼルウィガーがよかった。夫に愛されているのかいつも不安な悲しい里親役なんですが、これがいいんです。「ブリジット・ジョーンズの日記」とか「ベティ・サイズモア」なんかで愛に飢えたがつがつした女ってイメージがあったんですが、今回みたいにはかなく繊細な女もできるんだと感心しました。 ロビン・ライト=ペンは娘に嫉妬する元ストリッパーの里親を好演。上手いが地味と相変わらずのポジションだったのでした。 この映画の地味なところがわかった。女優は豪華だけど、男優はしょぼいってところ。多分一番有名なのは「ER」のノア・ワイリーくらい。TVで見る分じゃ問題ないけど、やっぱり見劣りしちゃいます。ロビン・ライトの恋人役はなかなかよかったけど、やっぱりもうちょい有名な俳優がよかったかな?ヒュー・ジャックマンやエリック・バナなんかね。 いつもならこれだけ豪華な女優が出ていてうれしいなと思うところですが、やっぱり男優も大事なんだと教訓を得たのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ミシェル・ファイファー (イングリッド・マグヌセン) |
キレルと血管が浮き出るところなど浅野温子とかぶります。 |
アリソン・ローマン (アストリッド・マグヌセン) |
「ヒマラヤ杉に降る雪」でハリウッド進出もしている鈴木杏で。 |
レニー・ゼルウィガー (クレア・リチャーズ) |
横山めぐみで。いつも愛に縁がない役をやっているような・・・ |
ロビン・ライト=ペン (スター) |
若い娘に嫉妬しまくりそうな杉田かおるで。 |