燃えよ!ピンポン BALLS OF FURY (2007) | |
2008年4月 | |
卓球の天才少年ランディはオリンピックで恥ずかしい負け方をして卓球を引退した。それから二十年あまりが経ち、悪党のフェンが開催する卓球大会に潜入し逮捕のきっかけを掴む依頼を何故かFBI受けたランディは卓球大会に出場するのだが・・・ この映画がまさか日本公開されるとはクリストファー・ウォーケンとマギー・Qが出ているおかげでしょうか? ジャック・ブラックとかウィル・フェレルあたりの作品にありがちな負け犬キャラがスポーツやって笑いをとるみたいなコテコテな内容で安定した面白さはありました。主役のダン・フォグラーという人を知っていたらもっと楽しめたのかもしれません。 クリストファー・ウォーケンが何故か元中国代表という設定でウォーケンの隠れ基地みたいなところで大会が開催されるのですが定番のおかしな日本文化満載(中国なのに)。日本代表もコスチュームがまわしをつけた関取スタイルという強引さというところで軽く笑いをとったり主人公のテーマソングがデフ・レパードというところが懐かしすぎて嬉し恥ずかし気分でお腹がいっぱいという感じです。 マギー・Qは何故か主人公の太っちょを好きになり濃厚なキスシーンありでカンフーシーンもありますが別の意味で体を張っているなぁと思いました。あと後半はものすごい濃いメイクなのですが前半のほとんどノーメイクみたいなナチュラル志向のほうが断然いいです。 ロバート・パトリックのカメオ的登場の仕方やこの手の作品ではよく見かけるケーリー・ヒロユキ・タガワなんかが出ていて何だか嬉しくなったりしたのですがジェイソン・スコット・リーがものすごいザコキャラで出ていたのを見てしまうとハリウッドも大変なんだなと切なくなってしまいました。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ダン・フォグラー (ランディ・デイトナ) | 映画の宣伝もしていたインパルスの堤下敦で。 |
クリストファー・ウォーケン (フェン) | 森本レオがこの役をやったら相当インパクトがありそう。 |
モーテル VACANCY (2007) | |
2007年12月 | |
離婚を心に決めたデビッドとエイミーは来るまで帰宅途中、車の故障で仕方なく途中にあった寂れたモーテルに泊まることにしたのだが・・・ ケイト・ベッキンセールとルーク・ウィルソンがスナッフフィルムのターゲットになってしまうスラッシャー系ホラー。 オープニングのタイトルロールがものすごく凝っていてつかみはOK。久しぶりにスタイリッシュなものを観たなぁとく感じです。ヒッチコック調だなぁと思っていたらやっぱりそれを狙っていたと生地に書かれていて納得。 内容は寂れた町や宿は何が起こるか分からないという定番のアメリカンホラー?でこのジャンルは好きだし、ルーク&ベッキンセールがこのジャンル手のジャンルに出るのも新鮮だったで楽しめました。 冷め切った夫婦という設定なのですが聞くところによるとルークとベッキンセールが実際にも不仲らしいという噂を聞いていたので何だか二人の関係がリアルに見えて絶妙です。 リアルといえば劇中に出てくるスナッフフィルムも妙に生々しいし犯人が精神的に追いつめてから殺しにかかるというところや殺人鬼の被っているマスクも見た事のない感じのタイプのマスクで気味が悪かったです。 ネタバレ→途中で助けに来た警官が無残に殺されたり、途中でモーテルにやってきた男がスナッフフィルムの買い付け業者だったりと←王道の展開で最後はもちろんベッキンセールがキレて犯人に立ち向かうという分かりやすい展開ですが上手いことまとまっていてシンプル・イズ・ベストなのでした。終わり方も70年代っぽくてよい。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ケイト・ベッキンセール (エイミー・フォックス) | 竹内結子&中村獅童でいっそのこと仲直りしてほしい。 |
ルーク・ウィルソン (デビッド・フォックス) | |
フランク・ホエーリー (メイソン) | 一昔前は異常な役が多かった佐野史郎で。 |
モール★コップ PAUL BLART: MALL COP (2009) | |
2010年2月 | |
警察官になれずショッピングモールで警備員をしているポールはある日強盗団に襲われたショッピングモールに一人立ち向かうのだが・・・ アダム・サンドラー製作のコメディ。 これ1億5千万ドル近い大ヒットしているから「俺たち」シリーズっぽい内容なのかなぁちょっと期待していたのですが、確かに「俺たち」シリーズっぽい要素はちょっとだけあったようななかったようなという感じなのですが、実際はかなり普通でこれが大ヒットした要因が不明です。 主演のケヴィン・ジェームズはアダム・サンドラーファミリーっぽいので顔は知っていたそれ以外は知りませんというくらい無名な感じの人ばかりでヒロインもショッピングモールで働いている設定なのですがまさにそんな普通の感じは逆にこの映画の世界に馴染んでいてよかったです。 とりあえず全てがさえない主人公は何だかんだで運良く強盗を一人づづ倒していくのですが、さえない人って無駄な動きが多いんですね。誰も見ていないのにいちいちでんぐり返ってから強盗団の様子を伺うところがうっとうしいのですが面白いです。 一応、どんでん返しなんかもあってショッピングモールが襲われてからはかなり面白くなってくるので前半の主人公がどれだけさえない人生を送ってきたかという割と切ないエピソードを乗り越えればそこそこ楽しめると思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ケヴィン・ジェームズ (ポール) | 劇団ひとりと大沢あかね夫妻にお願いしたい。 |
ジェイマ・メイズ (エイミー) |
モールス LET ME IN (2010) | |
2011年9月 | |
「ぼくのエリ 200歳の少女」をハリウッドでリメイク。 驚くほどオリジナルとそっくりな設定なのですがこちらの方が分かりやすく作られていてこっちの方が意外と好きかも。注目のクロエ・グレース・モレッツが出ているからかもしれませんが・・・ 話はそっくりで主人公のいじめられっ子もオリジナル版もいかにもな感じでしたがリメイク版も負けずにいじめられっ子感炸裂。女の子の方はオリジナルは中性的でしたけど、こりらは完全に女の子という感じ。オリジナルはここのところが重要だったのですが、リメイク版はそこのところスルーしていたのでこれはこれで問題ないかなと思いました。 展開が同じなので感想が書きにくいんですが、あとは雰囲気は断然オリジナルの方が雰囲気があってよかったです。ラストのプールのシーンとかも。ところどころオリジナルの方が完全に勝っていると思うところがあるのですが、クロエ・グレース・モレッツはやっぱりいいなと思える子でした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (子供が主役なので今回はなし) |
もしも昨日が選べたら CLICK (2006) | |
2006年9月 | |
仕事に追われるマイケルは出世こそが家族の幸せだと思い常に仕事優先の生活を送っていた。そんなある日マイケルは全ての電化製品を全て操作できる万能リモコンを探しに街に出かけるが怪しげな店員モーティから人生を操るリモコンを譲り受け・・・ 個人的にはアダム・サンドラーより断然ベン・スティラーの方が好きで同じ芸風なのにどうしてスティラー作品はビデオスルーしてサンドラー作品は普通に公開されるのだろうと不満に思っていて今回もサンドラー作品は公開されるんだなぁ程度にしか思っていなかったのですが油断していた分、感動をしてしまいました。 例えて言うなら映画版の「クレヨンしんちゃん」のちょっと下ネタと「ドラえもん」の便利グッズな部分を合わせて最後に感動を持ってきたというような感じでしょうか。 万能リモコンを手にしたサンドラーは嫌なことはスキップして楽しい時間だけ手に入れようとするけどリモコンも学習能力があってこれをやったらスキップするってことを勝手に憶えてあっという間に年を取ってしまうとし、じゃあやり直せばいいじゃんと思うけど巻き戻しまでは出来るけど肝心な人生のやり直しは出来ないという「ドラえもん」の便利グッズにありがちな落とし穴があってさりげなく教訓みたいなのを盛り込んでいるところが分かりやすくてよかったです。 サンドラー組みのショーン・アスティンがまた出ていてしかも意味なくパンツは赤ビキニというところが「50回目のファーストキス」と同じで笑えます。ショーン・アスティンはいい奴です。クリストファー・ウォーケンもすっかり怪優になってしまいましたが妙にしっくりきていましたよ。横暴な上司役はデヴィッド・ハッセルホフだったのですがベン・スティラーの「ドッジボール」にも出ていて彼はコメディアンに好まれるけっこう貴重な人なんだなと思うのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
アダム・サンドラー (マイケル・ニューマン) | ユースケ・サンタマリアあたりイメージにぴったりな感じがします。 |
ケイト・ベッキンセール (ドナ・ニューマン) | 老けメイク経験済みの鈴木京香で。 |
クリストファー・ウォーケン (モーティ) | 頭ぼさぼさのイメージがある伊東四郎で。 |
モナリザ・スマイル MONA LISA SMILE (2003) |
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2004年8月 | |
全米一保守的と呼ばれる名門女子大を変えようと美術史の教師キャサリン・ワトソンがやってくるのだがクラスのリーダー的存在ベティによって授業を妨害されてしまう。そんな中キャサリンは独自の教育方針で授業を始め次第に生徒の心をつかみ始めるのだったが・・・ 一癖ある生徒と次第に心を通わせるってあたりがミシェル・ファイファーの「デンジャラス・マインド」的でもありますが、こちらは優秀な学生だけに最初の嫌がらせが少女漫画の意地悪な登場人物がやりそうな無視したり告げ口したりで腹黒い感じがプンプンとします。普通ならえげつないなぁと思うんですけどこの嫌がらせするのがキルスティン・ダンストでぴったしはまっちゃって、しかもクラスメイトの行動を常にチェックしていて自分より幸せになる娘は陥れるという性悪さ。ここまで徹底すると逆に楽しかったです。ねちっこく嫌がらせするのが大物ジュリア・ロバーツですし。 まぁ最後もお決まりでネタバレ→先生やめないで!←的なパターンで涙をさそう演出。ちっとも涙は出ませんでしたけど・・・ ジュリア・ロバーツは普通でしたけどダンスト始めとする脇役たちが充実していました。「セクレタリー」とか最近、性に奔放な娘が定着しているけど、マギー・ギレンホールは今回も性に進歩的な役だけど人間的に懐の大きさが見えてますます今後注目していきたい若手だなぁなんて思ったし、ここのところよく見かけるマーシャ・ゲイ・ハーデンも結婚できないオールドミスの役をコミカルに演じていてジュリア・ロバーツ食っちゃってましたしね。見た目エリカ・クリステンセンに似ているジュリア・スタイルズも、クリステンセンは性悪系だけどスタイルズは正統派の優等生なんだと見分け方が分かったし「ボーン・アイデンティティ」の続編にも出演していたりと脇役に目がいく作品なのでした。 そうそう監督のマイク・ニューウェルは次の「ハリー・ポッター」を担当するそうですけどこの監督からハリポタって想像がつきませんが「アズカバンの囚人」もアルフォンソ・キュアロンで想像つかなかったんですよね。こういう意表をつく監督の方がハリポタも幅が広がりますね。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
ジュリア・ロバーツ (キャサリン・ワトソン) |
男気あふれるそのキャラが女性に好感もたれそうな天海祐希で。 |
キルステン・ダンスト (ベティ) |
嫌がらせっぷりに小沢真珠が一瞬頭をよぎり・・・ |
ジュリア・スタイルズ (ジョーン) |
優等生系の小西真奈美で。 |
マギー・ギレンホール (ジゼル) |
何を言われても明るく乗り切るところが保田圭のようで。 |
モンキーボーン MONKEYBONE (2001) | |
2007年10月 | |
売れっ子漫画家のステュは新作のモンキーボーンを完成させ気乗りのしないパーティーを恋人のジュリーと共に抜け出すが事故に遭い昏睡状態になってしまう。目を覚ましたステュの目の前にモンキーボーンが現れるのだが・・・ ブレンダン・フレイザー主演のダークファンタジー? 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」と実写が融合した感じだなぁと思っていたら監督はそのまんま「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督さんでした。 三途の川的なダーク・タウンのシーン(言われないと分からない猫娘役のローズ・マッゴーワンは好き)よりむしろモンキーバーンがブレンダン・フレイザーを騙して彼の体を乗っ取ってからの展開がすきなのですがブレンダン・フレイザーのモンキーボーンが乗り移った演技は最初はっちゃけすぎて観ている方が恥ずかしいくらいなのですがものすごくがんばっている感があって好感持てました。 だけど何といってもダントツによかったのは本物のブレンダン・フレイザーが人間界に帰るために無理やり与えられた体が元体操選手で臓器提供中という死人の体に魂が戻るのですがこの役をやった人(名前だけは聞いたことのあるクリス・カッタン)が最高でした。完全にブレンダン・フレイザーよりおいしい役どころである意味一番インパクトがあって目立っていました。 ブリジット・フォンダは単なる綺麗なお姉さんという役どころで終わっているところがもったいない気もするのですが何となく見る分には十分楽しい作品だと思います。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ブレンダン・フレイザー (ステュ) | モンキー系の佐藤隆太あたりで。 |
ブリジット・フォンダ (ジュリー) | 押切もえあたりの綺麗どころで。 |
モンスター MONSTER (2003) |
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2004年10月 | |
アメリカ初の女性死刑囚アイリーン・ウォーノスが一人の少女セルビーと出会いやがて逮捕されるまでを描いた作品。 この映画を観てセロン嬢がアカデミー賞を受賞したのはなんとなく分かりました、たとえ特殊メイクや体重増やさずにこの役やっていても受賞していたんじゃないかなぁ?渾身という言葉がぴったりでしたものセロン嬢。我がナオミ・ワッツは今回は相手が悪かったと思うのでした。 本物のアイリーン・ウォーノスは撮影中は生きていて公開されるときはすでに処刑されているところがなんだかドラマチックという言葉で片付けてはいけないんだと思うけれどなんだかすごい話しだよなぁと感じます。 連続殺人鬼って快楽殺人的に自己の欲求を満足させるために殺人を繰り返すものという印象が強かったんですけどこのアイリーンはいろいろな不運な境遇から殺人を繰り返すところが興味深かったりもします。 何かとセロン嬢の変貌っぷりに話題がいきがちですけどクリスティーナ・リッチもむかつくキャラクターだけど負けずに上手かったです。 なんつったって世間知らずの小娘のセルビーが意識している訳じゃないんだろうけど、次第に愛を逆手に「私のために娼婦で稼いで来い」的な事を言ってアイリーンをコントロールしてしまっているんですからね。今回の「モンスター」というタイトルはこのセルビーにこそふさわしいタイトルかなぁなんて思ったりしました。 |
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日本人バージョンはこの人で!! | |
シャーリーズ・セロン (アイリーン・ウォーノス) |
松下由樹なら余裕でこういった役出来そう。 |
クリスティーナ・リッチ (セルビー・ウォール) |
「火消し屋小町」で奔放な役も出来るんだぁと感心した、池脇千鶴で。 |
モンスター上司 HORRIBLE BOSSES (2010) | |
2012年1月 | |
ニック、デイル、カートの三人組はそれぞれ理不尽な上司の言動に悩んでいた。そんな時、お互いの上司を暗殺することを思いつくのだが・・・ 悪役の上司が豪華なリベンジコメディ映画。 映画好きには(特にコメディ)割と有名な俳優たちと豪華な悪役たちの相性とバランスがとてもよかったです。 独裁的なケヴィン・スペイシー、エロのジェニファー・アニストン、バカなコリン・ファレル。スペイシーはこれが素なんじゃないかと思いました。個人的にはこの上司が一番嫌。ジェニファー・アニストンとコリン・ファレルはすごく頑張っていたと思います。何か吹っ切れているところが観ていて気持ちがよかったですから。 個人的にはジェニファー・アニストンにやられるチャーリー・デイがやられる側で市場のも白かったかな?背が小さい感じとぼけが激しいところが面白い。仕返ししようとするけど、空回り気味でドジばかりなんですけど、どこか憎めないんですよね。ジェニファー・アニストンにセクハラされていますが、弱みを握られていて何ともしがたいところが顔と雰囲気に合っていていい。この人と、ジェイソン・サダイキスはコメディ映画のわき役でよく見けけますがこういう人たちがタッグを組んで主役をやって脇に豪華な俳優を持ってくるパターンの映画って何か知らないけど上手いことまとめてしかも痛快に終わるからいいですね。 これまた続きが作れそうなので続編やって欲しいですね。上司たちが復讐してくる感じで。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
ジェイソン・ベイトマン (ニック) | しっかりしている感じの山本耕史で。 |
チャーリー・デイ (デイル) |
阿部サダヲあたりにお願いしたい。 |
ジェイソン・サダイキス (カート) |
何となく加藤浩二あたりで。 |
ケヴィン・スペイシー (ケヴィン・スペイシー) |
キレたら怖そうな高嶋政伸で。 |
ジェニファー・アニストン (ジュリア) |
飯島直子あたりにお願いしたい。 |
コリン・ファレル (ボビー・ペリット) |
面白い感じの佐藤二朗で。 |
モンスターズ・インク MONSTERS, INC. (2001) |
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2002年4月 | |
モンスターシティは人間の子供の悲鳴をエネルギー源としている町で、子供を悲鳴を集めるモンスターズ・インクがあるが、子供は有害なものとして見られている。そこに人間の子供が紛れ込んでしまい・・・ 70年代のモダンなオープニングからばっちりきまっている映画、「シュレック」のようにストーリーはひねくれていなくストレートですが、「シュレック」より全然いいです。(CGの技術も) 人間の子供ブーがかわいくないじゃん。と思ってたのですが、実際映画を観てみる違和感なく、すんなりなじみましたね。 声優陣は今回、サリーがジョン・グッドマン、マイクがビリー・クリスタル、ウォーターヌース(社長)がジェームス・コバーン、ランドールがスティーヴ・ブシェミ、セリアがジェニファー・テイリーといった面々でなかなか豪華。 マイクのビリー・クリスタルが不評という噂をちらほら聞きましたが、そんなことは全くないと思いましね。 それにしても人間界の扉を運ぶレールみたいな所での追跡劇はそのまんまディズニーランドの新アトラクションになりそうな予感。(ぜひアトラクション化希望) CG系の映画ではこれほど満足したものはなかったんじゃないかな?ってなくらい大満足。 この映画でも変な日本が出てきました。畳の部屋に富士山。それとすし屋。 最後に、個人的にお気に入りのキャラクターは「CDAエージェント」。かなりたくさん登場しますが、一体一体が微妙に細かなデザインが違う所が◎ということで・・・ |
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日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
モンスターズ/地球外生命体 MONSTERS (2010) | |
2011年8月 | |
半分が地球外生命体の繁殖により危険地帯となってしまったメキシコでカメラマンのアンドリューは社長令嬢のサマンサをアメリカの国境まで送ることになるのだが・・・ 話題の低予算SF映画。 地球外生命体の地球侵略映画ではなく男女二人のロードムービーですね。これは。 低予算なので派手なアクション(爆発とか戦闘)はないのですが雰囲気的にはわりといい感じでした。同じ低予算のSFアクションの「スカイライン」と比べたらこちらの方が話を含めて全然よくできています。 が、しかし「スカイライン」との共通点を発見。主人公がダメンズなんです。ハリウッドのSF大作ならここで一発すごいことしてくれます。ということもなく、「スカイライン」では主人公がやることが割と裏目に出ていて役に立たない感じなのですが、この映画も主人公がネタバレ→一晩寝た女にヒロインのパスポートを盗まれるという←大失態。そりゃヒロインも起こりますという展開がこれだけにかかわらずちらほら。低予算SF映画はこういった意味でわりとダメンズ具合がリアルなのかなと思いました。 地球外生命体の造形は昔ながらの懐かしいイカ・タコ系といった趣でどこかノスタルジックでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
スクート・マクネイリー (アンドリュー・コールダー) | ダメンズでも許されそうな阿部寛で。 |
ホイットニー・エイブル (サマンサ・ワインデン) | 吉瀬美智子あたりにお願いしたい。 |
モンスター・ハウス MONSTER HOUSE (2006) | |
2007年1月 | |
DJの向かいの家に住むネバークラッカーは敷地に入るだけで人を追い返す奇人だがある日心臓発作で倒れてしまう。やがて無人となった家は近づく者を次々と飲み込み始めて・・・ スピルバーグ×ゼメキスのCGアニメ。家が人を食うと言う設定は大林宣彦監督のカルト映画「HOUSE」みたいでしたが「HOUSE」のソフトバージョンという感じでしょうか? 出てくるキャラは主人公はヤセで親友は太っちょ。女の子は優等生と定番のトリオ。しかし太っちょの言動がいちいち気に障り感情移入できず・・・他にもベビーシッターの性格がいまどきなんだろうけど悪すぎるし警官達もいちいち間抜けすぎて腹立たしいかったり登場人物に誰一人感情移入できないところが逆にすごいと思いました。お子様達はこういうドジっぷりが好きなんだろうなぁちジェネレーションギャップを感じるのでした。 と人物的には全然ダメだったのですが、話はさすがスピルバーグが絡んでいるだけあって家とお向かいの偏屈爺さんの秘密とかはよく出来ているなぁと感じました。家が大暴走しているのにこの町はゴーストタウンか?と思えるくらい人が出てこないところは大きく気になったのですが・・・ 偏屈爺さんがスティー・ヴ・ブシェミだったり性格が悪いベビーシッターの声がマギー・ギレンホールでより輪をかけて性格の悪い彼氏(当然家に食われる)がジェイソン・リーだったりキャスリーン・ターナーも出ていてかなり豪華。そしてやっぱり家をあけてしまう主人公のママはキャサリン・オハラなのでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
モンスターVSエイリアン MONSTERS VS. ALIENS (2009) | |
2009年7月 | |
結婚式の当日に突然空から降ってきた隕石に直撃してしまったスーザン。結婚式の最中に巨大化してしまったスーザンは軍に捕獲されてしまうが、突如現われたエイリアンを撃退するためにモンスターと共にエイリアンに立ち向かうことになるのだが・・・ ドリームワークスのCGアニメ。 最近流行りの飛び出る3D映画バージョンで鑑賞しました。 本編よりも予告でやっていた「クリスマス・キャロル」の雪の結晶の飛び出し具合が一番すごかったと思ったことは秘密にして、映画というよりは何というかアトラクション感覚で楽しめました。 ヒロインのスーザンの彼はニュースキャスターというかお天気お兄さん?なのですが出てきた時から性格が悪そうな予感がしていたらやっぱり性格が悪くて、なんだか上原謙のようなキャラクターでした。そんな上原謙風の彼氏にあっさり振られてスーザンはエイリアンが送り込んできたロボットと格闘するわけですが、この格闘シーンより話としては秘密裏に行われる政府の会議のシーンが色々な映画のオマージュが組み込まれていて楽しかったです。が、吹き替えで観た分その面白さはかなり半減していると思われ、例えば将軍がジャック・バウアーのネタを披露するのですがそれを見たときはちっとも面白くない。と思ったのですがこの将軍の吹き替えのオリジナルはキーファー・サザーランドと知ったときになるほどねと思ったりして日本語吹き替えのダメなところがかなり全面に出ていたなと感じました。主役のスーザンもリース・ウィザースプーンにゼリー状のモンスターのボブがセス・ローゲンにコックローチ博士がアメリカの阿部寛ことヒュー・ローリーだったりと声優陣が超豪華。これで観たかったです。3Dが流行るのはいいのですが吹き替え版のみというのはやめてもらって字幕版も是非公開してもらいたいと強く思うのでした。(技術的には可能みたいだし) | |
日本人バージョンはこの人で!! (今回はアニメなのでなし) |
モンテ・クリスト伯 THE COUNT OF MONTE CRISTO (2002) |
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2002年11月 | |
親友フェルナンに裏切られ牢獄に幽閉されたエドモンは10年以上の歳月が経ったある日、ついに脱獄に成功した。 莫大な宝を手にしたエドモンは名前をモンテ・クリストと名前を変え伯爵になりすまし、自分を陥れたフェルナンや判事に復讐を誓うのだった・・・ 最近よく見かけるジム・カヴィーゼルとガイ・ピアースの対決物。中盤の牢獄内の話の展開は若干長いかなって感じましたが、後半脱獄してからがグーンと面白くなっていい感じです。 エドモンに忠実な部下ヤコポが加わるんですが、たった一回命を助けてもらっただけで一生エドモンについていくか?ヤコポ。普通お宝発見した時点で、エドモンと別れません?なんて思ったりもして。しかもこのヤコポ役のルイス・ガスマン、顔が本当にパグ犬みたいでいい味出しています。 主役のジム・カヴィーゼルがいつもは地味系なんですが今回はいい感じ。特にモンテ・クリスト伯になってからのジムはまさに別人のようになってかっこよく見えるから不思議だ。 ヒロイン役のダグマーラ・ドミンスクが地味すぎる。ここはペネロペ、クラスの女優にお願いしたいところだ。 10数年経っているにも関わらす、ガイ・ピアースだけ老けいて、ジムとヒロインはほとんど老けていないのは愛のなせる技なのか? ともあれジム・カヴィーゼル、注目度が一気にあがったな。(個人的に) |
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日本人バージョンはこの人で!! (サラリーマン金太郎の出演者達で) |
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ジム・カヴィーゼル (エドモン・ダンテス/モンテ・クリスト伯将) |
もちろん汚作りもOKな、高橋克典で。 |
ガイ・ピアース (フェルナン・モンデーゴ) |
保坂尚輝で、人の幸せを妬む役がはまりそうで・・・ |
ダグマーラ・ドミンスク (メルセデス) |
どう見ても地味なジャンルに入る、羽田美智子で。 |
モン・パリ L'EVENEMENT LE PLUS IMPORTANT DEPUIS QUE L'HOMME A MARCHE SUR LA LUNE (1973) | |
2009年7月 | |
教習所の教官のマルコと美容院のオーナーのイレーヌは恋人同士。そんなマルコは体調の悪い日が続いていてイレーヌのすすめで病院に診察に行くのだがマルコには妊娠の兆候が現われていて・・・ 当時恋人同士だったマルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴが共演したラブコメディ。 ドヌーヴの恋愛ものは悲恋というイメージが強いのでこういうポップな恋愛ものは新鮮でした。 パリの下町が舞台でマストロヤンニの教習所の教官とドヌーヴの美容室とかどれをとっても洒落ていて観ているだけでも目に楽しいです。一言で表現するなら小粋といったところでしょうか。 まずちょっと変わっているなと思ったのが、ドヌーヴには既に子供がいてマストロヤンニとは恋人同士というところがおフランスらしい大人のロマンスという感じで共感できたしマストロヤンニの妊娠が街中に知れ渡っても街の人はみんな好意的に受け止めてゴシップ誌とかいやな感じのものが出てこないところもよかったし最後の出産のオチもなかなかひねりが効いていて個人的にはよかったです。 これは今リメイクされてもそこそこヒットはしそうな感じハリウッドでリメイクされるならジェニファー・アニストンとヴィンス・ヴォーンあたりが妥当だなと思いました。 ひとつ気になったのはドヌーヴの美容室の仕事着がオーバーオールなのですがドヌーヴのオーバーオールは全く似合っていませんでした。 | |
日本人バージョンはこの人で!! | |
カトリーヌ・ドヌーヴ (イレーヌ) | 美容室のオーナーという役も似合ってしまいそうな若尾文子で。 |
マルチェロ・マストロヤンニ (マルコ・マゼッティ) | ここは船越英二がぴったりだと思います。 |