クィーン THE QUEEN (2006) | |
2007年4月 | |
ヘレン・ミレンがエリザベス女王に扮しアカデミー賞主演女優賞を受賞した話題のダイアナ妃が事故死直後のイギリス王室に迫ったドラマ。 世間の批判に絶えそれを乗り越えるエリザベス女王の姿を描いたシリアスな作品かと思いきやイギリス王室とブレア首相が滑稽で個人的には案外コミカルに描かれているなぁと思いました。 王室なんて必要ないと特に強く思っているブレア首相の奥さんは完全に小ばかにした態度というか下品な態度が笑いを誘います。そんなブレア一家、一国の主なのに自分の名前入りのサッカーユニホームを着て電話に受け答えするブレア首相の姿を見て普通の家庭なんだなぁとちょっと感心してしまいました。 後半、ブレア首相が女王だって大変なんだと分かって面白おかしく書き立てる新聞記者に一喝するシーンなどはすっきりしました。 ヘレン・ミレンはさすがアカデミー賞をとっただけあってエリザベス女王ってこういう人なんだろうなぁと感じさせるオーラがすごかったですし、王室の伝統と自分がこれまで女王として培ってきた新年をもとに行動したのにイギリス国民から総スカンを食らった時のおや?というような表情とかは上手いなぁと思いました。 個人的にはパパラッチが嫌いなのでパパラッチ大国のイギリスでは本当女王様といっても頭痛の種なんだろうなぁと気の毒に思えてしょうがないのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ヘレン・ミレン (エリザベス女王) | 貫禄のある野際陽子で。 |
マイケル・シーン (トニー・ブレア) | さらっと女王をサポートしそうな役所広司で。 |
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア QUEEN OF THE DAMNED (2002) |
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2002年10月 | |
墓地で眠りについていたレスタトは現代のロックを聞き100年ぶりに目覚める。やがてロックスターとなったレスタトの歌声はヴァンパイアの女王アカーシャを数千年の眠りから目覚めさせてしまう。 おすぎがヴァンパイア映画の最高傑作みたいなこと言ってましたが、どこが?って感じですよ。第一、ロックで目覚めてロックスターになるって設定がとほほな気がするんですが・・・ でもヴァンパイアは正体を明かしてはいけないっていう豆知識はつきましたけど。 出演者達も前作「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のトム・クルーズ、ブラピ、バンデラス、クリスチャン・スレーター、キルスティン・ダンスト、スティーヴン・レイといった豪華な面々から一変、レナ・オリン位しかベテランクラスがいないのもつらい所。 レスタト役のスチュアート・タウンゼンが残念ながら安すぎた。ヴァンパイアだから?当然顔色は青白いんですが、今回はメイクも安いのか髪の生え際はすっごく血色よかったんです。ちゃんとファンデーション塗ろうよメイクさんって感じでした。 呪われし者の女王アカーシャのアリーヤはなかなか良かったと思いますが、登場時間が思っていたよりも短かったかな。 レナ・オリンもいい感じで大物臭が出ていてよかったけど、いいヴァンパイアにはなんか見えないんですよね。(悪女のイメージが強すぎて) |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アリーヤ (アカーシャ) |
小柳ゆきで。どことなくアリーヤちっくな感じがしたもんで・・・ |
スチュアート・タウンゼント (レスタト) |
線の細い所と、音楽やっているってことで、藤木直人。 |
グーニーズ THE GOONIES (1985) |
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2002年4月 | |
屋根裏で見つけた一枚の宝の地図を見つけ、ゴルフ場開発のため追い出されそうになった家を取り返そうとマイキー、マウス、チャンク、データ、4人の「グーニーズ」は、マイキーの兄ブランドと彼の女友達アンディとステファニーを巻き込んで宝捜しに出かけるが、そこには凶悪な指名手配犯フラテリ一家が居て・・・ いやぁー何回観てもいいですねグーニーズ。 7人のキッズ達のキャラクターがしっかり分けられているのがいいね。 マイキー:主人公は特徴がないのが特徴。あえて言うなら何事もあきらめない。 ブランド:頼れる兄貴タイプでリーダーシップは抜群。 マウス:お調子者で、口が達者。スペイン語を話すことが出来る。 チャンク:お決まりの太っちょ。いつも何かを食べ物のことを考えている。 データ:発明家。たまに失敗作もある。 アンディ:美人でチアリーダー。ロマンティックな性格。 ステファニー:現実的な考えの持っている。もちろんメガネをかけています。 とまあ、ファミリーむけ映画としては完璧ともいえるキャラクター設定なわけですよ。そこに悪党のフラテリ一家が加わるのですから、面白くないわけがない。 スロースも良く見てみると、とってもキュートですよ。特に耳が動いた時がすごくかわいいんですよ。 そんなわけで、ブランドの恋敵トロイが「願いの井戸」(だったけ?)でアンディがトロイの所に帰らずにグーニーズ達について行っちゃった時の台詞で「Andy! Goonies!!」って悔しくって叫ぶんですけど、思いっきり臭いんだなとか、ウォータースライダー風の滝を降りて海に落ち、ずぶ濡れのはずなのに海賊船にあがると服が乾いちゃっているんでないかい?とかブランドのバンダナとトレパンの上に短パンをはいちゃうのセンスはどうなの?(80年代はこういうセンスもありなのか?)とか、最後にチャンクがスロースに「一緒に住もう。」なんて言っちゃってるけど親の了解とろうぜ!とかいろいろあるのですが、そんなことも笑って許せちゃうですよ。 あと、シンディー・ローパーの歌うテーマ曲がこの映画に絶妙にマッチしていいんです。「Good Enough」のフレーズがしばらく頭から離れそうもないです。 なんでいまさら「グーニーズ」?と思うかもしれませんが、なにを隠そう「ロード・オブ・ザ・リング」のおかげなんですよ。ホビット族のサムを演じたショーン・アスティンが「グーニーズ」に出ていたことを知りたまげて調べた結果、主人公マイキーだったじゃぁありませんか!!(これまたビックリ!)というわけで、またこの映画を観たってわけです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はフラテリ一家を橋田壽賀子ファミリーで) |
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アン・ラムジー (ママ) |
体格的に橋田壽賀子まさにそのもの。 |
ジョー・パントリアーノ (フランシス) |
ママにいつもかわいがられている兄は、髪の薄さで角野卓造。 |
ロバート・ダヴィ (ジェイク) |
一方ママにいつも殴られる弟のほうは、前田吟か? |
グエムル -漢江の怪物- 怪物 (2006) | |
2006年9月 | |
ソウルの中心を流れる漢江で売店を営むパク一家はいつものように平和に過ごしていたが突如、漢江から謎の巨大生物が現れ人々大混乱に陥る。カンドゥは娘のヒョンソを連れて逃げたがヒョンソを捕らえ河の中に消えてしまい・・・ 韓国発モンスターパニック大作。ハリウッド版の「ゴジラ」しか観たことないのですが基本的な怪物の誕生エピソードは「ゴジラ」と同じでしょうか?作品自体の評判が世間も周りもいいものだからかなり期待過ぎたところもあったのかもしれませんがちょっと苦手な部分というかノリきれないところがありました。 パク一家が娘を救出するために必死に警察とか病院の先生に必死に訴えるけど誰も相手にしないし軍とかもソン・ガンホが無理やり検査で閉じ込められている外でバーベキューなんてやっているくだりは監督のポン・ジュノが意図的に政府とかを批判しているんでしょうけど個人的にはこういう政府なんかがずさんなことしているのが苦手なので怪物が出てくる以外のドラマ部分はちょと好きになれませんでした。 パク一家のだらしなさがものすごくいい感じだったので政府や警察と力をあわせて娘を取り戻すという内容だったらもっと好きになれたのかもしれません。でもそうしちゃうと多分この映画のダメな一家が何のためでもなく家族を救いたいというところの意味がなくなっちゃうんですよね。きっと・・・ それと肝心の怪物はなんだかものすごくぬめっとした感じがよく出ていて新しい怪獣という感じがして怪物が出てくるシーンだけは思いっきり楽しめました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ソン・ガンホ (パク・カンドゥ) | だらしない感じがとても似合う高橋克実で。 |
ピョン・ヒボン (パク・ヒボン) | イメージは志村喬です。 |
パク・ヘイル (パク・ナミル) | とび蹴りとかが様になりそうな金子昇で。 |
ペ・ドゥナ (パク・ナムジュ) | 小汚い格好も似合いそうな蒼井優で。 |
コ・アソン (パク・ヒョンソ) | 問題作に次々と出演する話題の志田未来で。 |
グッド・ガール THE GOOD GIRL (2002) |
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2004年4月 | |
田舎町のディスカウント・ストアで働く主婦のジャスティンは退屈な日々を送っていたがある日、新しく店に働きにきた青年ホールデンと意気投合しやがて不倫の関係へと陥るのだが・・・ ジェニファー・アニストンがさえない生活の中のふとした心の隙間から若い青年と不倫に走る主婦を好演したドラマ。 アニストン35才にして30才の主婦の役。違和感がなさすぎて驚異的だけど夫役がジョン・C・ライリーという方が違和感がありすぎる。いったいどこをどうしたらこの二人は夫婦になれたのだろうか?と軽く疑問を抱きながらもジョン・C・ライリーの妻の不倫に全く気がつかない夫ぷりがはまっていてつくづくこの人こういう役あうなぁと思うのであります。 劇中ホールデンとの浮気をみた夫の親友がばらされたくなかったら俺と寝ろとおきまりの展開があって、寝ちゃうんですけどこの親友一回寝たら満足らしくもうこれ以上関係を求めないところが良心的と言うかなんというか不思議な奴だったなぁ。これが田舎町の良心ってやつなのだろうか? ジェイク・ギレンホールも不倫に走る文学青年といういままでとは違った役で新鮮って言ったら新鮮なんですけど、後半どうもサイコな青年に豹変しちゃって(っていうか後半に進むにつれて彼の人間的弱さが明るみに出てくるんですけど)ネタバレ→そりゃアニストンに振られるよなぁ。←と思うのでありました。 アニストンここのところ次々とヒット作に恵まれてようやく「フレンズ」のコートニー・コックス、リサ・クドローと並んだという感じがしてもうレイチェルやブラピの嫁とは呼ばせないという貫禄がついてよかったねと思うのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェニファー・アニストン (ジャスティン・ラスト) |
アニストンはあか抜けた鶴田真由という感じがしないでもない。 |
ジェイク・ギレンホール (ホールデン) |
ちょっと雰囲気にした山田孝之って感じかな? |
ジョン・C・ライリー (フィル・ラスト) |
全体的な雰囲気が中村梅雀的で。 |
グッド・シェパード THE GOOD SHEPHERD (2006) | |
2007年11月 | |
エドワードはイエール大学在学中にスカウトされ国の諜報活動に参加しやがてエドワードはCIAで働き始めるが・・・ ロバート・デ・ニーロが監督したポリティカル・サスペンス。 2時間30分超えなので観る前は大丈夫だろうか?と思ったのですがこれは意外と骨太でなかなかよかったです。諜報活動も007とは対照的に特殊なスパイグッズもなければ銃も極力控えめに諜報活動を行っていることろがいいです。 最近デ・ニーロは変な映画ばっかり出ていているなぁと思ったらきっとこの映画を監督するために涙ぐましい努力をしていたかと思うとがんばった甲斐があったと思いました。 マット・デイモンは大学で優秀な人しか入れない秘密結社みたいなものがあってポール・ウォーカーの出ていた「ザ・スカルズ」という映画はこういった秘密結社を扱ったサスペンスだったと思うのですが欧米独特の文化なんだろうなぁという印象を受けました。 マット・デイモンの奥さん役はアンジェリーナ・ジョリーで個人的にはこういう役はジェニファー・コネリーにやってもらいたかったところでこのバランスはちょっと・・・と思いましたが思ったほど悪くなくてアンジェリーナ・ジョリーもいつもは全体的に濃厚だなと感じていたのですが劇中でどんどん歳をとるにつれあっさりした雰囲気も出せるんだなと感心しました。 ちょっと不満を言わせてもらうとデ・ニーロは出ない方がよかったなと感じました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マット・デイモン (エドワード・ウィルソン) | 上川隆也にやってもらいたい。 |
グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK. (2005) | |
2006年5月 | |
人気ニュースキャスターエド・マローとその番組スタッフが不当な共産主義差別を番組で取り上げるのだが・・・ キャスターが政治の不満に立ち向かった実話なのですがこれ多分、見た目もスタイルも硬派なキャスターだったから成立したんでしょうね。ワイドショー的で嫌味たっぷりにコメントしている古舘伊知郎の報道ステーションでこれと同じことやられても全然説得力ないだろうなぁと感じましたし。 しかし主役のデヴィッド・ストラザーンはさすがにアカデミー賞にノミネートされただけあって見た目からして説得力があってよかったです。キャスターとして仲間からももちろん信頼されていて、仕事が終わったらみんなでバーに飲みに行くなんて事をしたりもするのですが、唯一心を開いているのはジョージ・クルーニーだけでどこかみんなと一線を引いていてなんだろうなぁというところがストイックで渋カッコよかったです。 それにテレビ局のスタッフがこの時代って女の人も平等にそして普通に働いている姿が、テレビ局という特異な職場ということもあるんでしょうけど進んでいるなぁという感じがして社内恋愛こそ禁止だったみたいですが感心しました。 ここのところ社会派づいてるジョージ・クルーニー監督、製作総指揮はソダーバーグの「シリアナ」コンビだったので今回も小難しい作りなんじゃないかなぁと思っていたらストレートに作られていて分かりやすいんでびっくりしました。このコンビどうせ社会派の作品を作るんだったらこういう風に作ればいいのに、そしてジョージ・クルーニーは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」みたいなタランティーノ&ロドリゲス組の方に戻ってきてもっと楽しい映画にバンバン出てもらいたいなぁと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
デヴィッド・ストラザーン (エド・マロー) | パッと思いつくのはやっぱり久米宏くらいです。 |
ジョージ・クルーニー (フレッド・フレンドリー) | 竹中直人あたりがこういう役をやりそうな感じで。 |
グッド・バッド・ウィアード THE GOOD, THE BAD, THE WEIRD (2008) | |
2009年8月 | |
組織のボスの依頼で日本軍の地図を奪うことになった冷酷なパク・チャンイは列車を襲うが、偶然乗り合わせた強盗のユン・テグに地図を横取りされてしまう。まんまと逃げ延びたユン・テグを追う賞金稼ぎのパク・ドウォンがいて・・・ 韓国人気スター共演の西部劇タッチのアクション映画。 予告編を観た感じだといい奴のチョン・ウソンと悪い奴のイ・ビョンホンが話の中心で変な奴のソン・ガンホはオマケ的な扱いかと思いきやソン・ガンホがはっきりいって主役じゃないですか。ソン・ガンホの一人勝ちです。日本じゃイ・ビョンホンとチョン・ウソンのイケ面は人気でもソン・ガンホは誰?っていう人多いと思うのでこういう予告編になったのは何となく分かるのですがソン・ガンホの思わぬ活躍っぷりが嬉しかったです。 とにかくソン・ガンホの芸達者振りが光る作品で、マヌケに見えて凄腕だったと思えば冷酷だったりでもお調子者だったりとソン・ガンホの魅力盛りだくさん。それにとっても楽しそうに演じているところが観ていて楽しかったです。 話としては宝の地図をめぐりソン・ガンホのかつての仲間やら日本軍など入り乱れて4つ巴、5つ巴くらいの勢いの激しいアクションで見た目にはド派手で楽しいのですがストーリー的にはもうひとつでそこの所は残念です。 チョン・ウソンは出番が少なくてカッコいいはカッコいいのですが他の二人に比べるともうひとつ必然性が感じられなくていてもいなくてもいいかなという役どころに落ち着いてしまっていたところも何となくビジュアル面ではいいのですが、ストーリーの絡みとしてはキャラ蔵ーが活かしきれていない感じがしてもったいないなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
チョン・ウソン (パク・ドウォン) | チョン・ウソンは顔がぽっちゃりとした福山雅治という感じでした。 |
イ・ビョンホン (パク・チャンイ) | しゅっとしている感じの伊藤英明で |
ソン・ガンホ (ユン・テグ) | 古田新太にやってもらいたい。 |
クライシス・オブ・アメリカ THE MANCHURIAN CANDIDATE (2004) |
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2005年4月 | |
やり手の上院議員の母エレノアの戦略で湾岸戦争の英雄レイモンド・ショーは副大統領候補になるのだが湾岸戦争の時にレイモンドの上官だったベン・マルコには彼の英雄的行動にまつわる記憶が全くなく調査を開始するのだったが・・・ この映画都心じゃ豊島園のシネコンのみ上映というミニシアターよりも行きづらい環境で正直観に行くのやめようかなぁと思ったのですがチケットショップで前売券があったのを見て思わず買ってしまったので気合で観に行ってきました。 もともと国家の陰謀者とか結構好きだし、前評判でメリル・ストリープがすごいことになっていると聞いていたのですが、周りが息子を副大統領候補にするのに反対なのに一喝して強引に副大統領候補にしてしまうあたり今回のメリルは「24」のシェリーを彷彿とさせる強烈キャラで評判どおりすごい事になっていてこれだけでも豊島園行った甲斐あったーと思いました。メリルは賞レースに絡んでいたんだろうなぁと思ったらアカデミー賞には名前はなかったけれどゴールデングローブ賞にはやっぱりノミネートされていましたね。 ネタバレ→巨大企業が人体にチップを埋め込みスイッチ一つで人格をかえ国家を乗っ取ろうという陰謀なのですが、ここまでくると非現実的だなと思っていたのですが、実際ペットにチップを埋め込んで現在地を追跡したりということはあるらしいのでこういう事を聞くとマインド・コントロールとか国家の陰謀とかって怖いなぁと思います。← リーヴ・シュレイバーは「スクリーム」シリーズの頃から目をつけていてここまで活躍するようになったのはうれしいけどどうも副大統領候補という器じゃないしデンゼル・ワシントンを手助けする女FBI捜査官の動機がイマイチわからないなどちょっと不満は残りますが全体的にスリリングでよかったです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
デンゼル・ワシントン (ベン・マルコ) |
渡辺謙あたりに渋い上官像を期待したい。 |
メリル・ストリープ (エレノア・ショー) |
江波杏子は政治家の役とかやるとカッコいいと思う。 |
リーヴ・シュレイバー (レイモンド・ショー) |
若手政治家の役も似合いそうな堤真一で。 |
クライモリ WRONG TURN (2003) |
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2004年10月 | |
面接を受けるためハイウェイを飛ばしていたクリスだったが事故で道路は閉鎖されていた。山道を見つけたクリスは車を走らせるがそこでパンクした車と衝突してしまう。その車でキャンプに来ていた二組のカップルとともに電話を求めて山道を歩き始めたクリスたちだったが・・・ たしかスティーヴン・キングが去年のベスト1にしたらしいホラー映画。森の中の「悪魔のいけにえ」といった感じでベスト1は言いすぎだろうと思ったけれどさすがはスティーヴン・キングのお墨付きがあってよく出来ている感じはしました。 クリスたちを襲うクリーチャー?の説明がさりげなくされているので後半思いっきり正体が判明してからの彼らの超人的な行動力も無理がないところが感心します。それにちゃんと白タンクトップのギャルが戦うし生き残るというホラーの王道に忠実なところがちゃんと分かっているなぁと思います。しかもネタバレ→最後は結局元の場所に戻ってきちゃうってところも←王道を行く仕様となっています。 この手の映画って6人登場人物いる時点で4人は確実に死ぬじゃない?あとはヒロインが生き残ってよくて高感度の高い青年が生き残るかどうかくらいだから彼らがやられるまでの緊張感も重要だけどこれもなかなかでした。 クリーチャーもネタバレ→近親相姦による遺伝子の異変で←容姿、力も五感も人並み外れた能力でおまけに変に車を運転したりする技術があるからタチが悪い。しかもそんな恐ろしげな奴が3人も執拗に追いかけてくるからたまりません。もしこんな状況に陥ったら来た道をさっさと引き返します。あ、こういう奴が真っ先に殺されたりするんですよねきっと・・ あ、主人公の好青年はなんだか性格のよさそうなレイ・リオッタという感じで不思議な気持ちになりました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
デズモンド・ハリントン (クリス) |
医学生という設定が藤木直人的で・・・ |
エリザ・ドゥシュク (ジェシー) |
大人しそうな顔して最後まで生き残るタイプのミムラで。 |
グラインドハウス GRINDHOUSE (2007) | |
2007年8月 | |
B級映画の2本立て上映を再現したクエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの意欲作。 偽の予告→ロバート・ロドリゲスの「プラネット・テラー」→偽の予告×3→「デス・プルーフ」というスタイルで構成されているのですが初っ端の「マチェーテ」という偽の予告からテンションが上がりっぱなし。あのダニー・トレホが主役で罠にはめられて復讐に燃える殺し屋というような内容なのですがなぜが美女にもてもてというのが何ともいえない展開でこのままちゃんとした映画になってほしいと思いました。ダニー・トレホの相棒はチーチ・マリンだし。と思っていたらこの予告編の監督もロドリゲスだったんですねどうりでデスペラードちっくだなぁと思っていたので納得です。 本編その1ロドリゲスの「プラネット・テラー」は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を進化させたようなゾンビ映画で面白かったのですがこれは単品上映される方を観に行くので感想はその時に書きたいと思います。 その次は怒涛の偽予告3連発。まずはロブ・ゾンビの「ナチ親衛隊の狼女」。なんかいかにも70年代のいかがわしいカルトな雰囲気を漂わせる予告で最後は何故か異常なテンションのニコラス・ケイジが。ロブ・ゾンビっぽくないような気もしましたが楽しかったからまぁいいか。 お次はエドガー・ライトの「Don't」。映像も気味が悪いのですがしつこいくらい繰り返えされるDon'tのフレーズが逆にテンションが上がります。ちなみに監督は「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督だそうです。 そして最後の予告編はイーライ・ロスの「感謝祭」なのですがこれだけスプラッターのテイストが本気でハーシェル・ゴードン・ルイスというカルトなスプラッター・ホラー監督がいるのですがその監督作品をもっとリアルにした感じでこれは怖いです。そしてこの予告編にティム・ロビンスが出ていたようなのですが異様な予告だったのもあって全く気がつきませんでした。 とそんなこんなで本編その2タランティーノの「デス・プルーフ」が始まるのですがこれがストレスも吹き飛ぶ痛快で最高でした。こっちも単品上映される方を観に行くので感想はその時に書きたいと思います。 それにしてもこれ、上映される順番もこの順番だったからこそ最後は痛快で爽快なわけで予告編も含めて全て計算されていたとするとタランティーノとロドリゲスはやっぱりすごい人なんですね。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (単品で再見するので今回はなし) |
デス・プルーフ in グラインドハウス DEATH PROOF (2007) | |
2007年9月 | |
人気DJのジャングル・ジュリアは女友達とバーで盛り上がっていたがそんな彼女を付けねらう車が一台いて・・・ 「グラインドハウス」USAバージョンの「デス・プルーフ」より20分ちょっと長い完全版?が単品として公開されました。 この映画は最後に面白さが一気に爆発するのですが改めて見直すとUSAバージョンの時はあまり感じなかったのですが前半のジャングル・ジュリアたちのどうでもいい会話でさえ楽しく感じてしまいました。店の雰囲気ひとつとっても携帯電話とかがあるから時代設定は現代なんでしょうけど70年代の雰囲気が出ていて心地よかったです。 それに何といってもタランティーノのこだわりの音楽がどれも最高。特にジャングル・ジュリアたちが殺される時のご機嫌なサウンドが今回の映画の中では一番好きかなぁ。 USAバージョンではフィルム消失で見られなかったバタフライのラップダンスもちゃんと見ることが出来るのですがこれがクールでイカしていました。ジャングル・ジュリアたちが殺される以外の前半部分では一番の見所です。 後半は雰囲気変わってリベンジムービーと化すのですがここでもゾーイ・ベルたちの会話がしょーもないのですが彼女たちは映画業界の女の子という設定なのでタランティーノ好みのマニアックな話の内容がジャンルは違うけど自分達もいつもやっているのでとても共感できました。 ゾーイが趣味?の車の上で仰向けになって楽しんでいる時に突然スタントマン・マイクに襲われるあたりから一気にアドレナリンが上がるのですがゾーイはスタントウーマンだからピンチなんだけど「めちゃ怖いよ〜」という台詞がこの女本気で怖がっていないで楽しんでいるなというところが笑えます。車がなんとか止まった時に彼女たちは復讐に目覚めるのですがゾーイがそこら辺に落ちている鉄パイプを拾って箱乗りするスムーズさとか一連の動きがいちいち流れるような動きで楽しいながらも感心しました。 スタントマン・マイク役のカート・ラッセルも逆に追われる立場になって前半ではあんなに不気味だったのに「なんでこんな目に」とか「悪気はなかったんだ」とか発する言葉が全て泣き言というところが最高に可笑しいです。「悪気はなかった」といったらゾーイたちは「あたしらは本気だよ!」とか言って容赦しないところがまいた素晴らしいし、極めつけはやっぱりラスト。ネタバレ→カート・ラッセル袋叩きですよ。袋叩かれて「THE END」って爽快すぎます。ロザリオ・ドーソンもあの中じゃ一番まともな方かなと思っていたらスカート捲し上げて一番強かったかも。「THE END」の後にかかと落としでとどめさしていたし。← というわけでタランティーノの映画は観るたびにこれを超えるタランティーノ作品はないと思うのですが毎回最新作が最高のような気がしてタランティーノってすごいと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
カート・ラッセル (スタントマン・マイク) | 岩城滉一あたりにお願いしたい。 |
ロザリオ・ドーソン (アバナシー) | あんな髪型も似合いそうな江角マキコで。 |
ヴァネッサ・フェルリト (アーリーン/バタフライ) | イメージは10年後の福田沙紀といった感じ。 |
シドニー・ターミア・ポワチエ (ジャングル・ジュリア) | こちらも10年後の沢尻エリカで。 |
トレイシー・トムズ (キム) | 中島知子に悪態をつきまくってもらいたい。 |
ゾーイ・ベル (ゾーイ) | 気分は(見た感じ)大林素子で。 |
プラネット・テラー in グラインドハウス PLANET TERROR (2007) | |
2007年9月 | |
テキサスの田舎町、生物科学兵器が漏れ次々と人間が凶暴なゾンビ化してしまう。そんな中ゾンビ化した人間に片脚を喰いちぎられたゴーゴーダンサーのチェリーは元恋人のレイとともに町を逃げ出そうとするのだが・・・ 「グラインドハウス」USAバージョンの「プラネット・テラー」より15分長い完全版?が単品として公開されました。 個人的にはラストに一気にテンションが大爆発する「デス・プルーフ」の方が好きなのですがこっちも常にある程度のテンションを保っているという感じで改めて観なおすとこちらも捨てがたいです。 ローズ・マッゴーワンがいちいち無駄な特技No.○○といって本当にどうでもいい特技を見せるのですが劇中誰かが「無駄な特技が全て役に立つ時がある。」といって後半それが全て役に立つところが爽快です。無駄に映画の知識はあると思うのでこの知識が役に立つことを密かに夢見ております。 タランティーノががっつり出ているせいか、基地でブルース・ウィリス達の部下が観ている映画がパム・グリアの「女体拷問鬼看守パム」というところがこれ「パルプ・フィクション」と「ジャッキー・ブラウン」のコレクターズボックスのDVDの特典映像としてこの予告編を観たことがあったのでこんなところでお目にかかれたり、「デス・プルーフ」とリンクするところがあってジャングル・ジュリア追悼のラジオ放送があったりしてこれは「デス・プルーフ」より後の出来事なんだなと思うと嬉しくなりました。 メインのチェリーとエル・レイもいいのですがやっぱりダコタ夫妻がよかったです。旦那の方のジョシュ・ブローリンはすっかり性格俳優というポジションも板についてきて今回もドメスティックな旦那役がはまっていたしマーリー・シェルトンは言われるまで全然気がつかなかっったのですが「シン・シティ」のオープニングで殺される女だったと知ってこういう作品によってガラッとイメージが変わる女優はなんだか応援したくなるんですよね。最初は白衣だったのにラストなんてリゾート風のドレスにマシンガンを持ってたたずむ姿はしびれまず。 それにしてもロドリゲスは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」とか「パラサイト」とかアクション系のホラーが好きそうですが今思うと「フロム・ダスク・ティル・ドーン」ですでに一粒で二度おいしいというグラインドドハウス的なことをやっていたんですよね。そういった意味でロドリゲスにはこれからも自分の好きなことをやっていってもらいたいです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ローズ・マッゴーワン (チェリー・ダーリン) | パワフルな小池栄子で。 |
フレディ・ロドリゲス (エル・レイ) | 永井大あたりにお願いしたい。 |
マーリー・シェルトン (ダコタ・ブロック) | 白衣で幸薄が似合う木村多江で。 |
ジョシュ・ブローリン (ウィリアム・ブロック) | 北村一輝は悪い旦那役が似合いそう。 |
マイケル・ビーン (ヘイグ保安官) | 保安官というより刑事の方がしっくりくるけど舘ひろしで。 |
ジェフ・フェイヒー (JT) | 渡哲也に舘ひろしとバーベキューソースの作り方について語り合って欲しい。 |
グラスハウス THE GLASS HOUSE (2001) |
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2002年3月 | |
両親の交通事故死でグラス夫妻に引き取られたルビーとレット姉弟。始めは問題なく暮らしていた姉弟だったが、次第にグラス夫妻の不審な行動をたびたび目撃するようになり・・・ 主演は日本じゃあまり人気はないけどアメリカじゃ第二のジョディ・フォスターと言われているらしいです。言われてみるとなんとなくそんな感じはしますが、ジョディよりかなり冷たい雰囲気を持っていますね。メイクはなんとかしたほうがいいぞ!(この口紅の色はないんじゃないか?) グラス夫妻を演じるのは、ダイアン・レイン80年代絶好調で90年代は低迷期にあったみたいですが、2000以降「パーフェクト ストーム」でマーク・ウォルバーグの恋人役、「陽だまりのグラウンド」でキアヌ・リーブスの恋人役で復活した感のある彼女ですが、個人的に納得いかなかったいい人役。しかし、この映画は薬中で医者の養母を好演、こういう役を待っていました。 また、養父を演じたステラン・スカルスガルド、結構有名な映画に出ていたみたいですが、かなりの脇役専門だったらしく全く知りませんでしたが彼もなかなかの好演。でもJ・T・ウォルシュが生きていたら絶対彼がやっていただろうなぁ。 あと、ルビーの母親役にリタ・ウィルソン(トム・ハンクス夫人)がカメオ出演していたのは嬉しかったですね。 最後に映画の感想ですが、テレビ東京の木曜洋画劇場クラスの映画です。とでも言えばわかっていただけるでしょうか? 注:決してつまらなかったわけではありません。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
リーリー・ソビエスキー (ルビー・ベイカー) |
冷たい雰囲気を持っているといえば、矢田亜希子。 |
ダイアン・レイン (エリン・グラス) |
高島礼子を。彼女もそろそろいい人を卒業してほしい。 |
ステラン・スカルスガルド (テリー・グラス) |
腹黒く凶暴かつしぶとい養父には今、世間で圧倒的注目を集めていて、なぜかムネオとカタカナで書かれてしまう、鈴木宗男を。 |
クラッシュ CRASH (2004) | |
2006年2月 | |
一件の衝突事故から様々な人間の葛藤が浮き彫りになる群像劇。 去年、初めて予告を観たときは特別注目をしていたわけじゃなかったのですがゴールデングローブ賞にマット・ディロンがノミネートされアカデミー賞も振り向けば6部門ノミネートという大変なことになっているので自然と注目度アップ。なんてったって落ち目のイメージがあったマット・ディロンがアカデミー賞ノミネートですから。 話の方はサンドラ・ブロックとブレンダン・フレイザー夫妻が車を盗まれたことを発端に全く関係ない人たちがそれぞれ理不尽な連鎖で葛藤していくというような内容だったのですがこれが上手いこと作られていて感心しましたし考えさせられました。 特にマット・ディロンが絡む話はさすがにアカデミー賞にノミネートされているだけあって黒人差別をする警官という役どころで不当にサンディ・ニュートン夫妻を取り調べるところなどはものすごく説得力があって感心しました。この役観ていると嫌な気持ちになるのですが単なる差別主義の警官として描いているだけじゃなくて実は病気持ちの父親の看病で人知れず疲れているという嫌な奴だけど悩みだってあるってところが人間臭くて憎みきれないようにしているところが上手いと思いました。 マット・ディロンつながりで相棒のライアン・フィリップもこんな奴とは一緒に組めないとコンビ解消したもののネタバレ→結局最後ヒッチハイクで乗せた黒人(これがドン・チードルの弟というオチ)をちょっとした誤解で殺してしまう。←という差別していなようで心のどこかで偏見を持っている。というところもよかったです。 観ている時はあまりにも登場人物が理不尽なことでリンクしすぎているのでものすごく嫌な感じになったのですが所々で小さな奇跡みたいなのが起きて誰しもが不幸のまま終わらなかったので救われた気がしました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マット・ディロン (ライアン) | 竹野内豊あたりにやってもらいたい。 |
クラム CRUMB (1994) | |
2006年6月 | |
コミック作家のロバート・クラムとその家族の姿を描いたドキュメンタリー。 ロバート・クラムという人は知らなかったのですが代表作は「フリッツ・ザ・キャット」だそうでこれは見たことあって、この原作の人かぁと思いました。(本人的には不本意だったみたいですが)だけどこの人の作品はほとんどが子供に見せられないような内容のコミックばっかりで本人もものすごくカルト臭のする人で変な映画よりよっぽど面白かったです。 男3人、女2人の5人兄弟の大家族。暴力的な父親に育てられて兄さんは精神を病んで引きこもってしまうし、弟も一時期趣味が痴漢だったというものすごく奇妙な兄弟達なんですけどみんな絵が上手いというところは共通しているところが不思議というか興味深かったです。コミックに入れる独特のふきだしの文字もロバート・クラム本人がスラスラと書いていてこれには感心しました。 感心しているといえば子供の頃にノートに書いた漫画が今でも手元にあってあれこれ思い出を語るシーンなどはものすごく物持ちがいいなぁとある意味感動しました。 そしてロバート・クラムって作品に自分自身を投影しているようでそこのところや好みの女性のタイプがむっちり系で女子プロレスラー風の容姿がかなり好きみたいでウディ・アレンは若い子が好きみたいで女性のタイプは違うけど全体的にキャラクターがちょっとかぶるなぁと思いました 監督は「ゴーストワールド」や「バッドサンタ」のテリー・ツワイゴフといってなるほど特に「ゴーストワールド」なんかは未見なんですけど雰囲気分かるなぁと感じるのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (ドキュメンタリーなので今回はなし) |
グラン・トリノ GRAN TORINO (2008) | |
2009年5月 | |
妻に先立たれ子供たちからも煙たがられる孤独な老人ウォルトはある日、自分の車を盗もうとした隣に住むモン族のタオという少年と出会い次第に心を開いていくウォルトだったが・・・ クリント・イーストウッド監督主演最新作。 イーストウッド意外有名な俳優が出ていませんが全米では1億5000万ドル近い大ヒット。こういう渋い映画でもこれだけ大ヒットするから不思議です。これもイースウッドのカリスマ性なのでしょうか。 家族にも嫌われている偏屈な爺さんが嫌っている隣のアジア人一家と交流を深めていくというありがちな内容なのになぜかよく出来ていると思わせる力量ときたらイーストウッドの力量なんでしょうね。 最初の方は、イーストウッドが機嫌悪くなると狂犬のように唸る分かりやすさでちょっと笑ってしまったり、「女なんぞは男の影にすっこんどればよろしい」と思っている男尊女卑も真っ青な差別的な考え方のキャラクターでこれはダメかもと思いつつ話が進んで行けば行くほどイーストウッドがいい人に見えてくる(いい人なのですが)展開で最終的には感動しました。 モン族の姉弟コンビも弟の方は素朴でいかにも使いパシリにされそうなルックスでよかったし、そんな弟思いの姉も気が強くてちょっとブサイク目?みたいなところも完璧で気に入りました。あと序盤で弟がチンピラな従兄弟に絡まれてニヤニヤしていて何でかなと思っていたらさりげなくモン族は怖くなると自然とそうなってしまって消してバカにしているわけではない。とサラッと姉が解説してくれる親切設計なところもよかったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
クリント・イーストウッド (ウォルト・コワルスキー) | 不器用ですからでお馴染みの高倉健で。 |
グリー ザ・コンサート 3Dムービー LIMITLESS (2011) | |
2011年11月 | |
あの「glee」のコンサートがスクリーンに。しかも3Dで。 ジャスティン・ビーバーといいハンナ・モンタナといい最近はこの手のコンサート3D映画がはやっているんですね。 一曲目の「Don't Stop Believin'」から観客のボルテージは最高潮。この先どんれだてテンション上がっていくのかと思ったらブリタニーのソロですよ。ダンスが上手すぎて最高です。 グリークラブのメンバーが全員出ていてしかもウォーブラーズも出ているところがいいですよね。 と楽しいんですけど一曲終わるごとに、いかにも負け犬系な少年少女たちのインタビューが挟み込まれてテンションが下がります。これ何とかならないんでしょうか?コンサートなんだからぶっ通しで観たいんですけどと何度も思ってしまいました。これさえなければもっと楽しめたのに・・・ でも一番のお気に入りのサンタナがものすごく歌っていて嬉しかったです。出世しましたよ。最初の頃はクインの意地悪な友達の一人としてのキャラクターかなと思っていのですが、シーズン1の終わりころからソロも歌うようになってシーズン2ではサンタナのビッチさが顕著になっていてドラマも盛り上がってきた感じがそのままコンサートに反映された感じです。「Valerie」なんて楽しそうに歌っていてよかったです。 クインとサム(一見誰だか分からなかった)のデュエットは地味でした。でもファンの子たちはものすごい声援を送っていたので「glee」のファンは誰が好きとかじゃなく「glee」が好きなんだなと思いました。 このコンサートはシーズン2で飛躍したサンタナ、ブリターニー、マイクが結構目立っていたのも印象的でした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (コンサートなので今回はなし) |
グリーン・ゾーン GREEN ZONE (2010) | |
2010年5月 | |
陸軍のロイ・ミラーはイラクで大量破壊兵器を捜索していたが一向に見つかる気配はなかった。そんなある日、CIAのブラウンに声を掛けられたミラーは独自に調査を開始するのだが・・・ マット・デイモンの社会派よりのアクション映画。 アメリカ政府告発ものという感じですが最終的にはマット・デイモンのヒーロー映画になってしまっていて「ハート・ロッカー」と比べると確かにスケールがでかいのは分かるのですが内容的には今一歩という感じがします。 「ボーン」シリーズの監督ということで見せ方がそっくりな感じで(マット・デイモンがグレッグ・キニアに電話するシーンは特に)新しさは感じられないところもちょっと残念。 とは言え、キャスティングは渋いところで固めてこれが意外な人ばかりな割にはしっくりはまっていてこれはとてもよかったと思います。グレッグ・キニアの一見、物腰穏やかそうな外見とは裏腹に腹黒いキャラクター。kyサリン・ビグローみたいな見た目になっていたエイミー・ライアンの記者。極めつけは何かにつけてマット・デイモンの邪魔をしてくる鬼軍曹みたいなキャラクターをジェイソン・アイザックスが演じているのですが、この人「ハリー・ポッター」シリーズでドラコのお父さん役やっていた人なんですよね。見た目も体型も全然違うのでこれはビックリしました。何か「G.I.ジェーン」の鬼軍曹をやった時のヴィゴ・モーテンセンを思い出しました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
マット・デイモン (ロイ・ミラー) | 正義感の強そうな小栗旬で。 |
グレッグ・キニア (クラーク・パウンドストーン) | 阿部寛に狡猾な役をやってみてもらいたい。 |
グリーン・ホーネット THE GREEN HORNET (2010) | |
2011年2月 | |
すき放題に暮らしていたブリットはある日新聞社の社長の父親が急死したことを知らされる。社長になったブリットは正義感に燃え運転手のカトーと共に悪党を退治し始めるが・・・ ミシェル・ゴンドリーがテレビシリーズを映画化。 ミシェル・ゴンドリーといえば「エターナル・サンシャイン」が有名ですが個人的にはミシェル・ゴンドリー作品苦手なんですよ。唯一よかったのが「僕らのミライへ逆回転」くらい。ということであまり期待はしていなかったのですが、やっぱりどことなく微妙でした。 こういうタイプの映画だからミシェル・ゴンドリーっぽくないなと思っていたのですが主人公に共感するところが全くなかったのが微妙だったんですね。金持ちなのはいいのですが、わがままなので一応ヒーローなのにイラッとするところが多々あるんですね。かといって相棒のカトーも頑張っていはいるのですが、ビジュアル的に華がないのがちょっと辛いです。 そして何故かキャメロン・ディアスが秘書という役どころで登場するも「チャーリーズ・エンジェル」みたいに戦わないから物足りないし、面接の時に色々あるみたいなことを言って過去を匂わせておきながらそこのところが全く解明されずに終わったとkろおもなんだか中途半端でした。 ゆいいつ良かったのは敵のクリストフ・ヴァルツだけでしたね。マンガみたいなちょっとイカれたボスを楽しそうにやっているところと差やられっぷりがあっぱれでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
セス・ローゲン (ブリット・リード/グリーン・ホーネット) | 見た目の雰囲気はインパルスの堤下敦。 |
ジェイ・チョウ (カトー) | イメージは伊藤淳史という感じでしょうか。 |
キャメロン・ディアス (レノア・ケース) | 観月ありさあたりにやってもらいたい。 |
クリストフ・ヴァルツ (チュドノフスキー) | 唐沢寿明がやったら面白いと思います。 |
グリーン・ランタン GREEN LANTERN (2011) | |
2011年10月 | |
ある日宇宙から不時着した宇宙船に呼び寄せられたハル・ジョーダンは宇宙警察機構「グリーン・ラ ンタン」の一員に選ばれてしまうのだが・・・ 新たなアメコミものがまた映画化。 「グリーン・ランタン」というコミックはアメリカではお馴染みっぽいのですが日本では知名度が低いみたいで初めて聞きました。アメコミものってハズレはなくてこれもハズレてはいないと思うのですが宇宙人たちの見た目が魅力的じゃないのが辛いです。全体的に気持ち悪いんですよね。宇宙警備機構ということで人間が一人もいないところだから仕方がないのですが何かもっとカッコいいキャラクターはいないものだろうかと思ってしまいました。 主役のライアン・レイノルズとヒロインのブレイク・ライヴリーは美男美女でいい感じでしたが、グリーン・ランタンに変身後のルックスがバットマンのマスクを緑にした感じで微妙。 ブレイク・ライヴリーの役の設定が戦闘機を乗り回しつつ会社も経営?みたいなありえない設定がすごかったです。何だかすべてが強引すぎてこういうものなのかなと思えてしまいまいた。 しかしながら悪役のピーター・サースガードは思い切った演技をしていてよかったです。そのお党三役もティム・ロビンスってところも強烈。あと研究所に出てくる責任者の人がどこかで見たことあるなと思ったらアンジェラ・バセットでした。懐かしかったです。ティムもアンジェラも別にこの二人じゃなくていい感じの役というのも無駄に豪華で、嫌いじゃないけど色々と強引ですよねという映画なのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ライアン・レイノルズ (ハル・ジョーダン/グリーン・ランタン) | 山田孝之にヒーロー役をやってもらいたい。 |
ブレイク・ライヴリー (キャロル・フェリス) | 戦闘機もい似合いそうな黒木メイサで。 |
ピーター・サースガード (ヘクター・ハモンド) |
小出恵介あたりにお願いしたい。 |
クリスティーナの好きなコト THE SWEETEST THING (2002) |
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2003年3月 | |
深入りしない恋愛をいつも楽しむクリスティーナはある日親友ジェーンの失恋を慰めるためクラブにコートニーと3人で出かける。そこでピーターという男に出会い最初は険悪なムードの二人だったがやがて意気投合するも本気になったと気づいたクリスティーナは逃げ腰になる。 そんなクリスティーナをコートニーはピーターの元へと向かわせるが・・・ 一言でいうと、「不レンズ」と「セックス・アンド・ザ・シティ」を足して2で割ったような感じの内容。 きわどい台詞がわんさか出てくるこの映画、でもなぜかキャメロン・ディアスが言うと下品に感じないんですよね、不思議と。 この手の映画の主人公って住んでいるところは結構ゴージャスなのに職業が謎なんですよね。そして友達はというと、弁護士とか高級ブティックの店員なんかのいい仕事に就いてるんですよね。 キャメロン・ディアスはこの手のジャンルは得意だから安心して見ることができたんで特に不満はないかな。それはともかくやっぱりセルマ・ブレアはコメディ・センスあるし真面目そうな外見からは想像できない大胆な演技、やっぱりすごい。 もう一人の親友役のクリスティーナ・アップルゲイトは確かにセクシーだけど、なんか横顔がミニー・ドライバーを若くしたような感じだった。 一番の問題はキャメロンのお相手がいまいち地味というか釣り合っていないというか。まぁぴったりの相手は誰だと言われると困るんですけどね。この相手役がバッチリだったら★4つにしたのになぁ。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
キャメロン・ディアス (クリスティーナ・ウォルターズ) |
きわどい台詞が下品に感じそうにないのは、藤原紀香か? |
クリスティナ・アップルゲイト (コートニー・ロックリフ) |
オセロの中島知子で。なんか親友の恋におせっかいそうな所がね。 |
セルマ・ブレア (ジェーン・バーンズ) |
真面目に見えてコメディセンスのある深津絵里で。 |
トーマス・ジェーン (ピーター・ドナヒュー) |
筒井道隆あたりの地味目のところで。 |
グリッター きらめきの向こうに GLITTER (2001) |
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2002年1月 | |
”世界の歌姫”マライアの初主演映画。 ストーリーはマライア扮するバックシンガーが人気DJに見出されて歌手としてデビューするが、逆にDJ以上に人気が出てしまい・・・みたいな内容です。 しかし、この映画、はっきり言って駄作。マライアの歌がなかったら、確実に★0。 今年のラジー賞に絶対ノミネートされるよ。 何が駄目って、ずばり役者でしょう。役者って言うか主要な登場人物が、マライアのお友達のミュージシャン達で構成されているのがまずいっしょ。演技経験ないマライアを主役にするなら回りはちゃんとした俳優を使えばそこそこいけたと思うけど。 次回作の「Wisegirls」はたのむよマライア。(ミラ・ソルビーノ共演だし・・・) |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
マライア・キャリー (ビリー・フランク) |
マライアが世界の歌姫なら、日本の歌姫、アユことは浜崎あゆみを。 アユでぇーす。みたいな。 |
マックス・ビースレイ (ジュリアン・ダイス) |
DJ役には、今もあの手この手でしぶとく生き残っている、小室哲哉を。 |
クリビアにおまかせ! JA ZUSTER, NEE ZUSTER (2002) |
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2004年12月 | |
サクラ草通りで療養所を経営するナースのクリビアはそこの住民と楽しく暮らしているのだが彼らを嫌う大家のボーデフォルはクリビア達を追い出し高級な老人療養所を建てようと企んでいて・・・ オランダ発のミュージカル・コメディ。オランダじゃ大ヒットしたと聞き確かオランダのサザエさん的な内容で売り込んできた記憶のあるこの作品。ちっとも楽しくなかったです。そもそもミュージカルって現実離れしたゴージャス感がいいと思うんですけどこの映画は「ご近所ミュージカル」だから夢がなさすぎです。別な意味で現実離れしていますが・・・ 療養所だから住人は少し風変わりでクリビアを時たま困らせるけど楽しく暮らしているって言うけど少し風変わりってイタイ人達でしょ?そいつらが大騒ぎするんじゃそりゃ大家も追い出したくなるさ。それにこれレトロだったらいいんですけど登場人物もギャグも古臭いんですよ。 クリビアなんかサザエさんと謳われているけどこのキャラクターについていけなかったのが辛いところです。クリビア二重アゴがすごいおばさんなんだけどこの二重アゴとたくましい二の腕で可愛らしいアイドルポーズをきめられても観ているこっちはどうしていいか困ります。 この不思議ちゃん感覚の映画を推しているのが藤谷美和子、こずえ鈴といった天然系キャラだから彼女らの感性が同じ人はきっと大いに楽しんだんだろうなぁと思うのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ルス・ルカ (クリビア) |
戸田恵子クラスのおもしろこと出来る人なら楽しめたと思います。 |
クリミナル CRIMINAL (2004) | |
2006年4月 | |
カジノで詐欺を働いたものの失敗し捕まりそうになった青年ロドリゴを救ったプロの詐欺師リチャードはロドリゴと手を組み妹のヴァレリーの働くホテルで70万ドルのやまを持ちかけられるのだが・・・ ジョン・C・ライリーの未公開クライム・サスペンス?もの。いつもパグ犬のように申し訳なさそうにしているジョン・C・ライリーが凄腕の詐欺師で若いパートナーにあれこれ詐欺のテクニックを得意気に伝授する姿はいつものジョン・Cらしくなくものすごく新鮮です。しかも妹はマギー・ギレンホールというこれまた説得力ある絶妙のキャスティング。 話も70万ドルのやまを詐欺師なので口八丁手八丁、あの手この手で上手いことやってのけようとすると邪魔が入り・・・となかなかテンポ良く進むし、ジョン・Cはジョン・Cで妹の体を使って取引を有利に進めていく非道っぷりも徹底していてよかったのですが最後のどんでん返しはあれはありなのか?と思ってしまいましたよ。 だってネタバレ→みんなでジョン・Cをはめていたんですよ。最初のカジノで捕まりそうになったときからもうはめられていたってことで、妹のマギー・ギレンホールなんて最後大喜びだし。こういう地味目に見える人ころ恐ろしいことをするもんなんです。それに圧倒的にジョン・C可哀想過ぎます。← こんな恐ろしい結末にする奴はどいつだ?と思ったら製作にソダーバーグ&ジョージ・クルーニーの名前があってあぁなるほどね。と妙に納得するのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョン・C・ライリー (リチャード・ガディス) | どちらかと言うと申し訳なさそうにしているタイプの高橋克実で。 |
ディエゴ・ルナ (ロドリゴ) | イメージは高岡蒼佑といった感じかな。 |
マギー・ギレンホール (ヴァレリー) | おとなしそうだけど実は何か企んでいそうな役を鶴田真由にやってもらいたい。 |
クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち LES RIVIERES POURPRES 2 - LES ANGES DE L'APOCALYPSE (2003) |
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2004年6月 | |
由緒ある修道院で壁にかけられた十字架から血が流れ出す怪奇現象が発生する。調査に来た刑事のニーマンスは壁の中に死体が埋められていることを発見する。一方そのころ若い刑事レダはキリストにそっくりの傷だらけの男と遭遇する。やがてニーマンスはレダの遭遇した男が事件に関わりがあると確信するのだが・・・ 「クリムゾン・リバー」の続編とはいってもジャン・レノが同名の役で出ているってだけなんですよね。まぁ言ってみればトミー・リー・ジョーンズが「逃亡者」の次に「追跡者」をやったみたいな感じでしょうか。 前作のラストじゃすんごいどんでん返しでびっくりさせてもらったけど今回はどんでん返しどころかそのまんまの展開で逆にびっくりさせてもらいました。登場時間短かかったクリストファー・リーなんてどうせ悪役だろうと思ったらはい、そのまんまひねりもなく悪役。 キリストの十二使途に似た人たちが何者かによって次々と殺されていくわけですけど、殺された人たちが十二使途と同じ名前ってのは分かるけど職業まで一緒ってのはすごく強引じゃない?ありえないもん。それに物語上12人を殺していかなくちゃならないから最初は一人ずつ殺されていた人らも途中から案の定て3〜4人まとめて殺されていました。こりゃかなり手抜きだよぅ。なんか結局なんでこの十二使途に似た人たちが殺されたのか分からなかった。 ニーマンスとレダがお互い一つの事件につながるってのはよしとしてニーマンスがレダに指導していたとかいうエピソードがあってとってつけたようだなと思ったり最後なんてネタバレ→秘宝←をめぐってインディ・ジョーンズみたいな展開になっちゃって本当にわけが分からなくなってしまいました。 ヴァンサン・カッセルは続編に出なくて正解だったとしみじみ思うのでありました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! (渡る世間は鬼ばかりの出演者で) |
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ジャン・レノ (ニーマンス) |
意外にもジャン・レノと1才しか違わない佐藤浩市で。 |
ブノワ・マジメル (レダ) |
刑事役をやったらまだまだひよっこそうな伊藤英明で。 |
クルーレス CLUELESS (1995) |
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2004年8月 | |
ビバリーヒルズの豪邸に住むシェールは成績優秀の人気者。そんなシェールの楽しみは冴えない人たちをカップルにして幸せにすること。転校してきたダサい女の子タイも見事に変身させて喜んでいたのだが、自分の恋愛は全くダメなことに気がつくのだった・・・ ぎりぎりポケベルが存在していた10年前に時代を感じずにはいられなくって・・・おそらくアリシア・シルヴァーストーンの人気が絶頂期の頃の作品がこれでしょう。もうアリシアがムチムチしてなくてすらっとしていて本当にキュートです。しかもアリシア奔放なお嬢様役が似合っていてやりたい放題してもムカつかないところがいい。(この頃は) 当時リアルタイムで観ていたら見所はアリシアの可愛さだけになっていると思うんですけど、今じゃすっかり人気若手女優の仲間入りを果たしているブリタニー・マーフィがの新人時代が見られることが今となっては見所でした。ビバリーヒルズに引っ越してきたダサい転校生なんですけどダサいだけならまだしもコカイン大好きなおバカな学生でこの頃からすでにアホなキャラやってたんだぁ。と10年前からすでにブリタニーのキャラクターが形成されていたことに驚きます。 アリシアが冴えないブリタニーをイケてる女の子に変身させたはいいがいつの間にかブリタニーがアリシアより学校で人気者になっちゃうって展開がまさに今のこの二人そのまんまでちょっとばかりアリシアが不憫に思えたのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
アリシア・シルヴァーストーン (シェール) |
世話好きそうな元モー娘の安倍なつみあたりで。 |
ブリタニー・マーフィ (タイ) |
いつの間にか人気者になった上戸彩がこの役にかぶる。 |
クレイジーズ THE CRAZIES (2010) | |
2010年11月 | |
アイオワの小さな町で、平凡な人が次々と狂気に走る事件が次々に発生する。保安官のデヴィッドとラッセルは森の中の川に飛行機が墜落してその中の荷物から何かが流れ出していたことに気がつくのだが・・・ 1973年のジョージ・A・ロメロ版「ザ・クレイジーズ」をリメイク。 基本的にはオリジナルのロメロ版と展開は同じで技術もいろいろと発達しているので映像もスケールが大きいのですがあと一歩惜しいという感じは否めません。スケールが中途半端に大きいのかな?オリジナルは人もそれほどいなくて終末的な雰囲気が漂っていてショッキングなシーンは多くはなかったですが全体的に不安に感じさせるところが結構あったりしてその辺が怖かったのですが、リメイク版はそこのところが希薄で軍隊との絡みもただ暴力的なだけだったんですよね。 と内容はオリジナルと比べると残念な感じなのですが、俳優はティモシー・オリファントとラダ・ミッチェルという組み合わせがいかにもB級な雰囲気をかもし出していてよかったです。ティモシー・オリファントはこの手のジャンルでメキメキと頭角を現してきて今後が楽しみだい、ラダ・ミッチェルは相変わらず綺麗なんですけど幸薄顔がいい感じでした。 ティモシー・オリファントの部下に何だか見た事ある人がいるなと思ったら「アクロス・ザ・ユニバース」で主人公の友達役で出ていた青年でした。この人はあの頃と比べて雰囲気が全然変わっていて役作りが上手かったと思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ティモシー・オリファント (デヴィッド・ダットン) | 田宮二郎にお願いしたい。 |
ラダ・ミッチェル (ジュディ・ダットン) | 幸薄なイメージの叶順子で。 |
ジョー・アンダーソン (ラッセル・クランク) | 弟分という感じの川口浩で。 |
クレイジー・ハート CRAZY HEART (2009) | |
2010年6月 | |
かつて人気だったカントリーシンガーのバッド・ブレイクは弟子だったトミーの前座の話が持ち込まれるほど人気も落ち目で酒びたりの生活と送っていた。そんなある日、取材を受けることになり記者のジーンと親しくなるのだが・・・ ジェフ・ブリッジスがついにアカデミー賞の主演男優賞を受賞した話題作。 世間の評判がものすごくいいので期待していたのですがピンと来なかったです。アカデミー賞はアル中の役が好きだし批評家が喜びそうな映画だし、この手の映画はもうちょっと大人になってから楽しむものなんだなぁと思いました。シングルマザーのマギー・ギレンホールがよいどれカントリーシンガーのジェフ・ブリッジスにコロッといっちゃうところも理解できなかったですし。 個人的にはこういう映画より「チャーリーズ・エンジェル」や「セックス・アンド・ザ・シティ」みたいなアラサー以上の女子が色々な意味で体を張っているコメディを観ていた方が断然楽しいです。たとえラジー賞にノミネートされたとしても。 とはいっても個人的によかったところはもちろんあって、ジェフ・ブリッジスの弟子で今は売れっ子になったカントリーシンガーのコリン・ファレル。常に恩師の心配をして仕事も回してくれるんですよ。これコリン・ファレル史上もっともいい奴でした。そしてコリン・ファレルはアクション大作の主役なんかもやりますが、こういうこじんまりした作品で脇役をやるとかなりいいということが分かりました。コリン・ファレルの魅力再発見という感じです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェフ・ブリッジス (バッド・ブレイク) | ちょっとカッコよすぎるんですが岩城滉一で。 |
マギー・ギレンホール (ジーン・クラドック) | 鶴田真由あたりでお願いしたい。 |
グレート・ビギン GENESIS (2004) | |
2006年1月 | |
生命はどこから来たのか?という永遠の謎に迫るネイチャー・ドキュメンタリー。 ドキュメンタリーは苦手なんですけどこれは予告編を観た時に子宮の中の胎児が歩いていたりするシーンがあったりして単純にこれどうやって撮影したんだろう?という興味があったしこれなら眠くならいだろうと思って観に行ったのですがやっぱり途中で眠くなって改めてドキュメンタリーは苦手だなぁと感じました。 観ていて一番面白かったのはなんといっても肉食動物の捕食シーン。音楽が悪そうなのに笑ってしまいましたよ。それに蛇が自分の顔よりかなり大きめな卵を丸飲みするシーンなんて口が裂けるんじゃないかって勢いで飲み込むところがすごい。蛇って目がつぶらだから必死の形相に見えるところはなにもそこまで無理して自分の体より大きい卵を飲み込まなくても・・・と笑えます。 丸飲みにした卵は体の中で割って殻だけ吐き出すシステムも実際見てみると殻が食道?を傷つけることなく上手に吐き出したり卵がどうして食べ物ということが分かるのだろうとか、生物の体の構造って良く出来ていて不思議だなぁと思うのでした。 一つ一つの動物達の生態の映像がもうちょっとじっくり観ることができたらもっとよかったんでしょうけど撮影の大変さを思うと贅沢は言えませんね。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (登場人物不在のためなし) |
黒い家 BLACK HOUSE (2007) | |
2008年4月 | |
保険会社で働き始めたばかりのジュノはある日「自殺の場合、保険金は受け取れますか。」という奇妙な電話の応対をするがその時自分の名前を名乗ってしまう。。やがてジュノを指名した顧客の依頼を受け自宅に向かうのだが・・・ 森田芳光監督版の同名映画を韓国の新人監督がリメイク。 日本版とほぼ同じ感じで話は展開していき原作は読んでいないのですが日本版よりさらに原作に忠実らしいのですが個人的にはユーモアの要素が満載だった日本版の方が断然好きです。 主人公に感情移入しづらかったのもありますが全体的にメインの4人の中でよかったのは西村雅彦がやっていたチュンベ役の人がものすごく不気味でよかったくらい。 大竹しのぶのキャラは性格が違っていたし、大竹しのぶの「乳しゃぶれ!」が強烈過ぎてそれを超えることはできていなかったのですが、なにより序盤に不気味な存在を放つ旦那より強烈なオーラを出していなければいけないのにそれを超えることが出来ていなっかったのが物足りなかったところでしょうか。原作には忠実なんでしょうけど。 大塚寧々似で強面の男に本性を現して罠にかけて力ずくで引きずり回すところもなんかちょっと違和感ありました。 とはいっても全体的に日本版よりスラッシャー度と残酷度は大幅アップで例の夫婦の住んでいる家(昔銭湯だった場所)でのクライマックスは「テキサス・チェーンソー」とか「ソウ」シリーズを彷彿とさせる独特の雰囲気があってホラーを観ているなぁという感じは十分堪能できました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ファン・ジョンミン (チョン・ジュノ) | 内野聖陽というより加瀬亮という感じでした。 |
ユソン (シン・イファ) | 大塚寧々にものすごく似ていました。 |
カン・シニル (パク・チュンベ) | 不気味な高橋克実といった感じでしょうか。 |
キム・ソヒョン (チャン・ミナ) | イメージ的には遠山景織子という雰囲気でした。 |
黒いジャガー SHAFT (1971) |
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2004年6月 | |
私立探偵のシャフトはハーレムのボスバンピーから誘拐された娘を救出するように頼まれる。やがてシャフトは今は過激な活動家で昔は相棒だったベンとともに娘の捜索を始めるのだが・・・ アイザック・ヘイズのテーマ曲に乗って地下鉄の階段を駆け上がり渋滞の道路を横切るシャフト。かっちょえー。っと期待が膨らんだもののもう一つもの足りなかったところがあったかな?娘の捜索を頼まれたシャフトが結局マフィアがらみの大騒動に巻き込まれるって展開がいたってオーソドックスなのはまぁいいんですけど、一応ジャンルとしてはブラックスプロイテーションだからそれらしさがもうちょっとほしかった。まずシャフトが白人警官とつながりがあるってところが個人的にダメじゃないんですけど、このジャンルは差別される黒人が暴力を振るった白人警官にガツンと一発かますって醍醐味があると思うんですけど今回それがないでしょ?あと麻薬も必須アイテム。麻薬のやりすぎで身内や仲間が命を落としたり痛い目にあって主人公は麻薬の世界から足を洗おうとしたりするんですけど麻薬の存在感薄かったもんなぁ。このジャンルは麻薬と暴力と人種差別があってなんぼなんだよなぁって勝手に自分の中のブラックスプロイテーションのイメージで鑑賞してしまったので単なる探偵アクションものに見えてしまったんですよね。それに娘をさらわれたハーレムのボス、バンピーも金は惜しまないから娘を探し出せ。ってところはいいんですけど、仮にもボスという立場で娘がさらわれる危険は重々承知のことだと思うのに涙をながしちゃいけないと思う。と音楽は本当に最高だったけど全体的にパンチが欠けていたかなと思うのでした。 なんでもこの「黒いジャガー シャフト旋風」「黒いジャガー アフリカ作戦」と続編が作られたようで予告編を見たんですけど、「アフリカ作戦」のほうは奴隷の格好しているのでカリスマ性がゼロである意味すごい作品になってそうでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
リチャード・ラウンドトゥリー (ジョン・シャフト) |
中年一匹狼という設定が内藤剛士あたりにぴったりかと。 |
モーゼス・ガン (バンビー) |
いかりや長介で。よく見るとこの人黒的でもあったんですね。 |
黒いジャガー シャフト旋風 SHAFT'S BIG SCORE! (1972) | |
2006年1月 | |
真夜中、シャフトの元に恋人の兄ケリーから緊急の電話で呼び出されるが経営する事務所が爆発して死んでしまう。共同経営者ケリーがマスコラという男から借金をしていることを知ったシャフトは調査を始めるが・・・ 「黒いジャガー」の第二弾。前作期待して分、結構普通の内容でちょっと拍子抜けしてしまったんで今回はあまり期待しないで観てみたらこれが前作より爆破シーンとかヘリを使った大掛かりな撮影があってなかなか楽しかったです。前作に出てきたいかりや長介似の黒人街の大物も再登場しているところもよかったし。 シャフトも今回恋人がいることになっていて、そんなのシャフトっぽくないと思っていたら敵方の女をちゃんと抱いて一安心?これぞシャフトってなものです。 それに大ボスはいつものように白人なんですが(これがちょっとケヴィン・スペイシー風)裏切り者の黒人にも厳しいところは相変わらずでシャフトはカッコいいし敵味方関係なく黒人達の着るコートは奇抜なんですけどこれまたかっこよくて憧れます。 あとニューヨークのスラム街とか鉄骨丸出しの建設中のビルとかとにかく一人で出歩いたら絶対強盗に襲われるだろうという恐ろしげな雰囲気とかもこのてのジャンルに不可欠な要素もばっちりあって前作よりもこっちの方が好きです。 テーマソングにシャフトのあの歌はなかったのですがアイザック・ヘイズの手がけた音楽は相変わらず決まっていて「黒いジャガー」シリーズはファッションとアイザック・ヘイズの音楽によるところの魅力が大きいと感じるのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジョセフ・マスコロ (マスコラ) | 大ボスって感じの役も観てみたい鹿賀丈史で。 |
黒いジャガー アフリカ作戦 SHAFT IN AFRICA (1973) | |
2008年2月 | |
事務所に戻ってきたシャフトは何者かに襲われ気がつくとアフリカの実力者から黒人奴隷売買の黒幕を暴く仕事の依頼rを強引に引き受けさせられシャフトは奴隷になりすますためにアフリカに向かうが・・・ 「黒いジャガー」の第三弾。 ニューヨークで男気溢れるオシャレなファッションとアイザック・ヘイズのイカした音楽が売りだと思っていたのでアフリカだと都会的センスが失われてしまうのではないかと思っっていたらアフリカでは確かに見た目は地味ですがニューヨーク→アフリカ(エチオピアらしい)→パリと世界をまたにかける内容的には意外に面白かったです。 依頼主の娘のアレメがビヨンセに見た目もファッションも何となく似ていてゴージャス。現地の言葉をシャフトに教えている間にいい関係になるというお約束のパターンあり、なぜか神出鬼没でアフリカにシャフトの危機を知らせに突然現れたりもするのですが教えようとしていた情報は既に知っているという意味のなさが何とも言えません。任務中だけどもちろんいちゃつきますし。 敵のボスの情婦もものすごい性豪という強烈なキャラクターでシャフトに抱かれたいからとわざわざアフリカまで行って実際シャフトに抱かれてメロメロになってボスのアマフィの情報をシャフトに教えてしまうという展開がすばらしいです。シャフトはやっぱり女にモテモテでした。 ボスのアマフィは出番が少ないので物足りなさそうなのですが顔とキャラが濃いからちょうどよかったです。 あと、音楽はアイザック・ヘイズじゃなくなっていますが(二作目も)それでも70年代を象徴する音楽はナイスでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
フランク・フィンレイ (アマフィ) | 悪徳商売をしてそうな役もいけそうな峰岸徹で。 |
ヴォネッタ・マギー (アレメ) | 年齢不詳のセクシー系、三浦理恵子で。 |
クロエ CHLOE (2009) | |
2011年6月 | |
大学教授の夫デビッドの携帯を見たキャサリンは教え子との浮気を確信し、夫の浮気を立証するために娼婦のクロエを雇い夫を誘惑させるのだが・・・ メインキャスト3人がここのところ売れっ子というラブサスペンス。 パッと観た感じでは一昔前の愛憎劇という感じで、「危険な情事」風な印象を受けたのですがちょっとパワー不足というか空回り気味だったきがします。 ジュリアン・ムーアは相変わらず気合が入っていて当然のように脱いでいてさすがだなと思ったのですが、巻き込まれる夫役のリーアム・ニーソンの巻き込まれ方がもう一つ中途半端。後半暴走したアマンダ・セイフライドを体を張って阻止するくらいのことをしてほしかったのですが意外と辛みが薄いのでそういうこともなかったです。 だんだんと猟奇的になっていくアマンダ・セイフライドもキャラクターというかバックボーンがしっかりしていないので、何でこういうことするのかがイマイチ分かりにくいんですよね。もったいないです。 監督は誰かなと思ったらアトム・エゴヤンですよ。なんだかものすごく社会派のイメージが強くてこういうタイプの映画を撮るとは思っていなかったのでビックリはしました。 それにしてもジュリアン・ムーアが産婦人科医でリーアム・ニーソンが大学教授ということでものすごくセレブなんですが家がガラス張り。この家はいくらセレブでも勘弁と思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリアン・ムーア (キャサリン・スチュアート) | 片平なぎさ的な感じの人がいいのかもしれません。 |
リーアム・ニーソン (デビッド・スチュアート) | ということで船越英一郎なんかどうでしょう。 |
アマンダ・セイフライド (クロエ) |
山田優あたりにお願いしたい。 |
クローサー 夕陽天使 (2002) |
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2004年8月 | |
とあるIT企業の社長を暗殺した「電脳天使」ことリンとクワンの姉妹はアメリカ帰りの刑事コンに執拗に追われるようになるのだが暗殺を依頼した黒幕にリン、クワンそしてコンも命を狙われてしまいお互い手を組むのだったが・・・ 女性三人の格闘ものってことで「チャーリーズ・エンジェル」風な内容でオープニングもワイヤーアクションで壁に引っ付いたりしてやけにスタイリッシュだったり、スー・チーの入浴シーンもあったり人がどこにいるか分かる衛星を使った装置が出てくるあたりももろチャリエン風じゃん。と思ったらそうでもなく中盤から変に重い内容で全く違っていました。なんていうか世代交代の話だったんですね。 なんてったってネタバレ→主役のスー・チーが撃たれたときは重症だけど生きていて終盤にピンチになったヴィッキー・チャオを助けにいくんだなと想像していたら最後まで出てこなかったからなぁ。本当に死んじゃったんだぁ。←ってなんか切ない気持ちになってしまいましたよ。 アジア映画は名前も顔も見分けるのが苦手なので、相変わらず敵が誰が誰だか分からなかった。なんか途中で日本人らしき男がいるなぁって思っていたら最強のボス役で出てきました。倉田保昭って人。この人今まで全然知らなかったんですけどやくざ映画とかアクション映画とかに昔っから出ている人でかなりその道では有名な人なんですね。とにかく日本刀を使ったアクションがすごくって、日本にもこんなにアクションで来た人がいたんだなって感心しました。 メインキャストに男がいない分カレン・モクが一人宝塚の男役状態で男勝りキャラを熱演していたけど、スー・チーと同じ年齢という設定はかなり無理があると感じたのでした。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
スー・チー (リン) |
しっかり姉さんキャラの印象が強い黒谷友香あたりで。 |
ヴィッキー・チャオ (クワン) |
ヴィッキー・チャオと石川梨華似ているような気がしないでもない。 |
カレン・モク (コン) |
男勝りといえばこの人、天海祐希で。 |
クローサー CLOSER (2004) |
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2005年6月 | |
四人の男女がくっついたり離れたりを繰り返す話。 舞台はロンドンでジュリア・ロバーツ(フォトグラファー)、ジュード・ロウ(小説家)、ナタリー・ポートマン(ストリッパー)、クライヴ・オーウェン(医師)とスタイリッシュな大人のラヴ・ストーリーと謳っていますが実際は「恋のから騒ぎ」で出てくるような面白エピソードをまとめた内容のコメディだった・・・ような気がします。 ここのところ「キング・アーサー」とかアンジェリーナ・ジョリーと共演した「すべては愛のために」とかで地味な面して場違いなんじゃねぇーの?と批判の多かったクライヴ・オーウェンがもういろんな意味で最高です。しょっぱなから仕事中に病院でアダルトチャットやっちゃうようなダメ男なんですけどそのチャット相手がジュード・ロウとは夢にも思わず興奮している姿にまずひと笑い。 その後ありえないことにジュリア・ロバーツと付き合うんですけど当然?ふられちゃうんですけど号泣しちゃうんですよ。罵り合ってたジュリア・ロバーツも「泣かないでよ。」としかたなく同情してもらっていたのにもうけちゃいます。 やけっぱちになってストリップにいったらナタリー・ポートマンがいて個室で踊ってもらって本当うれしそうだったし、最後もジュリア・ロバーツを寝取られたジュード・ロウにナタリー・ポートマンを寝取り返してジュード・ロウを泣かすというとんでもない展開は笑えます。ジュード・ロウまで泣くかと・・・ ジュード・ロウはすぐ立ち直りますけどなんかこのキャラのイメージは「アルフィー」っぽいんだろうなぁと感じました。 ナタリー・ポートマンの役どころが一番まともなんですが、ストリッパーという職業でドローになるといところが心憎かったです。結局ジュリア・ロバーツと寝てナタリー・ポートマンの裸を見てジュード・ロウを泣かしたクライヴ・オーウェンが一番もうけたなぁ。地味顔ながらなかなかの戦略家のようでクライヴ・オーウェンちょっとしたマイブームです。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリア・ロバーツ (アンナ) |
「汚れた舌」感覚で飯島直子に。 |
ジュード・ロウ (ダン) |
福山雅治が泣かされる役をやるとこんな感じになりそうで。 |
ナタリー・ポートマン (アリス) |
広末涼子をちょっと思い出してしまいました。 |
クライヴ・オーウェン (ラリー) |
暑苦しい感じが石原良純っぽくて。 |
クローバーフィールド/HAKAISHA CLOVERFIELD (2008) | |
2008年4月 | |
日本に栄転がきまったロブの送別会の真っ只中、突如ニューヨークの街が破壊されるが一台のカメラがその様子を収めていた・・・ 話題騒然、J・J・エイブラムスのドキュメンタリー風のパニックムービー。 予告編のお別れパーティーが始まるまでが若干長く感じられてまどろっこしいところもありましたが久しぶりに戦慄しました。怖かったです。 これはアイディア勝負でまさにやったもの勝ちといった感じで怪物がどこからやって来たかなんか関係なく偶然カメラをまわしていたらいきなり街が破壊されて怪物も映りましたよ。という作りなのでストーリーらしきものはほとんどなく、怪物もしっかり映っているわけではないのですがたまに映るからこそ怖さ倍増、効果抜群。地下鉄に逃げ込む時にかなりはっきりと怪物が映るのですがこれにはゾッとしました。あえて言うなら「サイン」でテレビニュースでエイリアンを撮ったビデオが放送されているシーンと同じくらいゾッとしました。(偶然なのかこれとほぼ同じようなシーンがこの映画にもあってこのシーンも衝撃的。) ネタバレ→怪物から人間よりひとまわり小さな蜘蛛のような昆虫系のクリーチャーが産み落とされてそれがいたるところに現れて、扉を開けたらそこにいるという状態ですかさず人を襲うところも怖いです。噛まれたら何だか知らないですが死んでしまうし。← 一応主人公のロブ(ロバート)があることをするために街に戻るのですが仲間たちもこうなったらやけくそみたいな感じで一緒に行動するところは無茶なんですけど何となくその気持ち分かると思ったりカメラマンの言動のほとんどがイラッとするのですがそういう細かい描写がリアルに作られていて感心しました。 それにしても自由の女神の首が飛んできたり、エンパイア・ステート・ビルが崩壊して怪物が暴れまわるのをドキュメンタリー風に仕上げるなんてつくづく技術の進歩って早いしすごいですね。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ロブ(ロバート)とその仲間達 | やはり無名の俳優の人たちにやってもらいたい。 |
黒く濁る村 MOSS (2010) | |
2010年12月 | |
20年以上会っていなかった父親の訃報を聞き、ユ・ヘグクは父親の住んでいた村へやってくるが、疑念を抱いたヘグクは父の死の真相を調べ始め・・・ 韓国映画お得意の暴力的なサスペンス。 割と早い段階で村の秘密が分かってしまうのですが、田舎町で起こる事件。暴力的な刑事と登場人物たちの黒い過去と韓国映画のこういったジャンルのサスペンス映画では定番の設定がこれでもかと出てきて飽きさせません。 それといきなり映画の世界に放り込まれて主人公の状態が何がなにやら・・・という状態で初めは戸惑うのですがそれも最初だけですんなり状況が把握できます。 内容はあまり書けないのですがとりあえず、主人公が何だか自分勝手な感じなところが斬新。共感してもらえる味方がいないから単身で真相を調べるのですですが、因縁のある検事が文句と悪態を付きながらも何だかんだいって協力しあっているところが男の友情と言う感じがしてよかったです。 実録ものじゃないので地下で主要メンバーの家が繋がっていたり、唯一のメインキャラでの女性が時代背景を考えると若すぎるのではないかとちょっと気になるところがあるのですが、全体的には勢いで押し切っているところも悪くはないです。 過去のシーンが多いので村人達の若い頃と現在のシーンで特殊メイクも自然でこういうところを日本映画も見習ってもらいたいなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
パク・ヘイル (ユ・ヘグク) | 好感度の低い西島秀俊という感じでした。 |
チョン・ジェヨン (村長/チョン・ヨンドク刑事) | ものすごく中川家の中川礼二に似ているなと思って気になって仕方がありませんでした。 |
ユ・ジュンサン (パク・ミヌク検事) | 個性的な伊勢谷友介にお願いしたい。 |
クロコダイルの涙 THE WISDOM OF CROCODILES (1998) | |
2007年6月 | |
青年医師のスティーヴンは自分を愛してくれる女の血を吸わなければ死んでしまうという奇妙な体質で次々と犯罪を重ねていた。そんなスティーヴンの前にアンという女が現れやがて二人は愛し始めるのだが・・・ ジュード・ロウのちょっと変わった吸血鬼?もの。 今から大体10年くらい前の作品ですがちょうど「ガタカ」で注目され始めた頃だけあってフレッシュですねジュード・ロウ。次々と女達に言葉巧みに近づきお愛されては血を吸って命を永らえる魔性の男役はこの頃のジュード・ロウにもってこいの役。 ジュード・ロウが本気で愛してしまい血を吸うに吸えない恋人がそこまで惚れるか?とい微妙な感じで性格もちょっと気まぐれ気味で何かしっくりこないところとチンピラとの絡みは余計で話が浅くなっている気がしました。 最後はもちろん自分が血を吸わないと死んでしまうということを告白するけど逆にあれだけジュード・ロウに熱心だった彼女の方は引いてしまい、こういうところを見ると恋愛はお互いの好きな気持ちが50パーセンずつにバランスをとるのはまずありえないんだなぁと実感しました。 ジュード・ロウのアイドル映画なので内容はもうひとつでもこれはファンにはたまらない作品になっているんだろうなと感じました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュード・ロウ (スティーヴン・グリルシュ) | オダギリジョーあたりにやってもらいたい。 |
エリナ・レーヴェンソン (アン・レヴェルズ) | そして相手役は麻生久美子にお願いしたい。 |
クロッシング BROOKLYN'S FINEST (2009) | |
2010年11月 | |
退職間近のエディ、家族のために新居の資金が欲しい麻薬捜査官のサル、潜入捜査官のタンゴの三人の刑事たちがブルックリンで交錯していく姿を描いたサスペンス。 内容が重そうだし2時間以上もあるのでどうかなぁ。と思っていましたが骨太で3人ともそれぞれ行き詰っている感じが上手くて、気がつけばあっという間に終わっていました。それぞれ関係なさそうなのですが綺麗にひとつの点が繋がる感じもよかったです。 事なかれ主義で年下の同僚に馬鹿にされこれといった手柄もないまま定年を数日後に控えたリチャード・ギアのエピソードは序盤が地味なのですが、後半はスリリング。 イーサン・ホークは家族のために家の頭金が欲しくて現場に現金が山のようにあって喉から手が出るほど欲しくて魔が差しそうで差さないジレンマみたいなものがイーサン・ホークにぴったりですごく良かったです。奥さん役がリリー・テイラーというのも渋くていいです。 ドン・チードルのエピソードが個人的には面白くて、出所したボスのウェズリー・スナイプスというのがこれまた迫力があっていいのですが、ややその威厳もかげり気味。ドン・チードルの上層部に入って生きた新しいボスのエレン・バーキンはスナイプスを陥れたら潜入捜査官を卒業させてあげると脅迫気味に命令してきて、潜入捜査官とはいえいつの間にか芽生えた友情と自分の人生に苦悩するというところが切ないです。それにしてもエレン・バーキンが出番が少なかったですが妙に高圧的で怖かったです。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
リチャード・ギア (エディ) | 枯れた感じの役所広司で。 |
イーサン・ホーク (サル) | 保阪尚希あたりにお願いしたい。 |
ドン・チードル (タンゴ) | 存在感のある香川照之で。 |
ウェズリー・スナイプス (キャズ) | 強面の遠藤憲一で。 |
黒の怨 DARKNESS FALLS (2003) |
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2003年12月 | |
かつて抜けた乳歯を持っていくとコインに変えてくれるマチルダと呼ばれる老婆がいた。しかしある日子供が行方不明になり疑われたマチルダは殺されてしまった。マチルダは自分の姿を見たものを死に追いやるのろいをかけ死んでいった。 そして現代、カイルは母親とともにマチルダの姿を見てしまい、母親は殺されてしまった。それから12年後、幼なじみのケイトリンから弟のマイケルが異常に暗闇を怖がると相談を受け、カイルはマイケルがマチルダの姿を見たと確信するが・・・ オカルト・ホラー「ダークネス」と同じ暗闇の恐怖を扱っていますけどこちらは古くから言い伝えられてきた伝説系のホラーで(どちらかというと「リング」のような感じ)なかなかスリリングでしたよ。 歯の妖精と呼ばれているマチルダの姿もいき過ぎたクリーチャーとかじゃなくて適度に怨霊っぽく描かれている姿もよくって、最後にもちろん陶器の仮面が落ちマチルダの素顔が明らかになるわけですけど、これも過剰な感じじゃなくてちょうどいい感じでバランスが取れているんですよね。 しかもこのマチルダは動きがすばやいだけっていう設定なので、一人ずつしか血祭りにあげられないというのが律儀というかほほえましいというか。(怨霊なんだから念力とかものを飛ばして殺したり出来そうなものだけど) 出演者も久しぶりに主演の二人はもちろん脇役の俳優達も全く知らなかったんで単純にストーリーを堪能することができてよかったですよ。しかも子役が特別かわいくない普通のそこら辺にいそうな子供ってところがちょっぴりリアリティがあってまたいいんですよね。 こういう伝説ものやグリム童話とかって実は結構残酷だったりして、観おわったらオリジナル・ストーリーを読みたくなるんですよね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
チェイニー・クレイ (カイル・ウォルシュ) |
目の下にくまがありそうな沢村一樹で。 |
エマ・コールフィールド (ケイトリン・グリーン) |
梨花あたりで。ホラー映画のヒロインはちょっと綺麗めで行動的じゃないと。 |