宇宙人ポール PAUL (2011) | |
2012年5月 | |
コミコンにイギリスからやって来たグレアムとクライブはさらにUFOスポットを巡るのだが、そこで本物の宇宙人に遭遇してしまい・・・ 評判のよいSFコメディ。 まぁサイモン・ペッグとニック・フロストのコンビなので普通に観る前から合格点なのですが、よくできていて驚きました。伏線ありのどんでん返しありの。「ギャラクシー・クエスト」が好きならこの映画も絶対楽しめると思います。 主人公たちが色々なところから分け合って追いかけられるというのもドタバタ感があってよかったです。 サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビは定番なので置いておいて、やっぱり二人を追うジェイソン・ベイトマンはコメディ上手いなと思いました。(今回はクールな感じ)安定感があるんですよねこの人。だからベイトマンのコメディ映画はハズレがないんですね。 途中から出てくるアイパッチのヒロイン、クリステン・ウィグも美人なのにはじけていて面白いです。アメリカのコメディエンヌは綺麗なのにぶっ飛んでいるという感じの人が沢山いるのでうらやましいです。 色々な要素が上手い具合にミックスされているのですが、やっぱり最後のビッグ・ガイの正体があの人だったというオチが笑いました。いい人すぎます。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
サイモン・ペッグ (グレアム) |
バナナマンの二人にやってもらいたい気がします。 |
ニック・フロスト (クライブ) |
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ジェイソン・ベイトマン (ゾイル) |
唐沢寿明あたりにお願いしたい。 |
クリステン・ウィグ (ルース) |
コメディもこなす小林聡美で。 |
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル MISSION: IMPOSSIBLE - GHOST PROTOCOL (2011) | |
2012年4月 | |
クレムリンに潜入したイーサンたちだったが、何者かによってクレムリンが爆破され容疑がイーサンたちに掛けられてしまう。登録も抹消された彼らは黒幕を突き止めるためにドバイへと向かうが・・・ シリーズ4作目にして初の続編。(今までは単発でしたがこれは前作とのつながりがある。) 個人的には話は前作の方が好きですが、キャラクターは今回のほうが好きかな。 人選が旬でいいですよね。ジェレミー・レナーにポーラ・パットンという話題性抜群なところににサイモン・ペッグを組み合わせる意外性。というかサイモン・ペッグについては前作から出演しているということに全く気が付いていませんでした。 敵も、どこかで見たことあると思ったら「ミレニアム」の主役の人じゃないですか。本当、トム・クルーズは目の付け所がいいと思います。 チームのメンバーがみんあ心に傷を負っているという感じの設定でシリアス路線っぽいのですが、サイモ・ペッグが割とトラブルメーカーというかコミカルなのでちょっとドタバタしてしまったかなという印象です。 このシリーズは単発でやっていくよりこうやってつながりのある続編にしていくと面白くなっていくんじゃないかなと思いました。ジェレミー・レナーも続投してもらいたいですね。続編があるなら。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェレミー・レナー (ウィリアム・ブラント) | 売れっ子の浅野忠信あたりで。 |
サイモン・ペッグ (ベンジー・ダン) |
雰囲気だけなら次長課長の河本準一でしょうか? |
ポーラ・パットン (ジェーン・カーター) |
イメージは篠原涼子かな。 |
ミカエル・ニクヴィスト (カート・ヘンドリクス) |
船越英一郎あたりお願いしたい。 |
ニューイヤーズ・イブ NEW YEAR'S EVE (2011) | |
2012年3月 | |
イベントの季節になると豪華キャスト共演の群像劇が公開されますが今回は大みそかがテーマです。 出演者が多すぎて収拾がつかなくなりそうなのですが、これはミシェル・ファイファーの一人勝ち。なんてったて冴えない感じの中年女性があのザック・エフロンに恋をするという素敵な設定です。 観ていて楽しいです。何か職場でも嫌な仕事を押し付けられたりしてもNOと言えなかったミシェル・ファイファーがザック・エフロンと出会って変わっていくんですよね。 ザック・エフロンも最初はただのおばさんくらいにしか思っていなかったのがいつの間にか気になっちゃってある意味ファンタジー。ザック・エフロンのファンもミシェル・ファイファーが相手役だったら文句は言えまいというキャスティングもよかったと思います。 その一方でデ・ニーロ、ハル・ベリー、ヒラリー・スワンクのアカデミー賞組のエピソードは大みそかだというのに辛気臭かったです。どうせならハッピーなエピソードにしようよという感じです。 話題のリア・ミシェルはジョン・ボン・ジョヴィのバックコーラスという役どころ。もちろん歌っておりますが彼女が歌うと一気に「Glee」っぽくなっておりました。 他にもたくさん出ているのですが、サラ・ジェシカ・パーカーも出ていて最後に逆転のオチを持ってくるもミシェル・ファイファーのインパクトに勝てず・・・といった感じ。ニューヨークの街と何だかすごい衣装のマッチングはさすがでしたがね。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ザック・エフロン (ポール) | イメージはタッキーかな。 |
ミシェル・ファイファー (イングリッド) | 財前直見あたりにお願いしたい。 |
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 THE ADVENTURES OF TINTIN: THE SECRET OF THE UNICORN (2011) | |
2012年3月 | |
ある日ユニーコーン号の模型を手にしたタンタン。しかしその日からタンタンは何者かに模型を狙われ始めて・・・ 師ピルバーグがタンタンを映画化しかもCGで3Dで。ちなみに製作はスピルバーグ&ピーター・ジャクソン。 タンタンといったらアニメはちらっとした観たことがなく(じかもこの映画を観る直前にケーブルテレビで)何でも事件に首を突っ込みたがる好奇心旺盛な少年っていうyイメージでしたが、映画でじっくり観てみると、意外と余計なことしますねタンタン。CGになってアニメのような可愛さがないのでなんだかそんな風に思ってしまいました。 凸凹コンビ的な相棒関係になる船長がこれまたドタバタしすぎて段々とイラッとしてくるのですが、この声をアンディ・サーキスがやっていると思うと何故か頑張れと思ってしまいます。 内容的には歴史的な因縁を含みつつもちょっと展開としてはざっくりとしすぎているかなと思いましたが、あの屋敷に住んでいる執事のことはちょっと見逃していたのであの扱い方がさりげなくて個人的にはよかったと思います。 それにこれさすがスピルバーグというべきか、声の出演がジェイミー・ベルにダニエル・クレイグとサイモン・ペッグとニック・フロストと豪華なところがよかったです。 内容云々より、予告編から気になっていたタンタンの腕が16歳だか17歳なのにたくましすぎるというところが気になりすぎて、内容そっちのけでしたよ。やっぱり欧米の人は少年時代からがっしりしてます。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
ウィンターズ・ボーン WINTER'S BONE (2011) | |
2012年2月 | |
貧しい生活の中、自宅を担保にして失踪してしまった父親を探すリーは手がかりを得るべく凶悪な親族の元へと向かうのだが・・・ X-MENで若い頃のミスティーク役を演じたジェニファー・ローレンス主演のサスペンス映画。 これ何気にアカデミー賞に結構ノミネートされているんですよね。 内容はここアメリカですか?という人里離れた村で活きるために必死な女の子という感じの映画で、メリッサ・レオが生きていくために密入国の手助けをする「フローズン・リバー」に似ていますが、こっていの方が過酷ですかね? 手助けしてくれる人がヴィゴ・モーテンセン系のジョン・ホークスだけというのが切ないです。そういえばこの人いい味出しているなと思ったらアカデミー賞にノミネートされていました。納得。この映画の一番の収穫ですね。今後の活躍にも期待したいです。 情報が欲しいだけなのに危機に行った親戚が警官も恐れる凶悪な集団というのが怖いです。お父さんの意見は絶対なのですが、その妻も強烈です。逆らったらボコボコ。ジェニファー・ローレンスもボコボコにされていましたよ。一族のおきてのような感じで。 これだから閉鎖的な田舎の村は怖いですよね。 でもそこでくじけないのがこの主人公のいいところであり怖いもの知らずなところであり。たくましい系の映画なのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェニファー・ローレンス (リー・ドリー) | 若い頃の三原じゅん子のような感じの人で。 |
ジョン・ホークス (ティアドロップ・ドリー) | 哀川翔あたりにお願いしたい。 |
リアル・スティール REAL STEEL (2011) | |
2012年2月 | |
ロボットが格闘技をする時代、かつてボクサーだったチャーリーもすさんだ生活を送っていた。そんなある日、チャーリーの前に息子のマックスが現れて・・・ ヒュー・ジャックマンのサクセスストーリー。 SFなんですけど一応ロボットアクションものになるんですかね?どん底から這い上がって調子にのって挫折。そして栄光の座に着くという絵にかいたようなベタな話もヒュー・ジャックマンだからこそ許されるってものですよ。 ヒュー・ジャックマン貧乏という割には意外とオシャレな感じをかもし出しています。そして無駄に筋肉がついているところが分かりすいということだけでもヒュー・ジャックマン様様。子供との相性も良かったと思います。 突っ込みが子供でボケがジャックマンみたいな感じですが、子供がちょっと生意気な分割といい感じのコンビだなと思いました。中盤、なんだかんだ言ってほとんど息子のおかげで有名になっていくジャックマンのロボット。最後はすべてを兼ねそろえたロボットの登場で大ピンチという予告編を観ただけでどんな展開だか想像出来てしまうのですがこのベタさ加減もよかったです。 個人的には原作に忠実なものすごく重苦しい話を別の俳優でやってもらいたかったと思いました。監督はダーレン・アロノフスキーあたりで。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヒュー・ジャックマン (チャーリー・ケントン) | 阿部寛にお願いしたい。 |
50/50 フィフティ・フィフティ 50/50 (2011) | |
2012年2月 | |
真面目に生活してきたアダムは突然ガンと診断されてしまいやがて恋人も去っていく中、親友のカイルはいつものと変わらずにいてくれるのだが・・・ 脚本家の実体験を基にしたコメディタッチの闘病ドラマ。 ものすごく評判がよかったので期待しすぎたせいか内容はそんなに絶賛するほどではないかなと感じてしまいました。何だかんだ騒がしいけれど友達思いだったりするセス・ローゲンはもうちょっとらしさと出番があってもよかったかなと思いつつもこういう男の友情はいいものです。 面白いなと思ったのが彼女役のブライス・ダラス・ハワードがとんでもない食わせ物で嫌な女、新米セラピスト役のアナ・ケンドリックが問題があるけどいい子。というイメージが逆の役をやっているのですが、これは新鮮でよかったです。 イメージどおりもいいですが、こういう意外な役どころというのも面白くていいですね。 メインの闘病ものとしてはあまり辛気臭くなく、カラッとしている感じが割とよかったです。人間いつ大病するか分からないのでもしもこうなった時はジョセフ・ゴードン=レヴィットのようにというかセス・ローゲンみたいに生存確率50%なんてギャンブルだったらすごいじゃん。くらいの心の広さを持ち合わせていたいものです。 セス・ローゲンをもうちょっと上手く使えていたらこの映画はものすごく面白くなったと思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョセフ・ゴードン=レヴィット (アダム・ラーナー) | どことなく稲垣吾郎のような雰囲気がある気がします。 |
セス・ローゲン (カイル) | ケンドーコバヤシあたりにお願いしたい。 |
ラブ・アゲイン CRAZY, STUPID, LOVE. (2011) | |
2012年2月 | |
25年連れ添った妻のエミリーに離婚を切り出されたキャル。彼はバーで出会ったジェイコブというプレイボーイにイケてる男にイメージチェンジをさせてもらうのだが・・・ スティーヴ・カレルお得意のコメディ映画。 出演者が豪華です。そして話の展開がとても面白かったです。 ライアン・ゴズリングがものすごくよかったです。ライアンといえばレイノルズ派で、ゴズリングの方はどの映画でもムカつく役かちょっと変な役でミニシアター系の賞狙いの俳優というイメージが強かったのですが、この映画でコズリングもコメディもやればできるじゃんと完全に見直しました。(最初に見たのが「完全犯罪クラブ」でこれもほんと嫌な役でしたから出会いが悪かったとも言えます。) とライアン・ゴズリング絶賛な感じなのですが女優陣もジュリアン・ムーアと不倫相手にマリサ・トメイというナイスなキャスティングも最高です。色々書いたらネタバレになるので書けないのですが、マリサ・トメイの招待が実は○○だとかみんな実は○○だったという意外というか予想外に面白いことになっていて、その秘密が明かされるタイミングも絶妙でこれは2011年のコメディ映画の中でも1、2を争う面白さと出来のよさ。 ブレイク必須のエマ・ストーンもなかなかよかったですよ。その彼氏役っぽいキャラにジョシュ・グローバンというこちらも意表を突いた配役も笑いました。 ジュリアン・ムーアの不倫相手役のケヴィン・ベーコンは最近こんな役ばかりですがなんだか楽しそうだからまぁいいんじゃないでしょうか。息子がちょっと出番が多すぎてちょっとアレでしたがそれ以外は本当に面白かったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
スティーヴ・カレル (キャル・ウィーバー) | 三石研かな? |
ライアン・ゴズリング (ジェイコブ・パーマー) |
ストイックな感じの伊勢谷友介で。 |
ジュリアン・ムーア (エミリー・ウィーバー) |
コメディもやっぱり上手いと思う小林聡美で。 |
エマ・ストーン (ハンナ) |
水川あさみあたりにお願いしたい。 |
コンテイジョン CONTAGION (2011) | |
2012年2月 | |
香港から帰国したべスは体調を崩して病院に運ばれたが間もなく死亡してしまう。それを境に息子も同じような症状で亡くしてしまい困惑する夫のミッチ。やがて世界中で同じようなケースが拡大していき・・・ スティーブン・ソダーバーグのアウトブレイクもの。 ソダーバーグ監督作品って21世紀の作品って出演者は豪華なんですけど眠くなるものが多くてこれも最初どうかなと思いましたが、面白かったです。21世紀に公開されたそだーバーグ作品のなかではダントツですね。 上手い具合に話が交錯していきテンポもよかったです。 オープニングで早速、病原菌を持ち帰ってきたグウィネス・パルトローが早々に死んでしまいちょっとテンションが下がるも解剖されたり、防犯カメラからの映像だったりと死んでからの方が逆に出番が多くてテンションも上がります。何てったってグウィネスが解剖されるシーンはこの映画の一番の観どころだと思いますよ。 何故か感染しないマット・デイモンのことは置いておいて、個人的にはローレンス・フィッシュバーンとケイト・ウィンスレットのエピソードがよかったですね。ケイト・ウィンスレットは現場担当という宿命を背負っていたし、ローレンス・フィッシュバーンは愛する人に警告したためにその恋人がつい友人に言ったらその友人フェイスブックで書き込んだことが世界中に広まって大混乱。ここのところと異常に政府のことをあおるジュード・ロウのところが病原菌よりも怖かったです。 マリオン・コティヤールは悪くないのですが、巻き込んだり巻き込まれたりと相変わらず忙しい感じでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マリオン・コティヤール (レオノーラ・オランテス) | イメージはもうちょっと若い頃の三田佳子的な感じです。 |
マット・デイモン (ミッチ・エムホフ) |
三石研あたりでしょうか? |
ローレンス・フィッシュバーン (エリス・チーヴァー) |
頼りになりそうな石橋凌で。 |
ジュード・ロウ (アラン・クラムウィディ) |
割と嫌な役が多いイメージの大森南朋で。 |
グウィネス・パルトロー (ベス・エムホフ) |
中谷美紀のインパクトが欲しいです。 |
ケイト・ウィンスレット (エリン・ミアーズ) |
木村多江あたりにお願いしたい。 |
新少林寺/SHAOLIN THE THREE MUSKETEERS (2010) | |
2012年1月 | |
中国各地で争いが続いていた清の時代、冷酷な侯杰は各地を震え上がらせていた。しかし腹心の曹蛮に裏切られ命を狙われ将軍の座を奪われて・・・ あの「少林寺」が帰ってきたという感じ?(「少林寺」が未見なので何とも言えませんが) アンディ・ラウが善悪両方演じるところが見どころですかね。極悪と言っても兄には逆らえず妻と娘も愛しているというそんな悪い人じゃないんのではという感じなので、あっさりニコラス・ツェーに裏切られるのですが、ニコラス・ツェーは豹変してからは「PROMIS」と同じような感じですかね。 衣装も宝塚風で極悪非道というより駄々っ子のように見えるのはアンディ・ラウを敵に回しているからだと思います。 中盤から出てくる少林寺の料理版のジャッキー・チェン。すごいシリアスな感じの香港アクションという感じだったのにジャッキーが出てきたというよりジャッキーのシーンだけコミカルになって個人的には別の人にやってもらいたかったです。全体の雰囲気のがちぐはぐになってしまっていた気がします。 ただアクションシーンはさすがで、少林寺のナンバー2栗の人がなんだか味のある顔で目が釘付けになりました。このキャラもコミカルなんですが、ジャッキーのような感じじゃないので、やっぱりジャッキー・チェンという人はコミカルさで本領が発揮できる人なんだろうなと思うのでした。 それにしてもアンディ・ラウ50歳には見えません。これは見習いたいです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アンディ・ラウ (侯杰/浄覚) | イメージは唐沢寿明という感じで。 |
ニコラス・ツェー (曹蛮) |
悪役づいている稲垣吾郎で。 |
ジャッキー・チェン (悟道) |
似ている感じの内村光良で。 |