movie

リ


リアリティ・バイツ
REALITY BITES

(1994)
3
2004年6月
大学を卒業したリレイナはテレビ局で働きながらドキュメンタリーを製作しているのだが人気スターに嫌われる始末。リレイナに恋をしているトロイはバイトをクビになりリレイナとヴィッキーの家に転がり込んでくる。しかし毎日ゴロゴロしている姿をみて嫌気がさして喧嘩が多くなってきた。そんな時MTVの重役マイケルと親しくなるのだが・・・
10年前未見だったけど、「ジェネレーションX」とかいってこれ流行ってたなぁ。もうちょっと早く(就職して研修が終わって配属されたころ)に観たらかなり共感できたと思います。ウィノナは社会に出て現実の厳しさを知るわけですがまぁ言っちゃなんだけど
ウィノナの感じる現実の厳しさはまだまだ甘いと思ってしまった。もうちょっと会社にいるとキー!ってなるくらいイラつくことあるもんね。職を失ったウィノナに「GAPでバイトしない?」とガラファロに誘われたときに「GAPなんかで働いてる場合じゃない。」と思わず口走っちゃうシーン、行き詰ってるときの親切がときにうっとうしいときがあるのはわかる気はしましたけどね。
その点親友役のジャニーン・ガラファロは同じ社会人でも自分の立場だよくわかっている。GAPの店員から店長に昇格したときにに言う台詞「このTシャツ一枚一枚に私の責任があるのね。」と微笑ましいけどやる気に満ちた感じが共感できました。
ベン・スティラーがMTVのお偉いさんという珍しくエリートな役じゃんと思ったらいい奴なんだけど中身のないアホな男で結局いつものスティラー風かよっ!と思ったけど真面目にやっているぶん逆に情けなさが笑いを誘うという新しい笑いを提供してくれたスティラーに感謝するのです。
イーサン・ホークは今と見た目がほとんど変わらないけどちょっと社会に反抗的みたいなキャラがちとむかつく。社会のために働きたくないなんていってグウタラしてたりするけど仕事するってことはその仕事が空きでも嫌いでも自分のために働くもんなんだい!と思うのでありました。
あ、スティーヴ・ザーンがウィノナたち仲良しグループの一員として登場していてちょっとびっくりした、しかもゲイの役で。IMDBでちょっと調べてみたけどこの映画が2本目の出演だったなんてこやつなかなか恵まれた人だったんですね。
日本人バージョンはこの人で!!
ウィノナ・ライダー
(リレイナ・ピアース)
ウィノナは怒るとき額に浮き出た血管がすごかったけど菅野美穂もそんな感じな気がする。
イーサン・ホーク
(トロイ・ダイアー)
自分のなかで木村拓哉はやれば出来る奴なのに反抗してやらないむかつくキャラとして定着しています。
ベン・スティラー
(マイケル・グレイツ)
めちゃイケに出演してる三枚目の時の武田真治という感じが。
ジャニーン・ガラファロ
(ヴィッキー・マイナー)
辛らつなしゃべりが青木さやか的で。
スティーヴ・ザーン
(サミー・グレイ)
誰とでもいい友達関係を築けそうな植草克秀で。


リアル・スティール
REAL STEEL
(2011)
3
2012年2月
ロボットが格闘技をする時代、かつてボクサーだったチャーリーもすさんだ生活を送っていた。そんなある日、チャーリーの前に息子のマックスが現れて・・・
ヒュー・ジャックマンのサクセスストーリー。
SFなんですけど一応ロボットアクションものになるんですかね?どん底から這い上がって調子にのって挫折。そして栄光の座に着くという絵にかいたようなベタな話もヒュー・ジャックマンだからこそ許されるってものですよ。
ヒュー・ジャックマン貧乏という割には意外とオシャレな感じをかもし出しています。そして無駄に筋肉がついているところが分かりすいということだけでもヒュー・ジャックマン様様。子供との相性も良かったと思います。
突っ込みが子供でボケがジャックマンみたいな感じですが、子供がちょっと生意気な分割といい感じのコンビだなと思いました。中盤、なんだかんだ言ってほとんど息子のおかげで有名になっていくジャックマンのロボット。最後はすべてを兼ねそろえたロボットの登場で大ピンチという予告編を観ただけでどんな展開だか想像出来てしまうのですがこのベタさ加減もよかったです。
個人的には原作に忠実なものすごく重苦しい話を別の俳優でやってもらいたかったと思いました。監督はダーレン・アロノフスキーあたりで。
日本人バージョンはこの人で!!
ヒュー・ジャックマン
(チャーリー・ケントン)
阿部寛にお願いしたい。


リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い
THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN

(2003)
2
2003年10月
1899年ロンドンの英国銀行が鉄火面をつけたファントムと呼ばれる男に未来の武器で襲われる。英国政府のMは冒険家アラン・クウォーターメインをリーダーに向かえ超人7人のチームを作りファントムの野望を阻止すべく旅に出るのだが・・・
ダメだろうと思っていたけどもしかしたら面白いんじゃないか、と期待したのが間違っていた。全体的というか全てが大味なんですよね。
仲間探しもタイムマシンか何か特殊な装置で探しに行くのかと思っていたら同じ時代にいるんじゃん、吸血鬼やら不死身の男なんかの超人達が。しかもあっさり見つかっちゃうし。
発明担当のネモ船長がなぜこの時代に車や潜水艦なんかを発明できたのか全く説明がないんですよね。しかもこの車と潜水艦のセンスが悪いんですよね。シルバーと白でゴージャスにすればいいってもんじゃないっつーの。
後半極寒の地に潜入するシーンがありますけど、透明人間って裸じゃないですか。それが吹雪の中を歩き回ったりするのって無理じゃない?って思ったりしましたよ。
ショーン・コネリーはこの際置いといて、ドリアン・グレイ役の俳優はどこかで見たことあると思ったら、「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」でトム・クルーズの後を継いでレスタトをやったスチュアート・タウンゼントじゃないですか。すっかり人間じゃない役が板についてきました。ヴァンパイア役がレナ・オリン(ペータ・ウィルソンはレナ・オリン風ですが)だったらそのまんまじゃんと思うのでありました。
そしてジェイソン・フレミングがなにげに登場していたけど髪の毛がちょっぴり薄くなっていたのを見逃さなかったのでありました。
ネタバレ→
ラストは続編をにおわす雰囲気だったけど多分続編はないなと感じました。
日本人バージョンはこの人で!!
(気になったキャラを)
ショーン・コネリー
(アラン・クォーターメイン)
水戸黄門ですっかり大御所になった里見浩太郎で。
ペータ・ウィルソン
(ミナ・ハーカー【ヴァンパイア】)
女吸血鬼という役を浅野温子にやってもらいたい。
スチュアート・タウンゼント
(ドリアン・グレイ【不死身の男】)
素顔のスチュアート・タウンゼントってくりぃむしちゅーの有田哲平に似ているんですよ。


リーピング
THE REAPING
(2007)
3
2007年5月
宗教的な奇跡を科学的に解明してきた大学教授のキャサリンのもとに小さな田舎町ヘイブンから教師のダグが不可思議な事件を解明して欲しいと依頼を受ける。キャサリンは町に向かうが旧約聖書の10の災いをなぞるように次々と怪奇現象が起き始め・・・
ヒラリー・スワンク主演のオカルトホラー。
オカルトものは結構好きなんですがこれは10の災いのビジュアルも特に第一の災い、水が血に変わるということで河が血に染まるっているシーンはとても不気味でよく出来ているなぁと思ったらホラー専門の製作会社でお馴染みのダーク・キャッスルの作品ということが分かり妙に納得。ここの会社のホラーは見た目が洗練さているんですよね。
話の内容もダーク・キャッスル作品では一番面白かったかも。ヒラリー・スワンクの役どころが奇跡をただ単純に科学的に解明しているわけではなく元は宣教師だったけど夫と娘を亡くしてから信仰を捨てたという事実が明らかになっていき偶然この村に呼ばれてきたわけではなく必然だったと思うと話もしっかりしていたと思います。
イナゴ少女現るのキャッチフレーズの問題のシーンはイナゴが巨大すぎて怖いです。イナゴ少女を殺そうともくろむ町民はイナゴに殺されるというところが虫嫌いにはたまらなく怖いものがあります。そんなイナゴ少女役の子は「チャーリーとチョコレート工場」でガムを噛んでいたいたおませな子なんですね。将来はウィノナ・ライダーのようなルックスになりそうな予感がします。
こういうオカルトものは最後の落としどころがとても難しく今回も途中まではよかったのですが最後がもう無茶苦茶のなんでもあり状態である意味楽しけど一気にB級になってしまい何だかもったいない感じがします。
そんなこの映画の準主役は「氷の微笑2」でシャロン・ストーンの相手役だったデヴィッド・モリッシーでB級街道まっしぐらだなと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ヒラリー・スワンク
(キャサリン・ウィンター)
どちらかというと男っぽい感じのする京野ことみあたりで。
デヴィッド・モリッシー
(ダグ)
何か裏がありそうな佐々木蔵之介で。


リクルート
THE RECRUIT

(2003)
3
2004年1月
コンピュータ業界で成功を約束されているジェイムズ・クレイトン。バイト先のバーでウォルター・バーグという男CIAのベテラン教官がジェイムズをリクルートしにくる。ジェイムズの父親の過去もほのめかされ彼はCIAの訓練生となるが・・・
2003年出演作品がこれでもかと公開されたコリン・ファレル&アル・パチーノ主演のサスペンス。
生意気というかやんちゃなキャラのコリン・ファレルと病的にギラギラした雰囲気をかもし出すアル・パチーノはまさにはまり役と言えなくもないけど、
よくよく考えてみると結局何がしたかったのかよくわからない映画でした
前半のファームと呼ばれるCIAの訓練生が特訓を受ける小さな町でのやり取りは、人を欺くテクニックやらスパイの基礎みたいなものを教えるシーン満載でちょっぴりスリリングだったけど後半卒業してからの話は結局なんだったんだろう?
ネタバレ→
拷問の訓練?で傷ついたジェイムズを辞めたように見せかけ秘密工作員にしたというウォルター。でもラストで傷ついたジェイムズの心のケアのために偽の任務を与えたと告白するウォルター。ということで結局事件は内輪で勝手に起きていたってことなのかなぁ?←いまだによくわかりません。
ところでヒロインのブリジット・モナイハン。初めて出会ったのは「コヨーテ・アグリー」の女バーテンの中の一人だったんだよねぇ。(しかも一番印象薄かった)それが「SEX and the CITY」じゃサラ・ジェシカ・パーカーの恋敵。「セレンディピティ」でもケイト・ベッキンセールの恋敵ときて、「トータル・フィアーズ」でベン・アフレックのそしてこの映画じゃコリン・ファレルの相手役と
ヒロインの恋敵か主人公に恋される地味目なヒロインをやらせたらベスト3に入りそうな勢いな女優なのだと気がつくのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
アル・パチーノ
(ウォルター・バーク)
ぎらぎらしているという言葉が似合いそうな山城新伍あたりで。
コリン・ファレル
(ジェイムズ・クレイトン)
年のわりにはやんちゃ風の金子賢で。
ブリジット・モイナハン
(レイラ・ムーア)
意外と地味だと思うんですよ木村佳乃って。


リサイクル -死界-
鬼域
(2006)
3
2007年7月
恋愛小説三部作がベストセラーとなった人気作家のディンインの次回作は「鬼域」という怪奇的なものをテーマにしていたが彼女の周りで奇妙なことが起こり始めディンインはやがて別世界に紛れ込んでしまい・・・
「the EYE」もジェシカ・アルバでリメイクが決まりサム・ライミで製作の新作「ゴースト・ハウス」も全米No.1をとった話題のパン・ブラザーズ監督のアジアン・ホラー。
別の映画を観た時に流れている予告を観てこれはすごいと思って観に行ったのですが惜しかったです。
主人公が執筆する原稿でボツになって丸めて捨てられた原稿やパソコンで削除された文章が怨念?となって異世界を作り上げて主人公を恐怖の世界に誘うというアイディアはよかったし
実際朽ち果てた異世界の世界観も素晴らしいのですが時折明らかにCGすぎるだろうというところが結構見受けられたところがもったいないの一言に尽きます。
でもアジアのホラーは風情があってハリウッド系のホラーと違って怖さは段違い。長い黒髪がふと気がつくとそこら辺にあったり、狭いエレベーターに乗り合わせるいかにもあの世の人物ですと言わんばかりの老婆とその孫とか、異世界に行く前のマンションで起こる怪奇現象はやはりアジア独特のものがあるなぁと感じました。そして薄気味悪さを出すには長い黒髪なんだなと思いました。
主人公がこの世界を脱出する過程に墓場を通らなくてはいけないシーンがあるのですがここにいる霊たちは誰にも墓参りに来てもらえず忘れ去られていてあるアイテムを使ってこの窮地を切り抜けるところはいかにも仏教が盛んなアジア的な感じがしてたまには墓参りをしなくてはいけないと思わせるのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
アンジェリカ・リー
(ディンイン)
よく見ると中谷美紀っぽかったです。


理想の彼氏
THE REBOUND
(2009)
3
2009年12月
夫の浮気を偶然知ってしまい離婚してニューヨークにやってきたサンディ。彼女は働くために子供の面倒を偶然知り合ったコーヒーショップの店員アラムに頼むのだが・・・
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演のロマンティック・コメディ。
最近40オーバーの恋愛コメディものが流行っています。サンドラ・ブロックだとラブコメ、ゼタ=ジョーンズだとロマコメという印象になるのは雰囲気の違いでしょうかねぇ。
そんなゼタ=ジョーンズ、今回意外と体を張っていました。離婚後にイケイケの肉食系アラフォーの女友達から強引にデートさせられて行ってみたらいきなり幻滅する事件があり、その後
レストランに行ったら無理やり寿司を口の中に突っ込まれるシーンはゼタ=ジョーンズ史上レアnな映像でなかなか楽しかったです。
歳の差の恋愛しかも子持ちということで色々と障害が起きても良さそうなのにほとんど起きず、子供たちもいきなりジャスティン・パーサになついているし、二人のラブシーンを目撃しても下の子は別に気にも止めないし何だかアメリカの子供はものすごく進んでいるなぁと驚くような、呆れるような・・・
途中までは面白いとは思ったのですが後半自分探しの旅的な展開とメッセージ性の高そうなことを盛り込んでいたのはテンションが下がるので失敗だったと思います。
とそんなゼタ=ジョーンズの相手役のジャスティン・パーサって何者?と思ったら「ナショナル・トレジャー」でニコラス・ケイジの助手っぽいことをやっていた人で、なかなか引き立て上手なポジションの人なんだなと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
(サンディ)
コメディもいける松下由樹で。
ジャスティン・バーサ
(アラム)
生田斗真あたりにお願いしたい。


理想の恋人.com
MUST LOVE DOGS

(2005)
3
2005年10月
離婚して8ヶ月のサラに新しい出会いをと姉のキャロルはネットの出会い系サイトにサラのことを登録してしまう。さらは仕方なくデートをこなしていく中、離婚したばかりのジェイクと出会うのだが・・・
ダイアン・レインとジョン・キューザックのロマンティック・コメディなんですが最近のダイアン・レインは離婚して恋に臆病なみたいな役(仕事hあバリバリできる)がすっかり定着しているし、ジョン・キューザックも人のいいだけが取り柄みたいないわゆるいい人みたいな感じで新鮮さはないんですけど普通に安心して観られたなぁってところでしょうか?
「理想の恋人.com」って口に出すのも恥ずかしい邦題通り?ネットが出てくるのですが日本じゃ出会い系サイトっていうとどうしても悪いイメージを思い浮かべてしまうけどアメリカじゃ普通なのかなぁ?実の姉が勝手に妹のこと登録して「軽い気持ちでやってご覧なさいよ。」的なノリなものだからなんだか異常にこの映画は平和だなぁと思ってしまいました。家族もとっかえひっかえダイアン・レインに「この夫婦もうすぐ別れそうだからこの旦那どお?」みたいにとりあえずなんでもいいから付き合ってみろみたいなところが日本人と全然違うなぁと思いました。
出会い系サイトに本格的に手を出す前にダイアン・レインの勤めている保育所の園児の離婚間近の父親、ダーモット・マルロニーといい雰囲気になるのですが、マルロニーがちょいと浮気心を出しただけであっさり振っちゃうんですよ。
40間近の女が一途な人がいいだなんて理想高すぎる!と軽く突っ込みを入れたくなりつつもダイアン・レインの映画だし、ネタバレ→最後もきったない湖に飛び込んでジョン・キューザックを体を張って射止める有言実行ぶりもあって←ここまでやれば文句なしと心の中でつぶやくのでした。
エリザベス・パーキンスやら、クリストファー・プラマーにスットカード・チャニングと脇役が豪華といところもさりげなくぽいんと高かったです。
日本人バージョンはこの人で!!
ダイアン・レイン
(サラ・ノーラン)
仕事はできるがシングルというイメージの財前直見で。
ジョン・キューザック
(ジェイク・アンダーソン)
いい人って感じの高嶋政伸で。


リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
THE ASSASSINATION OF RICHARD NIXON

(2004)
3
2005年6月
結婚生活も仕事も真面目すぎるがゆえに上手くいかない男サム・ビック。最近就職した事務機具の店ではなんとか売り上げを上げていたのだが何かにつけて社長親子に文句を付けられうんざりしていた。妻との復縁も上手くいかず唯一の希望で親友のボニーとの起業も失敗したサムは・・・
実話をベースにしてハイジャック未遂を起こした男の人生を描いたドラマ。
元嫁がナオミ・ワッツという配役ですでにこの映画不幸モード全開ですね。ナオミは夫に愛想をつかして別れたという設定なんですけど、子供も三人抱えて暮らしていかなきゃいけないから仕方なくウェイトレスの仕事をしているのですがこれがまた、アンナミラーズも真っ青のミニスカの制服でしかも客にケツを触られちゃうような環境悪い職場でいつものようなナオミ節炸裂ですよ。しかも
今回ナオミは黒髪なもんだからさらに不幸度アップ。雑誌でもコメディより暗い作品の方が好きと書いてあったのでナオミにとってこういう作品に出ることはある意味幸せなことなんですね。
サムという男は生真面目すぎてしまったために最後は破滅の道へと向かっちゃったんだなぁと思いました。確かにサムは職場で実績を残し始めているのに理不尽な扱いうけたり、起業の為の融資が受けられなかったりして同情はしましたけど共感はしませんでしたね。趣味もなければ親友も一人しかいない。唯一の親友のドン・チードルにさえ顔を合わせば世間の不満しか言わない。その点ドン・チードルは世間なんてそんなもんだから愚痴ってないで飲みにでも行こうぜ!位の事を今にも言い出しそうな世間との割り切りが出来ていて自分と似たような性格の人って結構いるんだなぁとドン・チードルに共感してしまったのでした。
ショーン・ペンって大体孤独な役が多い印象なのですが、暴力的な役も鬱っぽい暗い役もどっちもいけるんで今回も関心してしまいました。
日本人バージョンはこの人で!!
ショーン・ペン
(サム・ビック)
顔が岡本健一っぽいといつも思ってしまいます。
ナオミ・ワッツ
(マリー・ビック)
不幸そうな雰囲気の木村多江で。
ドン・チードル
(ボニー・シモンズ)
伊原剛志はいい相談相手な感じ。


リディック
THE CHRONICLES OF RIDDICK

(2004)
3
2004年8月
数々の罪で指名手配されているリディックは賞金稼ぎにも追われていたがその賞金稼ぎの船を奪いかつてとある惑星から逃げた仲間のいる惑星へと向かうがその惑星は邪悪なネクロモンガーの手に堕ちようとしていた・・・
地味に公開された5年前の「ピッチブラック」を誰が何を思ったのか続編を作ってしまいました。しかも三部作だそうで・・・前作はもろ低予算でしたけど今回は見るからに予算はたっぷりありますって感じで特殊効果もバンバン使ってスケールがでかくなっちゃてもう別の映画ですね。
なんかよく分からないけど暗黒的な集団ネクロモンガーをリディックがやっつけるていう内容なんですけど実はリディックはネタバレ→
人間じゃなかったんですね。しかもフューリア族というネクロモンガーを唯一倒せる種族だった。←というかなりご都合主義な設定ですけどがんばっている感が伝わってくるからよしとしましょう。
ヴィン・ディーゼルも張り切っているのは十分伝わるんですけどオープニングのドレッドヘアーといい体から湯気出したりと張り切れば張り切るほど外見が外見なだけにB級感が強くなるんですよね。だから苦悩する演技をしてもどうもぴんとこなくってシリアス系はちょっと・・・という可哀想な人なんですよね。きっといい人なんでしょうけどヴィン・ディーゼルは。
予告編を観た時、ジュディ・デンチもよくSFなんてジャンルの作品に出たなぁ。なんて思っていたら意外とタンディ・ニュートンやらライナス・ローチやら実は結構シリアス系の俳優がかなり出ていて驚きましたよ。ジュディ・デンチとタンディ・ニュートンのツーショットなんて別の映画か?と思うくらい画面に重みがありましたし。
でタンディ・ニュートンこの人いままでどうもパッとしないなぁなんて思っていたんですけど、今回の性悪ぷりな役と衣装で初めていいと思いましたよ。そんな性悪妻の夫で司令官役が「ロード・オブザ・リング」のエオメルでおなじみのカール・アーバン。モヒカンでツンツンに立てたらハードロッカーになれるぞっていう髪型で最初全然気づかずみごとイメチェン成功。しかもこの役
ボスからは一人でリディックやっつけて来いとむちゃくちゃな命令を受けたと思いきや妻からは出世しろと口うるさく言われる毎日。このSF大作でサラリーマンの縮図みたいなものを見るとは思いもよらず終始カール・アーバンを応援してしまいました。
あとこの手の映画のボスって見た目がしょぼいんですよね。今回のロード・マーシャルも兜をとったら普通のおじさんで探しちゃいましたよ、ロード・マーシャルはどこ行った?それくらい地味でした。
日本人バージョンはこの人で!!
ヴィン・ディーゼル
(リディック)
「ピッチブラック」のときは小川直也と書きましたが、来日した時ハッスルTシャツ着させられて驚きました。
コルム・フィオール
(ロード・マーシャル)
アイフルのCMの人、清水章吾のようにちょっと哀愁ある人でした。
タンディ・ニュートン
(デイム・ヴァーコ)
ゴルチエ風の衣装も着こなししたたかな女役が似合いそうなりょうで。
カール・アーバン
(ヴァーコ)
的場浩司がモヒカンにしたらこんな感じかなぁ?


リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
THE LITTLE SHOP OF HORRORS

(1960)
3
2006年10月
小さな花屋で働くシーモアは何をやっても失敗ばかりでついにクビになりそうになるのだが密かにオードリーJr.と名づけ育てていた新種の植物を育てることを条件にクビを免れるのだがその植物は人喰い植物だった・・・
ブロードウェイでミュージカルになったりリック・モラニス(懐かしい)でリメイクもされたカルト映画。
食虫植物というか食人植物がものすごくチープだし、シーモアのお母さんがちょっと狂っていたり花屋に来る客も買った花をその場で食べたり出てくる人ほとんどが普通じゃないところがすでにカルトな雰囲気をかもし出しています。
ダメなシーモアはひょんなことからオードリーJr.が肉食だと気がつき”餌”をどうするか悩むのですが不思議とシーモアの周りで事故が起きて死体がが手に入るところなんかはブラック・コメディという感じで面白いところなんですが主人公シーモアのドジっぷりがいちいちドン臭いドジっぷりで見ていてイラっとくるのがたまに傷でした。
ネタバレ→
オードリーJr.の花が咲いたらその花に食べた人間の顔が浮かびシーモアが警察に追われる身になったり、最後に植物を処分しようとしたら逆に食べられてシーモアの顔がついた花が咲くというオチはナイスでした。
あと
ジャック・ニコルソンが麻酔なしで歯を抜かれたりして喜ぶ変な患者役で出ていたのがシュールでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ジョナサン・ヘイズ
(シーモア・クレイボーン)
見た目はスピードワゴンの井戸田潤といった感じでした。


リトル・ミス・サンシャイン
LITTLE MISS SUNSHINE

(2006)
4
2007年1月
フーヴァー家の9歳の娘オリーブが繰り上がり当選で美少女コンテストの本選に出場することになり一家全員と自殺未遂をした伯父のフランクはカリフォルニアに向かうことになるのだが・・・
インディペンデント作品でロングランヒットをしたコメディ映画。
見事なまでの負け犬家族のキャスティングが見事で内容も面白かったです。お父さんのグレッグ・キニアが負け犬になるな勝ち馬になれとか言って成功のするための独自の「9ステップ理論」を出版しようと必死になっているけどこの必死になっちゃっている時点で負け犬の香りが漂よっていることに気がついていないところがグレッグ・キニアらしくて最高です。
最近注目度アップのスティーヴ・カレルも今回仕事も恋人も奪われて自殺未遂を起こしてしまったゲイという役どころですがこれがまたいい奴でグレッグ・キニアには煙たがられているけどなかなかいい事言うしこういう伯父さんがいたら楽しそうです。
ダメな家族がミスコン会場につくまで大騒動を起こしていきながら家族の絆を深めていくのですがそういうエピソードも面白かったのですが個人的には押しながらじゃないとエンジンがかからないボロワゴン車を動かすのも経験を積んで後半なんてみんなのチームワークが見事でこういうさりげないところで家族が団結していっている様をサラッと描いているところが上手いと思いました。
肝心のミスコンシーンも現代のミスコンが行き過ぎているところを皮肉っているところも好きです。オリーヴ以外バービー人形が人間になりましたという感じで気持ち悪かったです。
そんなミスコン大会のスタッフに「24」のクロエが出ていてインカムとかものすごく似合っていて話そっちのけで目がくぎづけになってしまうのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
グレッグ・キニア
(リチャード・フーヴァー)
唐沢寿明に熱く演じて欲しい。
トニ・コレット
(シェリル・フーヴァー)
肝っ玉母さんという感じの天海祐希で。
スティーヴ・カレル
(フランク)
勝村政信あたりがイメージにぴったり。
アラン・アーキン
(グランパ)
ダメな感じが笑福亭鶴瓶っぽくて。


リトル・チルドレン
LITTLE CHILDREN
(2006)
4
2007年8月
ボストン郊外に住む主婦のサラはある日公園で子供を連れたブラッドと親しくなりやがてお互い子連れで毎日プールで会うようになる。そんな中服役していたロニーが街に戻ってきて・・・
不倫をスリリングに描いた作品。
「イン・ザ・ベッドルーム」の監督作品だけあって重いんですけどついつい引き込まれてしまい、
この監督の作品を観るのは2作目ですけどこのはずれがなさそうで注目していきたいところです。
不倫と性犯罪者が街に戻ってくるという一見関係ない二つの出来事もパトリック・ウィルソンが偶然入らされてしまった「子供を守る会」の行き過ぎ会長のおかげで直接関係ないけれどうっすら接点を持たせているところが上手いなぁと思いました。
ケイト・ウィンスレットはいいんですけど旦那が試験をすっぽかしてまでも不倫しているのに気がつかないでダメだなぁと思っていたら、ふとした瞬間に旦那の浮気に気がついてしまうのですがその時の表情が上手くてジェニファー・コネリーはやっぱりよかったです。
「オペラ座の怪人」に怪人の恋敵で出ていたみたいなのですが全く印象がなくて逆に「ハード キャンディ」の印象が強くて今回も結構脱ぎっぱなし。ミュージカルもいけるのに脱ぎっぷりがいいという妙なポジションを確立した?相手役のパトリック・ウィルソンは何となく貴重なキャラクターですね。
アカデミー賞にノミネートされたジャッキー・アール・ヘイリーも「オール・ザ・キングスメン」でショーン・ペンの用心棒的役どころで強面が印象的だったのにこの変貌っぷりアカデミー賞ノミネートも納得です。
日本人バージョンはこの人で!!
ケイト・ウィンスレット
(サラ・ピアース)
こういう役が合いそうな寺島しのぶで。
パトリック・ウィルソン
(ブラッド・アダムソン)
嫁の方が出来るというところがかぶる陣内智則で。
ジェニファー・コネリー
(キャシー・アダムソン)
意外と幸薄な役が多い気がする石田ゆり子で。
ジャッキー・アール・ヘイリー
(ロニー・マゴーヴィー)
雰囲気的には温水洋一あたりかな?


リベリオン
EQUILIBRIUM

(2002)
2
2003年4月
第三次世界大戦後、生き残った人類は戦争の原因となる人間のすべての感情を抑制する薬を打つことにした。そして感情の元となる音楽や絵画なども禁止となった世界で、今日もクラリック(聖職者)の称号を持ち武道ガン=カタの達人であるジョンは違反者を取り締まっていた。ある日、薬を割ってしまったジョンはそのまま任務に就くが、やがてジョンに感情が目覚めてきて・・・
捜査官が感情に目覚め、感情を支配していた国家に立ち向かうって話で、優秀な捜査官が追われる立場にになったり、近未来だったりと「マイノリティ・レポート」のぽいんだけど、全体的にB級感が漂っているんですよね。これって
やっぱり大スタートム・クルーズと「アメリカン・サイコ」で怪優路線に片足突っ込んだクリスチャン・ベールの差なんだなと実感しました。
この戦後の世界も極端で、詩集一冊持っていたり、絵を持っていたりしたただけで死刑だからなぁ。主人公が子犬を殺すに殺せず思わず「伝染病を持っているかもしれないから検査が必要だ。」とつくいい訳。こんな言い訳はばれるぞと突っ込みを入れてみる。ネタバレ→
ラスト主人公はお偉いさんに会うためボディーチェックをされ武器をとられたはずなのに袖の中から銃が出てくる、おまけに銃の弾がこれでもかと袖の中から出てくるんですよね。ボディチェックはちゃんとやったのかい?と思いましたよ。そして、感情を抑制する薬は一日打たないとダメなことに、そんな薬ならやめちまえと思うのであった。
一応悪役なのかな?のテイ・ディグスは
「アリー」の時もそうだったけど異様に笑顔がさわやかだ。スマイルに磨きがかかったのではと思うくらいに。しかしアクションもしっかりと出来るとは感心したな。
ショーン・ビーンやエミリー・ワトソンなんかの売れっ子クラスのは俳優が脇役で登場するんですけど、ショーン・ビーンなんか本当に彼がやらなくてもいいじゃん、みたいな役でさ。台詞もほとんどないしな。
この俳優の無駄遣いと主人公が国家に立ち向かうまでのテンポが遅いのがあったから、★2つ。アクションはなかなか良かっただけに残念です。
日本人バージョンはこの人で!!
クリスチャン・ベール
(ジョン・プレストン)
上戸彩主演の「あずみ」の予告編を観て、怪優路線に来たなと感じたオダギリジョーで。
テイ・ディグス
(ブラント)
体育会系なのにとてもさわやかな笑顔の坂口憲二で。


リボルバー
REVOLVER
(2005)
2
2008年6月
カジノ王マカにはめられ7年の刑務所暮らしを終えたジェイクは刑務所で得た知識を使い瞬く間に大金持ちとなりマカのカジノに乗り込み見事勝利するがマカの殺し屋に狙われてしまう。そんな時突然現れた二人組みに助けられるジェイクだったが・・・
ガイ・リッチー×ジェイソン・ステイサムのクライムサスペンス。
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」で華々しくデビューして「スナッチ」も話題になったガイ・リッチー。途中「スウェプト・アウェイ」でラジー賞総なめにしてからしばらく姿を見かけないと思って心配していたら久しぶりの新作が3年越しで日本公開。
3年も公開されなかったからにはそれなりの理由があると思っていたらやっぱりイマイチでした。
雰囲気はいつものガイ・リッチーという感じなのですが話が分かりにくいというか詰め込みすぎというかとにかくまとまっていないという印象です。
ジェイソン・ステイサムはいつもどおり良かったし、敵役のレイ・リオッタが濃かったです。プライベートルームが日焼けサロンみたいな部屋で常にビキニで体つきが肉という感じでかなり強烈。複雑な話なのにレイ・リオッタの体つきにくぎづけで内容はほとんど頭に入ってきませんでした。
全体的に内容としては面白そうなんですがどうしてこんな感じになっててまったのかなぁ。途中でいろいろとオチっぽいことも分かってしまうし・・・と思っていたら
製作がリュック・ベッソンでしかも脚本はガイ・リッチーと共同というまるでタイプが違う二人が組んだら上手くいくものもダメになるよねぁと思うのでした。
ジェイソン・ステイサムとレイ・リオッタは決して悪いわけではありません。
日本人バージョンはこの人で!!
ジェイソン・ステイサム
(ジェイク・グリーン)
70年代の菅原文太にお願いしたい。
レイ・リオッタ
(ドロシー・マカ)
ライバル役は若い頃の梅宮辰夫で。


[リミット]
BURIED
(2010)
3
2010年11月
イラクでトラック運転手をしているポールはふと気がつくと棺桶の中にいることに気がつく。訳も分からずパニックに陥るポールは携帯電話と懐中電灯があることに気がつくが・・・
棺桶に突然閉じ込められた男の恐怖を描く密室サスペンス。
棺桶に閉じ込められて地中に生き埋めというシチュエーションが「キル・ビル」みたいと思っていたらものすごくシリアスなサスペンスでした。棺桶だけで話が展開していくところがこれまた斬新でした。
序盤は携帯電話を使って奥さんに電話するも留守電になっていて設定は面白いけれど展開は普通と思っていたら、だんだんもどかしい展開になっていき主人公のライアン・レイノルズが不憫で仕方なく思えてきます。
大使館や国防省に電話をしたらたらい回しにされ、自分の会社に電話をしてもたらい回しにされ
生き埋めにされたことも怖いのですが、大企業やアメリカ自信が責任逃れをしようとする姿勢が一番怖かったし現代社会らしい不条理だな展開だなと感じました。
細かいところではイラクが舞台なので誘拐犯がわざとおいていった携帯電話の文字がアラビア語?で主人公が苦労してようやく言語設定をする方法を見つけたりするところで間を持たせるところなども見せ方が上手いなと思いました。
ライアン・レイノルズも割りとアクション映画とかコメディの印象が強かったのですがこのヘビーな役をやりこなしてあっぱれでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ライアン・レイノルズ
(ポール・コンロイ)
伊藤英明あたりにお願いしたい。


リミットレス
LIMITLESS
(2011)
3
2011年11月
作家のエディは小説の執筆を始めるも全く書けないでいた。そんな時別れた妻の弟と出会い、脳の100%使用するという薬をもらい飲んでみると小説は一気に書きあがり、一躍時の人となるのだが・・・
売れっ子ブラッドリー・クーパー主演のサスペンス。
シリアスものはイマイチな印象だったブラッドリー・クーパーだったのですがこれは意外と面白かったです。この脳を100%フルに使うことのできる薬というアイテムがいいですよね。頭がさえわたり、色々な判断が一瞬でできて集中録も抜群こんな薬があったら絶対欲しいですよ。副作用があるので薄めて月一回に程度にするから是非譲ってくださいという感じです。観ている最中ずっとうらやましかったです。例え
ブラッドリー・クーパーが色々なことに巻き込まれていても薬の効果にほれぼれしていました。
それだけじゃ映画の展開が盛り上がらないということでブラッドリー・クーパーが欲を出してどんどん大物になっていたり、金を借りていたチンピラに薬のことがばれて付きまとわれたりと話が大きくなっていきます。
これどうやってオチをつけるのかなと思ったら割とすっきりいい感じで終わるところも結構好きです。
で登場してくるのが、デ・ニーロですよ。なんかデ・ニーロここのところ不調ですよね。この映画が悪いんじゃなくてデ・ニーロが雰囲気に合っていなかった気がします。もっと別の人の方がしっくりきていましたよ絶対。
ヒロインは「エンジェル・ウォーズ」でヤング・ニコール・キッドマンみたいなルックスだった子でした。今回はシャーリーズ・セロンぽかったです。
借金取りのチンピラはジェイソン・ステイサムを安っぽくした感じでこれはなかなかよかったです。本物のステイサムだったらなお良し。
日本人バージョンはこの人で!!
ブラッドリー・クーパー
(エディ・モーラ)
身内で話題の市川海老蔵で。
ロバート・デ・ニーロ
(カール・ヴァン・ルーン)
峰岸徹みたいな感じの人がいいですね。野心的な感じで。
 アビー・コーニッシュ
(リンディ)
吉瀬美智子がやりそうな感じです。


猟人日記
YOUNG ADAM
(2003)
2
2007年6月
貨物船で下働きをするジョーとその雇い主レズリーはある日女性の水死体を発見する。その日を境にジョーとレズリーの妻エラはお互いを意識するようになるが・・・
ユアン・マクレガー主演の官能サスペンス。
「猟人日記」という邦題なのでてっきり猟奇的な事件を扱ったサスペンスかと思いきやユアン・マクレガーとティルダ・スウィントンが不倫する肉欲の塊みたいな内容でした。
水死体の女ははずみで河に落ちてしまったユアンの元彼女なのですがそれを置いといて前半はなぜか旦那の目を盗んでは関係を持つという展開と生きていた頃の元彼女との肉体関係のシーンばかり。
みんな脱ぎっぷりがいいのは分かりましたからもういいですという感じです。
後半はとっくに二人の関係に気づいてる旦那さんは自分から家を出て行って子供にメッセージを伝えるようスウィントンに言っても「自分で言えば。」と相手にされないところが可哀想すぎます。
最後は別の人が容疑者として捕まり裁判で極刑になりそうな展開になりユアンは一応罪悪感に苛まれますけどネタバレ→
結局助けることが出来ず曲がりなりにも完全犯罪を成功させてしまう←という何とも全体的に後味が悪いというか結局何だったんだろうという印象が残るイマイチな作品なのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ユアン・マクレガー
(ジョー・テイラー)
浅野忠信あたりにやってもらいたい。
ティルダ・スウィントン
(エラ・ゴールト)
体当たりという感じの大竹しのぶで。


リリィ、はちみつ色の秘密
THE SECRET LIFE OF BEES
(2008)
3
2009年3月
1960年代、4歳の頃に誤って母親を殺してしまったリリィ。微かな記憶にある母親の姿を求めリリィは使用人のロザリンと二人旅に出るのだが・・・
ダコタちゃんとブラックアクトレス豪華共演の感動作。
ダコタちゃんとりあえず変な感じに成長してなくてホッとします。母親を誤って殺してしまったり、父親には全くといっていいほど愛されている感じがしなかったり、当時の人種差別を組み込んでいたりと結構ハードな内容になりそうなところを女子中学生が好みそうな感じで仕上がっていて若干物足りなかったです。スリリングなところと言えば、序盤で使用人のジェニファー・ハドソンが人種差別のせいでボコボコにされるところと、冷酷な父親のポール・ベタニーがいつダコタちゃんに手を上げるかというところはハラハラしましたが・・・
ダコタちゃんは相変わらず上手いです。
ダコタちゃんがクイーン・ラティファに独白?するシーンではその上手さを存分に発揮していますが何故か感動しませんでした。感動と言うより感心という感じでしたし、上手いのですが感動しないということはもしかしてダコタちゃん手抜きってものを覚えたのか?とちょっぴり思ったりもしてしました。
昔の日本映画を観ても思うので、日本も向かいは恐らくそうだったんでしょうけど、クイーン・ラティファとアリシア・キーズの似てない姉妹の所に突然泊めてくださいといって普通に泊めてしまうところを観ると社会的には厳しい時代だったのかもしれませんが、人間的には今よりずっと温かかったんだろうなと思うのでした。
日本人バージョンはこの人で!!
ダコタ・ファニング
(リリィ・オーウェンズ)
志田未来はどことなく日本のダコタ・ファニングちゃんといいたくなります。
クイーン・ラティファ
(オーガスト・ボートライト)
ドラマの中ではいい人という感じの泉ピン子で。


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